CI/CDツールの市場規模は?
CI/CDツールは、ソフトウェアのビルドやテスト、デプロイを自動化するツールです。同じく開発の効率化を支える分野では、調査会社のITRがローコード/ノーコード開発市場の規模を発表しています。国内のローコード/ノーコード開発市場は2024年度に994億円で、前年度比15.1%増でした。2025年度も14.9%増が予測されていますが、CI/CDツールそのものの数字ではありません。
ITトレンドには、CI/CDツールとして20製品が掲載され、16社が提供しています。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る19製品は情報のみの掲載です。CI/CDの仕組みやメリットについては、CI/CDとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、CI/CDツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なCI/CDツール
まずは、ITトレンドに掲載されているCI/CDツールを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のCI/CDツールはビルドからデプロイまでを自動化するツールが20製品中14製品を占めます。資料請求できるのは、ソフトウェアテストをノーコードで自動化するT-DASHの1製品で、資料請求ランキングの1位です。CI/CDのツールに加え、開発から運用までを支えるDevOpsの基盤やサービスも並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| T-DASH | バルテス株式会社 | できる(1位) | Web・Windows・Android・iOSのテストをノーコードで自動化し、結果も可視化。 |
| AWS CodeBuild | アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 | 情報のみ掲載 | ビルド作業を代行するフルマネージドのサービスで、分単位の従量課金で使える。 |
| GitHubActions | ギットハブ・ジャパン合同会社 | 情報のみ掲載 | GitHub上でビルド・テスト・デプロイを自動化し、ワークフローをYAMLで管理。 |
| Jenkins | CloudBees, Inc. | 情報のみ掲載 | オープンソースのCI/CDサーバーで、豊富なプラグインで多様なツールと連携できる。 |
| CircleCI | CircleCI | 情報のみ掲載 | クラウドまたは自社インフラ上で、ビルド・テスト・デプロイのパイプラインを運用。 |
| Drone | Harness Inc. | 情報のみ掲載 | コンテナベースのオープンソースCI/CDで、パイプラインをYAMLで定義できる。 |
| Cloud Build | グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 | 情報のみ掲載 | インフラ管理不要のクラウド上で、ソースコードのビルドからデプロイまでを自動化。 |
| Bitrise | BitriseLtd. | 情報のみ掲載 | モバイルアプリ開発に特化したCI/CDで、ワークフローの自動化と高速ビルドに対応。 |
| AzureDevOps | 日本マイクロソフト株式会社 | 情報のみ掲載 | リポジトリ管理やCI/CD、テスト、作業追跡を統合し、開発の流れ全体を管理する。 |
| DevOps | アクセンチュア株式会社 | 情報のみ掲載 | アジャイル開発から運用・自動化まで、クラウドとオンプレミスを問わず支援する。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているCI/CDツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のCI/CDツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている20製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.クラウドやコード管理と結びついたCI/CDが中心
掲載20製品のうち14製品は、ビルドからテスト、デプロイまでを自動化するツールです。そのうち4製品は、AWSとGoogleのクラウドサービスです。GitHubなどコード管理サービスとの連携を掲げる製品も7製品あり、GitHubActionsのようにコード管理と一体のものもあります。開発で使うクラウドやコード管理に組み込んで使う流れがうかがえます。
2.開発全体を支えるDevOps基盤や、テスト自動化も
残る6製品のうち5製品は、開発から運用までの流れ全体を支えるDevOpsの基盤やサービスです。AzureDevOpsはリポジトリ管理や作業追跡まで統合し、アクセンチュアのDevOpsは導入を支援するサービスです。資料請求できるT-DASHは、テストの作成から実行までをノーコードで自動化するツールです。
3.資料請求できるのは1製品、レビューも少ない
ITトレンドから資料請求できるのは、T-DASHの1製品です。レビューがあるのはAWS CodeBuildの3件だけで、導入後の評価を比べる材料はまだ少ない状況です。同じ会社の製品も多く、AWSは3製品、アトラシアンとCloudBeesは2製品ずつ掲載しています。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■クラウドやコード管理サービスと連携して、ビルドからデプロイまでを自動化したい企業
- AWS CodeBuild / GitHubActions / CircleCI
- ■開発の計画から運用までを、一つの基盤やサービスでまとめて整えたい企業
- AzureDevOps / DevOps
- ■まずはソフトウェアテストを、ノーコードで自動化したい企業
- T-DASH
同じCI/CDツールでも、パイプラインを自動化するツール、開発全体を管理する基盤、テストの自動化ツールでは役割が違います。自動化したいのがビルド・デプロイか、テストか、開発全体かを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●レビューはAWS CodeBuildの3件だけで、ほかの製品は口コミで比べられない
- ●CI/CDのツールと、テスト自動化やDevOps全体の基盤では担う範囲が違うため、単純に比べない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、今使っているクラウドやコード管理のサービス、開発するアプリの種類に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うCI/CDツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、CI/CDツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の開発体制に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、CI/CDツールを比較し、選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

