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EDRアプリとは?端末監視に役立つ機能や選び方、おすすめ製品を比較解説

EDRアプリとは?端末監視に役立つ機能や選び方、おすすめ製品を比較解説

EDRアプリは、パソコンやスマートフォンなどの端末を監視し、不審な動きの検知や調査を支援するセキュリティ製品です。リモートワークやクラウド利用が広がるなか、社外で使う端末をどう守るか悩む企業も増えています。この記事では、EDRアプリでできることや選び方、比較時の注意点を解説します。

この記事は2026年5月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    EDRアプリとは

    EDRアプリとは、エンドポイントと呼ばれる業務端末に導入し、攻撃の兆候を検知・記録・調査するための仕組みです。ウイルス対策ソフトだけでは見つけにくい不審な動きも、端末上の操作や通信の履歴から確認できます。

    EDRの基本的な役割

    EDRとは、Endpoint Detection and Responseの略で、端末で起きた異常を検知し、対応につなげる仕組みです。従来のウイルス対策が既知の不正プログラムの防御を重視するのに対し、EDRは侵入後の動きも追跡します。

    例えば、不審なファイル実行や外部サーバへの通信、権限変更などを記録します。被害の原因や影響範囲を調べやすくなるため、初動対応の遅れを防ぎやすくなります。

    アプリと管理画面の違い

    EDRアプリという場合、端末に入れるエージェントアプリと、管理者が見る管理画面の両方を指すことがあります。エージェントは端末の状態を収集し、管理画面は検知結果や対応状況を確認する場所です。

    スマートフォン向けのEDRでは、不正アプリの検知や危険な通信の把握、端末紛失時の制御などに対応する製品もあります。パソコン向けと同じ感覚で選ぶのではなく、対応端末や管理機能を確認しましょう。

    ウイルス対策ソフトとの違い

    ウイルス対策ソフトは、主にマルウェア感染を防ぐための防御策です。一方、EDRアプリは侵入や感染が疑われる状態を見つけ、原因調査や隔離につなげる役割を持ちます。

    比較項目ウイルス対策ソフトEDRアプリ
    主な目的既知のマルウェア感染を防ぐ不審な挙動を検知し対応する
    見る対象ファイルやプログラム端末上の操作や通信、プロセス
    導入後の対応検知と駆除が中心調査から隔離、復旧支援まで広い

    両者は対立するものではありません。既存の対策を活かしながら、不審な動きを早く把握する目的でEDRアプリを組みあわせる企業も多くあります。

    EDRアプリでできること

    EDRアプリの価値は、攻撃を見つけるだけではありません。端末で何が起きたのかを記録し、感染端末の隔離や原因調査を支援できる点にあります。ここでは、導入時に確認したい代表的な機能を解説します。

    不審な挙動の検知

    EDRアプリは、端末上のファイル操作やプロセス起動、通信先などを監視します。攻撃者が正規ツールを悪用する場合でも、通常とは異なる挙動を検知できる可能性があります。

    例えば、短時間で大量のファイルが暗号化される動きや、管理者権限の取得を試みる操作を通知できます。ランサムウェア対策では、感染後の広がりを早期に抑える視点が重要です。

    端末の隔離と復旧支援

    感染が疑われる端末をネットワークから切り離せる機能は、EDRアプリ選びで重要です。被害端末を隔離することで、社内のファイルサーバや他端末への拡散を抑えやすくなります。

    また、検知前後の履歴をもとに、どのファイルが実行されたか、どの端末に影響があるかを確認できます。復旧時の判断材料が残るため、対応手順を標準化しやすいでしょう。

    原因調査の効率化

    EDRアプリは、アラートの前後に起きた端末操作を時系列で確認できます。担当者がログを個別に集める手間を減らせるため、原因調査の初動を早められます。

    セキュリティ担当者が少ない企業では、調査画面の見やすさや自動分析の有無も大切です。専門知識が必要な場面に備え、運用支援や監視サービスの有無も確認しておくと安心です。

