Oracle Database 21cとは
世界中で利用されているリレーショナルデータベースです。クラウドとオンプレミスの両方で使え、高い信頼性や拡張性、セキュリティ性を誇ります。Oracle Database 21cはイノベーション・リリースとして2021年に提供された最新バージョンで、長期リリースではないものの、たくさんの新機能を使うことができます。
Oracle Database 21cの強み
Oracle Databaseの活用方法を学ぶことができるサブスクリプションサービスが提供されています。資格も提供されており、それぞれの資格取得を目指すプランとして以下の3つが用意されています。
・ORACLE MASTER Bronze/Silver
・ORACLE MASTER Gold
・ORACLE MASTER Platinum
具体的に学習できるスキルは以下のとおりです。
・Oracle Database 新機能
・マルチテナント
・高可用性
・Real Application Clusters
・セキュリティ
・Enterprise Manager Cloud Control
・APEX
・アプリケーション開発
・ビッグデータ
・Exadata Database Machine
・Oracle Database Appliance (ODA)
Oracle Database 21cでできること
Oracle Database 21cで新しく実装された機能を紹介します。
【ブロックチェーンテーブル】
仮想通貨などを支えるブロックチェーン技術は、ネットワーク上の取引に潜むさまざまな課題の解決に貢献しています。しかし、アプリケーション構築の複雑性を筆頭に、いくつかの問題点も存在しています。そこで、Oracle Database 21cはブロックチェーンテーブルを導入することでそれらの問題に対処。行がテーブルに挿入される際に暗号化・ハッシュ化され、あとで変更できないようにします。これにより、ブロックチェーンテーブルに記録されている情報の正確性を保持します。
【Oracleデータベース内でのJavaScriptの実行】
JavaScriptはWebブラウザやアプリケーションを構築する言語で、Webブラウザ上で実行される数少ない言語です。サーバ・クライアントの両方のコーディングに使われます。Oracle Database 21cでは、開発者がデータベース内でJavaScriptのコードスニペットを実行できる機能を実装。データをブラウザなどに移す必要はなくなります。
【SQLマクロ】
結合が増えるとSQLステートメントや、データに対して実行される操作が複雑化することがあります。テーブル関数とストアドプロシージャを利用してこの問題を解決することもできますが、パフォーマンスが失われる恐れがあるのが難点です。そこで、Oracle Database 21cではテーブル関数とSQL式を、SQLに挿入される文字列リテラルを返す、ストアドプロシージャの呼び出しに置き換えることでこの問題を解消しています。