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ウイルス対策を装う詐欺とは?偽警告の見分け方や予防法なども解説!

ウイルス対策を装う詐欺とは?偽警告の見分け方や予防法なども解説!

近年、ウイルス対策を装う詐欺の被害が増加しています。偽ソフトによる被害に遭わないために予防法を知りたい、詐欺かどうかの見分け方を知りたい方も多いでしょう。

そこで、この記事ではウイルス対策を装う詐欺の概要や、偽警告の見分け方・予防法などを解説します。詐欺への知識を深め、セキュリティの向上を図りましょう。

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目次

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺

    パソコンの画面上に偽の警告を表示し、偽セキュリティソフトを購入させるネット詐欺が増加しています。

    具体的には、Webサイトを閲覧中に「ウイルスに感染しています」「すぐに対処しないとすべてのデータが削除されます」などの警告が表示されます。実在する企業のロゴを偽の警告に使用しているため、ユーザーは本物の警告と信用してしまうのです。

    しかし、実際はウイルス感染しておらず、ユーザーの不安をあおって不要なセキュリティソフトを買わせることを目的としています。

    さらに悪質なのは、クレジットカードや個人情報の入力を促すケースです。個人情報が流出すると、不正利用されたり金銭を要求されるなど、事態が悪化するでしょう。

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺の見分け方

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺には3つの特徴があり、それぞれ解説します。

    セキュリティソフト以外からの警告

    一般的にWebサイトを閲覧中に偽の警告が表示されることが多いです。

    本物のセキュリティソフトからの警告は、OSの通知機能やソフト独自のウインドウで表示されます。一方、サポート詐欺の警告は、Webブラウザの画面全体やタブ内に表示されるのが特徴です。つまり、アドレスバーやタブが確認できる場合は、ブラウザ上で表示されている偽の警告である可能性が高いでしょう。

    また、有名なソフトウェア会社のロゴ(マイクロソフトなど)が無断で使用されていることもありますが、公式サイトからの通知でなければ詐欺を疑いましょう。

    過剰なほどの警告サイン(音、バイブレーション、カウントダウン)

    詐欺の場合、偽の警告に「警告音」や「音声による警告」が多用されます。けたたましい警告音や「すぐに電話してください」といった音声アナウンス、画面の点滅、カウントダウン表示など、過剰に不安を煽る演出が用いられる傾向があります。

    本物のセキュリティソフトは、このような大げさな警告を発することはまれです。これらはユーザーの不安をあおることが目的ですので、慌てて偽ソフトをインストールしないよう注意してください。

    不自然な解決方法の要求(電話、電子マネー、ギフトカード)

    「ソフトをインストールしてください」「電話をしてください」「メールを送信してください」などの要求をする場合、詐欺の可能性が高いです。

    本物のセキュリティソフトは、ユーザーに対して何らかのアクションを求めません。実際に脅威を検知した場合は、ソフトが自動で対処します。

    また、電話口でサポート料金の支払いを求められ、その方法がコンビニエンスストアでの電子マネーやギフトカードの購入を指示される場合は、ほぼ間違いなく詐欺です。金銭の支払いを要求された時点で、すぐに電話を切りましょう。

    本物の警告の例

    ウイルス・セキュリティソフトが実際に脅威を検知した警告の例は以下のとおりです。

    • ■アプリの「インストール」ではなく「削除」を表示
    • ■アプリのインストール後、セキュリティソフトが「警告」と「削除」を表示
    • ■ウイルス対策アプリでウイルスのスキャン中、「警告」と「削除」を表示

    また、Google Chromeによる本物の警告は以下のとおり。

    「この接続ではプライバシーが保護されません」
    SSL対応のサイトを表示する際に、証明書の有効期限が切れている場合の警告
    「偽のサイトにアクセスしようとしています」
    Google Chromeでフィッシングサイトを開こうとしたときに表示される警告

    Windowsのウイルス対策ソフトで脅威を検知した場合は、「ウイルス対策により、脅威が検出されました」と警告が表示されます。

    【緊急】偽の警告画面が消えない・閉じられない場合の対処法

    偽の警告画面は、ブラウザの全画面表示機能などを悪用しているため、通常の「×」ボタンで閉じられないことがあります。ここでは、画面が消えない場合の具体的な対処法を3ステップで紹介します。

    「ESC」キーの長押しで全画面を解除する

    まずはキーボードの左上にある「ESC(エスケープ)」キーを数秒間長押ししてみてください。ブラウザの全画面表示が解除され、画面を閉じるための「×」ボタンやメニューバーが表示されることがあります。表示されたら、ブラウザを通常通り終了させましょう。

    タスクマネージャーからブラウザを強制終了する

    「ESC」キーで解除できない場合は、ブラウザ自体を強制的に終了させる必要があります。OSごとに以下の方法でタスクマネージャー(またはアクティビティモニタ)を起動し、該当のブラウザを選択して終了させてください。

