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ワンタイムパスワードの選び方とは?認証方式や運用コストから見極めるポイントを解説

2026年08月21日 最終更新

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ワンタイムパスワードの選び方とは?認証方式や運用コストから見極めるポイントを解説

ワンタイムパスワードの選び方に迷う担当者は少なくありません。結論として、認証方式の種類、運用コスト、セキュリティ強度、利用シーンとの適合性を軸に検討することが重要です。本記事では選定時に確認すべき観点を整理し、導入後のトラブルを避けるための考え方を紹介します。

この記事は2026年8月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ワンタイムパスワードとは何か仕組みを理解する

    選び方を検討する前に、ワンタイムパスワードがどのような仕組みで動作するのかを把握しておく必要があります。固定パスワードとの違いや有効期限の考え方を理解しておくと、製品比較の際に基準がぶれにくくなります。

    固定パスワードとの違い

    ワンタイムパスワードは、ログインのたびに使い捨ての数字列を生成し、一度使用すると再利用できない仕組みです。固定パスワードのように長期間同じ文字列を使い続けるものではありません。

    この仕組みにより、パスワードが第三者に知られた場合でも、次回のログインには別の数字列が必要になるため不正利用のリスクを下げられます。固定パスワードのみの認証と比べて、漏えいした情報が使い回されにくい点が特徴です。

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    認証の仕組みと有効期限

    ワンタイムパスワードには、時間の経過に応じて番号が切り替わる方式と、ログインのたびに番号が変わる方式があります。多くの場合、発行から数十秒から数分程度で無効になります。

    有効期限が短いほど不正利用の機会は減りますが、利用者が入力に手間取ると再発行が必要になる場合があります。選定時は、自社の業務スピードに合った有効期限の設定が可能かを確認しておくと安心です。

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    ワンタイムパスワードの選び方で押さえるべきポイント

    製品によって機能や運用方法は異なるため、自社の環境や体制に合わせて選ぶことが欠かせません。ここでは利用環境、運用コスト、セキュリティ強度という三つの観点から選定ポイントを整理します。

    自社の利用環境に合うか確認する

    選定にあたっては、既存の業務システムやネットワーク環境と組み合わせて利用できるかを確認することが重要です。対応するOSや連携可能なシステムの範囲は製品ごとに異なります。

    例えば、社外からアクセスする従業員が多い企業では、モバイル端末での利用しやすさが重要な判断材料です。逆に社内利用が中心であれば、既存の認証基盤との連携性を優先して確認する方法もあります。

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    運用コストと管理負担を見極める

    ワンタイムパスワードの導入には、初期費用だけでなく利用者数に応じたランニングコストも発生します。管理者が担う運用負担も選定時に見落としやすい要素です。

    専用のハードウェアトークンを配布する方式では、紛失時の再発行や在庫管理の手間が生じる場合があります。一方でアプリ型やSMS型は配布の手間が少ない反面、通信環境に依存する側面があるため、自社の体制に合わせて比較検討することが望まれます。契約形態によっては利用者数の増減に応じて費用が変動する場合もあるため、見積もりの段階で料金体系を確認しておくと安心です。

    セキュリティ強度を確認する

    選定時には、認証方式ごとのセキュリティ強度の違いを確認しておく必要があります。強度は通信経路や生成方式によって異なり、一律に優劣を決められるものではありません。

    例えば、SMSでの送信は通信経路を介するため、経路上での傍受など状況によっては別のリスクが生じる可能性があります。専用アプリで番号を生成する方式は通信を介さない分、端末自体の管理が重要です。製品ごとの仕組みを確認し、自社が許容できるリスクの範囲を整理しておくと選びやすくなります。

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    認証方式ごとの特徴から選び方を検討する

    ワンタイムパスワードにはSMS認証、アプリ認証、ハードウェアトークン、生体認証と組み合わせた方式などさまざまな種類があります。方式ごとの特徴を理解することで、自社に合う選定基準が見えてきます。

    SMS認証とアプリ認証の特徴

    SMS認証は、登録した電話番号宛に番号を送信する方式で、専用アプリの導入が不要なため利用開始のハードルが低い方法です。アプリ認証は、スマートフォンにインストールした専用アプリが番号を生成する方式です。

    アプリ認証は通信環境がなくても番号を生成できる場合が多く、電波の届きにくい環境でも利用しやすいという特徴があります。一方でアプリのインストールや初期設定が必要になるため、利用者への案内を丁寧に行う必要があります。

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    ハードウェアトークンと生体認証の特徴

    ハードウェアトークンは、番号を表示する専用機器を利用者に配布する方式です。スマートフォンを業務利用しない環境や、通信インフラに制約がある現場でも利用できる点が特徴です。

    生体認証と組み合わせる方式では、指紋や顔などの情報とワンタイムパスワードを併用し、認証の段階を増やす場合があります。導入する際は、対応端末の範囲や利用者の操作負担も含めて比較することが望ましいといえます。専用機器を利用する分、初期導入時の費用や配布にかかる時間も見積もりに盛り込んで検討する必要があります。

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    導入時に注意すべき運用課題

    製品を選定した後も、実際の運用段階でつまずくケースがあります。配布や教育の負担、障害発生時の対応方法をあらかじめ想定しておくことで、導入後のトラブルを減らせます。

    配布と教育にかかる負担

    新しい認証方式を導入する際は、利用者全員に使い方を周知し、初期設定を案内する作業が発生します。対象人数が多い組織ほど、この負担は大きくなる傾向があります。

    マニュアルの整備や問い合わせ窓口の設置など、導入前の準備が不十分だと利用者からの問い合わせが集中する場合があります。選定段階で、ベンダーが提供するサポート体制や導入支援の内容も確認しておくと安心です。

