使いにくさにつながる管理画面の特徴
管理画面は、導入後に毎日のように使う部分です。操作の手順や表示の内容が業務にあっていないと、日々の作業に時間がかかり、使いにくさを感じる原因となります。管理画面で見られる代表的な特徴を3つ紹介します。
必要な情報にたどり着くまでの手順の多さ
決済状況の確認や返金、入金明細の出力といった頻繁に使う操作に、何度も画面を移動しなければならない場合、作業のたびに時間がかかります。メニューの構成が複雑で、目的の画面の場所を覚えにくいことも使いにくさの一因です。
顧客からの問い合わせに電話で答える場面では、取引を素早く検索できるかどうかが対応の品質に影響します。注文番号や顧客名で検索できるか、検索結果から詳細画面に直接移動できるかを確認しましょう。
業務にあわない表示や出力の形式
一覧画面に表示される項目が、自社の業務で確認したい情報と一致していないと、必要な情報を得るために複数の画面を見比べる手間が生じます。入金明細のCSVが会計ソフトの取り込み形式にあわない場合も、出力後の加工に時間がかかります。
表示項目を選べるか、出力の項目や形式を調整できるかは製品によって異なります。自社で使っている会計ソフトや販売管理システムを伝え、出力のサンプルを確認しておくと安心です。出力の設定を保存して繰り返し使えるかも、毎月の作業時間に関わる点です。
権限や設定の変更の複雑さ
担当者の追加や権限の変更、通知の設定といった管理者向けの操作が複雑だと、設定を担当できる人が限られ、特定の担当者に作業が集中する可能性があります。設定の変更に提供会社への申請が必要な製品では、反映までに時間がかかる場合もあります。
管理画面から自社で変更できる設定と、申請が必要な設定の範囲を確認しましょう。設定の変更履歴が残るかも、複数人で運用する際の確認項目です。設定の手順が画面付きのマニュアルで説明されているかも確かめておきましょう。
オンライン決済システムの初期設定はどれくらい難しいか
初期設定の難しさは、製品そのものよりも、導入方式や自社の体制によって変わる部分があります。初期設定で必要な作業と、難しさを左右する要因を整理し、専門的な作業を外部に任せる際の確認点を紹介します。
初期設定で必要となる作業
オンライン決済システムの初期設定では、複数の作業が発生します。申込と審査の手続き、管理画面や決済画面の設定、ECサイトやカートシステムとの接続、テスト決済による動作確認が主な作業です。継続課金を使う場合は、請求の周期や金額の設定も必要です。
審査の書類準備や、特定商取引法にもとづく表記の整備といった、システム以外の準備が必要な場合もあります。作業の一覧を事前にベンダーから受け取り、担当者と期限を割り振っておくと、進行の遅れを防ぎやすくなります。
難しさを左右する導入方式と社内体制
決済代行会社が用意した決済画面に顧客を移動させるリンク型の方式や、カートシステムに用意された連携機能を使う方式では、プログラムの開発を抑えられる場合があります。一方で、自社サイトに決済の入力欄を組み込む方式やAPIで連携する方式では、開発の知識が求められます。
社内に開発の担当者がいるかどうかによって、同じ方式でも感じる難しさは変わります。自社の体制で対応できる方式かを、導入前に確認しておきましょう。
専門的な作業を任せる場合の確認点
社内で対応できない作業は、ベンダーの導入支援やECサイト制作会社に依頼する方法があります。ただし、支援の内容は設定方法の案内にとどまる場合もあれば、設定作業の代行まで含む場合もあります。
依頼する前に、どの作業を誰が担うのかを文書で確認しましょう。費用が別途かかるか、導入後に設定を変更する際も相談できるかも確認しておきたい項目です。作業を任せた場合でも、設定内容の説明を受けて社内に記録を残しておくと、後の変更に対応しやすくなります。
サポート対応が遅れる場合の要因と備え
サポートの回答の遅れは、決済が止まったときや、顧客からの問い合わせに答えられないときに特に影響が大きくなります。対応が遅れる要因を理解し、自社でできる備えを整えておきましょう。
窓口の体制や問い合わせ方法による違い
サポートの回答にかかる時間は、窓口の受付時間や連絡手段、契約しているプランによって異なる場合があります。メールのみの受付や、営業時間外の問い合わせは、回答が翌営業日以降となることも考えられます。
問い合わせが集中する時期や、調査に時間がかかる内容の場合も、回答まで時間を要することがあります。障害時の緊急窓口が別に用意されているか、回答の目安時間が示されているかを契約前に確認しましょう。商談中の問い合わせに対する回答の速さも、判断材料の一つとして参考にできます。
回答を早めるための問い合わせの工夫
問い合わせの内容が曖昧だと、確認のやりとりが増え、回答までの時間が延びる可能性があります。取引の番号や発生日時、表示されたエラーメッセージ、試した操作を整理して伝えると、調査を進めてもらいやすくなります。
よくある質問やマニュアルで解決できる内容は、先に確認しておくと効率的です。問い合わせの履歴を社内で共有しておけば、同じ内容を繰り返し問い合わせる手間も省けます。窓口の担当者とのやりとりを記録しておくと、担当者が変わった際の引き継ぎにも役立ちます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でオンライン決済システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
スマホでオンライン決済システムを使う際の制限
外出先や店舗でスマートフォンから決済の状況を確認したい場面や、顧客がスマートフォンから支払う場面は、業務の中で想定されます。管理者側と顧客側のそれぞれで、スマートフォンでの利用に制限がないかを確認しましょう。
管理画面のスマートフォン対応
