ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■AI機能の種類別
- ドライブレコーダーの映像や走行データから危険運転を検知するタイプ:通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)、DRIVECHART、AORINOBiz、LINK EETH
- 運転者の脇見を検知するタイプ:通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)、DRIVECHART
- 配車や運行の効率化を支援するタイプ:LYNA 自動配車、未来シェア
- ■導入の進め方別
- 専用機器とセットで導入するタイプ:通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)、DRIVECHART、AORINOBiz
- インストール不要で使えるクラウド型:LYNA 自動配車
運行管理システムに搭載されるAI機能の種類
運行管理システムのAI機能は、安全管理に使うものと、運行の計画に使うものに大きく分かれます。それぞれが何を分析し、何を知らせるかを整理します。
危険運転を検知する機能
車載のカメラで前方や車内を撮影し、車間距離の不足、一時停止の無視、急な加速や急ブレーキなどの危険な運転を、AIが見つけて知らせる機能があります。運転者への警告音で、その場で注意を促す製品もあります。
検知できる行動の種類は、製品によって異なります。自社で多い事故の型に対応する機能かを、選ぶ前に確認しておきます。
夜間や雨天など、条件によって検知しにくい場面があるかも、提供会社に聞いておくと安心です。
運転者の状態を見守る機能
車内向けのカメラで、運転者の顔の向き、目の動きを分析し、眠気や脇見、スマートフォンの操作などを知らせる機能があります。疲労が運転に影響する長距離の運行で、活用される場合があります。
映像を扱うため、運転者への説明と、映像の取り扱いの決まりが必要です。運転者の顔を撮影するかどうかは、プライバシーへの配慮から、社内で十分に話し合いましょう。
眠気の検知は、あくまで注意を促す補助であり、運転者の体調管理や休憩の運用に代わるものではありません。
配車や到着時刻を支援する機能
過去の走行データや交通の状況をもとに、配車の組み合わせやルート、到着の予定時刻を提案する機能があります。ベテランの配車担当者の経験に頼っていた作業を、補助する用途です。
提案の質は、元になる運行データの量や整い方に左右されます。導入の初期は、データが少なく、提案が実情と合わないこともあります。
積み荷の種類や、納品先の時間の指定など、自社の条件を入力できるかも確認が必要です。
AI機能搭載の運行管理システムを比較するポイント
AIの機能は、名前が似ていても中身が異なります。製品を比べる際は、何を検知できるかと、現場でどう使えるかを具体的に確かめます。
検知できる行動の種類と通知の方法
検知できる行動の一覧、警告を出すタイミング、通知先が運転者か管理者かを比べます。検知率などの数字は、測定の条件が製品ごとに異なり、単純には比べられません。
代わりに、自社で減らしたい事故の型と、検知できる行動が一致しているかを確認しましょう。通知が管理者に集中して見きれなくならないよう、重要度で絞り込めるかも見ておきます。
既存の機器との組み合わせや対応車両
すでにドライブレコーダーやデジタルタコグラフを使っている場合は、それらと連携できるか、専用の機器へ入れ替えが必要かを確認します。車種や、取り付けの方法によって、導入の手間と費用が変わります。
トラック、バス、タクシーなど、事業の種類による対応の差も確かめておきましょう。台数が増えたときに、機器の追加で対応できるかも、あわせて確認します。
映像やデータの保存と閲覧の条件
AIが検知した場面の映像が、どのくらいの期間保存されるか、管理者と運転者のどちらが閲覧できるかを確認します。保存の期間と容量は、料金にも関わる場合があります。
事故が起きたときの確認や、教育の場での利用に必要な条件を満たすかも、あわせて確かめます。
運行管理システムのAIの活用方法
AIが見つけた情報は、使い方しだいで事故の防止や業務の効率化につながります。現場でどう使うかを決めてから導入すると、成果を確かめやすくなります。
運転の傾向を踏まえた指導と教育
AIが検知した場面の映像や、運転者ごとの傾向を、面談や研修で使います。映像を見ながら具体的に振り返ると、運転者本人が改善点を理解しやすくなります。
指導は、検知の件数が多い運転者だけでなく、全員を対象とした勉強会でも行えます。同じ映像を使って全員で話し合うと、個人への批判を避けやすくなります。
指導の目的は事故の防止です。評価や処分だけに使うと、運転者の協力が得られにくくなる場合があります。良い運転をした場面も取り上げると、前向きに受け止められやすくなります。
危険な場所や時間帯の把握
検知の記録を地図や時間帯で集計すると、危険な場面が集中する交差点や、疲労が出やすい時間帯が見えてきます。ルートや休憩の取り方を見直す材料です。
集計の結果は、運行管理者だけでなく、営業所の責任者や運転者とも共有すると、現場の実感との違いに気づけます。
特定の運転者の問題として扱わず、運行の条件の改善にも使いましょう。見直した結果は、運転者にも共有します。
配車と運行計画の見直し
AIの提案を、配車担当者が確認して調整することで、計画づくりの時間を減らせる場合があります。急な変更への対応でも、候補を早く出せます。
提案をそのまま使うのではなく、荷主の事情や、運転者の勤務の状況を、人が確認する流れにします。提案の理由を確認できる製品なら、担当者の納得も得やすくなります。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で運行管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品の比較検討を進めましょう。
AI機能を現場に定着させる運用のコツ
AI機能は、導入しただけでは使われなくなることがあります。運転者の納得と、管理者の確認の手間を軽くする工夫が、定着のポイントです。
