おすすめしたいAI-OCRを比較表でチェック
まずは、この記事で紹介するAI-OCRについて、無料プランの有無や有料プランの場合の参考価格を一覧表にまとめました。製品名をクリックすると特徴などの紹介部分へ移動します。気になる製品はぜひ無料の資料請求も活用してください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
\ AI-OCR の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら 資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
無料で使えるAI-OCR
ここからは、無料プランを有したAI-OCRを紹介します。
《AI-OCR導入支援サービス》のPOINT
- 時間とコストを削減!膨大な紙帳票も短時間で処理が可能
- AI学習機能で認識精度向上!手書き文字も高認識率
- 手書きや取引先毎で異なる帳票など、多様なフォーマットに対応
株式会社ケーエムケーワールド提供の「AI-OCR導入支援サービス」は、顧客数限定で無料のAI-OCRテスティングサービスを実施しています。紙文書のデジタル化に特化しており、帳票の仕分けやシステム入力、データ化、集計を支援します。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
参考価格 |
100,000円~ ※AI-OCRサービス契約が必要(月額40,000円~) |
業種 | 素材 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
AI-OCR導入支援サービスのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
今までFAXできた注文書を手打ちしていたがPDFファイルに落とし込んだあとにAIによる自動読み込みを行うとその内容がExcelに反映できます。そのExcelを取り込んで発注業務を行うと今まで一つ一つ手打ちしていた業務が一気になくなり、手配内容の確認のみで済むようになり、受注業務が劇的に時間短縮できました。 |
業種 | 素材 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
AI-OCR導入支援サービスの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
改善して欲しい点は特にないですが、あえて挙げるならばAIの読み込みで枠の線を数字の1と読み込むことが極稀にあるのでそこは確認作業の中でチェックしています。 |
AI JIMY OCR
「AI JIMY OCR」はシー・システム株式会社が提供しています。無料プランでは、CSV出力枚数が限られているものの、認識枚数は無制限で利用可能です。Windowsのユーザーであれば無料アカウントを作成し、すぐに利用を始められます。スタンドアローンなシステムのため、社内の情報を社外にアップロードする必要はなく、高い安全性が特徴です。
無料トライアルを利用できるAI-OCR
全社的にAI-OCRを利用したい場合は有料製品の検討も必要です。そこで無料トライアルの活用は、十分に試用したうえで有料製品に移行できるためメリットが多いといえます。ここからは、無料トライアルの充実した製品を紹介します。
《SmartRead》のPOINT
- AI OCRで自動仕分け,高精度読取り,確認修正機能で作業時間を削減
- 手軽に使えるクラウド版と、よりセキュアなオンプレミス版を提供
- APIやRPAを通して業務システム等に連携でき、データ活用を推進
株式会社Cogent Labsが提供している「SmartRead」は、独自開発のAIが搭載された次世代AI-OCRです。標準機能として文書仕分け機能を備えており、事前にフォーマットを登録しておけば仕分け作業も不要となります。またAPIなどの充実した外部連携機能により、データ活用やDX化にも役立つでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS |
参考価格 |
クラウド版の場合 ●スモールプラン:年額3️60,000円 ●スタンダードプラン:年額960,000円 ●エンタープライズプラン:年額2,400,000円 |
《PATPOST》のPOINT
- 低価格で導入可能、全文AI-OCRが月額固定で使える!
- 電子帳簿保存法対応!
- 検索や共有、書類分類がカンタン!
オリックス株式会社提供のオンライン文書管理ストレージサービス「PATPOST」は、ストレージ容量無制限であらゆるビジネス文書を保存できます。電子帳簿保存法にも対応し、全文検索や社外共有も可能です。無料トライアルは2か月間のため、じっくり導入の可否を検討できるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
エコノミープラン:月額980円※3IDより契約可能 |
《スマートOCR》のPOINT
- AIにより画像データの中の文字を高精度で認識が可能
- 書式がバラバラな非定型帳票でも柔軟に対応してデータを抽出
- 確認や管理しやすい操作性で、充実した高度な機能を搭載
「スマートOCR」は、株式会社インフォディオが提供するOCRサービスです。独自開発のAIエンジンにより、ノイズがある画像や歪んだ書類の読み取り・成形にも対応しています。スマホアプリも用意されているため、手軽に読み取りが可能でしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
CaptureBrain
「CaptureBrain」はキヤノンITソリューションズ株式会社が提供しています。独自のAI技術と画像処理技術により手書き書類の読み取りを行います。仕分け機能も標準搭載されており、ユーザーが複雑な設定を施さなくても、取引先などの条件に応じて書類を分類可能です。30日間の無料トライアルでは、処理量に制限があるものの、標準機能をすべてお試し利用できます。
\ AI-OCR の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら 資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
無料AI-OCRの注意点
無料で使用できるAI-OCRには一部の機能に制限があります。例えば、ある製品は無料プランでは月に300枚分の帳票しか読み取れません。より多くの数を利用しようと思えば、有料プランに移行する必要があります。
枚数制限がない製品も存在しますが、その場合は読み取り精度がネックとなる場合もあります。読み取り精度が低ければ、その分人の手で修正する手間が増えるでしょう。省力化を図るためにAI-OCRを導入するのに、これでは目的を達成できません。
利用規模が小さい場合や、お試しとして無料のAI-OCRを利用するのであればよいかもしれません。しかし、本格的にビジネスで利用するのであれば、有料製品も視野に入れることをおすすめします。
自社に合うAI-OCRの選定ポイント
一口にAI-OCRといってもさまざまな製品があります。どのような点に着目して選定すればよいのでしょうか。
「印字」と「手書き」どちらの読み取りに強いか
AI-OCRは、印字に強い製品と、手書きの文字に強い製品があります。自社で読み取りたい書類が印字か手書きかによって適切な製品は異なります。
例えば、請求書や発注書など、印字が記された書類を大量に処理するのなら、印字の読み取りに特化したAI-OCRを選ぶとよいでしょう。一方、申込書や履歴書など、手書きの書類を読み取りたいのなら、手書き文字に対して高い認識率を誇る製品がおすすめです。
多言語に対応しているか
製品によっては、日本語にしか対応していない場合があります。しかし、取り扱う書類に英数字や記号が多く含まれるのであれば、日本語のみ対応の製品ではいけません。自社がAI-OCRで読み取りたい書類に含まれる言語を確認して製品を選定しましょう。
セキュリティはしっかりしているか
AI-OCRで取り扱う書類には重要な機密情報が含まれていることもあります。万が一社外に流出してしまえば、大きな損失となるだけでなく、社会的信頼の失墜にもつながるでしょう。
そこで、AI-OCRのセキュリティ性にも注意する必要があります。二段階認証をはじめとしたセキュリティ機能が備わっているかに加え、情報セキュリティの強固さが第三者機関に認められた証であるISMSやPマークを取得しているかなど、多角的に確認しましょう。
無料だけでなく有料のAI-OCRも検討してみよう
無料のAI-OCRには読み取り枚数などに制限があり、ビジネスシーンで十分に活用できないケースもあります。小規模の利用なら問題ないかもしれませんが、本格的な運用を目指すのであれば、有料プランの検討も欠かせません。自社でどのようにAI-OCRを活用したいのか、対象の書類やその枚数などの条件を洗い出し、最適な製品を選定しましょう。