管理ポータルと情報可視化に関する不満
日常運用で施設の状況を確認・操作するためのポータルが使いにくいと、担当者の負担が増大します。
管理ポータルの操作が複雑で情報が見つけにくい
施設によっては管理ポータルのUIが古く、直感的に操作できない・必要な情報がどこにあるかわからない・スマートフォンからアクセスできないなどの問題があります。こうした使いにくさは日常の運用コストを増大させ、担当者のストレスにもなります。
施設の選定段階で、管理ポータルのデモや無料トライアルを利用して実際の使い勝手を確認することが重要です。特に入退室ログの確認・電力使用量のモニタリング・障害履歴の閲覧などの機能が使いやすいかをチェックしましょう。
リアルタイムの状況把握ができずトラブル対応が遅れる
ラック内の温度・電力消費量・UPS状態などをリアルタイムで確認できる施設とそうでない施設があります。可視化機能が不十分な施設では、問題が起きてから気づくまでに時間がかかり、障害の対応が遅れる原因になります。
アラート通知機能(メール・SMS)が充実している施設を選ぶことで、問題の早期発見が可能です。また、施設がAPIを公開している場合は、自社の監視ツールと連携させることで、より詳細なモニタリングが実現できます。
入退室手続きの煩雑さと予約システムの使いにくさ
施設への入退室に際して、毎回事前申請が必要・紙の台帳に記入が必要・身分証の確認が厳格すぎるなど、手続きに時間がかかることで担当者の不満につながるケースがあります。特に緊急対応時に素早く入室できない施設では、対応の遅れが懸念されます。
入退室の手続きが電子化・簡略化されている施設や、ICカード一枚で素早く入室できる施設を選ぶことで、日常的な作業の負担を軽減できます。緊急入室が必要な場合の手順と所要時間も事前に確認しておきましょう。
サポート対応に関する不満と改善策
データセンター利用で最も不満が出やすいのはサポートの質です。問題発生時に迅速に対応してもらえないと、業務への影響が長引きます。
問い合わせへの応答が遅い・対応品質が低い
電話が繋がりにくい・メールの返信に数日かかる・対応担当者によって回答の品質にばらつきがあるなどのサポート問題は、実際の利用者から多く聞かれる不満です。特に深夜・休日の緊急時に対応が遅れると、業務への影響が深刻になります。
施設選定前に、問い合わせへの平均応答時間・24時間対応の有無・日本語対応の質などを確認しましょう。実際の利用者のレビューや事例を参照することで、カタログには書かれていないサポートの実態を把握できます。
担当者がころころ変わって一貫したサポートが受けられない
問い合わせのたびに担当者が変わり、毎回同じ説明を繰り返さなければならないというケースは、施設選定の失敗例としてよく挙げられます。長期契約の施設では、継続したアカウント管理と担当者の引き継ぎ体制が整っているかが重要です。
アカウントマネージャー制を採用している施設では、担当者が固定されているため、自社の利用状況や要件を把握したうえでの対応が期待できます。契約前に「担当者の固定化」について確認しておきましょう。
日本語でのサポートが不十分で技術的な相談ができない
外資系の施設や海外運営のデータセンターでは、技術的なサポートが英語対応のみで、細かいニュアンスを伝えにくいというケースがあります。特に障害発生時に英語でのやり取りを求められると、対応が遅れる原因になります。
国産の施設や、日本語サポートが充実していることを明記している施設を選ぶことで、この問題を回避可能です。サポートの日本語対応水準は、問い合わせの段階で実際に確認することが最も確実です。
使いやすいデータセンターに乗り換える際の判断基準
現在利用しているデータセンターに使いにくさを感じている場合、乗り換えの判断基準を知っておくことも重要です。
現状の使いにくさを定量的に評価する方法
「なんとなく使いにくい」という感覚的な不満を、客観的なデータで定量化することが、乗り換えの判断を合理的に行うための第一歩です。担当者が月に何時間を施設関連の作業に費やしているか・問い合わせへの平均応答時間は何時間か・未解決の懸案事項はいくつあるかなどを数値化しましょう。
こうした定量データを現在の施設担当者に共有することで、改善を依頼することもできます。改善の要求に対して施設側の対応が変わらない場合は、乗り換えの正当性を示す材料にもなります。
