AI-OCRとは
AI-OCRとは、OCR(光学文字認識)にAI(人工知能)を組み合わせた高度な文字認識技術を指します。OCRとは紙の書類をスキャナーなどで読み取り、文章をテキストデータに変換する技術です。これにAI技術を搭載することで、機械学習やディープラーニングによって文字認識精度の向上が見込めます。
従来のOCRでは難しいとされていた手書きの文字や、異なるフォーマット文書の読み取りを可能にします。OCRよりも実用的な存在として注目を集めているシステムです。
以下の記事ではAI-OCRについてより詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
AI-OCRとOCRの違い
AI-OCRとOCRは、搭載している技術に違いがあります。OCRは単に書類を電子ファイルにするのではなく、文字を読み取りテキストデータ化してデジタル上で扱えるようにします。しかし、読み取りとテキストデータ化しかできなかったため、誤字の修正やデータの仕分けなどに手間がかかりました。
そこで、OCRの欠点を補うためにAIを搭載したのがAI-OCRです。AI-OCRは文字の読み取りミスや帳票の型などを学習し文字認識精度を高められます。そのため、読み取りデータ修正の手間を省いたり、手書き書類の読み取りを容易にしたりできます。
AI-OCR製品をお探しの方へ
ITトレンドでは、人気のAI-OCR製品を多数掲載しています。この記事では、以下のタイプ別におすすめ製品の比較もしているので、自社への導入検討にぜひお役立てください。
▼製品を一覧でチェックしたい方はこちら!
【比較表】おすすめのAI-OCR製品ランキング
AI-OCRのメリット
AI-OCRを導入すると、どのようなメリットが得られるのか具体的に解説します。
高い精度で読み取れる
従来のOCRは、事前に設定されたロジックの範囲でしか文字識別できないのがデメリットでした。しかし、AI-OCRでは機械学習やディープランニングで誤認識を修正でき、回数を重ねるごとに文字認識精度を向上させられます。
特に、OCRでは読み取り精度が低かった手書きテキストでも、AIにより精度を高めることが可能です。また、あらかじめ学習させておけば、専門用語や特殊なテキストなども読み込めるようになります。
フォーマットが異なる帳票にも対応できる
AI-OCRは定義の異なるフォーマットでも読み込めるので、業務効率を高められます。従来のOCRでは、文字の読み込み位置や項目など詳細を定義づけたうえで読み込みを行います。そのため、異なるフォーマットを読み込ませるときは毎回設定が必要でした。
一方、AI-OCRは文字の位置や項目を自動で検出して読み込むため、設定作業が不要になります。バラバラのフォーマットであることが多い請求書や領収書なども柔軟に読み込みが可能です。さらに読み取った帳票の内容から自動仕分けができる製品もあるため、担当者の負担軽減にもつながるでしょう。
入力作業やチェック作業を効率化できる
AI-OCRは文字をスキャンしてアップロードするだけでテキストデータが作成できるため、入力作業を効率的に行えます。また、従来のOCRでは文字の認識に限界があり、文字の読み取り後の確認や修正業務が必要でした。しかし、AI-OCRは文字の読み取り精度が非常に高いため、デジタル化された文字の確認や修正作業が大幅に軽減されます。チェック業務の効率化にもつながるでしょう。
なお、AI-OCRの導入を検討したい方は、以下のボタンよりITトレンド編集部おすすめ製品の一覧も参考にしてください。各社製品の一括資料請求も可能です。
AI-OCRが向いている業務・向かない業務
AI-OCRは多くの帳票処理を自動化できる便利なツールですが、すべての書類や業務に適しているわけではありません。ここでは、AI-OCRの特性を踏まえて「向いている業務」と「向かない業務」を整理し、自社の導入可否判断に役立てられるようまとめました。
AI-OCRが向いている業務
- ■請求書・領収書の処理
- フォーマットが多数存在し、入力項目も多い請求書・領収書はAI-OCRの得意分野です。合計金額・日付・取引先名・税率などの抽出に強く、会計システムとの連携で完全自動化しやすい業務です。
- ■注文書・発注書・受注伝票の読み取り
- 注文書やBtoBの受発注伝票はパターンが安定しているため、AI-OCRが高い精度を発揮します。受発注システムと連携することで、転記作業を大幅に削減できます。
- ■物流業務の送り状・配送伝票の読み取り
