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無料で使えるCASBはある?無料プランやトライアルの活用方法を解説

無料で使えるCASBはある?無料プランやトライアルの活用方法を解説

CASBを無料で利用したい場合は、無料プランや無料トライアル、概念実証を活用する方法があります。費用を抑えつつ、社内で利用されているクラウドサービスの可視化や操作性を確認できる点がメリットです。

ただし、無料版では監視できる利用者数や連携サービス、データ制御機能などが限られる場合もあります。この記事では、無料のCASBでできることや制限、有料版へ切り替える判断基準を解説します。

この記事は2026年7月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    無料で使えるCASBとは

    CASBを継続的に完全無料で利用できる法人向け製品は限られます。一方、一定人数まで使える無料プランや、期間限定の無料トライアル、導入前の概念実証を提供する製品があります。目的にあった方法を選べば、費用をかけずに利用状況や操作性を確認できます。

    CASBの役割

    CASBとは、Cloud Access Security Brokerの略称で、クラウドサービスの利用状況を可視化し、アクセスやデータの取り扱いを管理する仕組みです。日本語では、クラウドアクセスセキュリティブローカーと呼ばれます。

    従業員が会社の許可なく利用するクラウドサービスを検出したり、機密情報のアップロードを制御したりできます。クラウドサービスと利用者の間で、セキュリティルールを適用する役割を担います。

    無料利用の主な方法

    CASBを無料で利用する方法は、主に無料プラン、無料トライアル、概念実証の3種類です。概念実証はPoCとも呼ばれ、自社の環境で製品が目的どおりに機能するかを導入前に検証する取り組みを指します。

    無料利用の方法主な特徴
    無料プラン人数や機能の条件内で継続利用できます。
    無料トライアル一定期間、有料版に近い機能を試せます。
    概念実証自社環境との適合性やセキュリティ要件を確認できます。

    まず利用実態を把握したい場合は無料プラン、本格導入を前提に検証したい場合は無料トライアルや概念実証が適しています。

    無料ツールとの違い

    ブラウザの管理機能やクラウドサービス側の監査ログでも、利用状況の一部は確認できます。しかし、複数のクラウドサービスを横断して可視化したり、共通のルールで制御したりするには限界があります。

    CASBは、サービスごとに分散した利用情報をまとめて管理できる点が特徴です。無料の代替手段を組みあわせる場合は、管理対象や必要な機能をあらかじめ整理しましょう。

    無料のCASBでできること

    無料プランや無料トライアルでも、クラウドサービスの利用状況把握やアカウント管理、リスクの確認を試せる場合があります。ただし、利用できる範囲は製品ごとに異なります。無料期間中は、導入目的に直結する機能から優先して確認しましょう。

    クラウド利用状況の可視化

    無料のCASBでは、従業員が利用しているクラウドサービスを一覧化できる場合があります。会社が契約しているサービスだけでなく、個人の判断で使われている未承認サービスを発見する機能も代表的です。

    未承認のクラウドサービスはシャドーITと呼ばれます。まず利用実態を把握することで、禁止すべきサービスと、正式に承認すべきサービスを判断しやすくなるでしょう。

    アカウントの確認

    クラウドサービスごとの利用者やアカウント状況を確認できる製品もあります。退職者や異動者のアカウント、長期間使われていないライセンスを把握できれば、削除漏れや不要な契約の発見につながります。

    無料期間中は、人事情報や利用中のクラウドサービスと連携できるかを確認してください。アカウントの検出だけでなく、停止や削除まで対応できるかも重要です。

    クラウドサービスの評価

    CASBには、クラウドサービスの安全性を評価し、リスクの大きさを表示する機能があります。データの暗号化や認証方法、利用規約などをもとに、利用を許可するか判断する材料を提供します。

    無料トライアルでは、自社で利用されているサービスが評価対象に含まれるか確認しましょう。海外サービスだけでなく、国内の業務サービスに対応しているかも比較ポイントです。

    操作画面や通知の確認

    管理画面の見やすさや、異常を検知した際の通知方法も無料期間中に確認できます。検知件数が多すぎると、担当者が重要な警告を見落とす可能性があるためです。

    通知の優先順位を設定できるか、メールやほかのセキュリティ製品へ連携できるかを試しましょう。日常的な確認作業を想定すると、運用負担を判断しやすくなります。


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    無料のCASBの制限

    無料のCASBは初期検証に役立つ一方、利用人数や監視期間、連携サービス、データ制御などに制限が設けられる場合があります。無料で使えるかだけで判断せず、本格運用に必要な範囲を満たしているか確認することが大切です。

