フィルタリングソフトアプリとは
フィルタリングソフトアプリとは、パソコンやスマートフォン、タブレットからのWebアクセスを制御するアプリです。URLやサイトカテゴリ、利用者ごとのルールを設定し、危険サイトへの接続や不適切な閲覧を防ぎます。
Web閲覧を制御するアプリ
フィルタリングソフトアプリは、業務端末からアクセスできるWebサイトを管理するために使います。例えば、マルウェア感染の恐れがあるサイトや、業務に関係しにくい動画サイト、掲示板、個人利用のメールサービスなどを制御できます。
アクセス制限だけでなく、閲覧履歴を記録する製品もあります。情報システム部門が利用状況を把握し、社内ルールに沿った端末利用を促しやすくなるでしょう。
URLフィルタリングとの関係
フィルタリングソフトは、URLフィルタリングと呼ばれることもあります。URLフィルタリングとは、WebサイトのURLやカテゴリをもとに、アクセスを許可またはブロックする仕組みです。
法人利用では、業務で必要なサイトを許可し、危険性が高いサイトを制限する運用が重要です。製品によっては、カテゴリ分類やデータベース更新、例外申請、ログ分析まで対応できます。
個人向けアプリとの違い
個人向けのフィルタリングアプリは、子どもの利用制限や有害サイト対策が中心です。一方、法人向けは情報漏えいやマルウェア感染、内部統制、リモートワーク時の端末管理まで含めて検討します。
そのため、部署や役職ごとのルール設定に加え、ログ保管や管理者権限、社外端末対応などが重要です。企業利用では、利用者数が増えても管理しやすいかを確認しましょう。
フィルタリングソフトアプリでできること
フィルタリングソフトアプリは、Web閲覧の制限だけでなく、アクセスログの確認やアプリ利用の制御、ファイル無害化などにも対応します。自社のセキュリティ課題にあわせて、必要な機能を整理しましょう。
危険サイトへのアクセスを防ぐ
主な機能は、マルウェア配布サイトやフィッシングサイトなど、危険性の高いWebサイトへのアクセス制御です。従業員がメールや検索結果から誤って不審なURLを開いても、接続を止められる場合があります。
警察庁の資料では、令和7年上半期もフィッシング報告件数の増加が示されています。入口対策として、危険なWebアクセスを減らす仕組みは重要です。
参考:令和7年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について|警察庁
業務に不要な閲覧を制限する
フィルタリングソフトアプリでは、ギャンブルやゲーム、動画配信、掲示板など、業務に関係しにくいカテゴリを制限できます。従業員の私的利用を抑え、通信帯域の圧迫を防ぎやすくなります。
ただし、必要な業務サイトまで止めると業務効率が下がります。部署や業務内容に応じて、制限対象や例外ルールを調整できる製品を選びましょう。
アクセスログを管理する
アクセスログ管理は、誰が、いつ、どのサイトへアクセスしたかを確認する機能です。セキュリティ事故の調査や、社内規程に沿った利用状況の確認に役立ちます。
ログを長期間保管する場合は、検索しやすさや出力形式も重要です。監査対応を見据えるなら、管理者が必要な情報をすぐ確認できるかを比較してください。
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フィルタリングソフトアプリが向いている場面
フィルタリングソフトアプリは、社内ネットワークだけでなく、持ち出し端末やリモートワークの保護にも活用できます。利用場所や端末が広がるほど、Webアクセスを統一的に管理する必要性が高まります。
社内端末のWeb利用を管理したい
オフィスのパソコンからインターネットを利用する場合、危険サイトへのアクセスや業務外利用を管理したい場面があります。フィルタリングソフトアプリを導入すると、社内ルールに沿って閲覧範囲を制御できます。
特に従業員数が多い企業では、個別端末ごとの設定では管理負荷が増えます。グループ単位でルールを設定できる製品なら、部門別の運用に対応しやすいでしょう。
リモートワーク端末を守りたい
リモートワークでは、従業員が自宅や外出先のネットワークから業務端末を使います。社内のプロキシやゲートウェイを経由しない通信が増えるため、端末側やクラウド側での制御が必要です。
社外利用が多い企業は、クラウド型やエージェント型の対応範囲を確認しましょう。端末が社外にあっても、同じポリシーでアクセス制御できるかがポイントです。
教育機関や共有端末を管理したい
学校や研修施設、店舗、コールセンターなどでは、複数人が同じ端末を利用する場合があります。利用者の年齢や業務内容に応じて、閲覧できるサイトを制限する運用が必要です。
共有端末では、個人ごとの管理が難しいこともあります。端末単位やグループ単位、時間帯別の制御に対応する製品なら、現場の運用にあわせやすくなります。
フィルタリングソフトアプリの比較ポイント
フィルタリングソフトアプリを選ぶ際は、ブロック精度だけで判断しないことが大切です。対応端末から社外利用、ログ管理、例外申請、サポート体制まで確認し、自社の運用にあう製品を比較しましょう。
対応端末が業務にあうか
まず確認したいのは、利用する端末に対応しているかです。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットを業務利用する企業では、対応する基本ソフトやブラウザを確認しましょう。
特に外出先で使う端末は、ネットワーク環境が変わりやすくなります。社内外で同じルールを適用できるか、端末紛失時の対策とあわせて検討してください。
制御ルールを柔軟に設定できるか
フィルタリングルールは、部署や役職、利用目的によって変わります。マーケティング部門ではSNSを使う一方、他部門では制限したいケースもあるでしょう。
一律にブロックすると業務に支障が出る可能性があります。カテゴリ制御やURL単位の許可、時間帯別設定、申請承認など、柔軟に運用できるかを確認しましょう。
ログやレポートを確認しやすいか
アクセスログは、事故発生時の調査や利用状況の見直しに使います。検索条件を絞り込めるか、管理画面で傾向を見られるか、レポート出力に対応するかを確認してください。
ログを取得しても、確認に時間がかかると運用が続きにくくなります。管理者が少ない企業では、画面のわかりやすさや通知機能も比較するとよいでしょう。
無害化やメール対策に対応するか
Webアクセスだけでなく、メールに含まれるURLや添付ファイルから感染するリスクもあります。製品によっては、Web分離やファイル無害化、ダウンロード制御に対応しています。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、組織向け脅威としてランサム攻撃による被害が1位に挙げられています。複数の入口対策を組みあわせる視点が重要です。
参考:情報セキュリティ10大脅威 2026|独立行政法人情報処理推進機構
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▶Web閲覧制御に強いフィルタリングソフトアプリ
ここからは、ITトレンドに掲載されているフィルタリングソフトを紹介します。まずは、社内端末のWeb閲覧制御を重視する製品です。URLやカテゴリごとの制限、ログ管理、危険サイト対策を確認し、自社の利用ルールにあう製品を比較しましょう。
i-FILTER (デジタルアーツ株式会社)
- 全国の企業・官公庁・教育機関で、3万件を超える導入実績!