- 送り状番号や配送先住所など、文字数が多くミスが起きやすい入力作業を自動化できます。特に物流・倉庫・運輸業界では作業時間の短縮に直結するケースが多い業務です。
- ■手書き帳票のデジタル化
- AI-OCRは手書き文字の認識に強いのが特徴です。日報、申請書、アンケート、医療分野の手書き記録など、従来のOCRでは難しかった帳票にも対応しやすくなっています。
- ■大量処理が必要な定型帳票
- 毎月数百〜数千件の帳票処理が発生する企業ほど、AI-OCRによる処理の自動化効果が大きくなります。量が多いほど人件費削減や処理時間の短縮につながります。
AI-OCRが向かない業務
- ■フォーマットが毎回大きく変わる書類
- 書類の構造がバラバラで、抽出したい項目の位置が毎回異なる場合、AI-OCRだけでは安定した認識が難しいことがあります。
- ■極端にクセの強い手書き文字
- 筆圧が弱い文字、崩した文字、筆記体、専門職の癖字などはAIが判別しきれないケースがあります。この場合は確認・修正を前提にした運用設計が必要です。
- ■画像が不鮮明・傾きが大きいスキャンデータ
- 解像度が低い、影が映り込む、傾きがあるなど、画像品質が低い場合は認識精度が大きく低下します。前処理(画像補正)が必須となる場合があります。
- ■帳票数が極端に少ない業務
- 月数件しか処理がない業務では、導入コストに対して効果が見合わないことがあります。単発入力や小規模業務では、手作業や簡易ツールの方が適しているケースもあります。
- ■図形・特殊レイアウトを多用する書類
- 図形と文字が入り混じる図面、チェックボックスの位置が複雑な帳票、罫線の多い特殊書類などは精度が不安定になりやすく、AI-OCR単体では対応しにくい傾向があります。
AI-OCRのタイプ
AI-OCRは機能や特徴で大別すると、以下の3つのタイプに分類できます。タイプによって特徴や強みが変わるため、自社の課題や利用目的にあった製品を選定しましょう。
自動仕分け機能を搭載したAI-OCR
帳票の種類を自動で判別し、適切なテンプレートに振り分けて読み取れるタイプです。請求書・発注書・納品書など複数の帳票を扱う現場でも、スキャンするだけで自動仕分けされるため、手動でのファイル分類やテンプレート選択が不要になります。 大量の帳票を処理する企業や、複数部署で帳票フォーマットが異なるケースに最適です。
- ■こんな企業におすすめ
- ・教請求書や発注書など帳票フォーマットが複数ある
- ・OCR運用を現場任せにせず自動化したい
- ・日々の帳票処理業務を一括で効率化したい
帳票の確認・修正が可能なAI-OCR
OCRで読み取った結果を、専用画面上で確認・修正できるタイプです。AIによる推定結果を人がワンクリックでチェック・修正できるため、入力精度を担保しながら効率化を実現します。 また、修正データをAIが学習することで、次回以降の読み取り精度も自動で向上します。
- ■こんな企業におすすめ
- ・OCR精度に不安があり、人の最終チェックも行いたい
- ・修正結果をAIに学習させて精度を高めたい
- ・監査対応や正確なデータ化が求められる業務を扱う
帳票の読み取り機能に特化したAI-OCR
シンプルに「高精度な文字認識」を重視したタイプです。複雑な設定やワークフロー機能を省き、スキャン・テキスト化・CSV出力など最小限のステップでデータ化を完了できます。 クラウド上で動作する軽量な製品も多く、導入コストを抑えてOCRを利用したい企業に向いています。
- ■こんな企業におすすめ
- ・まずはシンプルにOCR機能だけ導入したい
- ・クラウド型で安価に試したい
- ・システム連携やRPAへの組み込みを重視している
AI-OCRの比較ポイント
AI-OCR製品を導入する際には、タイプ以外にも注目すべき点があります。ここでは、AI-OCRの5つの比較ポイントについて詳しく解説します。
文字認識性能は良好か
AI-OCRの読み取り精度は製品によって異なるため、導入前に認識率を確認するとよいでしょう。しかし精度を100%にするのは難しいため、どの程度の認識率なら確認作業に手間がかからないかを考慮して製品を選ぶことが大切です。
また、自社で扱う書類に多くの英語や記号が含まれているのであれば、日本語だけでなく英語や記号に対する認識率も確認しておきましょう。
読み取らせる帳票に適しているか
AI-OCRには、手書きの読み取りに特化したものと、印字の読み取りに特化したものがあります。手書きの読み取りに強みをもつ製品であれば、手書きの申込書や履歴書などを入力するシーンで活躍するでしょう。一方、印字の読み取りに強みをもつ製品は、請求書や納品書といった印字を大量に処理するのに向いています。
