Paplesとは
Paplesはさまざまなシステムから出力される帳票を一元的に電子保存するシステムです。セキュアな環境で保存できるのはもちろん、高速検索や分散印刷など、帳票類の効率的な取り扱いを支援する機能も豊富に備わっています。
Paplesでできること
Paplesの機能は、以下の5種類に大別されます。
■帳票作成機能
RDBやCSV形式のデータを取り込み、帳票に反映する機能です。GUIの簡単な操作で、図形や文字、罫線、さらにはバーコードなどを駆使してカラーの帳票を手軽に作成できます。プログラミングは必要ありません。作成した帳票はサーバに保存され、Webブラウザ上で活用可能です。
■データ取り込み機能
ERPや業務システムと連携することで帳票を電子化できます。取り込み方法にもいくつかの種類があるため、自社のニーズに合わせて利用可能です。また、SVFなどの帳票設計ツールとも連携します。独自の形式で保存し、Webブラウザ上での閲覧や自動仕訳などを行えます。
■電子保存機能
上位システムから取り込んだ帳票データは、さまざまな保管機能により適切に管理できます。たとえば、権限設定機能を使えばユーザーごとに帳票に対して行える操作を制限可能。また、仕分け機能を使えば、Paplesサーバが帳票のコードを認識し、適切な帳票フォルダへ振り分けます。
■帳票活用機能
保存された帳票はWebブラウザ上で閲覧可能。帳票の名前や日付、階層などによってソートされ、見やすい状態を維持できます。PDFとは異なり、1ページ単位でサーバから情報を取得するため、表示までの時間が短いのが魅力です。
また、帳票データはCSV形式で取得して他のアプリケーションで二次利用したり、電子捺印・電子サインにより電子上で取引をしたりできます。タイムスタンプなど、文書の信頼性を証明する機能も万全です。
■出力機能
サーバ自動印刷機能を備えており、事前に指定しておいたプリンタで自動出力できます。メインフレーム専用のプリンタは不要です。また、クライアントPC上での自動出力にも対応し、PC上でプリンタを指定できるため、サーバとプリンタを紐づける必要がなくなります。
そのほか、FAXやPDFでの出力にも対応。帳票データの自動PDF化や、ASPサービスと連携した帳票の自動FAX送信など、出力に伴う手間を大幅に削減します。
Paplesの強み
Paplesの強みは、多彩なソリューションが提供されていることにあります。
電子帳票システムを導入する際、さまざまな問題が発生します。インフラ構築に関してはもちろん、セキュリティ対策や既存データの効率的な移行、コンプライアンスなど、企業の担当者を困らせる悩みの種は尽きません。
そこで、Paplesの導入・運用については以下のような豊富なソリューションが用意されています。
◇ペーパーレスソリューション
紙の帳票を可能な限り削減するためのソリューション。PDFのメール添付やワークフロー連携により新しい業務スタイルを作りあげます。
◇法令対応ソリューション
帳簿の電子保存に際して注意しなければならない各種法令に対応し、安全に帳簿を運用するサポートが提供されています。
◇システム連携ソリューション
ワークフローシステムや帳票配信システムとの連携を支援するソリューションです。電子帳票システムの価値を飛躍的に向上させます。
◇帳票出力ソリューション
自動仕訳や分散印刷など、高度な出力を実現します。
◇帳票開発ソリューション
帳票フォームを作るだけでも大きな負担です。その負担を軽減し、工期短縮を支援します。
◇製造業向けソリューション
製造業に特化したノウハウで、帳票の取り扱いを効率化するソリューションです。