オンライン決済システムの評判を確かめる情報源
オンライン決済システムの評判は、公式サイト、比較サイトや口コミサイト、第三者機関の認証といった複数の情報源から得られます。それぞれ情報の性質が異なるため、特徴を理解して組み合わせて使いましょう。
公式サイトと導入事例
公式サイトでは、機能や料金、対応する決済手段といった製品の基本情報を確認できます。導入事例のページでは、利用企業の業種や規模、導入の目的、導入後の変化が紹介されている場合があります。
導入事例は提供会社が掲載する情報のため、成功した例が中心である点を踏まえて読むことが大切です。自社と業種や規模が近い事例を探し、どの課題をどの機能で解決したかに注目すると、比較の参考にしやすくなります。事例に記載された効果は、その企業の条件で得られたものである点も意識しておきましょう。
比較サイトや口コミサイトのレビュー
比較サイトや口コミサイトでは、実際に製品を利用した人の評価やコメントを確認できます。操作性やサポートの対応など、公式サイトからはわかりにくい運用面の情報が得られる点が特徴です。
ただし、レビューの件数が少ない場合は、一部の意見に評価が左右される可能性があります。投稿の時期が古いと、現在の製品の機能や料金と異なる場合もあるため、投稿日もあわせて確認しましょう。複数のサイトの情報を見比べると、評価の偏りに気付きやすくなります。
第三者の認証や公的な情報
提供会社が取得している認証は、第三者が一定の基準にもとづいて審査した情報です。例えば、クレジットカード情報を安全に扱うための基準であるPCI DSSへの準拠や、情報セキュリティの管理体制を示すISMS認証が挙げられます。これらは、公式サイトや認証機関の公開情報で確認できる場合があります。
上場している提供会社であれば、有価証券報告書などの開示資料から事業の状況を確認することもできます。評判とあわせて、客観的に確認できる情報も比較の材料に加えましょう。
シェアや導入社数の数字を比較に使う際の注意
シェアや導入社数といった数字は、製品の普及の度合いを知る手がかりです。ただし、数字の集計方法は提供会社や調査によって異なるため、同じ条件で比べられるかを確認してから使うことが大切です。
集計の範囲と時点を確認する
導入社数やシェアの数字を見る際は、何を数えているのかを確認しましょう。契約している企業の数なのか、店舗やサイトの数なのか、累計なのか現在利用中の数なのかによって、同じ数字でも意味が変わります。
調査会社によるシェアの数字であれば、調査の対象や時期、決済金額と件数のどちらで算出したかも確認したい点です。注記や出典が示されていない数字は、比較の根拠として慎重に扱いましょう。数字の定義がわからない場合は、提供会社に問い合わせて確認する方法もあります。
数字の大きさと自社との相性を分けて考える
導入社数が多い製品は、利用者向けの情報やカートシステムとの連携先が揃っている場合があります。一方で、利用企業の多くが自社と異なる業種や規模であれば、自社に必要な機能が備わっているとは限りません。
数字の大きさは候補を知るきっかけとして使い、最終的な判断は自社の必要条件を満たすかで行いましょう。規模の小さい製品でも、特定の業種や決済手段に対応した機能で自社にあう場合があります。候補を広げる段階では、知名度にとらわれず条件にあう製品を幅広く集めることが大切です。
満足度や口コミを読み解くポイント
満足度の評価や口コミは、実際の利用者の声を知るうえで参考になる情報です。点数の高さだけを見るのではなく、評価の理由や投稿者の条件まで読み込むことで、自社にとって意味のある情報を得られます。
評価の理由と投稿者の条件を見る
満足度の点数が高くても、評価の理由が自社にとって重要な項目と一致しているとは限りません。例えば、「導入が早かった」という評価は、開発体制の整った企業の声である場合もあります。
口コミを読む際は、投稿者の業種や企業規模、担当業務、利用している機能を確認しましょう。自社と条件が近い投稿者の評価を中心に読むと、導入後の状況を具体的に想像しやすくなります。投稿者の条件が書かれていない口コミは、参考程度にとどめておくとよいでしょう。
良い評価と気になる評価の両方を見る
評判の良い製品でも、利用者によっては不満を感じる場合があります。良い評価だけでなく、改善を求める声や気になる点を挙げた口コミにも目を通しましょう。
気になる評価の内容が、自社の使い方で影響するかどうかを考えることが大切です。影響しそうな点があれば、資料請求や商談の際に現在の状況をベンダーに確認すると、懸念を解消できる場合があります。気になる評価への提供会社の回答や改善の状況が公開されていれば、その内容も参考にしましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でオンライン決済システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
上場企業での採用実績やセキュリティ認証の見方
上場企業での採用実績やセキュリティ認証の取得は、製品の信頼性を判断する材料として注目されます。ただし、それぞれが何を示しているのかを正しく理解しておかないと、評価を誤る可能性があります。
大企業での採用実績が示すこと
上場企業での採用実績は、厳しい社内審査を経て導入された製品であることを示す一つの材料です。大量の取引や複雑な社内システムとの連携に対応した経験を持つ可能性もあります。
ただし、大企業向けの機能や契約条件が、中小企業にとって過剰な場合もあります。採用実績は参考情報にとどめ、自社の規模や予算で利用できるプランがあるかを確認しましょう。採用実績の中に、自社と近い規模の企業が含まれているかを確かめることも有効です。
セキュリティ認証の種類と対象範囲
