無料のウイルス対策ソフト6選
ここでは、無料で利用できるウイルス対策ソフトを比較し、紹介します。
アバスト無料アンチウイルス
GENが提供する「アバスト無料アンチウイルス」は、機械学習によるウイルス対策やスマートスキャンなどの機能を備えた製品です。Windowsをはじめ、MacやAndroid、iOSに対応しており、ダウンロードするだけで保護できます。悪意のある第三者による機密ファイルや個人情報のアクセスを阻止するため、公衆Wi-Fiネットワークの安全な利用が実現するでしょう。万が一、メールアカウントに紐付けさせているパスワードが漏えいした場合は、アラートで通知されます。
Avira Free Antivirus
「Avira Free Antivirus」は、オンラインセキュリティ分野で35年以上の実績をもつAviraが提供するウイルス対策ソフトです。高精度な検出機能や保護、修復機能を無料で利用できるのが特徴です。ランサムウェアやアドウェア、スパイウェア、ハッキングなど多彩な脅威から端末を保護します。より高度な脅威への対応も可能な有料版もあるため、自社のセキュリティ対策にあわせた導入がしやすいでしょう。
KINGSOFT Internet Security
キングソフト株式会社が提供する「KINGSOFT Internet Security」は、シンプルで使いやすいウイルス対策ソフトです。無料で利用する場合でも最新版へ更新できるため、新しい脅威からの保護が可能です。クラウドウイルススキャン機能により、パソコンに負荷をかけず軽快な動作を実現しています。そのほか、不要ファイル削除やセキュアなパスワード設定など、便利な機能を備えています。
AVG 無料アンチウイルス
「AVG 無料アンチウイルス」はAVGが提供しており、ウイルス対策に加え、パソコンのパフォーマンスを維持する機能が搭載された製品です。160種類以上の受賞歴をもち、主に個人や家庭用での利用では、無料インストールが可能です。6つの強力な保護により、スパイウェアやランサムウェアなど、多様な形態のマルウェア侵入を阻止します。WindowsやMac、Android、iOSに対応し、ダウンロードをするだけで保護が実現します。新機能として、脅威のネットワーク侵入阻止をするファイアウォール、パスワードハッキング時のアラートも特徴です。
360 Total Security
「360 Total Security」は360が提供しているウイルス対策ソフトです。クラウド診断駆除やQVMI人工知能、QEX・KunPengエンジンで、ドキュメントの保護に長けています。クラウド技術により、ランサムウェアをリアルタイム検出し、ドキュメントに対する乗っ取りの識別や改ざん前のバックアップをするため、ビジネスデータの保護に役立つでしょう。そのほか、Wi-FiのDNSセキュリティーチェックをするスキャンやパソコンクリーンアップなど、無料プランにおいても豊富な機能が強みです。
Sophos Home
Sophosが提供する「Sophos Home」は、人工知能を搭載したウイルス対策ソフトです。パソコンは最大10台まで対応しており、スマホやタブレットは無制限で保護します。ディープラーニングにより、未知のマルウェアでも実行前の検出ができ、攻撃を事前に防止します。そのほか、トロイの木馬やワーム、ボットなどもAIによる検出が可能で、攻撃前でも脅威の削除が実現するでしょう。また、クラウドベースであるため遠隔管理も特徴で、リモートワークや外出の多い企業でも利用されています。
以下の記事では、無料版ウイルス対策ソフトについての注意点や有料版との違いについて解説しています。あわせて参考にしてください。
ウイルス対策ソフトを選ぶポイント
業務の遂行を妨げずに効果的なウイルス対策を実施するためには、適切な製品を導入する必要があるでしょう。ここでは、ウイルス対策ソフトを選ぶ際のポイントを3つ解説します。
パソコンの動作パフォーマンスを落とさないこと
従来のウイルス対策ソフトには、パソコンの処理能力に負荷をかけ、動作を重くさせるものも多くありました。しかし、昨今では各ベンダーで改良が重ねられ、パフォーマンスを落とさない製品が多く登場しています。
システムの稼働時間を避けたウイルススキャンやクラウド上でスキャンが完結する製品などを導入することで、デバイスへの負荷を軽減したウイルス対策が実現するでしょう。無料プランや無料トライアルで、使用感を確認したうえでの本格導入もおすすめです。
サポート体制は充実しているか
万が一、ウイルス感染などのトラブルが発生した際には、適切なサポートを受けられるかが重要です。また、設定や更新など操作方法が不明な場合も、気軽に相談できると安心でしょう。
製品により、サポート対応時間が異なります。9時~18時が一般的ですが、24時間対応の製品もあります。また、平日に限られる場合や土日祝日に対応しているサービスもあるでしょう。
そのほか、メールやチャットでの相談や緊急時の電話など、対応方法も製品によりさまざまです。自社の運用方法などもふまえ、適切なウイルス対策ソフトを導入しましょう。
インストール可能なデバイスの台数
一つのライセンスでインストールできるデバイスの数は、製品によって異なります。機密情報を取り扱うパソコンだけ保護したい場合などは、1台のみのインストールでもよいでしょう。しかし、スマートフォンやタブレットもあわせた保護は、複数台にインストールできる製品が必須です。また、対象のOSが限られているケースもあるでしょう。WindowsだけでなくMacやAndroid、iOSに対応しているか、確認が大切です。
より詳しくウイルス対策ソフトについて知りたいという方は、以下のボタンから資料請求がおすすめです。
\ ウィルス対策ソフト の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求!
