オンライン商談システムの選び方
さまざまなオンライン商談システムがありますが、何に注目して比較すべきでしょうか。オンライン商談システムの選び方を解説します。
安定した通信や高いパフォーマンスを実現できるか
オンライン商談システムにおいて重要なのは、商談相手と快適かつ安全にやり取りできることです。商談相手に不快な印象を与えてしまっては、商談は上手くいきません。円滑なオンライン商談を実現するために、以下のような点に留意して製品を選びましょう。
- ■通信は安定しているか(ノイズやタイムラグがないか)
- ■映像の質は良好か
- ■操作は直感的に分かりやすいか
- ■セキュリティ対策は十分か(暗号化がされているか)
製品によっては無料トライアル期間が用意されている場合があります。その機会を活用し、実際にシステムを触ってみることで、パフォーマンスを確認できるでしょう。
手間なく使えるシステムかどうか
大半のオンライン商談システムは、アプリのインストールなどが不要ですが、製品によっては商談相手に手間を掛けさせてしまう場合があります。
また、利用できるデバイスが限られていることもあります。相手が対応機種を持っていなければ、そもそもオンライン商談が実現しません。ブラウザで利用できるなど、気軽に使える製品が理想的です。
ITトレンド厳選!オンライン商談システムを比較
早速、ITトレンド編集部が厳選したオンライン商談システムをご紹介します。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社の「ビデオトーク powered by 空電」は、アプリ不要のビデオ通話ソリューションです。SMSでURLを送信し、相手がそれをクリックするだけでつながります。
録画、画面共有、写真保存、位置情報取得、テキストチャット、アンケート調査などの機能を搭載しています。また、API機能により、CTIやCRMとの連携がしやすいです。
「meet in」は、株式会社Take Actionが提供するオンライン商談システムです。URLを共有するだけで商談できるのはほかの製品と同じですが、電子契約機能を搭載している点が特徴的です。
名刺交換、複数人接続、録画、画面や写真共有、音声の自動テキスト化など、商談をスムーズに進める機能を豊富に揃えています。
VCRM の比較ポイント
- お客様が事前にアプリをインストールする必要はなし
- 電話での商談からオンライン商談への誘導も可能
- 資料のダウンロード機能も完備
ナレッジスイート株式会社が提供する「VCRM」は、VCRMのホームページを介したオンライン商談システムです。商談相手がVCRMのホームページにアクセスすると5桁の番号が発行され、その番号を管理画面に入力すれば接続可能となります。
電話をしながら、そのままオンライン商談へ誘導する、といった使い方ができます。また、画面共有、資料のダウンロード、録画が可能です。
エイネット株式会社が提供する「Lite FreshVoice」は、ログイン不要で会議が始められるブラウザ型Web会議システムです。URLをクリックするだけで会議を始めることができるため、オンライン商談システムとしての活用もできます。2IDで18,000円~利用が可能。安価で社内会議でも使えるシステムを導入したい方にお勧めです。
株式会社インターコムが提供する、月額1万円から利用できるクラウド型オンライン商談システムです。画面を共有しながら商談できるほか、顔写真を表示できるため、安心しながらやりとりできます。相手のマウスポインタの位置が分かるため、疑似的に互いの視線を把握できるのも特徴です。
株式会社SceneLiveが提供する営業に特化したオンライン商談ツールです。映像や音声などのコミュニケーション機能と商談・プレゼン機能を搭載されており、「いつでも、どこでも、誰とでも」質も効率もよいプレゼンを実現します。
楽天コミュニケーションズ株式会社が提供するWeb会議システムです。Internet ExplorerをはじめChromeやFirefoxにSafariなど、多くのブラウザに対応している点と、PCスキルを必要とせず、ウェブサイトを閲覧するような気楽さで始められる点は、さまざまな人とやりとりをする商談にお勧めなポイントといえます。
その他のオンライン商談システムも比較!
ほかにも、さまざまなオンライン商談システムがありますので紹介します。
bellFace
ベルフェイス株式会社が提供する「bellFace」は、成果を上げるためのコンサルティングやヘルプデスクでの対応など、導入から運用までのサポートが手厚い点が魅力です。また、便利機能が豊富で、相手の画面と操作が連動し、メモ帳の同時編集が可能です。もちろん、複数人での商談、トークスクリプト表示など基本機能も搭載しています。
B-Room
株式会社Bloom Actの「B-Room」は、高画質・高音質が強みです。接続方法は、8桁のワンタイムパスワードを伝える、もしくはURL共有の2パターンです。4人まで同時接続が可能で、招待メールの一斉送信やリマインドメールの送信ができます。トラブル等があれば、FAQサイトやチャット、電話、リモート、いずれかの方法で対応してくれます。
自社に合ったオンライン商談システムを導入しよう!
一口にオンライン商談システムと言っても、その特徴や機能は製品によってさまざまです。製品をよく比較し、以下の2つに留意すると良いです。
- ■通信の安定性やパフォーマンスは良好か
- ■システムの利用に手間はかからないか
以上を踏まえて自社に合ったオンライン商談システムを導入し、商談を効率化しましょう。