- ローカル・クラウドDBの連携と1日4回の更新で、高精度DBを実現!
- 組織や役職に応じた柔軟なフィルタリングルールを設定できる!
InterSafe WebFilter (アルプスシステムインテグレーション株式会社)
- ダウロードファイルを無害化!第三者からの攻撃を防止
- Webサービスを制御し、あらゆる情報漏洩対策を実現
- 1,500万端末以上の導入実績!
InterScan WebManager (トレンドマイクロ株式会社)
- ホワイト系カテゴリを網羅、Webサービスの利便性を高められる!
- 国内だけでなく、海外サイトも規制対象として扱える!
- 不正サイトの情報が毎日1回以上提供され、常に最新状態!
▶社外利用に対応しやすいフィルタリングソフトアプリ
リモートワークや持ち出し端末が多い企業では、社外からのWebアクセスも管理できる製品が候補になります。クラウド型やサービス型の提供形態、端末側の設定方法、社内外でのポリシー統一のしやすさを確認しましょう。
InterSafeCATS (アルプスシステムインテグレーション株式会社)
- 国内最大級のリサーチ力によるURLデータベース
- 子どもや勤務中の社員に見せない技術
- ALSI提供のWebフィルタリングサービス
InterSafeGatewayConnection (アルプスシステムインテグレーション株式会社)
- Webフィルタリングソフト部門14期連続最高位受賞
- GIGAスクール構想向けWebフィルタリング強化
- ASPIC IoT・AI・クラウドAWARD2021総合グランプリ受賞
▶無害化や情報流出対策向けのフィルタリングソフトアプリ
Web閲覧制御に加えて、未知の脅威や情報流出への備えを強化したい場合は、無害化やデータ保護に対応する製品も候補です。閲覧対象や保護したい情報、既存のセキュリティ対策との組みあわせを比較してください。
Web分離・無害化ソリューションMenloSecurity (NTTドコモビジネス株式会社)
- クラウドでWebアクセスし、安全な表示情報のみ返送
- メールのURLや添付ファイルを無害化し、感染リスクを軽減。
- エージェント不要、既存ブラウザ活用でスモールスタート可能
PCFILTER (株式会社JSecurity)
- 独自の高速検索で個人情報を検出
- マイナンバー管理の重要ポイントに完全対応。
- DLPでリモート環境の情報流出を保護
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フィルタリングソフトのアプリ利用に関するFAQ
フィルタリングソフトアプリを導入する際は、業務への影響や社外利用、スマートフォン対応などに迷いやすいものです。ここでは、導入検討時によくある疑問を整理します。
- Q1:無料のフィルタリングアプリで十分ですか?
- 小規模な個人利用であれば選択肢になりますが、法人利用では管理機能やログ保管、利用者ごとの権限設定が不足する場合があります。業務端末を複数管理するなら、法人向け製品の資料を確認しましょう。
- Q2:スマートフォンにも対応できますか?
- 製品によって対応範囲は異なります。パソコン中心の製品もあれば、スマートフォンやタブレットでの利用に対応する製品もあります。対応する基本ソフトやブラウザ、社外利用時の制御方法を確認してください。
- Q3:必要なWebサイトまで止まりませんか?
- 初期設定のまま一律に制限すると、業務サイトがブロックされる可能性があります。導入時は部署ごとの必要サイトを整理し、ホワイトリストや例外申請の運用を決めておくと安心です。
- Q4:リモートワークにも使えますか?
- クラウド型やエージェント型の製品であれば、社外端末のWebアクセス制御に対応できる場合があります。社内ネットワーク経由の通信だけを前提にしていないか、製品資料で確認しましょう。
- Q5:導入前に何を準備すべきですか?
- まず、制限したいサイトカテゴリや許可が必要な業務サイト、管理対象端末、ログの保管方針を整理しましょう。あわせて、例外申請の流れや管理者権限も決めておくと、導入後の運用が安定しやすくなります。
まとめ
フィルタリングソフトアプリは、危険サイトへのアクセスや業務外閲覧を制御し、端末利用の安全性を高めるための製品です。対応端末や社外利用、ログ管理、無害化、運用しやすさを比較し、自社にあう製品を選びましょう。気になる製品は、ITトレンドでまとめて資料請求して比較してください。



