SAP SuccessFactorsとは？価格や機能・使い方を解説

世界中で利用されているタレントマネジメントシステムで、グローバルなビジネス展開に強い機能を備えています。

【SAP SuccessFactorsの主な機能】
◇人事業務の最適化
組織管理や勤怠管理機能、グローバルな福利厚生の管理などにより、人事業務を効率化します。
◇給与計算の管理
人事情報や勤怠管理情報と結び付けて正確な給与計算を行います。
◇人事サービスの合理化
従業員は自分のデータに即座にアクセス可能。また、従業員からの問い合わせに対して人事担当者がスムーズに応えられるよう、データへのアクセスビリティを確保します。
◇ビザと労働許可証の管理
従業員のビザ取得状況や労働許可証などを常に監視できるよう透明化。そのほか、コンプライアンスチェックや現地の規制とガイドラインへの適合により適正な労働環境の整備を支援します。
◇文書管理の一元化
人事に関するデジタル文書を一元化し、フルテキスト検索機能によりすぐに探し出せる状態にします。また、事前に搭載されたテンプレートで人事関連書類の作成を自動化します。
◇デジタルワークプレイス
業務アプリケーションを集約し、従業員がすぐに使えるよう導きます。

SAP SuccessFactorsの強みはグローバル環境に強い点にあります。

【海外での豊富な導入実績】
200か国以上で使われた実績を持ち、98以上の国々でローカライズされています。

【各国の規則に対応した給与計算】
SAP SuccessFactorsの給与計算プラットフォームは、45以上の国々にローカライズされています。1,300人以上もの専門家が給与計算機能を最新状態に保っているため、１つのシステムで自動的に各国の基準に対応可能です。

【人事部の問い合わせ対応を円滑化】
海外拠点からの問い合わせに対応するのは大きな負担です。そこで、SAP SuccessFactorsは問い合わせ対応を自動化する機能を備えています。従業員は人事ナレッジベースにアクセスし、誰かに尋ねることなく疑問を解消可能。システム上で表示される回答は従業員がいる地理的位置や役割を踏まえて表示されるうえ、情報の質に対してはフィードバックが提供されます。

【証明書管理を効率化】
ビジネスをグローバル展開する場合に求められる書類管理を効率化。従業員の各種証明書の発行や延長・取り消しなどの手続きをシステム上で計画し、監視下に置けます。

SAP SuccessFactorsによって解決できる課題の例を見てみましょう。

【国によって給与計算や福利厚生の規則が違って手間がかかる】
ビジネスをグローバル展開している場合、拠点ごとに給与計算の基準が異なる場合があります。SAP SuccessFactorsなら多くの国にローカライズされ、それらを１つのシステム上で管理できるため給与計算の手間が軽減します。同様に、福利厚生の管理もグローバル対応しています。

【従業員からの問い合わせが多くて大変】
企業の規模が大きいほど、従業員から寄せられる質問も増加します。そこで、SAP SuccessFactorsは質問への対応を簡略化する機能を備えています。従業員は疑問を解消する情報を自らシステム上で検索できるため、従業員・人事部双方にとって手間が減少します。人事部に尋ねなければならない場合も、複数のチャネルによってやり取りを円滑化します。

【人事コンプライアンスを守れているか不安】
海外拠点は本社から目の届きにくいところにあるため、人事コンプライアンスの順守が難しいことがあります。SAP SuccessFactorsのビザや労働許可証管理機能なら有効期限やステータスを一元管理でき、コンプライアンス違反に伴う罰金などのリスクを低減できます。