    モバイル端末の保護

    スマートフォンやタブレットを業務利用している場合、モバイル対応のEDRアプリも検討対象です。不正アプリや危険なWi-Fi接続、OSの改ざん状態を検知できる製品があります。

    ただし、パソコン向けEDRとモバイル向けEDRでは、取得できるログや制御範囲が異なります。対象端末がiOSかAndroidか、会社支給端末か私物端末かもあわせて確認しましょう。


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    EDRアプリが向いている利用シーン

    EDRアプリは、すべての企業に同じ形で必要なものではありません。効果を出しやすいのは、端末の利用場所や管理対象が広がり、従来の境界型防御だけでは見えにくいリスクがある環境です。

    リモートワーク端末の監視

    リモートワークでは、端末が社外ネットワークに接続される機会が増えます。社内のファイアウォールだけでは、端末単位の不審な動きを把握しにくい場合があります。

    EDRアプリを導入すると、社外にある端末でも検知状況を管理画面で確認できます。VPNやクラウドストレージの利用が多い企業ほど、端末起点の監視体制が役立つでしょう。

    スマートフォンの業務利用

    営業担当者や現場担当者がスマートフォンで顧客情報や業務アプリを扱う場合、端末紛失や不正アプリのリスクに注意が必要です。モバイル対応のEDRアプリは、危険な状態を早く把握する助けになります。

    ただし、スマートフォン管理はEDRだけで完結しないケースもあります。端末配布やアプリ制御を行うモバイルデバイス管理との役割分担も見ておきましょう。

    セキュリティ担当者が少ない企業

    中小企業や拠点が多い企業では、アラートを見ても対応判断が難しいことがあります。その場合は、EDRアプリと監視サービスを組みあわせた製品が候補になります。

    検知内容の重要度判定や一次対応の支援があれば、担当者の負担を抑えやすくなります。導入前には、自社で対応する範囲とベンダーに任せる範囲を明確にしましょう。

    既存対策を強化したい環境

    ウイルス対策ソフトやファイアウォールを導入済みでも、攻撃を完全に防ぐことは困難です。EDRアプリは、侵入を前提にした検知と対応の仕組みを補完します。

    特に、標的型攻撃やサプライチェーンを狙う攻撃では、正規の認証情報や業務ツールが悪用される場合があります。端末の振る舞いを見る仕組みを加えることで、異常の発見につながります。

    EDRアプリを選ぶ際の比較ポイント

    EDRアプリは、機能名だけを見ても違いがわかりにくい製品です。比較では、対応端末や検知精度、管理画面、運用支援、既存環境との連携を確認しましょう。自社の運用体制にあうかが重要です。

    対応端末と対応OS

    まず確認したいのは、保護したい端末に対応しているかです。WindowsやmacOS、Linuxに加え、iOSやAndroidまで対象にするかで候補が変わります。

    サーバや工場端末を含める場合は、対応OSのバージョンやエージェントの負荷も確認しましょう。古い端末では動作に影響が出ることもあるため、事前検証が大切です。

    検知後の対応機能

    EDRアプリは、検知して終わりではありません。端末隔離やファイル削除、プロセス停止、調査レポート作成など、検知後に何ができるかを比較しましょう。

    特に確認したい機能は、以下の3つです。

    ■端末隔離
    感染が疑われる端末をネットワークから切り離し、被害拡大を抑えます。
    ■自動対応
    危険度の高い挙動を検知した際に、設定した処理を自動で実行します。
    ■調査ログ
    攻撃の起点や影響範囲を確認するため、端末上の履歴を保存します。

    自動対応を強くしすぎると、業務アプリの停止につながる可能性もあります。検知ルールの調整や例外設定のしやすさも確認しておきましょう。

    管理画面の使いやすさ

    管理画面では、アラートの重要度や影響端末、対応状況をすばやく把握できることが重要です。画面が複雑すぎると、緊急時に判断が遅れる恐れがあります。

    日本語表示や通知設定、レポート出力、ダッシュボードの見やすさを確認しましょう。情報システム部門以外も見る場合は、専門用語が多すぎない製品が扱いやすいといえます。

    監視サービスの有無

    EDRアプリは導入後の運用が重要です。アラートを放置すると、せっかくの検知機能を活かせません。社内で常時監視が難しい場合は、MDRやSOC支援付きの製品を検討しましょう。

