ヒートマップツールの市場規模は?
ヒートマップツールは、Webサイトでのクリックやスクロールなどの行動を、色の濃淡で見える化するツールです。ヒートマップツールに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。そこで、ITトレンドの掲載状況から市場の広がりを見ると、13製品が掲載され、提供企業も11社と、1社に偏らず多くの企業が参入しています。
現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、13製品すべてが情報のみの掲載です。製品は、ヒートマップを中心とする解析ツールと、操作の録画・再生まで行う行動分析ツールに分かれます。分析の方法や機能については、ヒートマップツールとは?分析方法と機能を解説!をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ヒートマップツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なヒートマップツール
まずは、ITトレンドに掲載されているヒートマップツールを紹介します。掲載されている製品の顔ぶれは、この分野でどんな製品が選べるかを知る手がかりです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のヒートマップツールはセッションリプレイ(操作の録画・再生)にも対応する製品が13製品中7製品を占めます。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、資料請求ランキングにも製品は入っていません。ヒートマップだけでなく、録画やA/Bテストも備えて、行動を深く分析する製品が多い点が特徴です。
次の図は、掲載されている製品のうち主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| User Insight | 株式会社ユーザーローカル | 情報のみ掲載 | ヒートマップに加え、アクセス解析やレポートの自動生成も備える解析ツール。 |
| ミエルカヒートマップ | 株式会社FaberCompany | 情報のみ掲載 | 離脱・熟読・クリックの3種類のヒートマップを、一つの画面で表示できる。 |
| User Heat | 株式会社ユーザーローカル | 情報のみ掲載 | 無料でヒートマップを使える解析ツール。タグを入れるだけで始められる。 |
| Hotjar | Contentsquare Japan合同会社 | 情報のみ掲載 | ヒートマップとセッションリプレイで、サイトやアプリでの行動を可視化。 |
| Contentsquare | 株式会社ギャプライズ | 情報のみ掲載 | ヒートマップやセッションリプレイで、UXやコンバージョン改善の示唆を得る。 |
| MicrosoftClarity | 日本マイクロソフト株式会社 | 情報のみ掲載 | ヒートマップとセッションリプレイを無料で使え、設定不要ですぐ始められる。 |
| clicktale | 株式会社ギャプライズ | 情報のみ掲載 | クリックやスクロールを可視化し、行動の再生で離脱の要因を把握できる。 |
| Crazy Egg | Crazy Egg, Inc. | 情報のみ掲載 | ヒートマップやセッション録画、A/Bテストでサイト改善を支援する。 |
| VWO | Wingify | 情報のみ掲載 | A/Bテストと行動分析を統合し、専門知識がなくてもテストを実行できる。 |
| UXCam | UXCamInc. | 情報のみ掲載 | モバイルアプリの操作を動画で記録し、タップなどをヒートマップで分析。 |
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
[分析]2026年のヒートマップツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている13製品の製品ページから、市場の傾向を整理します。
1.操作の録画・再生まで行える製品が中心
掲載13製品のうち7製品は、ユーザーの操作を録画・再生するセッションリプレイに対応しています。ヒートマップを中心とする製品は4製品で、User Insightのようにアクセス解析と一体になった製品もあります。どこを見たかだけでなく、どう操作したかまで確かめたいという需要に応える製品が多いことがうかがえます。
2.無料で使える製品やAIを掲げる製品も
製品ページで無料での利用を掲げる製品は、User HeatとMicrosoftClarityの2製品です。AIの活用を掲げる製品も2製品あり、レポートの自動生成や分析の効率化に使われています。手軽に始められる製品から分析を効率化する製品まで、選択肢の幅が広いことがうかがえます。
3.資料請求できる製品はなく、レビューも3製品のみ
提供企業は11社で、ユーザーローカルとギャプライズはそれぞれ2製品を掲載しています。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はありません。レビューがあるのも3製品で、最も多い製品でも6件と、導入後の評価を比べる材料はまだ少ない状況です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■どこがクリック・熟読されているかを手軽に把握したい企業
- User Heat / ミエルカヒートマップ / User Insight
- ■ユーザーの操作を録画・再生して、離脱の原因を探りたい企業
- MicrosoftClarity / Hotjar / Contentsquare
- ■A/Bテストやアプリの分析まであわせて行いたい企業
- Crazy Egg / VWO / UXCam
同じヒートマップツールでも、分析できる範囲や対象が大きく違います。ヒートマップだけで足りるか、録画やA/Bテストまで必要かを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●アクセス解析のデータを保存するサービスなど、ヒートマップ以外が中心の製品も並ぶ
- ●レビューは3製品にしかなく、導入後の使い勝手を比べる材料が少ない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、分析したいサイトやアプリ、必要な分析の深さ、今使っているアクセス解析ツールに合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うヒートマップツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ヒートマップツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は製品ページで掲載内容を確かめ、自社のサイト改善に合うかを各社に確認してみてください。
以下の記事では、ヒートマップツールを比較し、選び方やメリットも紹介しています。あわせてご覧ください。

