資料請求リスト
0

ファイアウォールの連携性はどこを見る?SIEM・EDR・AD・クラウド環境との組み合わせを解説

ファイアウォールの連携性はどこを見る?SIEM・EDR・AD・クラウド環境との組み合わせを解説

ファイアウォールの連携性を比較する際は、対応の記載があるかではなく、どの情報をどの方向にやり取りできるかまで確認すると導入後の差が小さくなります。同じ連携先に対応していても、送れる項目や設定の手間は製品によって異なるためです。この記事では代表的な連携先ごとに、実現できることと確認項目を解説します。

\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次

    ファイアウォールを連携させる目的

    ファイアウォールとは、社内ネットワークと外部の通信を監視し、許可した通信だけを通す仕組みです。他のシステムと組み合わせることで、確認できる範囲を広げたり、運用の手間を減らしたりできます。

    状況を把握しやすくする

    ファイアウォールが記録するのは、通信の入り口で起きたことです。端末の中で何が起きたか、利用者が誰だったかまでは、単体では分からない場合があります。他のシステムの情報と突き合わせると、状況を組み立てやすくなります。

    例えば、遮断された通信を確認する際に、その通信を出した端末で直前に何が実行されたかが分かれば、原因の絞り込みが進みます。ただし、情報をつなぐには時刻の基準をそろえる必要があります。各機器の時刻を同じ基準にあわせる設定が必要になるため、導入時の作業項目として押さえておきましょう。

    関連記事 ファイアウォールの3つの基本的な機能や仕組みとは?

    手作業を減らす

    設定変更や情報の集計を手作業で行っていると、拠点数や利用者数が増えるほど時間がかかります。他のシステムから情報を取り込む仕組みや、外部から設定を操作できる仕組みがあれば、定型的な作業を置き換えられる場合があります。

    ただし、自動化を進める際は誤った設定が広範囲に反映されるリスクも考慮が必要です。変更内容を反映する前に確認する手順を残す、変更前の状態へ戻せる仕組みを用意するといった備えをあわせて検討しましょう。どこまでを自動化し、どこから人が判断するかを決めておくと運用が安定します。

    ログ基盤や端末対策とのファイアウォール連携

    セキュリティに関する情報を集約する仕組みや、端末を守る仕組みとの組み合わせは、検討されることの多い連携です。それぞれ役割が異なります。

    SIEMとの連携で確認したいこと

    SIEMとは、複数の機器やシステムからログを集めて相関的に分析する仕組みです。ファイアウォールのログを送ることで、他の機器の記録とあわせた分析ができるようになります。多くの製品がログの外部転送に対応しています。

    確認したいのは、転送できるログの形式、送信できる項目の範囲、転送先を複数指定できるかという点です。形式が合わない場合、受け取る側で変換の設定が必要になります。また、ログの量が多いとSIEM側の費用に影響する場合があるため、送る対象を絞り込めるかも確認しておきましょう。導入前に、想定されるログ量をベンダーへ確認しておくと計画を立てやすくなります。

    EDRとの連携で確認したいこと

    EDRとは、パソコンやサーバといった端末の動きを記録し、不審な挙動を検知する仕組みです。ファイアウォールが通信の入り口を見るのに対し、EDRは端末の内部を見るという違いがあります。両者を組み合わせると、確認できる範囲が広がります。

    連携の形は製品によって異なります。ログを同じ基盤へ集めるだけの形もあれば、一方が検知した情報をもとに他方が通信を制限する形もあります。後者を検討する場合は、どのような条件で動作するか、誤った制限が起きた際に解除できるかを確認しましょう。同一メーカーの製品同士でのみ連携できる場合もあるため、現在使用している製品を伝えたうえで確認することをおすすめします。

    関連記事 次世代ファイアウォールとは?従来のFWとの違いやメリットを紹介!

