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PDM導入でよくある失敗例を紹介!失敗防止と成功するポイントとは?

2023年01月30日 最終更新

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PDM導入でよくある失敗例を紹介!失敗防止と成功するポイントとは?

製品の設計データを管理する「PDM」は、製造業には欠かせないシステムです。しかし、導入や運用に失敗してしまう企業は少なくありません。PDMの導入を成功させたいけれど何に気をつければよいのか分からず、悩んでいませんか。

実際にどのような失敗が、何を原因に発生してしまうのでしょうか。この記事では、PDM導入でよくある失敗例や成功するためのポイントを紹介していきます。

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PDM導入でありがちな3つの失敗例

PDMは製品データ管理を効率化しますが、製品の生産プロセスすべてに影響するので、導入に失敗すると大きな痛手を受けます。

なぜ導入に失敗するのかを明確にするために、具体的な失敗例を見ていきましょう。

1.現場と管理者の認識が合わず、業務効率悪化

PDMを導入するときは、現場の意見を交えてシステムを選定し、現場・管理者の運用体制を整えなければなりません。

現場の担当者と管理者の考えにギャップがあり、PDMを導入しても使いこなせないケースが多いです。これは、事前にシステム導入を現場に伝えていない、研修が十分にできていないといった原因があります。

PDMは現場のワークフロー全体を変えるので、導入に失敗して業務効率が落ちてしまうことがあります。

2.システムを導入するも運用されない

製品設計の現場が「効率化」に興味があっても「システム化」に興味がなく、システムの導入に抵抗があることが多いです。現場の意思を無視して経営層が強引にPDMを導入しても、システムによる運用は浸透しません。

経営層も「効率化」という結果だけを求めている場合、システム内容に興味がないことがあります。システム導入の際にベンダーに丸投げするような形になり、自社に合わないシステムを導入してしまうケースがあるのです。

経営層にPDMの運用方法の知識がないと、現場で起きた問題も解決できません。結果としてシステムを導入しただけで運用がなされず、何も改善しないのです。

3.システム担当者の仕事が増える

PDMは業務を効率化する目的で導入しますが、システム担当者の業務が増えてしまうケースがあります。

例えば、システムが苦手な人であれば作業に時間がかかってしまうでしょう。それをシステム担当者がフォローします。特に現場の担当者に対してシステム担当者の数が少ないと、現場のフォローやデータ調整にかかる負担は大きくなるでしょう。

PDM導入後もユーザーがシステムをしっかり活用できるようシステム担当者はサポートしなければいけません。そのため導入前と業務負担が変わらなくなってしまう場合があります。

PDM導入の失敗を防ぐポイント4つ

このような失敗例を踏まえて、どうすればPDMの導入が成功するのか見ていきましょう。成功のポイントには以下のようなものがあります。

  • ●会社の一大プロジェクトとして取り組む
  • ●現場に導入効果を細かく伝える
  • ●新しい仕組みを整備する
  • ●簡単なことから始める

1.会社の一大プロジェクトとして取り組む

PDMを導入するときは、会社の一大プロジェクトとして取り組むことが大切です。現場と経営層の意識の差が失敗の原因となっているためです。

経営層は現場の理解が足りず、現場担当者は当事者意識がないケースがあります。PDMを導入するときは、現場の課題と経営層のビジョンを共有し、目的を明確にしなければなりません。そのためには現場を巻き込んで話し合い、検討することが重要となります。

大規模な投資が必要になることを互いが理解し、全社的な経営戦略として導入を進めていきましょう。

2.現場に導入効果を細かく伝える

現場に導入効果を細かく伝えることも重要です。

現場の担当者が情報システムに詳しくなければ、PDMの概要を説明しても導入後の効果をイメージできません。そのため、システム化に対する関心が低くなってしまいがちです。

この状態ではPDMを導入しても有効活用できませんから、導入する際、データ管理を一元化する効果を現場に伝えることが重要です。

また、導入後もPDMによる実際の効果をこまめにフィードバックすることで、現場のモチベーションは上がり、運用体制も整いやすくなるでしょう。

3.新しい仕組みを整備する

PDMの導入は現場のワークフローに大きく影響するので、現状の仕組みを見直して整備する必要があります。業務が大幅に変わる可能性が高いため、事前に新しい運用の仕組みを考える必要があります。

PDMを既存の体制で運用しようとすると、少なからず支障が出ます。そのため、変化に対して体制をその都度整えることが重要です。

4.簡単なことから始める

システムを導入して一気に運用体制が変わると現場は混乱するので、簡単なことから徐々に導入を始めると良いです。初期は1ライン、1部署のように小規模な導入を実施し、様子を見てから他ライン・他部署に拡大すると効果的でしょう。

段階的にシステムを導入すれば、運用体制も整いやすくなります。

PDMの失敗例を参考に、導入を成功させましょう!

PDMは失敗しやすいプロジェクトのため注意しなければなりません。現場と管理者の運用体制が整っていなかったり、システムの導入に関心がないと失敗します。特にシステム化を進めたい経営層と、実際に運用する現場では意見が異なるため、お互いの理解が何よりも大切です。

成功させるためにはPDM導入の目的を明確にし、段階的に導入を進めて運用体制を整えましょう。失敗例を参考にして、自社のPDM導入を成功させましょう。

以下の記事では、自社に合ったシステムの選び方について詳しく解説しています。「どのシステムを選べばいいのかわからない」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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