ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■車載機のタイプ別
- デジタコ型:KITARO、TacMan
- 通信型ドライブレコーダー型:通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)、KITARO、まとめてくるまティクス2、docoですcar、LINK EETH
- スマートフォンアプリ型:KITARO、TCloud for SCM、ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド
- ■管理する業務の範囲別
- 点呼・アルコールチェックまで管理:点呼Neo、KITARO、LINK EETH、トラックキング
- 動態管理・配車まで管理:ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド、TCloud for SCM、トラックキング、MOVO Fleet 動態管理サービス
- 勤怠・拘束時間まで管理:TUMIXコンプラ
運行管理システムの価格は車両と機器で決まる
運行管理システムの費用は、システムの利用料と、車両に取り付ける機器の費用の2つで構成されるのが基本です。さらに、営業所で行う点呼やアルコールチェックまで管理するかどうかで、必要な機器と料金が変わります。
車両1台ごとの月額料金
クラウド型の運行管理システムでは、管理する車両1台ごとに月額料金がかかる料金体系を採用している製品があります。車両が増えるほど月額の合計も増えるため、現在の台数だけでなく、今後の増車計画も含めて試算しましょう。
製品によっては、ドライバー数や営業所数を単位にしたプランや、一定台数までの定額プランもあります。どの単位で料金が決まるかによって、同じ台数でも年間費用が変わる点に注意が必要です。季節によって稼働台数が変わる事業者は、台数の増減に応じて契約を変更できるかも確認しておくと安心です。
車載機の購入とレンタルの違い
車載機の費用は、購入して初期費用として支払う方法と、月額料金に含めてレンタルする方法があります。購入の場合は導入時の負担が大きくなる一方、月額料金を抑えられる場合があります。
レンタルの場合は初期費用を抑えられますが、契約期間の縛りや、解約時の機器の返却条件が設定されていることがあります。使用予定の年数で総額を比べ、故障したときの交換費用がどちらに含まれるかも確認しましょう。
点呼・アルコールチェックの管理の有無
運行管理システムには、運行中の車両を管理する機能に加えて、出発前や帰着後の点呼、アルコールチェックの記録を管理する機能を持つものがあります。点呼まで含めると、営業所に置く機器の費用が加わります。
すでに別の点呼システムを使っている場合は、二重に費用を払わないよう機能の重なりを整理します。逆に、運行と点呼の記録を一つにまとめたい場合は、両方を扱える製品を候補にしましょう。
車載機のタイプで変わる初期費用
運行管理システムの初期費用に大きく影響するのが、車両に取り付ける機器のタイプです。取得できるデータや取付工事の有無が異なるため、法令上の必要性や管理したい内容にあわせてタイプを選んでから価格を比べることが大切です。
デジタコ型
デジタコ(デジタルタコグラフ)は、速度や走行距離、運転時間などを記録する運行記録計です。一定の大きさ以上の事業用トラックには運行記録計の装着が義務付けられており、対象車両ではこのタイプが選ばれる傾向があります。
車両の配線につなぐ取付工事が必要なため、機器代に加えて工事費がかかります。通信機能を持つデジタコであれば、走行データを自動で送信でき、事務所での読み取り作業を減らせる場合があります。
通信型ドライブレコーダー型
通信型ドライブレコーダーは、映像の記録に加えて、位置情報や急ブレーキなどの運転の挙動を送信する機器です。事故時の映像確認と安全運転の指導をあわせて行いたい場合に検討されます。
映像をクラウドに送る機能を使うと、データ通信量に応じた費用がかかる場合があります。映像を常時送るのか、急ブレーキなどの発生時だけ送るのかで通信の量が変わるため、料金プランと送信の条件をあわせて確認しましょう。
スマートフォンアプリ型
スマートフォンアプリ型は、ドライバーが持つスマートフォンのGPSを使って位置や走行の記録を取るタイプです。専用機器の購入や取付工事が不要なため、初期費用を抑えられる場合があります。