    MDRは、検知後の分析や対応助言を提供するサービスです。SOCは、セキュリティ監視を行う組織やサービスを指します。自社の人員にあわせて支援範囲を選ぶことが大切です。

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    ▶運用支援つきのおすすめEDRアプリ

    ここからは、おすすめのEDRアプリを3つのタイプに分けて紹介します。まずは、社内に専任担当者が少ない場合に候補となる監視や分析、対応支援を受けられる製品を見ていきましょう。導入後の運用まで見据えて比較することで、自社にあうEDR製品を選びやすくなります。

    セキュアエンドポイントサービス(Va)

    株式会社 USEN ICT Solutions
    製品・サービスのPOINT
    1. 高い精度のスキャンにより、アプリの脆弱性把握や対処が可能
    2. オンプレやリモート環境など、パソコンの動作状況をすべて把握
    3. 重大なインシデント発生時は対象パソコンを自動で隔離し能動通知

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「セキュアエンドポイントサービス(Va)」は、エンドポイントのセキュリティ対策を支援するEDR製品です。端末の不審な挙動を把握し、管理者が状況を確認しやすい体制づくりに役立ちます。社内に専任担当者が少ない企業では、導入後の運用範囲や支援内容を資料で確認するとよいでしょう。

    マネージドセキュリティサービス エンドポイントセキュリティ

    NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 高い検知精度のカスタムシグネチャーで見逃しリスクを低減
    2. SOCによる高度分析で運用負荷の低減やセキュリティの向上を実現
    3. 本製品とNWセキュリティデバイスの双方の監視による多層防御

    NTTセキュリティ・ジャパン株式会社が提供する「マネージドセキュリティサービス エンドポイントセキュリティ」は、エンドポイント監視と運用支援をあわせて検討したい企業に向いています。検知した脅威への対応判断に不安がある場合、専門家による支援範囲を確認しておくと導入後の運用を設計しやすくなります。

    ▶保護範囲を広げやすいおすすめのEDRアプリ

    端末数が多い企業や拠点が分散している企業では、管理対象を広げやすいEDRアプリが向いています。パソコンやサーバ、クラウド環境との連携まで確認すると、自社のセキュリティ体制にあう製品を比較しやすくなります。

    ESET PROTECT MDR

    キヤノンマーケティングジャパン株式会社
    《ESET PROTECT MDR》のPOINT
    1. 業界最速のMDRレスポンス ※ESET社調べ
    2. エンドポイントのセキュリティ対策をひとまとめで任せられる
    3. 24×365でキヤノンMJグループが日本語対応!安心して任せられる

    キヤノンマーケティングジャパン株式会社が提供する「ESET PROTECT MDR」は、エンドポイント保護と運用支援をあわせて検討できる製品です。端末の防御だけでなく、検知後の分析や対応体制まで見直したい企業に向いています。管理対象端末や監視範囲を資料で確認しましょう。

    使えるデータプロテクト

    使えるねっと株式会社
    《使えるデータプロテクト》のPOINT
    1. 複雑なツールは不要 エンドポイントセキュリティをシンプルに
    2. イメージバックアップで迅速・効率的なバックアップ&復元が可能
    3. 包括的なサイバープロテクションで、あらゆる機能を集中管理

    使えるねっと株式会社が提供する「使えるデータプロテクト」は、データ保護とエンドポイント対策をあわせて検討したい企業に適した製品です。端末の異常検知に加え、万が一の被害時に備えた復旧観点も重要になります。バックアップやデータ保護の要件も含めて比較するとよいでしょう。

