会員管理・ポイント管理システムとは
会員管理・ポイント管理システムは、顧客に関する情報とポイントの付与・利用履歴を一つのシステム上で管理する仕組みです。ここでは基本的な機能の考え方と、従来の管理方法との違いについて整理します。
会員情報とポイントを一体で扱う考え方
会員管理・ポイント管理システムは、氏名や連絡先、購入履歴といった会員情報をデータベース上で一元管理し、ポイントの付与や利用の履歴もあわせて記録する仕組みです。会員証やアプリ、Webサイトなどを通じて顧客情報を登録し、購入や来店のたびにポイントを自動で計算します。
例えば店舗での購入時にPOSレジと連携し、会員IDに紐づけてポイントを加算する形が一般的です。クラウド型として提供される製品もあり、複数店舗の情報をインターネット経由でまとめて管理できる場合があります。
紙台帳やExcel管理からの変化
紙の会員カードやExcelによる管理では、情報の更新や集計に手作業が伴い、担当者によって入力ルールが異なる場合があります。会員管理・ポイント管理システムを使うと、入力項目や計算ルールを統一でき、複数店舗の情報も同じ基準で扱えます。
また、ポイントの有効期限や利用条件をシステム側で自動的に判定できるため、手作業での確認漏れを減らせます。会員データを検索する際も条件を指定して抽出できるので、必要な情報にすぐたどり着けます。
会員管理・ポイント管理システムの主な機能
会員管理・ポイント管理システムには、会員情報の管理からポイント計算、分析や顧客とのコミュニケーションまで、複数の機能が搭載されています。ここでは代表的な機能を3つの観点から紹介します。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 会員情報の一元管理 | 氏名や連絡先、購入履歴などを一つのデータベースにまとめて登録し、条件を指定して検索・抽出できる |
| ポイントの付与・管理 | 購入金額や来店回数に応じてポイントを自動計算し、付与率や有効期限を設定できる |
| 分析・コミュニケーション支援 | 購買データのレポート作成や、メール・アプリを通じた会員への通知配信ができる |
会員情報を一元管理する機能
会員情報を一元管理する機能では、氏名や連絡先、生年月日、購入履歴などの情報を一つのデータベースにまとめて登録できます。複数店舗やオンラインショップで得た情報も統合して管理できるため、顧客全体の状況を把握しやすくなります。
検索機能や属性ごとの絞り込み機能を備えている製品も多くあります。特定の条件に当てはまる会員を抽出してキャンペーンの対象を選ぶといった使い方ができ、重複登録を防ぐ仕組みを持つ製品もあります。
ポイントを付与・管理する機能
ポイントを付与・管理する機能では、購入金額や来店回数に応じたポイントの自動計算、付与、失効処理などを行います。ポイントの付与率や有効期限をあらかじめ設定しておくことで、条件に応じた運用が可能になります。
例えば誕生月に追加ポイントを付与したり、特定商品の購入でボーナスポイントを付けたりする設定ができる製品もあります。利用状況は会員ごとに履歴として残るため、後から確認する際にも役立ちます。
分析やコミュニケーションを支援する機能
分析やコミュニケーションを支援する機能には、会員の購買データを集計するレポート機能や、メールやアプリを通じた通知機能が含まれます。年代や購入頻度などの切り口でデータを可視化できる製品もあります。
通知機能を使えば、ポイントの有効期限が近づいた会員へのお知らせや、キャンペーン情報の配信を行えます。分析結果を踏まえて配信内容を調整することで、顧客との接点を維持しやすくなります。
会員管理・ポイント管理システムを導入するメリット
会員管理・ポイント管理システムを導入すると、日々の会員対応やポイント計算にかかる業務負担を軽減できるほか、蓄積したデータを活用した施策の検討にもつなげやすくなります。ここでは代表的なメリットを2つの観点から説明します。
日々の管理業務を効率化できる
会員登録やポイント計算を手作業で行う場合、入力ミスや集計の手間が発生する場合があります。会員管理・ポイント管理システムを導入すると、これらの処理を自動化でき、担当者の作業負担を軽減しやすくなります。
例えば複数店舗の会員情報を一つのシステムで管理すれば、店舗ごとに台帳を集計する手間を省けます。問い合わせ対応の際も会員情報をすぐに参照できるため、対応時間の短縮につながる場合があります。
顧客満足度の向上につながる
会員一人ひとりの購入履歴やポイント状況を把握できると、個々の顧客に合わせた案内や特典の提供がしやすくなります。こうした対応は、顧客満足度の向上につながる場合があります。
例えば過去の購入履歴を踏まえておすすめ商品を案内したり、ポイントの有効期限が近い会員に通知を送ったりする施策が考えられます。継続的な関係づくりに役立てられます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品で比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で会員管理・ポイント管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
導入時に押さえておきたい注意点