資料請求フォームはこちら
有料版ウイルス対策ソフトのメリットや無料製品との違い
有料版のウイルス対策ソフトを選ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、無料版の製品との違いはどのような点があるのかもあわせて、解説します。
ウイルス検出率が高い
ウイルス対策ソフトにおけるウイルス検出率とは、性能を評価する第三者機関が調査し発表しています。ウイルス検出率の高い製品を知りたい場合は、主要な第三者機関とされているAV‐ComparativesやAV‐TESTなどが発表する結果を参考にするとよいでしょう。
第三者機関の調査によると、多くの有料ソフトにおけるウイルス検出率は、ほぼ100%です。一方、無料製品は、高くても99%程度とされています。両者に大きな差はないように思えますが、世界中で日々新しいウイルスが誕生しているため、わずかな差でも軽視できません。母数が非常に大きいため、検出率の違いが0.1%であっても、実際に検出できるウイルス数には大きな差が生じます。
無料製品でウイルス対策をしていても、有料製品でスキャンすると大量のウイルスが見つかる場合もあります。確実にデバイスを守りたい、情報漏えいを防止したいのであれば、有料製品の導入がおすすめです。
参考:Real-World Protection Test February-May 2023|AV-Comparatives
参考:Test antivirus software for Windows 11 - October 2023|AV-TEST
セキュリティ機能が充実している
有料のウイルス対策ソフトには、ウイルス検出・駆除以外の豊富な機能も特徴です。ファイアウォールやフィルタリング、スパムチェックなどが備わっている製品も多く登場しています。
ウイルス対策ソフトを導入する目的はデバイスを保護することで、ウイルスの検出・駆除は手段にすぎません。有料の製品は、デバイス保護を目的とした機能が多く搭載されているため、堅牢なセキュリティを実現します。
広告非表示で動作が軽い
無料製品は、広告によって利益を上げている製品も多くあります。そのため、広告の表示により、動作が重くなるケースもあるでしょう。
一方、無料製品を有料製品への誘導として提供しているベンダーでは、他社の広告を表示しない点が特徴です。しかし、有料版への移行を勧誘する広告が表示される製品もあります。頻繁な広告表示を避けたい場合は、有料製品の導入がよいでしょう。
以下の記事では、クラウド型のウイルス対策ソフトを比較、紹介しているので、参考にしてください。
無料のウイルス対策ソフトを理解して適切なセキュリティ対策を
無料のウイルス対策ソフトは、コストを抑えたセキュリティ対策におすすめです。しかし、有料版と比べるとウイルス検出率が低く、セキュリティ対策機能に制限があります。また、広告表示によるデバイスへの負担なども考えられるため、業務内容をふまえ有料版の検討も必要です。
ウイルス対策ソフトを選ぶ場合は、デバイスのパフォーマンスやサポート体制、インストール台数に着目しましょう。なお、ITトレンドでは最新のウイルス対策ソフトについて、一括資料請求(無料)が可能です。気になる製品をじっくり比較し、セキュリティ対策の参考にしてください。