また、帳票には「定型帳票」と「非定型帳票」の2種類があります。定型帳票は読み取る帳票のフォーマットや読み取り箇所が決まっているため、請求書や注文書などの書類に適しているでしょう。非定型帳票は契約書や領収書など、フォーマット化するのが難しい書類のため、読み取り前に自社で設定する必要があります。
どのような書類作業でAI-OCRを活用したいのかを踏まえ、適切な製品を選定しましょう。
RPAとの連携は可能か
RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、人が行っている定型作業を自動化するための技術です。利用者のPC操作や作業内容を記録し、再現することで自動化を実現します。AI-OCRとRPAを連携させれば、電子データ化からシステムへのデータ入力までの幅広い作業の自動化が可能です。
すべてのAI-OCR製品がRPAと連携できるわけではないため、高度な自動化を図りたいのであれば、RPAとの連携が可能か確認しましょう。
自社のセキュリティ基準にあっているか
AI-OCRで読み取る書類には、自社の機密情報や顧客の個人情報など、重要な情報が含まれる書類も少なくありません。セキュリティ対策に不備があるシステムでは、不正アクセスなどの被害や情報漏えい事故の危険性が高まります。特にクラウド型などインターネットを介して利用するシステムは、十分なセキュリティ対策を取っているか確認しましょう。データの暗号化やログ管理機能などを搭載している製品だと安心です。
価格は予算にあっているか
料金体系も製品によってさまざまです。多くの製品では「〇〇枚までは月額△△円」のように、読み取り枚数に応じて月額料金が設定されています。自社で何枚程度の書類を読み取りたいかによって、適切な料金プランは変わってくるでしょう。
また、初期費用や月額費用に加え、バージョンアップや保守管理にコストが発生するケースもあります。長期的に見たとき、具体的にどの程度の金額になるのかあらかじめ算出しておくとよいでしょう。
AI-OCRの価格相場
ITトレンド編集部で掲載している製品から、AI-OCR製品の価格相場を調査しました。調査の結果、AI-OCRは搭載機能や月間の読み取り枚数などによって価格が大きく異なるため、一概に相場はありません。
シンプルな製品であれば月額30,000円ほどで利用できるものもあります。しかし、多機能で読み取り精度も高く、大量の読み取りに対応できる製品だと月額100,000円を超えるものもあります。自社の課題や利用目的にあわせて、必要な機能や読み取り枚数を検討して導入することが重要です。また、参考価格を公開していない製品も多いため、資料請求や問い合わせを積極的に活用し、見積もりをもらうのもおすすめです。
料金だけでは選びきれない場合は、無料診断の活用もおすすめです。
ITトレンドで過去にAI-OCR製品を資料請求した方のお悩みや要望から作成した簡単な質問に答えるだけで、最適なシステムを案内します。
無料で今すぐ利用できますので、下のリンクから診断を開始してください。
▶AI-OCR製品 おすすめ比較・無料診断
【ITトレンド独自調査】AI-OCR製品の傾向
ITトレンド編集部が主要な製品を調査し、見えてきたAI-OCR製品の特徴や傾向を以下にまとめました。製品の比較検討にお役立てください。
- ●自動仕訳機能を搭載した製品は約3割。帳票の確認・修正が可能な製品は約5割。
- ●帳票の読み取り機能に特化した製品は少数。
- ●ほぼすべての製品がクラウド型での提供に対応。オンプレミス型での提供に対応できる製品は約5割。
- ●約3割ほどの製品が認識精度を数値で公表。そのすべての製品で認識精度は98%以上。
- ●ほぼすべての製品で大量の帳票読み取りが可能。しかし具体的な枚数は製品や料金プランによって大きく異なる。
- ●RPAとの連携が可能な製品は約4割。
【比較表】おすすめのAI-OCR製品ランキング
おすすめのAI-OCR製品をITトレンド上半期ランキング2025のランキング順に紹介します。資料請求数が多く、関心を集めている人気製品を比較できます。まずは人気製品から資料請求してみるのもおすすめです。
- 1位 DX Suite【AI-OCR市場シェアNo.1のAI-OCR】
- 2位 SmartRead【【無料トライアル可】次世代AI OCRであらゆるプロセスを効率化】
