Web面接の際、アプリのダウンロードは必要?
Web面接ツールを選ぶ際、応募者がパソコンを使い、アプリをダウンロードし、インストールしてもらう必要があるか否かは重要なポイントです。同じようにパソコンを使うにしても、アプリをダウンロードしなければならないツールとブラウザで使えるツールとでは、要する手間に差が生じます。
しかし、近年のWeb面接ツールではあまりこの点を心配する必要はありません。有料製品はもちろんのこと、無料製品でもアプリのダウンロードが不要なものが多いためです。
Web面接を円滑に行うためのポイントは?
Web面接ツールを選定する際、応募者のアプリダウンロードが必要かどうか以外にも留意すべきポイントがあります。3つ見ていきましょう。
応募者のアカウント登録が不要な製品を選定する
応募者のアカウント登録が必要だと、それだけで多くのデメリットが発生します。
まず、アカウント登録の方法を応募者に説明しなければなりません。応募者のITリテラシーも人によってさまざまであるため、説明だけで膨大な手間がかかることもあります。
また、広く使われているチャットアプリなどを使うと、応募者が自身のIDを企業に教えたがらないことがあります。アカウントIDは個人情報であるため、無理強いして渡させるわけにもいきません。
一方、アカウント登録が不要な製品ならば、上述した負担を完全に排除できます。特に、応募者にリンクを送信し、クリックしてもらうだけで面接を始められるツールであれば、双方の負担を最小限に抑えられます。
スマホアプリに対応した製品を選定する
Web面接ツールはスマホアプリにも対応した製品を選びましょう。今ではパソコンよりもスマホのほうが広く使われているためです。
2020年5月29日に総務省が発表した通信利用動向調査の結果によると、個人が利用するインターネット機器の割合は以下のようになっています。
- 【2018年】
-
- スマートフォン
- 59.5%
- パソコン
- 48.2%
- 【2019年】
-
- スマートフォン
- 63.3%
- パソコン
- 50.4%
また、世帯別にインターネット機器の保有状況を見てみると、2016年から2017年の間にスマホがパソコンを上回っています。これらのことから、Web面接もパソコンではなくスマホの利用を前提としたほうが望ましいと言えます。
さらに、スマホアプリなら応募者に一度ダウンロードしてもらえば、ホーム画面から直接アクセス可能など、その後の負担が少ないのもメリットです。Webサイトを使うツールより利用の手間が少ないため、応募者が気軽に使えます。
参照:令和元年通信利用動向調査の結果|総務省
通信が安定している製品を選定する
Web面接の難点の1つに、通信が途切れるリスクがあります。通信環境次第では面接の途中で映像や音声が途切れ、円滑な面接に支障をきたすかもしれません。また、画質が悪くて、相手の表情が分かりにくいことも懸念されます。特に、応募者の通信環境が悪いせいで問題が発生する場合、企業側の努力ではどうしようもありません。
しかし、悪い通信環境でも安定して通信できるWeb面接ツールを選ぶことで、ある程度リスクを抑えられます。通信が高品質なツールは高額な傾向にありますが、通信の質が悪くて使い物にならないのでは導入した意味がありません。少しコストが高くなってもスムーズに使えるものを選んだほうが良いでしょう。
アプリケーション不要のWeb面接ツールを利用しよう!
Web面接ツールには、応募者がパソコンを使い、アプリケーションをインストールしないでも済む製品が多くあります。できるだけ応募者にかける負担の少ない製品を選びましょう。
具体的には、以下の特徴を備えた製品を選ぶと、応募者の負担が少なく済みます。
- ■ブラウザで使える
- ■応募者のアカウント登録が不要
- ■スマホアプリにも対応している
- ■通信が安定している
以上を踏まえ、自社に最適なWeb面接ツールを選びましょう。