管理画面がパソコンでの利用を前提に作られている場合、スマートフォンでは表示が見にくかったり、一部の機能が使えなかったりする可能性があります。スマートフォン向けのアプリや表示に対応している製品もありますが、使える機能の範囲は製品によって異なります。
決済状況の確認だけでよいのか、返金や設定の変更まで行いたいのかによって、必要な対応の範囲は変わります。外出先から管理画面にアクセスする場合は、社内のセキュリティルールとの整合も確認しましょう。
顧客側の決済画面の表示と操作
顧客がスマートフォンで支払う場合、決済画面がスマートフォンの画面サイズにあわせた表示に対応していないと、入力の誤りや手続きの中断につながる可能性があります。カード番号の入力欄や、本人認証の画面の表示を実際の端末で確認しましょう。
QRコード決済では、決済アプリへの移動と、ECサイトへの戻りがスムーズに行えるかも確認項目です。複数の機種やブラウザで試しておくと、表示の違いに気付きやすくなります。自社の顧客がよく使う端末の傾向がわかる場合は、その環境を優先して確認しましょう。
使いにくさを導入前に見抜く方法
使いにくさは、資料や機能一覧だけでは判断しきれない部分があります。導入前に実際の画面を操作し、契約の条件まで確認しておくことで、導入後に困るリスクを減らせます。見抜くための方法を紹介します。
試用で日常業務を再現する
デモ画面やテスト環境が用意されている場合は、日常の業務を再現して操作してみましょう。決済の検索、返金、入金明細の出力、担当者の追加といった操作を順に試すと、手順の多さや迷いやすい箇所が見えてきます。
実際に使う複数の担当者に試してもらい、迷った箇所や時間がかかった操作を記録しましょう。スマートフォンからの確認も、あわせて試しておくと安心です。記録した内容は、製品ごとに比較表にまとめると、社内での判断を共有しやすくなります。
解約や乗り換えの条件も確認する
試用で確認しきれなかった使いにくさが、導入後に見つかる可能性もあります。万一に備えて、最低利用期間や解約時の費用、解約後のデータの取り扱いを契約前に確認しておきましょう。
乗り換えの条件を把握しておけば、導入後に使いにくさが解消しない場合の選択肢を持てます。カード情報の移行に対応しているかも、継続課金を利用する企業では重要な確認項目です。契約前の段階で確認できる情報は、できるだけ集めておきましょう。
管理画面や初期設定の使いにくさを確かめたい決済サービス
初期設定の負担や日々の操作の手間を導入前に見極められるよう、デモや資料で確かめたい製品を紹介します。
ASJペイメント
- 3Dセキュア2.0・セキュリティコード・PCI DSS Ver4.0に対応
- EC-CUBE等ショッピングカート対応の決済モジュール・プラグイン
- 決済手数料3.1%~、初期費用0円でオンライン決済を導入
株式会社ASJが提供する「ASJペイメント」は、ECサイトやメール注文にカード決済を導入できる決済代行サービスです。EC-CUBEやWelcartに対応した決済モジュールが無料で提供されるため、初期設定の段階で独自開発を行わずに決済を組み込める場合があります。3Dセキュアやセキュリティコードによる対策を備え、PCI DSSに準拠しています。クレジットカードとコンビニ決済に対応したクラウド型のサービスです。
サブスクペイ Standard
- クレカ、口座振替、銀行振込、コンビニ決済などの決済手段に対応
- カード決済の決済手数料は、業界最安水準の2.5%〜
- 一度登録すればその後の課金処理をすべて自動化
株式会社ROBOT PAYMENTが提供する「サブスクペイ Standard」は、毎月の課金と顧客管理を自動化する決済サービスです。顧客を一度登録すれば、その後の課金処理は自動で行われるため、毎月の課金のたびに管理画面で同じ操作を繰り返す手間を減らせます。クレジットカードや口座振替、銀行振込、コンビニ決済に対応したクラウド型のサービスです。スマホからの操作範囲などは、デモや問い合わせで確かめておきましょう。
Square (Square株式会社)
- 入金が最短で翌営業日!入金のスピードが業界最短水準!
- 即日で導入が可能!業界最短水準の導入スピード
- 電子マネーやクレジットカードに対応!オンライン決済にも対応!
PAY.JP (PAY 株式会社)
- ベンチャー向けや旅行業向けなど、料金プランが豊富
- 国際基準に則った強固なセキュリティでクレジットカードを保護
- オンライン予約やEコマースなど、多様な目的での導入実績多数
PayPal 決済サービス (PayPalPte.Ltd)
- 無料で新規登録ができる
- スマホ1台でオンラインショッピングができる
- 口座情報を相手に伝えずに支払いができる
イプシロン (GMOイプシロン株式会社)
- 最短1営業日で簡単に導入することが可能!
- 40,000社以上の導入実績!申し込みはウェブで完結だから簡単!
- オンライン決済、ビジネスの成長に必要なサービスも提供!
NaturalPayment (エクストライノベーション株式会社)
- 7種の決済手段を一元導入可能。
- カード情報非保持化とサーバー冗長化で高セキュリティを実現。
- ECサイトの構築から決済連携まで簡単に導入可能
まとめ
使いにくいオンライン決済システムには、いくつかの特徴が見られる場合があります。操作手順の多さや業務にあわない表示や出力、複雑な設定、サポートの体制、スマートフォンでの制限です。使いにくさは自社の業務や体制によって感じ方が変わるため、試用で日常業務を再現して確かめることが大切です。
機能一覧だけで判断せず、実際の操作とサポートの体制まで確かめることが、導入後の使いにくさを防ぐポイントです。候補の製品を資料請求し、操作性とサポートの内容を比較しましょう。

