DDoS対策ツールとは
DDoS対策ツールとは、サービス拒否攻撃(Distributed Denial of Service: DDoS)に対抗するセキュリティソリューションです。ファイアウォールにより不正なリクエストを遮断したり、不審なトラフィックを検知し、攻撃を阻止したりする機能があります。
DDoS攻撃の具体的な内容は、こちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
DDoS攻撃の被害事例
ここからは、DDoS攻撃による以下2つの具体的な被害例を詳しく解説します。被害例を確認することで、対策の重要性をより理解しやすくなるでしょう。
- ■マルウェアによる攻撃によって顧客サービスが停止した
- ■Webサイトのサーバがダウンした
マルウェアによる攻撃によって顧客サービスが停止した
DDoS攻撃を受けた企業のDNSサーバが利用不能になったケースです。攻撃を受けた企業の顧客は、自社のWebサイトやサービスにアクセスできなくなりました。
DDoS攻撃を受けることでサーバダウンやシステムの停止といった実害のほか、企業のサービス停止や売上の低下、顧客からの信頼低下など、さまざまな被害に直面するリスクがあります。
DXの進展にともなうクラウド活用の拡大により、サイバー攻撃の標的となるリスクが高まっています。企業がサイバー攻撃を受けると、Webサイトのアクセス障害やWebサービスの停止など、業務に支障をきたし、経済的な損失につながる可能性も否定できません。
Webサイトのサーバがダウンした
DDoS攻撃の被害事例として特に顕著なのは、Webサイトのサーバがダウンすることです。DDoS攻撃を受けると、サーバは大量の不正なトラフィックによって過負荷状態に陥り、正常なサービス提供が不可能になります。
例えば、企業のWebサイトがDDoS攻撃を受けた場合、そのサイトはアクセス不能になり、顧客やユーザーは必要な情報にアクセスできなくなります。これは、顧客満足度の低下や、場合によっては重要な取引の機会損失にもつながる可能性があるものです。また、サーバのダウンは、企業の信頼性やブランドイメージにも悪影響を与えます。
DDoS攻撃によるサーバダウンは、Webサービスにとって非常に深刻な問題です。ユーザーからは「Webサービスが重い」と感じられ、Webサイトからの離脱を促してしまいます。最悪の場合、サービスの提供自体が不可能になり、ビジネスに大きな損害を与えるでしょう。
被害を防ぐためには、DDoS対策ツールの導入が不可欠です。DDoS対策ツールは、不正なトラフィックを検出し、サーバへの過剰な負荷を防ぐことでサービスの継続性を保護します。効果的なDDoS対策ツールを選択し、適切に設定することが、企業のデジタル資産を守るうえで重要です。
DDoS対策ツール導入のメリット
DDoS攻撃は、インターネットが不可欠となった現代のビジネスやサービスにとって深刻な脅威となっています。。攻撃から自社のシステムを守るためには、DDoS対策ツールの導入が不可欠です。
DDoS対策ツールを導入するメリットは、不正なトラフィックを検知し、遮断できる点です。つまり、攻撃を早期に発見し、その影響を最小限に抑えられます。
またDDoS対策ツールは、通常のネットワークトラフィックと、攻撃に使用されるトラフィックを区別するための高度な分析機能を備えています。これにより、正常なユーザーのアクセスを妨げず、攻撃を遮断することが可能です。
さらに、DDoS対策ツールの導入は、企業の信頼性の維持に貢献します。攻撃によるサービスの停止は、顧客の不便や不信感を招くだけでなく、企業の評判にも悪影響を与えます。適切な対策ツールを導入することで、リスクを軽減し、ビジネスの持続可能性を保てるでしょう。
DDoS対策ツールの選び方
DDoS対策ツールを選ぶ際は、以下の4つのポイントを考慮することが大切です。
- ■自社の規模やニーズに合致しているか
- ■使いやすいツールか
- ■どのようなサポートが受けられるか
- ■コストパフォーマンスは適切か
まず、対策ツールが自社の規模とニーズに合致しているかを確認しましょう。小規模なビジネスにはシンプルでコスト効率のよいツールが適していますが、大企業や高いセキュリティが求められる組織では、より高度な機能やカスタマイズ性を備えたツールが必要です。
また、ツールがどの程度のトラフィック量に対応できるか、どのような種類のDDoS攻撃を防げるかも評価の対象となります。
次に、ツールの使いやすさも重要です。管理インターフェースが直感的であること、設定や更新が容易であることは、日々の運用をスムーズにするために欠かせません。さらに、ツールが提供するレポーティング機能がどの程度詳細か、リアルタイムの監視やアラート機能があるかも確認してください。
また、どのようなサポートが受けられるのかもチェックが必要です。万が一の際に。迅速かつ適切なサポートを受けられるか、アフターサポートや教育資料が提供されているかも確認しましょう。
最後に、コストと投資対効果を考慮しなければいけません。ツールの価格だけでなく、導入・運用に必要なコストも含めて総合的に評価し、検討することが大切です。
おすすめDDoS対策ツールを紹介
ここからは、おすすめのDDoS対策ツールを紹介します。DDoS対策ツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
製品・サービスのPOINT
- IPS・WAF機能+クラウド監視の高機能を提供。月次報告書を付与
- 他社製品とは異なり、導入先サーバがダウンするリスクがない
- 面倒な設置工事、追加料金不要。官公庁、上場企業様採用実績多数
《PrimeWAF》のPOINT
- カンタン設定でしっかり防御
- 状況がすぐわかるダッシュボード
- 従量制で月額料金も良心価格
《DDoS OWL》のPOINT
- 150Tbps以上の大規模攻撃に対応可能
- 日本人のヘルプデスクが導入からサポート
- 低コストでの運用可能
《攻撃遮断くん》のPOINT
- 大規模DDoS攻撃も防ぐ国産クラウド型WAF
- DNSを切り替えるだけの簡単導入
- 24時間365日、技術者による手厚いサポート
自社に合ったDDoS対策ツールを選ぼう
DDoS攻撃対策は、クラウドサービスが主流となりつつある現状では、不可欠かつ火急の対策です。この記事では、おすすめのDDoS対策ツールを紹介しました。
ぜひ資料請求して、どのDDoS対策ツールが自社が求める対策が可能かを検討してみてはいかがでしょうか。