    利用人数や期間が限られる

    無料プランでは、管理できるアカウント数や利用者数に上限が設定される場合があります。無料トライアルや概念実証には、利用できる期間が定められているのが一般的です。

    検証開始前に対象部門や利用者を決め、確認項目と担当者を整理しておきましょう。準備をせずに始めると、初期設定だけで無料期間が終了する恐れがあります。

    データ制御に対応しない場合がある

    無料版では、クラウドサービスの検出やアカウント管理に対応していても、ファイルのアップロード制御や機密情報の検知までは利用できない場合があります。

    利用状況の把握が目的であれば、可視化機能だけでも役立ちます。一方、情報漏えい対策を目的とする場合は、データ損失防止機能や操作制御を含む製品を比較しましょう。

    検出範囲に差がある

    CASBが利用状況を検出する方法には、ブラウザ拡張機能やネットワークログ、クラウドサービスとの連携などがあります。無料版では、一部の検出方法しか使えないこともあります。

    社内ネットワークだけでなく、テレワークや私物端末からの利用を把握したい場合は注意が必要です。対象端末や働き方を整理し、どこまで検出できるかを確認してください。

    サポート範囲が限られる

    無料プランでは、電話や個別相談を利用できず、マニュアルやよくある質問を見ながら設定する場合があります。クラウドサービスとの連携やセキュリティルールの設計には、専門的な知識も必要です。

    自社だけで設定するのが難しい場合は、導入支援や運用支援を提供する製品が候補です。無料期間中に、問い合わせへの回答速度や説明のわかりやすさも確認しましょう。

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    無料のCASBが向いている企業

    無料のCASBは、クラウドサービスの利用状況を初めて調査する企業や、本格導入前に必要性を確認したい企業に向いています。目的を限定して利用すれば、無料版でも判断材料を得られます。自社の状況と照らしあわせて検討しましょう。

    利用状況を把握したい企業

    社内でどのクラウドサービスが使われているかわからない企業には、無料プランや無料トライアルが適しています。利用実態が不明な状態では、必要なセキュリティ対策や管理ルールを決めにくいためです。

    最初はクラウドサービスの名称や利用者、利用頻度の把握を目標にするとよいでしょう。可視化した結果をもとに、正式な導入範囲を検討できます。

    小規模な環境で利用する企業

    利用者数が少なく、管理対象となるクラウドサービスも限定されている場合は、無料プランの範囲で運用できる可能性があります。特に、アカウントの棚卸しや未承認サービスの発見が主な目的の場合に適しています。

    ただし、事業拡大や従業員の増加によって上限を超えることもあります。将来の利用人数を想定し、有料版の料金体系も確認しておきましょう。

    製品の必要性を検証したい企業

    CASBの導入効果がわからず、社内で予算を確保しにくい企業にも無料トライアルが向いています。実際の利用状況や検出されたリスクを示せば、導入の必要性を説明しやすくなります。

    検証時は、検出した未承認サービスの数だけでなく、対応に必要な作業や運用負担も記録しましょう。有料版を導入した後の体制まで検討できます。

    複数製品を比較したい企業

    製品によって、得意とする機能や検出方法、連携できるサービスは異なります。無料トライアルや概念実証を利用すれば、資料だけでは判断しにくい操作性や検出精度を比較できます。

    同じ条件で比較するため、検証対象や評価項目をそろえることが重要です。製品ごとに異なる条件もあるため、事前に提供企業へ確認してください。


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    関連記事 おすすめのCASB製品10選をタイプ別に比較!機能や選び方をわかりやすく解説

    有料CASBへ切り替える目安

    利用人数の増加や情報漏えい対策の強化が必要になった場合は、有料版への切り替えを検討します。無料版の上限に達してから対応すると、管理できない期間が生じるかもしれません。業務や組織の変化をもとに判断しましょう。

    管理対象が増えたとき

    従業員数やクラウドサービスの契約数が増えると、無料プランの上限を超えやすくなります。複数部門やグループ会社をまとめて管理する場合も、権限設定や組織単位のレポートが必要です。

    手作業による確認が増えた段階で、有料版を検討しましょう。管理工数とライセンス費用を比較すると、切り替え時期を判断しやすくなります。

    操作を制御したいとき

    クラウドサービスの利用状況を確認するだけでなく、機密情報の送信やファイルの持ち出しを制御したい場合は、有料版が候補です。利用者や端末、接続場所に応じた制御が必要になることもあります。

    制御を強くしすぎると業務に影響するため、警告表示から始める方法もあります。部署やデータの重要度に応じて、段階的にルールを適用できるか確認しましょう。

    監査対応を効率化したいとき

    社内監査や取引先からのセキュリティ確認に対応するには、利用履歴や設定変更の記録を一定期間保存する必要があります。無料版では、ログの保存期間や出力機能が限られる場合があります。