オンライン決済システムに関係する主な認証は3つです。クレジットカード情報の取り扱いに関するPCI DSS、情報セキュリティの管理体制に関するISMS、個人情報の取り扱いに関するプライバシーマークがあります。それぞれ審査の対象や基準が異なるため、何を示す認証かを理解しておきましょう。
ISMSのように、認証の対象となる範囲が組織ごとに定められている認証もあります。検討中のサービスが対象範囲に含まれているかを、公開情報で確認することが大切です。
評判を自社の比較に生かす手順
集めた評判の情報は、そのまま結論にするのではなく、自社で確認すべき項目を洗い出す材料として活用しましょう。評判から比較の項目を作り、資料や商談で裏付けを取る手順を紹介します。
評判から確認項目を作る
口コミや満足度の評価で繰り返し挙がっている内容は、製品の特徴を表している可能性があります。良い評価で挙がった点は自社でも期待できるか、気になる評価で挙がった点は自社に影響するかを整理しましょう。
整理した内容を、製品ごとの確認項目として比較表に加えましょう。例えば、サポートの対応時間や入金明細の出力形式といった具体的な項目にすると、ベンダーへの質問に使いやすくなります。評判の内容と確認結果を並べて記録しておくと、社内で判断の根拠を説明する際にも役立ちます。
資料請求と商談で裏付けを取る
評判で気になった点は、資料請求や商談の際にベンダーへ直接確認しましょう。機能の改善や料金の改定が行われている場合もあるため、最新の情報を得ることが大切です。
デモ画面やテスト環境で実際に操作できれば、評判の内容を自社の担当者の目で確かめられます。確認した結果を比較表に記録し、複数の製品を同じ条件で比べましょう。評判と確認結果が異なる場合は、その理由もあわせて記録しておくと判断の精度が上がります。
評判とあわせて機能を確かめたいオンライン決済システム
評判や口コミは自社の条件と照らし合わせて読むことが大切です。公式の資料で機能やセキュリティへの対応を確かめたい製品を紹介します。
ASJペイメント
- 3Dセキュア2.0・セキュリティコード・PCI DSS Ver4.0に対応
- EC-CUBE等ショッピングカート対応の決済モジュール・プラグイン
- 決済手数料3.1%~、初期費用0円でオンライン決済を導入
株式会社ASJが提供する「ASJペイメント」は、ECサイトやメール注文にカード決済を導入できる決済代行サービスです。セキュリティ面では、3Dセキュアやセキュリティコードによる対策を備え、PCI DSSに準拠しています。EC-CUBEやWelcartに対応した決済モジュールが無料で提供されるため、決済のための独自開発を抑えられます。クレジットカードとコンビニ決済に対応したクラウド型のサービスで、口コミとあわせて公式情報を確認しておきましょう。
サブスクペイ Standard
- クレカ、口座振替、銀行振込、コンビニ決済などの決済手段に対応
- カード決済の決済手数料は、業界最安水準の2.5%〜
- 一度登録すればその後の課金処理をすべて自動化
株式会社ROBOT PAYMENTが提供する「サブスクペイ Standard」は、毎月の課金と顧客管理を自動化する決済サービスです。一度登録した顧客への課金処理が自動で行われ、毎月の課金にかかる手作業を減らせます。クレジットカードや口座振替、銀行振込、コンビニ決済に対応し、業種を問わず利用されているクラウド型のサービスです。自社と近い業種や取引形態での利用状況を、資料や問い合わせで確かめておくと比較に役立ちます。
ペイジェント (株式会社ペイジェント)
- カード情報の非保持化や3Dセキュアなどセキュリティ対策が盤石
- 締め日から最短5営業日で入金される迅速性
- 多数のECサービスに標準対応し円滑に導入可能
イプシロン (GMOイプシロン株式会社)
- 最短1営業日で簡単に導入することが可能!
- 40,000社以上の導入実績!申し込みはウェブで完結だから簡単!
- オンライン決済、ビジネスの成長に必要なサービスも提供!
ルミーズ (ルミーズ株式会社)
- 開発工数をかけることなく決済の導入が可能!
- 便利な決済システムで顧客満足度UPに貢献!
- 導入実績10,000社以上!幅広い商材に対応!
Paidy (Paidy合同会社)
- 加盟店70万店以上もの導入実績
- メールアドレスと電話番号の入力だけで利用可能
- 分割払いや予算設定などユーザー向け便利機能が豊富
NTTスマートトレード (NTTスマートトレード株式会社)
- 国際5大ブランドに対応
- クレカ番号を保存し、入力スキップ機能を提供
- PCI DSS完全準拠の安心安全なセキュリティ体制
オンライン決済システムの評判に関するよくある質問
オンライン決済システムの評判を調べる際によくある疑問をまとめました。
- Q1:評判の良い製品を選べば導入はうまくいきますか?
- 評判は参考情報として役立ちますが、導入の成否は自社の取引内容や運用体制にあうかによって変わります。評判を確認したうえで、自社の必要条件を満たすかを資料やデモで確かめましょう。
- Q2:口コミが少ない製品は避けたほうがよいですか?
- 口コミの数は、製品の提供期間や利用者層によっても変わります。口コミが少ない場合は、導入事例や公式資料、商談での質問で情報を補いましょう。
- Q3:導入社数の数字はどこで確認できますか?
- 公式サイトや資料に掲載されている場合があります。数字を比較に使う際は、集計の範囲や時点が注記されているかを確認しましょう。
まとめ
評判の良いオンライン決済システムを見極めるには、情報源の特徴を理解することが大切です。シェアや導入社数は集計の条件を、満足度や口コミは評価の理由と投稿者の条件を確認しましょう。上場企業での採用実績やセキュリティ認証も、何を示す情報かを理解して活用しましょう。
評判から確認項目を作り、候補の製品を資料請求して自社の条件で比較してください。

