無料の新卒採用支援サービスとは
無料で利用できる新卒採用支援サービスには、公共職業安定所への求人掲載や学校の就職課との連携、自社のWebサイトやSNSによる情報発信があります。まずは、それぞれの仕組みと費用が発生しない範囲を把握しましょう。
公共職業安定所の求人サービス
公共職業安定所では、事業所登録と求人申込みを行うことで、新卒者向けの求人情報を公開できます。求人票の作成や条件の確認について相談できるため、初めて新卒採用を行う企業にも活用しやすい方法です。
求人情報は公共職業安定所の窓口やインターネットサービスを通じて求職者へ提供されます。ただし、求人を掲載するだけで十分な応募が得られるとは限りません。仕事内容や研修制度、働き方を具体的に記載することが重要です。
参考:求人申込み手続きの流れ|ハローワークインターネットサービス
学校の就職課やキャリアセンター
大学や短期大学、専門学校の就職課へ求人票を提出し、学生へ情報を届ける方法もあります。採用したい専攻や地域が明確な場合は、対象となる学校へ直接相談すると、採用ターゲットに近い学生との接点を作れるでしょう。
学校ごとに求人受付の時期や提出方法が異なるため、事前確認が必要です。求人票を送付するだけでなく、企業説明会への参加や教職員との情報交換を行うと、自社への理解を深めてもらいやすくなります。
自社サイトやSNSでの情報発信
自社の採用サイトやSNSを利用すれば、広告掲載料をかけずに情報を発信できます。社員紹介や仕事の流れ、職場環境を継続的に伝えることで、求人票だけでは伝わりにくい企業の雰囲気を補足可能です。
一方、自社の情報をまだ知らない学生へ投稿を届けるには、一定の運用期間が必要です。更新担当者や発信内容を決め、説明会や応募ページへ移動しやすい導線も整えましょう。
無料でできる新卒採用業務
無料の方法でも、求人情報の公開や候補者への連絡、説明会の開催などは実施できます。ただし、対応する社員の作業時間も採用コストの一部です。無料で対応できる業務と社内負担を整理して判断しましょう。
| 採用業務 | 無料で行う方法 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 求人情報の公開 | 公共職業安定所、学校、自社サイトを利用する | 掲載時期や対象学生、情報の更新方法 |
| 会社説明会 | 無料のWeb会議ツールや自社会議室を利用する | 参加受付、出欠確認、資料配布の方法 |
| 応募者管理 | 表計算ソフトや共有カレンダーを利用する | 閲覧権限、更新ルール、個人情報の管理 |
| 応募者への連絡 | メールや電話で個別に対応する | 連絡漏れ、返信期限、担当者の引き継ぎ |
求人票の作成と公開
公共サービスや学校の求人受付、自社サイトを活用すれば、求人情報を無料で公開できます。業務内容や応募条件だけでなく、入社後に任せる仕事や教育方法、選考手順もわかりやすく記載しましょう。
複数の経路へ掲載するときは、給与や勤務時間、休日などの条件を統一する必要があります。情報が異なると学生に不信感を与える可能性があるため、公開前の確認担当者を決めておくと安心です。
説明会や面接の日程調整
メールや無料のカレンダー機能、Web会議ツールを組みあわせれば、説明会や面接を自社で運営できます。採用人数や応募者数が少ない企業であれば、表計算ソフトによる日程管理でも対応できるでしょう。
ただし、応募者が増えると連絡漏れや二重予約が起こりやすくなります。担当者名、選考段階、次回連絡日を共通の管理表へ記録し、更新方法を決めることが欠かせません。
応募者情報の簡易管理
応募者の氏名や連絡先、選考状況は、表計算ソフトを使って管理できます。採用人数が少なく、選考担当者も限られている場合は、専用システムを導入する前の運用方法として利用可能です。
応募書類には個人情報が含まれます。閲覧できる社員を限定し、共有リンクの公開範囲や保存場所、削除時期を定めましょう。個人の端末や私用アカウントで管理しないことも重要です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「新卒採用支援サービス」の一括資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