    必要な証跡を検索し、報告書として出力できる製品であれば、監査準備の負担を抑えられます。保存期間や出力形式を事前に確認してください。

    ほかの対策と連携するとき

    CASBは、認証基盤や端末管理、セキュリティ監視製品と連携することで、より広い範囲を管理できます。例えば、利用者の役職や端末の安全性に応じて、クラウドサービスへのアクセスを制御する運用です。

    複数製品を連携する場合は、設定や障害対応も複雑になります。連携実績だけでなく、サポートの分担や問い合わせ窓口も確認しましょう。

    無料で試せるCASB製品

    ここでは、ITトレンドに掲載されているCASBのうち、無料プランや無料トライアル、概念実証を利用できる製品を紹介します。無料利用の条件は変更される可能性があるため、申込前に対象機能や期間、利用人数を確認してください。

    マネーフォワードAdmina

    マネーフォワードi株式会社
    《マネーフォワードAdmina》のPOINT
    1. エージェントレスで社内のシャドーITを簡単検知
    2. 監査ログ、ブラウザ拡張、会計システムからの多段検知を採用
    3. 90000 SaaSのDBと検知SaaSをマッチング。日本のSaaSにも多数対応

    マネーフォワードi株式会社が提供する「マネーフォワードAdmina」は、社内で利用されているクラウドサービスやアカウントを一元管理する製品です。監査ログやブラウザ拡張機能を用いて、会社が把握していないクラウドサービスの利用を検出できます。

    無料トライアルでは、機能制限なく14日間利用できます。また、50ID以下の料金プランは初期費用と月額費用が無料です。小規模な環境で、クラウドサービスの可視化やアカウント管理を始めたい企業の候補となるでしょう。

    Cygiene

    スカイゲートテクノロジズ株式会社
    《Cygiene》のPOINT
    1. 社内外問わず、インターネットアクセスを保護、不正な通信は遮断
    2. 時系列データ&ユーザー情報を取込み、ふるまいベースで不正検知
    3. 国産/自社開発だから提供できる、個社別のカスタマイズサービス

    スカイゲートテクノロジズ株式会社が提供する「Cygiene」は、CASBに加えて、安全なWebアクセスやデータ損失防止、ログ分析などの機能をまとめて提供するセキュリティ製品です。クラウドサービスの利用状況や通信を可視化し、不審な操作や通信の検知を支援します。

    導入前には、1か月間の概念実証を利用できます。自社のネットワークやクラウド利用環境で、検出範囲や通信への影響、管理画面の操作性を確認したい企業に適しています。実施条件や対象機能は、提供企業への確認が必要です。


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    無料CASBに関するFAQ

    無料のCASBを検討する際は、継続利用の可否や情報の取り扱い、既存環境への影響なども確認する必要があります。ここでは、無料プランや無料トライアルを利用する企業から生じやすい疑問について、判断のポイントをまとめます。

    Q1:完全無料で使い続けられるCASBはありますか?
    利用人数や機能に条件を設けた無料プランを提供する製品はあります。ただし、データ制御や長期的なログ保存、手厚いサポートなどは有料プランに限られる場合があります。無料で使える範囲と、自社が必要とする機能を照らしあわせて判断してください。
    Q2:無料トライアルでは何を確認すべきですか?
    未承認のクラウドサービスを検出できるか、管理対象のサービスと連携できるか、日常的に操作しやすいかを確認します。あわせて、通知件数や誤検知、端末への影響、導入後に必要となる作業も記録しましょう。
    Q3:無料のCASBだけで情報漏えいを防げますか?
    無料版だけですべての情報漏えいリスクに対応することは困難です。CASBはクラウド利用の可視化や制御に役立ちますが、認証管理や端末対策、従業員教育なども必要です。無料版は、現状把握や必要な対策を整理する手段として活用しましょう。
    Q4:無料トライアルで業務に影響は出ませんか?
    可視化だけを行う設定であれば、利用者の操作に大きな影響が出にくい場合があります。一方、アクセス遮断やファイル送信の制御を有効にすると、業務を妨げる可能性があります。最初は対象者や部署を限定し、段階的に検証してください。
    Q5:CASBとSaaS管理ツールの違いは何ですか?
    CASBは、クラウドサービスへのアクセスやデータの取り扱いを監視し、セキュリティルールを適用する製品です。SaaS管理ツールは、契約やアカウント、利用料金の管理を得意とします。両方の機能を備える製品もあるため、目的に応じて比較しましょう。

    まとめ

    無料のCASBを利用すれば、社内で使われているクラウドサービスの可視化やアカウントの棚卸し、操作性の確認を費用を抑えて進められます。ただし、利用人数や期間、データ制御、ログ保存などに制限があるため、本格運用に必要な条件を事前に整理することが重要です。

    無料プランや無料トライアルで検証したうえで、必要に応じて有料版へ切り替えましょう。自社にあうCASBを見つけるには、複数製品の機能や支援内容を比較し、資料請求を活用してください。

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