一方で、端末の用意や通信費、アプリの操作をドライバーに任せる運用が必要です。運行記録計の装着が義務となる車両では、法令上の要件を満たすかを別途確認する必要があります。営業車など、主に位置の把握や日報作成に使いたい場合に向いています。
点呼・アルコールチェックの機器と運行管理システムの価格
点呼とアルコールチェックの記録を運行管理システムで扱う場合は、営業所側の機器の費用も見積もりに含めます。事業用の緑ナンバーと自家用の白ナンバーでは求められる対応が異なるため、自社の車両区分にあわせて必要な機器を整理しましょう。
アルコール検知器と記録の保存
安全運転管理者を選任している事業所では、運転者の酒気帯びの有無をアルコール検知器で確認し、記録を1年間保存することが求められています。検知器の必要台数は、営業所数や、直行直帰する運転者の人数によって変わります。
検知結果を自動でシステムに送る検知器を選ぶと、記録を転記したり紙で保管したりする手間を減らせます。ただし、使用回数や期間に応じて交換や校正が必要な検知器もあるため、本体価格だけでなく維持費も確認しましょう。
IT点呼・遠隔点呼に使う機器
事業用自動車を運行する事業者では、カメラやモニターを使って離れた場所から点呼を行うIT点呼や遠隔点呼を取り入れる場合があります。これらの点呼は、国土交通省が定める要件を満たす機器や運用が前提です。
営業所ごとにカメラや顔認証の機器、検知器をそろえると、拠点数に応じて費用が増えます。対象となる点呼の方式と、機器が要件に対応しているかを提供会社に確認してから、見積もりを依頼しましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で運行管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
見積もりで差が出やすい付帯費用
運行管理システムの見積もりでは、月額料金や機器代以外の費用で総額に差が出ることがあります。車両の入れ替えや通信、他のシステムとの連携など、運用を続けるなかで発生する費用も見積もりの段階で確認しておきましょう。
取付工事と車両入れ替え時の載せ替え
車載機の取付工事は、車種や台数、作業する場所によって費用が変わります。営業所に作業員が来るのか、整備工場へ車両を持ち込むのかで、工事費や車両が使えない時間も変わります。
見落としやすいのが、車両を入れ替えるときの載せ替え費用です。リースの満了などで車両を替える頻度が高い場合は、取り外しと再取付の費用や、作業の依頼方法を事前に確認しておくと、運用開始後の想定外の出費を防ぎやすくなります。
通信費と保守の範囲
車載機の通信費が月額料金に含まれるか、別途かかるかは製品によって異なります。映像やデータの送信量が多いプランでは、通信の上限を超えたときの扱いも確認が必要です。
あわせて、機器が故障したときの交換対応や、問い合わせ窓口の受付時間など、保守の範囲を確認します。夜間や早朝に運行する事業者では、点呼や運行の時間帯に問い合わせができるかも比べておきましょう。
動態管理や配車・勤怠との連携
車両の現在地を地図で確認する動態管理や、配車計画、勤怠管理システムとの連携を求めると、オプション料金や連携の設定費用がかかる場合があります。必要な連携を最初に洗い出しておくと、見積もりのずれを防ぎやすくなります。
連携先のシステムによっては、データの受け渡し方法がファイル出力に限られる場合もあります。運転日報や拘束時間の集計など、どの業務で何のデータを使いたいかを整理して、提供会社に相談しましょう。
自社の運行にあわせて価格を見積もる手順
運行管理システムの価格を正しく比べるには、自社の車両台数や運行の形にあわせて、各社に同じ条件で見積もりを依頼することが大切です。条件をそろえずに比べると、含まれる費用の違いで判断を誤るおそれがあります。
車両台数と利用年数で総額を試算する
見積もりを比べる際は、初期費用と月額料金を足した数年分の総額で比べます。例えば、機器を購入するプランとレンタルするプランでは、利用年数によってどちらの総額が小さくなるかが変わります。
依頼時には、車両の台数と車種、営業所の数、点呼の方式、連携したいシステムを一覧にして伝えると、各社の見積もりの条件がそろいます。増車や拠点の追加を予定している場合は、その条件での費用もあわせて確認しましょう。
機器導入の助成制度を確認する
トラック事業者などを対象に、業界団体や自治体が、デジタコやドライブレコーダー、アルコール検知器などの導入を助成している場合があります。対象となる機器や申請期間は制度ごとに異なり、年度によって内容が変わります。