    FortiEDR

    フォーティネットジャパン合同会社
    《FortiEDR》のPOINT
    1. 脅威の検出・無効化から修復までの対応をリアルタイムで自動化
    2. サポートが終了したレガシーOSにも対応可能
    3. 過剰なアラートを抑制し、セキュリティオペレーションを最適化

    フォーティネットジャパン合同会社が提供する「FortiEDR」は、エンドポイント上の不審な挙動を検知し、脅威への対応を支援するEDR製品です。既存のネットワークセキュリティとあわせて、端末側の監視を強化したい企業で検討しやすいでしょう。連携できる製品や管理方法を確認することが大切です。

    ▶モバイル対応のおすすめEDRアプリ

    スマートフォンやタブレットを業務利用している企業では、モバイル端末の保護も重要です。不正アプリや危険な通信、端末状態の変化を把握できるかを確認しましょう。ここでは、モバイル端末のセキュリティ対策に活用しやすい製品を紹介します。

    KINGSOFTMobileSecurityPlus-モバイルセキュリティプラス (キングソフト株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. Android/iOSのウイルス・詐欺ブロック。
    2. スマホ紛失・盗難時の位置確認と遠隔ロック
    3. QRコード読み取りでフィッシングサイトを判別

    Zimperium (Zimperium,Inc.)

    《Zimperium》のPOINT
    1. AI・機械学習で脅威をリアルタイム検出
    2. モバイル、エンドポイント、クラウドを統合保護
    3. ゼロトラストセキュリティ対応

    Microsoft Defender for Endpoint (日本マイクロソフト株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. マルチプラットフォーム対応で、あらゆる端末を統合保護。
    2. AI活用の次世代ウイルス対策と脅威検出・EDR・自動修復。
    3. 統合ポータルで管理・運用効率化

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    EDRのアプリ利用に関するFAQ

    EDRアプリは、導入範囲や運用方法によって効果が変わります。ここでは、スマートフォン対応や既存対策との併用、導入後の負担など、比較段階でよくある疑問に回答します。

    Q1:EDRアプリはスマートフォンにも必要ですか?
    業務でスマートフォンを使い、顧客情報や社内システムにアクセスする場合は検討価値があります。不正アプリや危険な通信、端末紛失時のリスクを把握しやすくなるためです。ただし、端末管理やアプリ配布の機能は別製品が担うこともあります。
    Q2:ウイルス対策ソフトと併用できますか?
    多くの場合、EDRアプリはウイルス対策ソフトと併用して検討されます。ウイルス対策は感染予防、EDRは検知後の調査や対応を支援する役割です。既存製品との競合やエージェント負荷は、導入前に検証しましょう。
    Q3:EDRアプリを入れれば被害を防げますか?
    EDRアプリは重要な対策ですが、すべての攻撃を防ぐものではありません。脆弱性管理や認証強化、バックアップ、従業員教育と組みあわせることで、被害の抑制につながります。検知後に誰が対応するかも決めておく必要があります。
    Q4:専門担当者がいなくても運用できますか?
    自社だけで運用するには、アラートの確認や原因調査の知識が必要です。担当者が少ない場合は、MDRやSOC支援がある製品を選ぶと運用しやすくなります。導入前に、通知を受けた後の対応フローを整理しておきましょう。
    Q5:無料のEDRアプリでも十分ですか?
    検証や小規模利用であれば、無料版が参考になることもあります。ただし、企業利用では対応端末数や管理機能、サポート、監査ログ、復旧支援が不足する場合があります。重要端末を守る目的なら、有料製品も含めて比較しましょう。

    まとめ

    EDRアプリは、パソコンやスマートフォンなどの端末で起きる不審な動きを検知し、調査や隔離、復旧判断を支援する仕組みです。リモートワークやモバイル利用が広がる企業では、端末単位の可視化が重要になります。

    対応OSや検知後の対応、管理画面、運用支援を比較し、自社にあう製品を選びましょう。気になる製品がある場合は、ITトレンドで資料請求して比較検討を進めてください。

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