会員管理・ポイント管理システムを選ぶ際は、自社の運用フローに合っているかや、セキュリティ面の対策が講じられているかを確認しておくことが重要です。ここでは押さえておきたい2つの注意点を解説します。
自社の運用に合った機能を見極める
会員管理・ポイント管理システムには多様な機能が搭載されていますが、すべての機能を使いこなせるとは限りません。自社の店舗数や会員規模、運用体制に合った機能を備えているかを見極めることが重要です。
例えば小規模店舗であればシンプルな機能で十分な場合もありますが、複数店舗を展開している場合はPOSレジや既存システムとの連携機能が必要になる場合があります。導入前に自社の要件を整理しておくと選定がしやすくなります。
セキュリティ対策を確認する
会員管理・ポイント管理システムでは氏名や連絡先といった個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策の内容を事前に確認しておくことが重要です。データの暗号化やアクセス権限の設定機能があるかを確認します。
情報の漏えいは、システム側の設定不備だけでなく、利用者側の操作ミスや連携先の管理体制など複数の要因で発生する可能性があります。運用ルールとあわせてシステムの対策内容を確認しておくと安心です。
会員管理・ポイント管理システムの活用シーン
会員管理・ポイント管理システムは、小売業や飲食業をはじめ、さまざまな業種で活用されています。ここでは代表的な活用シーンを2つ紹介します。
小売業や飲食業での活用
小売業や飲食業では、来店ごとのポイント付与や会員限定クーポンの配信にシステムが活用されています。POSレジと連携させることで、会計時に自動でポイントを計算し、レシートに反映させる運用が可能です。
例えば購入金額に応じたポイント付与に加え、特定曜日に来店した会員へ追加ポイントを付与するといった施策も考えられます。データを蓄積することで、来店頻度の傾向を把握しやすくなります。
サービス業や会員制ビジネスでの活用
エステサロンやフィットネスクラブなど会員制のサービス業でも、会員情報とポイントを組み合わせて管理する運用が見られます。利用回数に応じたランク制度と連動させるケースもあります。
例えば一定回数の利用でランクが上がり、特典の内容が変わる仕組みを設ける場合があります。会員情報を一元管理することで、利用状況に応じた案内をタイミングよく届けやすくなります。
会員情報とポイント運用を支える代表的な製品
店舗運営や会員組織の運営での活用実績がある会員管理・ポイント管理システムの中から、機能や対応範囲の異なる代表的な製品を紹介します。
ぜぶらる
- 初期費用・月額費用0円
- 会員組織をもつ団体運営に必要な機能を網羅
- サポート実績4,000団体以上のノウハウに基づく機能と使いやすさ
株式会社インターナショナルスポーツマーケティングが提供する「ぜぶらる」は、会員データをクラウド上で一元管理し、検索・抽出やCSV操作を行えるサービスです。QRコードを使った来場管理とポイント機能を備えており、クレジットカードやコンビニ、Pay-easyでのオンライン決済にも対応しています。初期費用・月額費用ともに無料で利用でき、スポーツチームや学会、OB会、スクールなど団体運営での導入実績が4,000団体以上あります。会員組織を持つ団体の運営に合わせた活用が想定されています。
ポイントシステム (サイオステクノロジー株式会社)
- 購入金額、商品、キャンペーンなど様々な条件でポイント付与
- 購買履歴、属性情報などを分析し、効果的なマーケティングを実現
- 既存システムとの連携を容易にし、スムーズな導入を実現
Nice!Members (ウェッジソフトウェア株式会社)
- 会員情報修正履歴を保持し、過去情報も保持
- 個人別・項目別に情報非公開設定可能
- 会費の請求・入金管理に加え、コンビニ・ネットバンキング対応。
会費ペイ (株式会社メタップスペイメント)
- キッズコーポレーション導入
- 現金集金負担を7〜8割削減
- 保育の質向上に貢献します
fanUP! (株式会社広済堂ネクスト)
- IT事業会社が開発、50年超の歴史
- Pマーク・ISMS認証取得の万全なセキュリティ。
- 1社1担当者制による手厚いサポート体制
会員管理・ポイント管理システムに関するFAQ
会員管理・ポイント管理システムの導入を検討する際によくある質問をまとめました。
- Q1:会員管理・ポイント管理システムはどのような企業に向いていますか?
- 複数店舗を展開している企業や、会員数が多く手作業での管理が負担になっている企業に向いています。会員規模が小さい場合でも、業務の効率化を目的に導入するケースがあります。
- Q2:導入にはどのくらいの費用がかかりますか?
- 費用は搭載する機能や会員数、店舗数によって異なります。クラウド型であれば初期費用を抑えられる場合もあるため、複数の製品を比較して確認することをおすすめします。
- Q3:既存のPOSレジと連携できますか?
- 製品によって連携できる範囲は異なります。導入を検討する際は、自社で使用しているPOSレジや会計システムとの連携可否を事前に確認しておくことが重要です。
まとめ
会員管理・ポイント管理システムは、会員情報とポイントの付与・利用状況を一元管理できる仕組みです。業務効率化や顧客満足度の向上につながる一方、自社の運用に合った機能やセキュリティ対策の確認も欠かせません。導入を検討する際は、複数の製品を比較しながら自社に合ったシステムを選びましょう。