    利用者情報やクラウド環境とのファイアウォール連携

    社内の利用者情報を管理する仕組みや、クラウド上に構築した環境との連携も、運用のしやすさを左右します。ここでは2つの連携先を取り上げます。

    Active Directoryとの連携で確認したいこと

    Active Directoryとは、社内の利用者情報や端末情報をまとめて管理する仕組みです。ファイアウォールと連携させると、通信をIPアドレスだけでなく、利用者や所属グループ単位で制御できるようになります。ログにも利用者名が記録され、確認がしやすくなります。

    確認したいのは、利用者情報を取得する方式、グループの構成をどこまで反映できるか、情報が更新された際に反映されるまでの時間です。人事異動で所属が変わった際に自動で反映されるかは、運用の手間に直結します。あわせて、連携が一時的に途切れた場合にどの設定が適用されるかも確認しておくと、想定外の遮断を避けやすくなります。

    クラウド環境との連携で確認したいこと

    AWSやAzureといったクラウド上に構築した環境を守る場合、そのクラウド向けに提供されている形態の製品を利用する方法があります。社内の機器と同じメーカーの製品であれば、同じ管理画面でまとめて扱える場合があります。

    確認したいのは、対応しているクラウドの種類、社内の機器と設定を共通化できる範囲、料金の算定方法です。クラウド側では利用時間や処理量に応じた課金になる場合があり、社内機器とは費用の考え方が異なります。また、クラウド事業者が標準で提供する通信制御の仕組みとの役割分担も整理しておくと、重複した投資を避けられます。

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品で比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でファイアウォールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。

    ファイアウォール の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    監視ツールやAPIによるファイアウォール連携

    機器の稼働状況を見張る仕組みや、外部から操作するための接続手段も、運用の自動化を検討する際の材料になります。

    外部の監視ツールとの連携で確認したいこと

    ネットワーク機器の稼働状況を集中して監視するツールを使っている場合、ファイアウォールも同じ画面で監視できると運用がまとまります。機器の状態を外部へ通知する標準的な仕組みに対応しているかが確認の起点です。

    確認したい項目は、取得できる情報の種類、通知の送信方法、監視ツール側で対応している機種の一覧です。処理の負荷や通信量、機器の温度といった情報まで取得できると、性能の不足や故障の兆候に気づきやすくなります。取得できる項目の一覧を提示してもらい、現在の監視項目と照らして確認しましょう。

    APIによる連携で確認したいこと

    APIとは、外部のプログラムからシステムを操作するための接続手段です。ファイアウォールがAPIを提供している場合、設定の追加や情報の取得を自動化できます。社内で作成した仕組みや、他のツールから操作する構成が可能です。

    確認したいのは、仕様書が公開されているか、操作できる範囲がどこまでか、認証の方式は何かという点です。すべての設定を操作できるとは限らず、参照だけに対応している場合もあります。また、一定時間あたりの実行回数に上限が設けられている場合があるため、想定する処理量で問題ないかを事前に確認してください。開発の担当者と一緒に仕様を確認すると判断が早まります。

    関連記事 ファイアウォールの選び方とは?他のセキュリティ製品との違いも解説

    ファイアウォールの連携性を比較する進め方

    連携の可否は資料に記載があっても、実際に使えるかどうかは条件次第です。ここでは比較を進める際の考え方を整理します。

    連携先ごとの確認項目を整理する

    下表は、代表的な連携先について確認したい項目をまとめたものです。対応の記載があるだけで判断せず、条件まで確認すると導入後のずれを減らせます。

    連携先確認したい項目
    SIEMログの形式、送信項目、転送先の数、送る対象の絞り込み
    EDR連携の形態、動作条件、解除手順、対応する組み合わせ
    Active Directory取得方式、グループ反映の範囲、更新の反映時間、切断時の動作
    クラウド環境対応するクラウド、設定の共通化範囲、料金の算定方法
    監視ツール取得できる情報、通知方法、対応機種の一覧
    API仕様書の公開、操作できる範囲、認証方式、実行回数の上限

    連携が途切れた場合の動作を確認する

    連携を前提とした運用では、つながらなくなったときにどうなるかを把握しておく必要があります。原因は製品側だけでなく、連携先の仕様変更や、ネットワークの一時的な不通など複数の要因が考えられます。

    確認しておきたいのは、連携が途切れた際に管理者へ通知が届くか、その間どの設定が適用されるか、復旧後に不足した情報を再送できるかという点です。あわせて、連携先の製品が更新された際の対応方針も聞いておくとよいでしょう。責任の所在を一方に限定せず、双方のベンダーへ確認する体制を用意しておくと、問題発生時の対応が進みやすくなります。

