マネジメント研修の市場規模は?
マネジメント研修を実施する企業の動きは、厚生労働省の「能力開発基本調査」で確かめられます。令和7年度の調査では、事業所が実施したOFF-JT(職場外の研修)の内容に「マネジメント」を挙げた割合は46.9%で、3番目に高い割合でした。今後実施したいOFF-JTの内容では35.5%と最も高く、研修のテーマとして関心の高さがうかがえます。企業の研修の実施状況を示す割合で、マネジメント研修そのものの数字ではありません。
一方、ITトレンドに掲載されているマネジメント研修は3サービスで、提供企業も3社です。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、マネジメント研修の動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP3】いま注目されるマネジメント研修
まずは、資料請求ランキングから人気のサービスを紹介します。ランキングは、サービスを比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のマネジメント研修はAIを相手に対話を練習できる「AIプラストーク」が資料請求ランキング1位です。2位は独自の「マネジメントの型」をもとに研修や1on1の伴走を行うEVeM、3位は講師派遣型とスクール型の研修をそろえるグロービスでした。講師による研修だけでなく、AIでの練習や継続的な伴走も含めて比べられている点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP3です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | サービス名 | 提供企業 | サービスの特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | AIプラストーク | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング | 社内の実データを学習したAIを相手に、営業・CS・1on1などの対話を反復練習できる。 |
| 2位 | EVeM マネジメント支援サービス | 株式会社EVeM | 独自の「マネジメントの型100」をもとに、研修から1on1の伴走、組織サーベイまで支援。 |
| 3位 | グロービスの集合研修・スクール型研修 | 株式会社グロービス | 講師派遣型の集合研修と公開型のスクール型研修で、企業の人材育成を支援する。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「サービスの特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。提供形態と参考価格は製品一覧に掲載がないため、提供企業を示しています。
※マネジメント研修のカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているマネジメント研修は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のマネジメント研修市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている3サービスの製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.講師の研修だけでなく、AIでの練習や伴走支援も候補に
製品ページの紹介を見ると、3サービスは学び方がそれぞれ違います。AIプラストークはAIを相手にしたロールプレイ、EVeMは研修と1on1の伴走、グロービスは講師派遣型と公開型の研修です。集合で学ぶ研修に加えて、日々の実践を支える形のサービスも比べられていることがうかがえます。
2.マネジメントや指導の質をそろえる仕組みが目立つ
3サービスのうち2サービスが、マネジメントや指導の質をそろえる仕組みを掲げています。EVeMはマネジメントを100の「型」に体系化し、経験や才能に関係なく実践できるとしています。AIプラストークも、AIによる定量評価と即時のフィードバックで、指導の品質を標準化するとしています。管理職個人の経験に頼らず、組織として育成の質をそろえたいという関心がうかがえます。
3.学んだ内容を実践で定着させる設計が共通する
グロービスは、アウトプット重視の学習と「予習・実践・振返り」のサイクルを挙げています。AIプラストークも回数無制限の反復練習を掲げ、学んだ内容を実践につなげる設計が共通しています。なお、3サービスとも製品一覧に提供形態や参考価格の掲載はなく、対象の企業規模はすべて「全ての規模に対応」でした。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■管理職の1on1や部下との対話を、実際の場面に近い形で練習させたい企業
- AIプラストーク
- ■マネジメントの考え方を組織でそろえ、研修後も伴走してほしい企業
- EVeM マネジメント支援サービス
- ■講師による研修で、自社の課題に合う形で管理職を育てたい企業
- グロービスの集合研修・スクール型研修
同じランキング上位でも、サービスごとに学び方は違います。この分野では研修の形が大きく分かれるため、研修を一度行いたいか、日々の実践まで支援してほしいかを先に決めると、比べるサービスを絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●製品一覧に参考価格の掲載がなく、費用は資料や問い合わせで確かめる必要がある
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、研修の内容や進め方は資料や相談で確かめる
ランキングは、いま候補に挙がりやすいサービスを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、対象とする管理職の層や人数、身につけたいスキル、研修後のフォローの有無に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うマネジメント研修を比較検討しよう
この記事では、厚生労働省の調査とITトレンドの資料請求ランキングから、マネジメント研修の市場の様子と人気のサービスを紹介しました。気になるサービスは資料請求して一覧で比較し、自社の育成の課題に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、マネジメント研修サービスを比較し、選び方も解説しています。あわせてご覧ください。