- 3位 デジパス【クラウドワーカー利用無。単月契約月額6万円~書類をデータ化代行】
なお、TOP3の製品をはじめとするITトレンド掲載中のAI-OCR製品について、機能や特徴、口コミなどを一覧表にまとめました。
最新の人気製品から検討してみたいという方は、以下のランキングも参考にしてください。
▶自動仕分け機能を搭載したAI-OCR
ここでは、読み取った帳票データを自動で仕分けできるAI-OCRを紹介します。書類データの整理も効率化したいと考えている企業におすすめです。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| SmartRead | ー | ー | クラウド版:初期費用無料、年額360,000円~ |
| デジパス | ー | ー | 初期費用無料~、月額基本料60,000円~ |
| AISpect | ー | ー | 標準版(プラン1000):初期費用50,000円、月額利用料10,000円/1000枚 |
| DX OCR | ー | ー | エントリープラン:初期費用無料、月額30,000円 |
| 受発注バスターズ | ー | ー | お問い合わせください |
| SmartRead PLUS+ | ー | ー | 初期費用無料~、単価:自動仕分け1円~、1項目3円~、1ページ(非定型の場合)5円 |
※レビュー評価は2025年10月9日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
SmartRead
- AI OCRで自動仕分け,高精度読取り,確認修正機能で作業時間を削減
- 初期費用&月額システム料不要で、利用料は月額3万円~ ※年払い
- APIやRPAを通して業務システム等に連携でき、データ活用を推進
「SmartRead」は、株式会社Cogent Labsが提供するAI‐OCRです。独自開発のAIエンジンを活用して、スピーディーにドキュメントを自動判別します。申込書や発注書、アンケートなどのフォーマットを事前登録しておけば、複数の書類をアップロードしても、1枚ずつ自動仕分けが可能です。さらに主要RPAと連携できるコネクタを提供しているため、データ入力の自動化など一連業務の効率化が実現するでしょう。
【参考価格】クラウド版:初期費用無料、年額360,000円~
デジパス
- クラウドワーカー利用無。国内完結型サービスで安心
- マスターデータからの名寄せ等、柔軟で高精度な対応が可能
- 単月契約可能。トライアル導入、繁忙期のみの利用も可能。
シャイン株式会社が提供する「デジパス」は、書類のデータ化代行サービスです。熟練した技術をもった専門のオペレーターが手書き文字や書式ブレも正確に補正します。専用センターに作業を集約することで、大量利用でも短納期・低価格が実現できます。
【参考価格】初期費用無料~、月額基本料60,000円~
AISpect
- 自社の課題解決から誕生。ゆえに驚くほどの高精度
- 生成AIを活用することで様々な帳票に対応
- カスタマイズで専用AI開発が可能
株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所提供の「AISpect」は、PDF・ラベル・紙・写真の文字読み取りに対応した高精度なAI-OCRサービスです。使いやすい画面構成や操作方法で、誰でも簡単に業務改善が可能です。独自の項目による書類の読み取りや離れた項目の結合など、自社の業務に応じたカスタマイズにも柔軟に対応します。
【参考価格】標準版(プラン1000):初期費用50,000円、月額利用料10,000円/1000枚
DX OCR
- 「斜め文字」、「手書き文字」も認識する、高精度な文字読み取り
- AIが帳票レイアウトを自動解析!帳票設計不要
- 人による入力業務を自動化し、コストと時間を大幅削減
株式会社ハンモックが提供する「DX OCR」は、手書きや非定型レイアウトにも対応したAI-OCRで、帳票設計不要であらゆる書類を自動でデータ化できるクラウドサービスです。高精度な文字認識と構造解析で従来OCRの課題を解決し、CSV形式で基幹システム連携も可能。入力作業の手間とコストを削減し、業務の効率化とDX推進を支援します。
【参考価格】エントリープラン:初期費用無料、月額30,000円
受発注バスターズ
- バラバラなレイアウトでも認識&読取してCSVダウンロード可能
- これまで通り注文書を受け取りアップするだけ!システム変更不要