助成制度には、交付決定の前に購入した機器を対象外とするものもあります。導入を決める前に、所属する団体や自治体の最新の情報を確認し、申請の時期と発注の時期を調整しましょう。
車載機と管理範囲で見る運行管理システム
見積もりの前提となる車載機の種類と、管理できる業務の範囲がわかるように、紹介する運行管理システムを一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| 通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ) | 2カメラ一体型の通信型ドラレコ。AIが危険シーンを検出し、日報・月報も自動作成 |
| KITARO | アダプタ・デジタコ・ドラレコ・スマホなど車載機を選んで導入できるクラウド型 |
| 点呼Neo | 対面・電話・IT点呼に対応。アルコール検知器の測定値をシステムへ反映 |
| ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド | スマホとPCで配車計画から動態管理、大型車向けカーナビまで利用できる |
| TCloud for SCM | 専用の車載端末が不要で、スマホだけで動態管理や配送予実管理ができる |
| TUMIXコンプラ | 運送業向けの勤怠・運行管理。デジタコや点呼システムのデータと連動 |
| TacMan | 国交省認定のデジタコ機能を搭載した端末で車両データを一元管理 |
| まとめてくるまティクス2 | 通信機能付きドライブレコーダーで遠隔から運転状況を確認できる |
| docoですcar | 車両の位置・状態の可視化に加え、AIドラレコで危険運転を検知 |
| LINK EETH | AIドラレコによる安全運転支援、動態管理、アルコールチェックに対応 |
| どらたん | LINEを使いスマホでドライバーの労働時間を把握。運転日報も自動作成 |
| トラックキング | 配車、点呼、請求書作成などをクラウドで一元管理できる運行管理システム |
| MOVO Fleet 動態管理サービス | 5秒ごとの位置情報で車両状況を把握。協力会社の車両も一元管理 |
費用の見通しを立てやすい運行管理システム
車載機の選び方や料金の決まり方が見積もりの参考になる運行管理システムを紹介します。参考価格が公開されている製品は、その金額もあわせて確認してみてください。
通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)
- SDカード不要、内蔵メモリーへ自動保存で記録漏れのリスクを軽減
- AIが事故要因を検出し自動でドライバーに警告、管理者にも通知
- 日報・月報や教育資料を自動作成し安全運転管理を効率化
株式会社デンソーテンが提供する「通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)」は、事故時の映像確認と安全運転の指導をあわせて行いたい事業者向けの通信型ドライブレコーダーです。2つのカメラで車の周囲約360°を録画し、データは内蔵メモリーへ自動で保存されます。衝撃や急操作、わき見など23のイベントを検知してドライバーへ警告し、管理者にも知らせる仕組みです。記録した情報から日報・月報を自動で作成でき、他社のアルコール検知システムとの連携にも対応しています。
KITARO
- 車両位置をリアルタイム表示し到着時刻を共有
- 走行データから日報を自動生成し事務負担を削減
- 急操作評価とアルコールチェック管理で安全を支援
株式会社アクシスが提供する「KITARO」は、車載機のタイプを車両や業務にあわせて選べるクラウド型の運行管理サービスです。参考価格は980円~です。スマートフォンを使うモバイル版は、初期費用0円で1IDあたり月額980円~1,280円です。国土交通省認定のクラウド型デジタコを使うデジタコ版は端末購入費93,500円と1台あたり月額3,080円など、車載機ごとにプランが分かれています。アダプタ版にはレンタルと買取の2種類があり、無料トライアルも用意されています。
点呼Neo
- 対面点呼や電話点呼のほか、IT点呼にも標準で対応
- 点呼記録をクラウドで一元管理!情報を探す手間や紙書類を削減
- 免許証と顔写真を用いた本人確認・有効期限確認・なりすまし防止