無料の新卒採用支援サービスの制限
無料で新卒採用を進める場合、金銭的な負担を抑えられる一方で、学生への認知拡大や業務の自動化には限界があります。無料という理由だけで選ばず、必要な応募数や社内の運用体制を踏まえて検討しましょう。
学生への接触範囲が限られる
自社サイトや学校への求人提出だけでは、自社を知らない学生へ情報が届きにくい場合があります。特に採用競争が激しい職種では、求人情報を公開して待つ方法だけで応募を集めるのは難しいでしょう。
接点を増やすには、合同説明会や就職情報サイト、学生へ直接声をかけるスカウト型サービスも選択肢です。無料施策の反応を確認したうえで、不足する経路を有料サービスで補う方法があります。
担当者の作業負担が増える
無料のツールを組みあわせる場合、求人情報の更新や応募者への連絡、日程調整を自社で行います。利用料金はかからなくても、担当者の作業時間が増えれば、ほかの人事業務に影響するかもしれません。
説明会や選考の回数、応募者一人あたりの対応時間を記録すると、社内運用に必要な工数を把握できます。料金だけでなく、人件費を含めた採用コストで比較しましょう。
採用データを分析しにくい
複数の表計算ファイルやメールで応募者を管理すると、応募経路ごとの選考通過率や辞退理由を集計しにくくなります。採用活動を改善するには、どの施策が応募や採用につながったかを確認する必要があります。
無料で運用する場合も、応募経路や選考結果、辞退理由の入力項目を統一しましょう。定期的に集計すれば、次年度に残す施策と見直す施策を判断しやすくなります。
サポートを受けにくい
無料の採用方法では、求人内容の改善や学生への訴求方法について、専門的な支援を受けられないことがあります。採用経験の少ない企業では、どこに課題があるのか判断できない場合もあるでしょう。
有料の新卒採用支援サービスには、求人原稿の作成支援や採用計画の設計、説明会運営を依頼できるものがあります。まず無料相談や資料請求を活用し、支援内容を確認する方法も有効です。
無料の新卒採用支援サービスが向く企業
無料の新卒採用支援が向いているのは、採用人数が少なく、担当者が候補者対応まで行える企業です。採用目標や対象学生が明確であれば、公共サービスや学校との連携を中心に活動を始められます。
少人数の採用を予定している企業
採用予定人数が少なく、応募者との連絡件数も限られる場合は、無料の方法で管理できる可能性があります。まずは公共職業安定所や学校、自社サイトを利用し、応募状況を確認するとよいでしょう。
ただし、採用人数が少なくても、専門職や理系人材など対象が限定される場合は、学生との接点作りが課題になります。採用人数だけでなく、採用難易度も考慮してください。
学生との接点がすでにある企業
学校との共同研究やインターンシップ、地域活動を通じて学生との接点がある企業は、既存の関係を採用広報に活用できます。事業内容や社員の働き方を理解してもらえる機会を設けることがポイントです。
採用を目的とした案内を行う際は、学校側の運用ルールを確認しましょう。継続的な関係を保つには、求人情報の提供だけでなく、学生の学習やキャリア形成に役立つ情報提供も大切です。
社内に採用経験者がいる企業
求人票の作成や説明会運営、面接設計の経験者がいる企業は、外部支援を利用せずに進めやすいでしょう。過去の応募数や選考通過率を確認し、必要な採用活動を社内で計画できます。
ただし、担当者だけにノウハウが集中すると、異動や退職時に運用が滞る恐れがあります。選考手順や連絡文面、評価項目を文書化し、複数人で共有しましょう。
- ■無料運用が向いている状態
- 採用人数が少なく、担当者が応募者への連絡や日程調整を行える
- ■無料運用を続けやすい状態
- 学校やインターンシップを通じて、対象学生との接点を確保できている
- ■事前に整えたい状態
- 求人条件や選考手順、個人情報の管理方法が社内で決まっている
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有料サービスへ切り替える基準
無料運用で応募数や担当者の作業負担に課題が生じたら、有料の新卒採用支援サービスを検討する時期です。採用活動のどの段階で問題が起きているかを確認し、必要な支援だけを選びましょう。
必要な応募者数を確保できない
