リーダーシップ研修の市場規模は?
リーダーシップ研修は、チームやプロジェクトを率いるための指導力や意思決定力を育てるプログラムです。厚生労働省の令和7年度「能力開発基本調査」では、正社員が向上させたい能力・スキルの1位が「マネジメント能力・リーダーシップ」(40.2%)でした。企業が最も重要と考える能力(3つまで)でも、50歳以上の正社員(管理職を除く)では57.0%で最多です。働く人と企業の意識を示す割合で、リーダーシップ研修そのものの数字ではありません。
ITトレンドには、リーダーシップ研修として9製品が掲載され、提供企業は8社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る8製品は情報のみの掲載です。リーダーシップ研修の対象者やプログラム例については、リーダーシップ研修とは?対象者やプログラム例・よくある課題を解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、リーダーシップ研修の動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なリーダーシップ研修
まずは、ITトレンドに掲載されているリーダーシップ研修を紹介します。資料請求ランキングは、研修を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のリーダーシップ研修はリーダーの育成に絞った研修プログラムが9製品中4製品を占めます。資料請求ランキングの1位は、講師派遣型と公開型の研修をそろえるグロービスの集合研修・スクール型研修です。決まったプログラムを受ける研修と、自社の課題に合う形で設計する研修が並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている9製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| グロービスの集合研修・スクール型研修 | 株式会社グロービス | できる(1位) | 講師派遣型の集合研修と公開型のスクール型研修で、アウトプット重視の学びを提供。 |
| リーダーのための4つの本質的な役割 | フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 | 情報のみ掲載 | 変化に対応し、成果を上げるリーダーの育成を目指す研修。 |
| インソースのはじめてのリーダーシップ研修 | 株式会社インソース | 情報のみ掲載 | 新任リーダーや若手管理職向けに、リーダーシップの基本を学ぶ研修。 |
| リクルートマネジメントスクールのリーダー研修 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | 情報のみ掲載 | グループワークで、役割認識からスキル習得まで段階的に学ぶ公開型の研修。 |
| スピード・オブ・トラストリーダー | フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 | 情報のみ掲載 | 信頼のフレームワークと13の行動を学び、アセスメントで定着を支援。 |
| 産能大の講師派遣研修 | 産業能率大学 総合研究所 | 情報のみ掲載 | ヒアリングで組織の課題に合う研修を設計し、専門講師を派遣する。 |
| 自然総研のオーダーメイド研修 | 株式会社 自然総研 | 情報のみ掲載 | 企業のニーズに応じて、カリキュラムを一から設計するオーダーメイド研修。 |
| 人財ラボ | 株式会社人財ラボ | 情報のみ掲載 | 人財開発戦略や制度設計、研修づくり、eラーニング導入を総合的に支援。 |
| Enablement | 株式会社リンクアカデミー | 情報のみ掲載 | 独自の診断でスキルを見える化し、実務につながる講座と定着支援を提供。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているリーダーシップ研修は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のリーダーシップ研修市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている9製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.リーダー育成に絞った研修プログラムが中心
掲載9製品のうち4製品は、リーダーの育成に絞った研修プログラムです。インソースのはじめてのリーダーシップ研修は、新任リーダーや若手管理職向けの内容です。スピード・オブ・トラストリーダーは、組織内の信頼を築くことをテーマにしています。対象の階層やテーマを絞ったプログラムがそろっています。
2.課題に応じて設計する研修や、育成の仕組みづくりも
残る5製品のうち3製品は、講師の派遣などで、自社の課題に応じた研修を行う形です。産能大の講師派遣研修や自然総研のオーダーメイド研修が当てはまります。残る2製品は、研修にとどまらず、人材育成の戦略づくりや定着までを支援するサービスです。
3.資料請求できるのは1製品、レビューも1製品のみ
ITトレンドから資料請求できるのは、グロービスの集合研修・スクール型研修の1製品です。レビューがあるのも、リーダーのための4つの本質的な役割の4件だけです。提供企業は8社で、フランクリン・コヴィー・ジャパンが2製品を掲載しています。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■新任リーダーなど、対象の階層に合う研修を選びたい企業
- インソースのはじめてのリーダーシップ研修 / リクルートマネジメントスクールのリーダー研修 / スピード・オブ・トラストリーダー
- ■自社の課題に応じて研修を設計してほしい企業
- グロービスの集合研修・スクール型研修 / 産能大の講師派遣研修 / 自然総研のオーダーメイド研修
- ■研修だけでなく、育成の計画や定着まで任せたい企業
- 人財ラボ / Enablement
同じリーダーシップ研修でも、決まったプログラムを受けるか、自社向けに設計するかで候補が変わります。どの階層のリーダーに、何を身につけてほしいかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の研修はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●レビューがあるのは1製品だけで、受講後の評価を比べる材料が少ない
- ●公開型の研修、講師派遣、育成全体の支援と形式が違うため、同じ研修として単純に比べない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の研修があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、対象者の階層や人数、受講の形式に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うリーダーシップ研修を比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、リーダーシップ研修の市場の様子を紹介しました。気になる研修は資料請求や製品ページで内容を確かめ、自社の育成の課題に合うかを比べてみてください。
以下の記事では、リーダーシップ研修のおすすめサービスを比較し、会社選びのコツも紹介しています。あわせてご覧ください。

