サブスクリプション管理システムの市場規模は?
調査会社のITRが2022年4月に発表した調査によると、国内のサブスクリプション管理市場は2020年度に14億円で、前年度比47.4%増でした。同社はサブスクリプション型ビジネスの広がりを背景に、2020〜2025年度のCAGR(年平均成長率)を31.5%と予測していました。2025年度には55億円規模に拡大する見通しで、いずれも2022年時点の予測です。
ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、サブスクリプション管理システムの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP5】いま注目されるサブスクリプション管理システム
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のサブスクリプション管理システムはBtoB向けの「Scalebase」が資料請求ランキング1位です。2位のハヤサブに続き、3位以下には受注から請求・決済までを一元化するシステムや、定期通販向けの基幹システム、見積・契約・請求の統合管理基盤が並びます。契約にもとづく請求を効率化する製品が、上位に多い点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP5です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Scalebase | クラウド・SaaSなど/別途お問い合わせ | BtoBのサブスク向けに契約を一元管理し、毎月の請求を自動化する販売・請求管理システム。 |
| 2位 | ハヤサブ | — | — |
| 3位 | CollaboOne | クラウド・SaaS/49,800円〜 | 顧客・受注管理から料金計算、請求・決済までをクラウドで一元化するシステム。 |
| 4位 | クラウドK | クラウド/別途お問い合わせ | 定期通販・サブスク・D2Cをまとめて管理する、EC連携の通販基幹システム。 |
| 5位 | Agentforce Revenue Management | クラウド・SaaS/18,000円〜 | 見積・契約・請求を統合し、CRMで契約のライフサイクル全体を管理する基盤。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※2位のハヤサブは製品一覧に掲載がないため、提供形態・参考価格・製品の特徴を「—」としています。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※サブスクリプション管理システムのカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているサブスクリプション管理システムは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のサブスクリプション管理システム市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドの製品一覧に掲載されている4製品の製品ページと、資料請求ランキングから市場の傾向を整理します。
1.請求の自動化を軸に、対象とする事業で分かれる
製品ページの紹介を見ると、4製品のうち3製品が請求の管理と業務の自動化を掲げています。そのうえで、ScalebaseはBtoBのサブスク、クラウドKは定期通販やD2Cと、対象とする事業が分かれます。CollaboOneは、複雑な定額・従量課金も自由に設定できるとしています。
2.全製品がクラウドで提供され、価格の示し方は分かれる
製品一覧の掲載内容を見ると、4製品すべてがクラウドに対応しています。参考価格を金額で示すのは2製品です。CollaboOneは「49,800円〜」、Agentforce Revenue Managementは「18,000円〜」でした。クラウドKも、製品ページで月額15,000円からのスモールスタートを紹介しています。
3.見積・CRMや通販など、周辺の業務とつなぐ製品も
請求だけでなく、前後の業務とまとめて管理する製品も目立ちます。Agentforce Revenue Managementは見積・契約・請求を統合し、CRMで契約のライフサイクル全体を管理します。クラウドKはECサイトとの連携で、通販の業務をトータルに支える基幹システムです。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■BtoBのサブスクで、契約から請求までを効率化したい企業
- Scalebase / Agentforce Revenue Management
- ■定額・従量の課金から決済まで、料金まわりをまとめて管理したい企業
- CollaboOne
- ■定期通販やD2Cで、ECサイトと連携して業務を管理したい企業
- クラウドK
同じランキング上位でも、製品が想定する事業や課金の形は違います。この分野では、BtoBか通販か、定額か従量かといった自社の課金の形を先に整理すると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●2位のハヤサブは製品一覧に掲載がなく、特徴は資料などで別に確認したい
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、使い心地は資料やデモで確かめる必要がある
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、自社の課金の形や契約の数、会計・決済など既存のシステムとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うサブスクリプション管理システムを比較検討しよう
この記事では、市場規模の調査と資料請求ランキングから、サブスクリプション管理システムの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社のサブスク事業に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、サブスク管理システムのおすすめ製品と費用相場、選び方を紹介しています。あわせてご覧ください。