求人を公開しても応募が少ない場合は、学生への情報到達や求人内容に課題がある可能性があります。採用したい人数から逆算し、説明会参加者数や応募者数が不足していないか確認しましょう。
就職情報サイトやスカウト型サービスを利用すると、学生との接点を広げられます。対象学生の専攻や希望職種、地域に対応しているかを比較することが重要です。
連絡や日程調整に時間がかかる
応募者が増え、メール送信や面接調整に時間がかかる場合は、採用管理機能や採用代行が役立ちます。担当者が繰り返し行っている作業を洗い出し、自動化や外部委託の対象を決めましょう。
すべての業務を委託する必要はありません。日程調整や問い合わせ対応だけを任せ、面接や合否判断は自社で行う方法もあります。自社に残す業務を明確にすると比較しやすくなります。
内定辞退が増えている
応募数を確保できても、内定辞退が多ければ採用目標を達成できません。選考期間の長さや連絡頻度、仕事への理解度を確認し、辞退が起きている理由を整理しましょう。
内定者フォローや研修を支援するサービスでは、入社前のコミュニケーションや学習機会を整えられます。支援内容だけでなく、自社の担当者がどのように関わるかも決めてください。
採用活動を改善できていない
毎年同じ方法で採用を行い、応募数や採用数が改善していない場合は、外部の知見を活用する選択肢があります。応募経路や選考段階ごとの数値を確認し、課題を特定しましょう。
採用計画や求人内容の見直しに対応するサービスであれば、施策の優先順位を整理できます。提案内容が自社の採用課題にもとづいているかを確認することが大切です。
| 発生している課題 | 検討しやすい支援 |
|---|---|
| 学生からの応募が少ない | 求人媒体、就職イベント、スカウト配信 |
| 候補者対応の時間が不足している | 採用代行、応募者管理、日程調整支援 |
| 採用したい人材を見極めにくい | 適性検査、面接設計、評価基準の作成支援 |
| 内定後の辞退が多い | 内定者フォロー、研修、交流施策の支援 |
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無料の新卒採用支援サービスの選び方
新卒採用支援サービスは、求人媒体やスカウト、採用代行、内定者フォローなど支援内容が異なります。料金の安さだけで決めず、自社の課題と対象学生、社内体制にあうかを比較しましょう。
解決したい採用課題を決める
まず確認したいのは、採用活動のどこに課題があるかです。応募が少ないのか、選考辞退が多いのか、担当者の作業が追いつかないのかによって、必要なサービスは変わります。
応募数や説明会参加率、選考通過率、内定承諾率を整理すると、問題が起きている段階を把握できます。複数の課題がある場合は、採用への影響が大きいものから優先してください。
対象とする学生を確認する
サービスごとに、登録している学生の専攻や地域、志望業界は異なります。理系学生や情報技術分野の学生、地方学生などを採用したい場合は、対象層への対応状況を確認しましょう。
登録者数だけでは、自社にあう学生へ接触できるか判断できません。希望職種や卒業予定年度による検索、スカウト対象の絞り込みが可能かも比較する必要があります。
支援範囲と社内業務を整理する
新卒採用支援サービスには、求人掲載のみを行うものから、説明会運営や応募者連絡まで任せられるものがあります。どこまで外部へ依頼し、どこから自社で対応するかを決めましょう。
役割分担が曖昧なまま導入すると、応募者への連絡が重複する恐れがあります。担当者や承認方法、緊急時の連絡先を事前に整理してください。
料金体系と追加費用を比べる
料金体系には、掲載期間に応じて料金が発生する方式や、採用時に費用が発生する方式、月額制などがあります。採用予定人数と利用期間をもとに、総額を比較しましょう。
基本料金のほかに、求人原稿の作成やスカウト追加配信、イベント参加などの費用が発生する場合もあります。見積もりでは、必要な支援を含めた金額を確認することが重要です。
無料で資料請求できる新卒採用支援サービス
無料の採用方法だけで目標達成が難しい場合は、有料サービスも比較しましょう。ITトレンドでは、新卒採用支援サービスの資料を無料で請求できます。支援範囲や料金体系を確認し、自社に必要なサービスを絞り込んでください。