    • Windowsの場合: 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を選択します。一覧から利用中のブラウザ(例:Google Chrome)を選び、「タスクの終了」をクリックします。
    • Macの場合: 「Command」+「Option」+「Esc」キーを同時に押し、「アプリケーションの強制終了」画面を開きます。一覧から利用中のブラウザを選び、「強制終了」をクリックします。

    パソコンを再起動する

    上記の方法でもブラウザを終了できない場合は、パソコン本体を再起動または強制終了します。通常のシャットダウン操作ができない場合は、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切ってください。ただし、この方法は作業中のデータが失われる可能性があるため、最終手段として実行しましょう。

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺への対処法(被害に遭ってしまった場合)

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺への有効な2つの対処法をそれぞれ紹介します。

    インストールした場合は削除

    誤って偽のウイルス対策ソフトをインストールしてしまった場合は、すぐにアンインストールしてください。ただし、偽のソフトウェアを削除する場合、誤ってソフトウェアを開かないようにしましょう。

    そして、ネットワークケーブルを抜くか、あるいはワイヤレススイッチをオフにしてください。これは、ネットワーク内の二次感染・ウイルスによる個人情報漏えいの防止につながります。

    セキュリティソフトで点検、駆除

    つづいて、偽のウイルス対策ソフトをインストールしたことが原因で、ウイルスに感染していないかどうかをチェックします。セキュリティソフトは、パソコン内のウイルスの有無を確認するだけでなく、ウイルスの駆除が可能です。

    また、セキュリティソフトを導入していない場合は、正規のセキュリティソフトを導入して点検・駆除を行うことをおすすめします。

    クレジットカード会社・金融機関へ連絡する

    クレジットカード情報や銀行口座の情報を伝えてしまった場合、あるいは遠隔操作によってネットバンキングを不正利用された可能性がある場合は、直ちに利用しているクレジットカード会社や金融機関に連絡してください。カードの利用停止や口座の凍結手続きを行い、不正な引き落としを防ぎましょう。

    警察・消費生活センターへ相談する

    金銭的な被害が発生した場合は、最寄りの警察署に被害届を提出してください。また、契約トラブルなどに関しては、消費者ホットライン「188」に電話することで、全国の消費生活センターに相談できます。今後の対応についてアドバイスを受けられるため、一人で悩まずに専門機関へ相談しましょう。

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺被害を予防する方法

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺被害を予防する3つの手段を解説します。

    不審なサイトやアプリを利用しない

    不審なサイトへのアクセスや、不審なアプリをインストールすることで、ウイルスに感染します。さらに見覚えのないメール内のURLにアクセスし、感染することもあります。

    そして、ウイルス感染は個人情報の漏えいや、スマートフォンのロック解除と引き換えに金銭を要求するなど、さまざまな被害につながります。

    ウイルスによるこういった被害を防ぐため、セキュリティに関するリテラシー向上が必要です。不用意に不審なサイトやメールにアクセスしない。アプリケーションのインストールは公式サイトで行うなど、ウイルス被害に対して自己防衛を図りましょう。

    表示されたポップアップは無視する

    偽の警告として表示されるポップアップは、ユーザーの不安をあおっているだけです。偽の警告を閉じても何の影響もないため、無視して削除しましょう。もし、ポップアップを閉じようとしても閉じられない場合、ブラウザを強制終了するか再起動してください。

    ポップアップ内の「OKボタン」を押してしまうと、危険なソフトウェアのインストールにつながる可能性もあります。誤操作で開いてしまうことのないよう気をつけましょう。

    信頼性の高いセキュリティソフトを導入する

    無料のセキュリティソフトが多くリリースされていますが、できるだけ信頼の置けるベンダーが提供するソフトを導入しましょう。

    正規のセキュリティソフトならセキュリティ強度が高いため、被害を最小限にできます。ウイルス感染を防ぐため、セキュリティソフトとパソコンを最新の状態に保ち、更新切れにならないようにしましょう。

    また、最近は無料セキュリティソフトを騙り、偽ソフトをインストールさせる詐欺が横行しています。無料セキュリティソフトは手軽な反面、情報漏えいの危険あり、自己責任が伴います。

    こういったリスクを回避するためにも、信頼性の高いセキュリティソフトを導入してください。

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    ウイルス対策の詐欺を見分けて対処し、被害を防ぎましょう

    ウイルス対策ソフトを装う詐欺は、偽の警告を表示したりアラームを鳴らし、ユーザーにソフト購入やクレジットカードの入力を促します。こうした詐欺に遭わないよう、不審なサイトやアプリには利用せず、偽の警告が表示された場合は無視してください。

    そして安全なセキュリティソフトを導入し、被害を未然に防ぐためのセキュリティ対策を図りましょう。

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