    障害時のバックアップ手段

    通信障害や端末の故障などにより、ワンタイムパスワードを受け取れない状況が発生する場合があります。こうした事態に備えて、代替の認証手段を用意できるかを確認しておく必要があります。

    バックアップコードの発行や、管理者による一時的な認証解除など、対応方法は製品によって異なります。緊急時に業務が停止しないよう、代替手段の有無と手続きの流れを事前に把握しておくことが求められます。あわせて、対応にかかる時間の目安や連絡窓口の受付時間も確認しておくと、実際のトラブル発生時に落ち着いて対応しやすくなります。

    業種・利用シーンに応じた選定基準

    ワンタイムパスワードは、社内システムへのアクセス制御から、社外向けサービスの本人確認までさまざまな場面で利用されています。利用シーンによって重視すべき基準は異なります。

    社内システムと社外向けサービスでの違い

    社内システムでの利用では、従業員の端末管理がしやすいため、アプリ認証やハードウェアトークンとの相性が良い場合があります。社外向けサービスでは、利用者の環境を統一できないため、幅広い端末に対応できる方式が求められます。

    例えば、一般消費者向けのサービスではSMS認証のように追加のアプリ導入が不要な方式が選ばれる場合があります。対象となる利用者層の特性を踏まえて選定することが重要です。

    将来的な拡張性への配慮

    組織の規模や利用者数は将来的に変化する可能性があります。選定時には、現在の利用規模だけでなく、拡張時にも対応できる仕組みかどうかを確認しておくことが望ましいといえます。

    他システムとの連携機能や、複数の認証方式を組み合わせられる柔軟性がある製品であれば、事業の変化に合わせて運用を調整しやすくなります。導入前に将来の利用イメージも含めて検討することをおすすめします。

    ワンタイムパスワード選定時にチェックしたい代表的な製品

    ここでは、認証方式の柔軟性や既存システムとの連携のしやすさといった観点から、選び方の参考になる製品を紹介します。

    SeciossLink(セシオスリンク)

    株式会社セシオス
    製品・サービスのPOINT
    1. シングルサインオンであらゆるサービスに連携
    2. IDの一元管理で業務効率化
    3. FIDO認証や証明書認証などの多要素認証で認証を強化

    株式会社セシオスが提供する「SeciossLink(セシオスリンク)」は、ワンタイムパスワードを含む多要素認証機能を備えたクラウド型のIDaaSです。シングルサインオンと組み合わせて利用でき、社内外のさまざまなクラウドサービスやオンプレミスシステムへのアクセスを一元的に管理できます。スマートフォンアプリによるワンタイムパスワード発行に対応しており、既存の認証基盤や業務システムとの連携もしやすい構成になっています。利用者の属性や部署に応じたアクセス制御を設定できる点も特徴で、社内システムと社外向けサービスの双方で活用しやすい設計となっています。

    Secioss Access Manager Enterprise(SAME)

    株式会社セシオス
    製品・サービスのPOINT
    1. シングルサインオンであらゆるサービスに連携
    2. FIDO認証や証明書認証などの多要素認証で認証を強化
    3. 柔軟なルール設定が可能なアクセス制御機能を搭載

    株式会社セシオスが提供する「Secioss Access Manager Enterprise(SAME)」は、企業内のID管理とアクセス制御を統合的に行える認証基盤で、ワンタイムパスワードによる多要素認証にも対応しています。オンプレミス環境での構築に適しており、既存の社内システムや複数のディレクトリサービスと連携させながら運用できます。利用者数の増加や組織の拡大に合わせて認証方式を組み合わせられる柔軟性を備えており、将来的なシステム拡張を見据えた選定にも向いています。管理者向けの一元管理機能により、運用負担の軽減にもつながります。

    ワンタイムパスワード (ソフトバンク株式会社)

    《ワンタイムパスワード》のPOINT
    1. 一時的なパスワードで不正ログインを防止します。
    2. クラウド対応で導入・運用が容易。
    3. 既存システム連携でセキュリティ強化を実現。

    PassLogic (パスロジ株式会社)

    《PassLogic》のPOINT
    1. 安全な認証環境を状況に合わせて構築
    2. 毎日のログイン作業を効率的に行う「シングルサインオン」
    3. トークンや専用の認証デバイスが不要

    ワンタイムパスワードに関するFAQ

    ワンタイムパスワードの選定でよく寄せられる質問をまとめました。導入検討時の参考にしてください。

    Q1:ワンタイムパスワードだけで十分なセキュリティ対策といえますか?
    ワンタイムパスワードは不正利用のリスクを下げる有効な手段の一つですが、単独で全てのリスクに対応できるとは限りません。アクセス制御や通信の暗号化など、他の対策と組み合わせて運用することが望ましいといえます。
    Q2:SMS認証とアプリ認証はどちらを選ぶべきですか?
    利用者の環境や業務内容によって適した方式は異なります。導入のしやすさを重視する場合はSMS認証、通信環境に左右されにくさを重視する場合はアプリ認証が選ばれる場合があります。
    Q3:導入コストはどのように比較すればよいですか?
    初期費用に加えて、利用者数に応じた月額費用やハードウェアトークンの配布費用など、運用にかかる総額で比較することが重要です。サポート体制の内容も含めて確認すると判断しやすくなります。

    まとめ

    ワンタイムパスワードの選び方では、認証方式の特徴、運用コスト、セキュリティ強度、利用シーンとの適合性を総合的に確認することが重要です。導入後の運用課題も踏まえて比較検討し、自社の環境に合った製品を選定してください。

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