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- 専属担当による伴走サポートと、業務を効率化する管理機能
株式会社i-plugが提供する「OfferBox」は、企業から学生へオファーを送る新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。学生のプロフィールを確認し、自社の採用条件や求める人物像に近い候補者へ働きかけられます。求人を公開して応募を待つ方法だけでは、対象学生との接点を作りにくい企業の比較候補です。
キミスカ
- 活躍社員の特徴を分析し、高度検索でターゲット学生と出会える
- 会いたい気持ちの強さに応じて、送るスカウトの種類を選べる
- 標準機能の採用管理で活動を分析・改善。もう学生を逃がさない
株式会社グローアップが提供する「キミスカ」は、学生の登録情報を確認し、企業側からスカウトを送信できる新卒採用支援サービスです。学生の自己PRや希望条件を確認してから連絡できるため、採用ターゲットを絞った活動に利用できます。スカウト業務の運用方法や対象学生の検索条件を比較しましょう。
RecUp
- 最適化されたスカウトメールをAIが生成!効率化と成果UPを実現
- 媒体のご提案から代行業務までスカウト業務をサポート
- 上場企業も含めた400社以上の採用ノウハウで採用成功を支援可能
株式会社Delightが提供する「RecUp」は、新卒採用に関する業務を支援するサービスです。自社の採用課題や体制に応じて、学生へのアプローチや採用活動の進め方を相談したい場合に比較できます。依頼できる業務の範囲や担当者との役割分担、料金が発生する条件を資料で確認してください。
無料の新卒採用支援サービスに関するよくある質問
無料で新卒採用を始める際は、費用が発生する範囲や個人情報の管理方法について疑問が生じます。ここでは、新卒採用支援サービスを無料で利用したい企業から寄せられやすい質問を整理します。
- Q1:新卒採用は完全無料で行えますか?
- 公共職業安定所や学校への求人提出、自社サイトを活用すれば、外部サービスへの支払いを抑えて採用活動を行えます。ただし、求人作成や応募者対応を行う社員の作業時間は必要です。会場費や交通費、採用資料の制作費が発生する場合もあるため、採用活動全体の費用を確認しましょう。
- Q2:無料の求人掲載だけで応募を集められますか?
- 企業の知名度や採用職種、地域によって異なります。学校との関係やインターンシップなど、学生との接点がある企業では応募につながる可能性があります。一方、対象学生から認知されていない場合は、就職情報サイトやスカウト型サービスの併用も検討しましょう。
- Q3:無料ツールで応募者を管理しても問題ありませんか?
- 採用人数が少なければ、表計算ソフトでも管理できます。ただし、応募書類や連絡先は個人情報です。閲覧権限や保存場所、削除時期を決め、社外へ公開されない設定にしてください。応募者が増えた場合は、採用管理システムへの切り替えも選択肢です。
- Q4:無料相談では何を確認すべきですか?
- 自社の課題に対応できるか、対象学生へ接触できるか、どこまで業務を任せられるかを確認しましょう。料金体系や最低利用期間、追加費用、契約終了時のデータの扱いも重要です。相談前に採用人数と対象学生、困っている業務を整理すると話を進めやすくなります。
- Q5:有料サービスへ切り替える目安はありますか?
- 応募数が採用計画を下回る場合や、日程調整と連絡業務に時間を取られている場合が目安です。内定辞退が続くときも、選考やフォロー方法の見直しが必要でしょう。無料運用で発生している作業時間と採用結果を確認し、有料サービスの費用と比較してください。
まとめ
新卒採用支援サービスを無料で利用したい場合は、公共職業安定所や学校、自社サイトを活用する方法があります。ただし、学生への認知拡大や応募者管理、内定者フォローまで自社で行うには、相応の作業時間が必要です。
無料施策で不足する業務を明確にし、必要な部分だけ有料サービスで補うと、費用を管理しながら採用活動を進められます。自社にあう支援内容や料金体系を比較するために、まずは複数サービスの資料請求を活用してください。



