Webデザインツールの市場規模は?
Webデザインツールは、Webサイトや画面のデザイン、画像の編集などに使うツールです。Webデザインツールに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。そこで、ITトレンドの掲載状況から市場の広がりを見ると、31製品が掲載され、提供企業は23社です。製品は、画像の編集からUIのデザイン、Webサイトの制作まで、制作の工程ごとに分かれています。
掲載製品のうち、ITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る30製品は情報のみの掲載です。Webデザインツールの特徴や選び方については、Webデザインツールが人気を集める理由とは?特徴と選び方をチーム規模別に解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、Webデザインツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なWebデザインツール
まずは、ITトレンドに掲載されているWebデザインツールを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のWebデザインツールは画像や動画などを編集・制作するツールが31製品中14製品を占めます。資料請求ランキングの1位は、ノーコードでWebサイトを制作できるStudioで、資料請求できるのはこの1製品です。画像の編集からUIのデザイン、Webサイトの制作まで、工程ごとに製品が分かれている点が特徴です。
次の図は、掲載されている製品のうち主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| Studio | Studio株式会社 | できる(1位) | コーディングなしでWebサイトの制作・公開・運用まで行えるノーコードツール。 |
| Photoshop | アドビ株式会社 | 情報のみ掲載 | デスクトップ・Web・モバイルで画像を編集でき、生成AIでの不要物削除にも対応。 |
| Fotor | Everimaging Limited | 情報のみ掲載 | AIによる自動補正や背景削除、画像生成で、オンラインの写真編集を支援。 |
| CorelDRAWGraphicsSuite | コーレル株式会社 | 情報のみ掲載 | ベクター描画やページレイアウト、写真編集を一つの環境で行える買い切り型。 |
| MediBang Paint | 株式会社MediBang | 情報のみ掲載 | 無料で使えるイラスト・マンガ制作ソフトで、複数デバイスでクラウド同期できる。 |
| Figma | Figma Japan株式会社 | 情報のみ掲載 | UIやWebのデザインとプロトタイプを、ブラウザで複数人が同時に編集できる。 |
| AdobeXD | アドビ株式会社 | 情報のみ掲載 | Webサイトやアプリの画面設計から、プロトタイプの作成・共有までを一つで行える。 |
| UXPin | UXPin Inc. | 情報のみ掲載 | エンジニアと同じUIコンポーネントを使い、コードベースのプロトタイプを作れる。 |
| Framer | Framer | 情報のみ掲載 | コード不要でWebサイトやプロトタイプをデザインし、公開まで一貫して行える。 |
| Dreamweaver | アドビ株式会社 | 情報のみ掲載 | HTML/CSS/JavaScriptに対応し、レスポンシブなWebページを作成・公開できる。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているWebデザインツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のWebデザインツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている31製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.画像・動画の編集ツールが最多、AIを掲げる製品も
掲載31製品のうち14製品は、画像や動画、イラストなどを編集・制作するツールです。そのうち8製品は、PhotoshopやFotorのように、AIや機械学習を使った機能を掲げています。提供企業は23社ですが、アドビはPhotoshopを含む9製品を掲載しており、1社の製品が多い点も特徴です。
2.UIデザインやサイト制作では、チームでの作業を重視
残る17製品のうち9製品は、FigmaやAdobeXDのようにWebサイトやアプリのUIをデザインし、試作するツールです。そのうち6製品は、共同編集やデザイナーと開発者の連携など、チームでの作業を掲げています。Webサイトの制作・運用まで行える製品も4製品あり、資料請求できるStudioもここに入ります。
3.資料請求できるのはStudioだけ、レビューもまだない
ITトレンドから資料請求できるのは、Studioの1製品です。レビューもまだなく、導入後の評価を比べられる段階にはありません。情報のみ掲載の製品が30製品と大半のため、製品ページで用途を確かめながら候補を絞る段階といえそうです。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■コードを書かずにWebサイトを制作・運用したい企業
- Studio / Framer
- ■WebサイトやアプリのUIをチームでデザインしたい企業
- Figma / AdobeXD / UXPin
- ■Webサイトで使う画像の編集や加工を行いたい企業
- Photoshop / Fotor / CorelDRAWGraphicsSuite
Webデザインツールは、制作のどの工程を担うかで合う製品が変わります。画像の編集・UIのデザイン・サイトの公開のどこに使うかを決めておくと選びやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●資料請求できるのはStudioの1製品で、レビューもまだない
- ●アドビの製品が9製品と多く、同じ会社の製品でも用途が大きく違うため、会社名だけで単純に比べない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、制作に関わる人数や、デザイナーと開発者の連携の仕方に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うWebデザインツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、Webデザインツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求や製品ページで詳しく確認し、自社の制作体制に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、UIデザインツールを比較し、選び方や導入メリットも紹介しています。あわせてご覧ください。