- GPT&Gemini搭載。人間にしか覚えられなかった様々な対応を自動化
受発注バスターズ株式会社が提供する「受発注バスターズ」は、属人化しがちな受発注業務をGPTやGeminiを活用して自動化するクラウドサービスです。個別ルールや複雑な条件にも対応し、帳票の振り分けからデータ変換、基幹システム連携までをワンストップで実現。作業効率と正確性を高め、担当者の負担を軽減します。
【参考価格】お問い合わせください
SmartRead PLUS+
- 信頼性が高く、すぐ活用できるように加工したデータを提供
- 高度なセキュリティ体制!機密性の高い文書でも安心してお任せ
- 特定の書式に限らず、あらゆる形式の文書に対応
株式会社Cogent Labsが提供する「SmartRead PLUS+」は、AI OCRと専門オペレーターによる確認を組み合わせた文書の自動データ化サービスです。文書の引き取りからスキャン、加工まで一貫して行い、手書きや非定型文書にも対応可能。人の判断を取り入れた高信頼の処理で、データ整備や入力業務の負担軽減を実現します。
【参考価格】初期費用無料~、単価:自動仕分け1円~、1項目3円~、1ページ(非定型の場合)5円
▶帳票の確認・修正が可能なAI-OCR
ここでは、読み取った帳票データの誤認識の確認・修正機能を搭載したAI-OCRを紹介します。帳票データの修正にかかる手間を省きたいと考えている場合におすすめです。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| DX Suite | 4.5(32件) | 4.3 | DX Suite Lite:初期費用無料、月額30,000円~ |
| スマートOCR | ー | ー | お問い合わせください |
| eas | 5.0(1件) | 5.0 | 初期費用:お問い合わせ、月額50,000円~ |
| T-CHECK Plus | 5.0(1件) | 5.0 | お問い合わせください |
| 株式会社NXワンビシアーカイブズのAI-OCR × BPOサービス | ー | ー | お問い合わせください |
| LINE WORKS PaperOn | ー | ー | 初期費用無料、月額30,000円~ |
※レビュー評価は2025年10月9日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
DX Suite
- 手書き、活字、傾いた画像など、様々な文字を高い精度で読み取り
- あらゆる書類に対応しフォーマットが異なる書類でも読み取り可能
- 標準搭載のAIエージェントが前後の業務プロセスも一括で自動化
AI inside 株式会社が提供する「DX Suite」は、手書きや活字・FAX・写真など、さまざまな書類を高精度でデジタル化します。学習済みのAI-OCRエンジンを簡単に組み込めるうえ、非定型帳票の読み取りやスキャン画像の高精度な補正にも対応します。また、オンラインセミナーや伴走支援付きの有償トライアルがあり、サポート体制も安心です。
【参考価格】DX Suite Lite:初期費用無料、月額30,000円~
スマートOCR
- AIにより画像データの中の文字を高精度で認識が可能
- 書式がバラバラな非定型帳票でも柔軟に対応してデータを抽出
- 確認や管理しやすい操作性で、充実した高度な機能を搭載
「スマートOCR」は、株式会社インフォディオが提供するAI-OCRサービスです。文字認識にくわえ、データ抽出や高度なセキュリティ機能を備えています。書式にかかわらずデータを抽出し、独自開発のAIエンジンで歪みやたわみを補正しながら正確に電子データ化します。スマートフォンアプリと連携し、撮影した領収書などをそのままアップロード、ブラウザ上での確認も可能です。
【参考価格】お問い合わせください
eas
- カスタマイズで高精度を実現
- 万全のフォロー体制
- トライしやすいプラン
株式会社うるるBPOが提供する「eas」は、手書きの文字でも読み取り精度99.98%を誇るAI‐OCRサービスです。OCRでの読み取りのほか、クラウドワーカーによる人力での修正サービスも提供することで、極めて高い精度を実現しています。外部の人手が介入することから、情報の細分化やログ管理など厳重なセキュリティ対策が講じられているため、安心して利用できます。
【参考価格】初期費用:お問い合わせ、月額50,000円~
T-CHECK Plus
- 高精度AIエンジンによる98%以上の高い識字率を実現!