乗り換えコストと乗り換えメリットの比較
データセンターの乗り換えには、現施設の解約費・新施設への移設費・機器搬送費・ダウンタイムリスクなどのコストが発生します。一方、使いやすい施設への乗り換えによって、担当者の時間削減・障害対応速度の改善・コスト削減などのメリットも見込まれます。両者を比較した上で、乗り換えの費用対効果を判断しましょう。
乗り換えのタイミングは、現施設の契約更新時期に合わせることで、解約違約金を回避しながらスムーズに移行できます。契約更新の1〜2年前から次の施設の検討を始めることをお勧めします。
新施設選定時に「使いやすさ」を重点評価する方法
次の施設を選ぶ際は、過去の使いにくさの原因をリスト化し、それぞれが改善されているかを新施設の候補に確認することが重要です。「前の施設で○○が不便だったが、御社ではどのように対応しているか」と具体的に質問することで、候補施設の対応力を評価できます。
可能であれば、現在の施設の利用者コミュニティや口コミサイトで候補施設の評判を確認することも参考になります。実際の利用者の声は、カタログでは見えない施設の実態を把握するための有益な情報源です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品と比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でデータセンターソリューションの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
使いやすさと対応力を重視したデータセンターソリューションの紹介
ポータルの操作性・日本語サポート・入退室のしやすさなど、実際の使いやすさを重視する企業向けのデータセンターソリューションを紹介します。
御殿山データセンター
- 品川駅より徒歩15分のビジネスに適した環境と利便性に優れた立地
- 安全性が高い地盤で地震・液状化・浸水など災害危険度が低く安心
- 24時間365日の有人監視!堅牢なセキュリティと高水準の運営品質
主要駅から徒歩圏内のアクセスしやすい立地に構えるデータセンターです。免震構造・24時間有人監視を備え、FISC安全対策基準に準拠。専用管理ポータルで機器管理も効率化できます。
ビジネスiDC
- 専門アドバイザーが最適なデータセンターをご提案
- 日本全国80ヵ所以上のデータセンターをご案内できます
- データセンター×クラウドのハイブリッドも提案可能
全国80ヵ所以上のデータセンターから最適な施設を提案する選定支援サービスです。専門アドバイザーが業種・規模・予算に合わせてプランを提案。月額116,000円からのスターターパックも用意されています。
株式会社東計電算の業務代行サービス
- 引っ越しから日々のサーバー運用までトータルサポート
- 業務サポートにより安心してテレワークが可能に
- 電気代、オフィスの家賃など、運用コスト削減に効果絶大
サーバー等の機器をデータセンターへ移設する業務代行サービスです。搬入・設置から24時間監視の運用管理まで一括対応し、テレワーク推進やオフィスコスト削減にも貢献します。
S-Port データセンターサービス
- 1/4・1/2ラックなど、小規模な案件にも柔軟に対応可能
- 高電力提供可能な都心型データセンターを低価格で提供
- マルチキャリア対応/インターネット/24時間監視運用サービス提供
都心立地で高品質・低コストを実現するデータセンターです。1/4ラックの小規模から利用でき、震度6強相当の耐震設計と48時間の自家発電に対応。マルチキャリア接続も可能です。
IDCフロンティア (株式会社IDCフロンティア)
- ソフトバンクGのデジタルインフラ企業
- 約73%の顧客がマルチインフラ構成を利用。
- 東京府中データセンターは超高負荷に対応
QTnet福岡第3データセンター (株式会社QTnet)
- 供給電力は最大30kVA/ラック、GPUなど高負荷サーバーに対応
- 1,400ラック収容可能な拡張性のあるサーバールーム
- 低災害リスク、高い利便性を誇る福岡に立地
まとめ
データセンターの「使いにくさ」は、管理ポータルの操作性・入退室手続きの煩雑さ・サポート応答の遅さ・担当者の非固定化などが主な原因です。施設選定段階でこれらの実態を確認し、日常運用の快適さを確保できる施設を選ぶことが長期的な満足度向上につながります。