運転者への説明と合意づくり
カメラで撮影し、AIが分析する目的を、先に運転者へ説明します。映像の保存期間、閲覧できる人、利用の範囲を明らかにし、理解を得てから始めます。
見張られているという印象を与えないよう、安全を守るための取り組みであると伝えましょう。説明の場では、運転者からの質問や不安を聞く機会も設けます。
誤検知の整理とアラートの調整
導入の初期は、実際には危険でない場面を検知する例が出る場合があります。検知の記録を確認して、設定を調整し、管理者の確認の負担を抑えます。
検知の感度を高くしすぎると、通知が増えて確認が追いつかなくなります。反対に低くしすぎると、必要な検知を逃すおそれがあるため、段階的に調整します。
調整の内容は記録し、運転者にも共有すると、不信感を抑えられます。誤検知の例を共有しておくと、AIの限界への理解も深まります。
効果を測る指標と見直しの周期
検知の件数の推移、事故やヒヤリハットの件数、運転者との面談の回数などを、定期的に確認します。件数が増えたことが、悪化を示すとは限らず、設定を変えた影響も考えます。
数か月ごとに、使い方の見直しを行いましょう。効果が見えにくい場合は、検知の対象や指導方法を見直すことも検討します。
AI機能搭載の運行管理システムの費用の見方
AI機能の費用は、機器の購入、月額の利用料、映像の保存にかかる費用などに分かれます。何が含まれるかを確認し、総額で比べます。
機器費用と月額費用の内訳
AI機能を使うには、AIに対応した車載のカメラや機器が必要な場合があり、車両ごとに費用がかかります。月額の利用料は、車両の台数や機能の範囲で決まることがあります。
金額は製品と条件で大きく変わるため、同じ条件で複数社の見積もりを比べましょう。映像の保存や、通信にかかる費用が別に必要かも、見積書で確かめます。
取り付けと保守にかかる手間
車両への取り付け作業の日数や、故障時の交換の対応は、運行の計画に影響します。保守が提供会社の範囲か、自社の手配かも確認します。
取り付けの間は車両が使えないため、繁忙期を避けて計画しましょう。取り付けた後の動作確認の手順も、あらかじめ確認しておきます。
少数の車両で始める場合の進め方
最初は一部の車両で試し、検知の内容と運用の負担を確かめてから、台数を広げる方法があります。試用の貸し出しがあるかも、提供会社に聞いてみましょう。
試す際は、成果を判断する期間と指標を、あらかじめ決めておきます。運転者の声も集めて、現場の使い勝手を確認しましょう。
AI機能を備えた運行管理システムの特徴一覧
AI機能を備えた製品に絞り、危険運転の検知や配車計画など、用途の違いを一覧にしました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| 通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ) | AIが危険運転を検知して警告。日報・月報の自動作成にも対応 |
| DRIVECHART | AIが脇見運転や一時不停止を自動検知し、映像を記録 |
| AORINOBiz | ADASで危険運転をAIが検知してアラート通知するAIドラレコ |
| LINK EETH | AIドラレコで危険運転を自動検知し、車両位置も可視化 |
| LYNA 自動配車 | AIが日々の配車計画を自動作成。インストール不要のクラウド型 |
| 未来シェア | AI運行管理システム。公共交通や物流など移動の効率化を支援 |
AIで危険運転や配車を支援する運行管理製品
AIが何を支援するかで選び、ドライブレコーダー型の検知製品と、配車や運行の効率化を支援する製品を紹介します。
通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)
- SDカード不要、内蔵メモリーへ自動保存で記録漏れのリスクを軽減
- AIが事故要因を検出し自動でドライバーに警告、管理者にも通知
- 日報・月報や教育資料を自動作成し安全運転管理を効率化
株式会社デンソーテンが提供する「通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)」は、カメラ一体型の通信型ドライブレコーダーです。約360°を録画し、AIが急操作や速度超過、わき見、居眠り、ながら運転など事故につながるイベントを検知してドライバーへ警告し、管理者にも通知します。録画データや走行情報はクラウドに集約され、日報・月報や教育資料の自動作成にも使えます。
DRIVECHART (GO株式会社)
- AIが脇見運転・一時不停止等を自動検知し映像記録
- 各業界のリーディングカンパニーで多数活用実績あり
- 設置・使い方・活用フォローまで充実のコンサルサポート
AORINOBiz (スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社)
- 緊急時110番通報機能搭載。あおり運転被害時も安心。
- ADAS搭載で危険運転をAIが検知しアラート通知。
- アルコールチェッカー連携で飲酒運転を撲滅。
LINK EETH (NTTドコモビジネス株式会社)
- AIドラレコで危険運転を自動検知し事故を未然に防止。
- 車両位置を可視化し動態管理と効率化を実現
- 法令遵守と業務効率強化を両立。
LYNA 自動配車 (株式会社ライナロジクス)
- AIによる配車計画の自動作成。
- インストール不要なクラウド型サービス
- 導入前後の手厚いサポート体制
未来シェア (株式会社未来シェア)
- 多様なサービスに対応するAI運行管理システム
- 仮想・実データで効果測定シミュレーションを提供
- クラウド型シミュレーターで網羅的な検討が可能
まとめ
AI機能搭載の運行管理システムは、危険運転の検知、運転者の状態の見守り、配車の支援など、機能の対象が製品ごとに異なります。比較の際は、自社の課題にあう検知の種類、既存機器との相性、映像の扱いを確認することが大切です。導入後は、運転者への説明と設定の調整が欠かせません。資料請求して、複数の製品を比べてみてください。

