ハウジング製品の市場規模は?
ハウジング製品は、データセンターサービス市場の一部にあたります。電子情報技術産業協会(JEITA)が2025年12月に発表した見通しでは、ハウジングはこの市場の区分の1つとされています。JEITAによると、国内のデータセンターサービス市場は2030年に5兆6,540億円へ成長する見通しです。産業のデジタル化やAI活用の広がりが背景とされ、ハウジングを含む市場全体の数字です。
出典:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)「データセンターサービスの市場見通しを発表」(2025年12月16日)
ITトレンドにはハウジング製品として4製品が掲載され、提供企業も4社です。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、ハウジング製品の動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP4】いま注目されるハウジング製品
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のハウジング製品は都市型の「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」が資料請求ランキング1位です。2位は社内の情報機器をデータセンターへ移す業務代行サービスで、3位は福井、4位は品川駅に近いデータセンターでした。立地や災害への強さなど、機器を預ける場所そのものを比べる製品が並ぶ点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP4です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | オプテージ曽根崎データセンター(OC1) | オンプレミス・クラウドなど/別途お問い合わせ | 2026年1月開設の都市型データセンター。大阪駅から徒歩約12分で、ネットワークの接続性が強み。 |
| 2位 | 業務代行サービス | サービス/別途お問い合わせ | 社内の情報機器をデータセンターへ移し、引っ越しから日々のサーバー運用まで支援。 |
| 3位 | ふくいデータセンター | サービス/別途お問い合わせ | 南海トラフ地震の影響リスクが低い地域にあり、DR・BCP対策向けに使えるデータセンター。 |
| 4位 | 御殿山データセンター | サービス/別途お問い合わせ | 品川駅から徒歩15分。免震構造と24時間365日の有人監視を備える大型データセンター。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※ハウジング製品のカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているハウジング製品は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のハウジング製品市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている4製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.立地と災害への強さが、選ぶ軸として前に出る
製品ページの紹介を見ると、4製品のうち3製品がデータセンターの場所を強みに掲げています。OC1は大阪駅から徒歩約12分、御殿山データセンターは品川駅から徒歩15分と、都市部からの通いやすさを示しています。ふくいデータセンターは、南海トラフ地震の影響リスクが低い地域であることをDR・BCP対策の理由に挙げています。
2.場所を貸すだけでなく、運用まで任せる形が中心
製品一覧の掲載内容を見ると、4製品のうち3製品が提供形態を「サービス」としています。業務代行サービスは機器の引っ越しから日々のサーバー運用まで支援し、OC1も機器の保守・運用を支えるマネージドサービスを掲げます。ほかの2製品も、常時の監視体制を打ち出しています。参考価格は4製品とも「別途お問い合わせ」で、運用の範囲に応じて見積もる形がうかがえます。
3.2025年のランキングから、首位が入れ替わる
2025年間の資料請求ランキングでは、業務代行サービスが1位、ふくいデータセンターが2位で、OC1は4位でした。2026年10月19日更新の週間ランキングでは、2026年1月に開設したOC1が1位に入っています。集計の期間が違うため単純には比べられませんが、新しく開設したデータセンターへの関心がうかがえます。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■都市部の拠点から通いやすく、ネットワークの接続性も重視したい企業
- オプテージ曽根崎データセンター(OC1) / 御殿山データセンター
- ■災害時の備え(DR・BCP対策)として、データの保管先を分けたい企業
- ふくいデータセンター
- ■社内のサーバーなどを移して、運用の手間とオフィスのコストを減らしたい企業
- 業務代行サービス
同じランキング上位でも、目的によって合う製品は変わります。この分野では立地や災害への強さを打ち出す製品が多いため、自社の拠点からの距離と、災害に備えて離れた地域に置くかを先に決めると、候補を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●参考価格は4製品とも「別途お問い合わせ」のため、費用は見積もりで比べる必要がある
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、設備や運用の質は資料や見学で確かめる必要がある
ランキングは、いま候補に挙がりやすいデータセンターを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、自社の拠点からの距離や預ける機器の量、回線や運用サポートの範囲に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うハウジング製品を比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、ハウジング製品の市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、立地や運用の体制が自社に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、ハウジングサービスの製品ごとの特徴や選び方を比較して紹介しています。あわせてご覧ください。