    関連記事 ファイアウォールとは?仕組みや種類、WAFとの違いをわかりやすく解説

    他の仕組みと組み合わせるファイアウォール

    ログを集約する基盤や端末を守る仕組みとどう組み合わせるかは、確認できる範囲に影響します。連携を前提に検討したい製品を集めました。

    MRB-Cloud

    株式会社アンペール
    《MRB-Cloud》のPOINT
    1. 常時最新のセキュリティを提供。ソフトの導入や定義の更新は不要
    2. 3つのインバウンドセキュリティで外からの脅威を防御します
    3. 外出先でも安全に通信可能でリモートワークにも対応します

    株式会社アンペールが提供する「MRB-Cloud」は、専用の機器を必要としないクラウド型のUTMサービスです。既存のルーターから接続する形で導入でき、社内へ入る通信と外へ出る通信の両方を対象にした対策を利用できます。機器の老朽化にともなう更新を検討している企業が、構成そのものを見直す際の選択肢になります。

    ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ

    株式会社 USEN ICT Solutions
    製品・サービスのPOINT
    1. 業界最多クラスのセキュリティ機能の中から独自のカスタムが可能
    2. 管理者負担軽減!導入から運用、保守まですべて一括対応
    3. 24時間365日の障害検知・切り分けから復旧対応までサポート!

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ」は、機器の構築と運用、保守をあわせて提供するUTM製品です。アンチウイルスやWebフィルタリング、不正侵入の検知と防御を備え、24時間365日の障害対応が含まれます。オプションとして社外から社内へ接続する仕組みや負荷分散の機能も用意されています。

    SymantecEndpointProtectionCloud (Broadcom Inc.)

    製品・サービスのPOINT
    1. 機械学習と多層防御で高度な脅威を防御。
    2. PC・モバイル・サーバーをクラウド管理コンソールで一元管理
    3. iOS/Android端末をモバイル脅威から保護。

    Cloud Edge (トレンドマイクロ株式会社)

    《Cloud Edge》のPOINT
    1. 設置設定はパートナー企業が行うので手間をかける必要なし!
    2. あらゆる経路で侵入してくる脅威やマルウェアを防御!
    3. 本体とクラウドで分散処理をしてネットワーク遅延を最小化!

    ファイアウォールに関するFAQ

    ファイアウォールの連携性について、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

    Q1: 異なるメーカーの製品同士でも連携できますか?
    ログの転送のように標準的な仕組みを使う連携は組み合わせやすい傾向があります。一方が検知した情報で他方が動作する形の連携は、同一メーカー内に限られる場合があるため個別に確認しましょう。
    Q2: SIEMがなくてもログを活用できますか?
    製品の管理画面で条件を指定して絞り込んだり、レポートを出力したりできる場合があります。まず標準機能でどこまで確認できるかを試したうえで、追加の基盤が必要か判断する進め方をおすすめします。
    Q3: Active Directoryと連携すると何が変わりますか?
    通信の制御やログの記録を利用者や所属グループの単位で扱えるようになります。IPアドレスだけで管理する場合と比べ、異動や端末の入れ替えがあっても設定を維持しやすくなります。
    Q4: APIを使うには開発の知識が必要ですか?
    プログラムから操作する仕組みのため、一定の知識が求められます。社内に担当者がいない場合は、標準機能でどこまで自動化できるかを確認するか、専門事業者へ相談する方法を検討してください。

    まとめ

    ファイアウォールの連携性は、ログを送る連携、利用者情報を取り込む連携、外部から操作する連携に分けて整理すると比較しやすくなります。対応の有無だけでなく、扱える項目の範囲や更新の反映時間、途切れた際の動作まで確認することが大切です。現在使用しているシステムを一覧にしたうえで、複数の製品資料を取り寄せて比較検討を進めてください。

    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「ファイアウォールの連携性はどこを見る?SIEM・EDR・AD・クラウド環境との組み合わせを解説」というテーマについて解説しています。ファイアウォールの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    ファイアウォールの製品をまとめて資料請求