株式会社東計電算 / Toukei (Thailand) Co., Ltd.が提供する「点呼Neo」は、点呼とアルコールチェックの記録を運行管理とあわせてシステム化したい事業者向けのクラウド型IT点呼システムです。対面点呼や電話点呼、IT点呼に標準で対応しており、スマートフォンアプリから点呼を行うことも可能です。アルコール検知器で測定した数値は自動でシステムに反映され、測定時の顔写真撮影でなりすましも防止します。点呼結果はクラウドに保存され、点呼簿をExcelやPDFで出力できます。
ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド
- 経路検索技術を活かした、効率的な配送計画をかんたんに作成
- 今の車両位置だけでなく、正確な到着予想時刻もわかる動態管理
- 大型車の車格を考慮した高性能なカーナビ
株式会社ナビタイムジャパンが提供する「ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド」は、動態管理だけでなく配車計画まで同じシステムで扱いたい事業者向けのクラウド型配送管理システムです。管理者はPCで配車計画を作成し、車両の現在位置と到着予想時刻を地図上で確認できます。ドライバーはスマートフォン1台で大型車の車格を考慮したカーナビや作業報告を利用可能。価格は問い合わせのうえ提案される形で、ほぼすべての機能を試せる無料トライアルが用意されています。
TCloud for SCM
- 専用の車載端末など機器不要でスマホとネット環境のみで利用可能
- 長年の経験で培ったノウハウを詰め込んだ配送業務システム
- リアルタイムに位置・作業情報を送信し、配送状況を可視化
都築電気株式会社が提供する「TCloud for SCM」は、車載機の取付工事をせずに動態管理を始めたい事業者向けのクラウド型動態管理システムです。専用の車載端末は不要で、スマートフォンとインターネット環境だけで利用可能です。車両の位置や走行軌跡、ドライバーの作業状況、配送の予実をリアルタイムに把握でき、運転日報も自動で作成されます。アルコールチェックや温度管理などの付帯サービス、配車計画などのパートナーサービスもあわせて提供されています。
TUMIXコンプラ
- 中規模以上の運送会社に貢献! 2024年問題、改善基準告示対応!
- 中長距離に対応! 残業・拘束時間をリアルタイムで管理!
- 業務効率化・改善に貢献! 他システム(デジタコ等)との連動多数!
株式会社TUMIX(鈴与グループ)が提供する「TUMIXコンプラ」は、運行管理とあわせて勤怠や拘束時間の管理まで整えたい運送会社向けのクラウド型業務支援システムです。デジタコや点呼システム、アルコールチェッカーと連動し、出退勤を自動で登録。残業平準化の支援グラフや拘束時間管理表などを出力でき、改善基準告示への対応を支援します。利用料金は業務体制や環境に応じて調整され、別途初期費用がかかります。
TacMan (モバイルリンク株式会社)
- デジタコ連携で車両情報の一元管理や分析が可能。
- 国交省認定のデジタコ機能を搭載した端末
- 運転日報と基幹連携による業務効率化
まとめてくるまティクス2 (KDDI まとめてオフィス株式会社)
- 通信型ドライブレコーダーで運転状況を見える化
- 遠隔監視で事故やトラブルを未然に防止
- 1年単位のサブスクで導入容易。
LINK EETH (NTTドコモビジネス株式会社)
- AIドラレコで危険運転を自動検知し事故を未然に防止。
- 車両位置を可視化し動態管理と効率化を実現
- 法令遵守と業務効率強化を両立。
どらたん (株式会社NX総合研究所)
- LINEで簡単操作、アプリ不要
- 運転日報が手書き不要で自動作成
- 集配先別の手待ち時間・荷役時間を把握
トラックキング (株式会社キャブステーション)
- ネット経由でどこからでも運行管理が可能です。
- 運行指示書や請求書などの帳票類を簡単に出力可能
- 配車・車両情報をリアルタイムで確認可能
MOVO Fleet 動態管理サービス (株式会社Hacobu)
- 5秒毎の位置情報で車両状況を把握
- 走行データからCO2排出量を算定し日報を自動作成
- 協力会社との一括管理でBCP対策を強化します。
まとめ
運行管理システムの価格は、車両ごとの月額料金と、デジタコや通信型ドライブレコーダーなどの車載機の費用で大きく変わります。点呼やアルコールチェックの機器、取付工事や載せ替え、通信費、連携の費用も含めて総額で比べることが大切です。車両台数や点呼の方式などの条件をそろえて見積もりを依頼し、資料請求で複数の運行管理システムを比較してみてください。