- AIによる顔つき判定により、PDFをまとめてアップロード可能!
- 誤読補正登録機能が充実!誤読修正によるお客様の負担を削減!
「T-CHECK Plus」は、株式会社東計電算/ Toukei (Thailand) Co., Ltd.が提供する検収照合システムです。自動車部品メーカーや商社、電子部品業界への導入実績を多くもちます。独自開発の高速エンジンを特徴とし、わずか数分で10万件単位の書類を処理します。また、単に照合するだけでなく、AI-OCR機能を用いて読み取り対象をテキストデータとして保存も可能です。
【参考価格】お問い合わせください
株式会社NXワンビシアーカイブズのAI-OCR × BPOサービス
- 帳票に合わせて最適なOCRツール・機能を選定
- 紙帳票のスキャン・補正・確認作業も代行可能
- 活用シーンに合わせて出力データを加工して納品
株式会社NXワンビシアーカイブズが提供する「AI-OCR × BPOサービス」は、帳票の種類や特性に応じて最適なAI-OCRを選定し、紙帳票のスキャンからデータ補正、納品形式の加工までを一括対応するサービスです。定型・非定型・手書き書類にも柔軟に対応し、業務負荷を軽減しながら高精度なデータ活用を支援します。
【参考価格】お問い合わせください
LINE WORKS PaperOn
- 様式が存在しない書類も高精度に項目抽出
- 複数の方法で現場からでも書類をアップロード
- 修正や変換などの面倒な作業を自動化
LINE WORKS株式会社が提供する「LINE WORKS PaperOn」は、AI-OCRと生成AIを活用し、帳票の受取からデータ連携まで一連の文書処理を自動化するサービスです。スマホでのアップロードにも対応し、手書きや傾いた文字も高精度に認識。現場とバックオフィスの業務連携を円滑にし、作業時間と手間の削減につなげます。
【参考価格】初期費用無料、月額30,000円~
▶帳票の読み取り機能に特化したAI-OCR
ここでは、帳票の読み取り機能に特化したシンプルなAI-OCRを紹介します。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| Smart Report Cloud | ー | ー | お問い合わせください |
| ジーニアルAI OCR | ー | ー | スタータープラン:初期費用無料、月額基本料6,000円~/人 |
| AnyForm OCR | 4.0(1件) | 4.0 | お問い合わせください |
| DenHo | ー | ー | 月額9,000円~ |
※レビュー評価は2025年10月9日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
ジーニアルAI OCR
- 普段のExcel環境に統合、既存の業務フローを維持してDXできる
- 設定不要で簡単に使えるので現場の意識を業務改革へ向けられる
- Excel内でデータの関係を可視化できるので、書類探しがなくなる
株式会社ジーニアルテクノロジーが提供する「ジーニアルAI OCR」は、<経理業務に特化したDXツールで、PDFやスキャン書類をExcelへ効率的に取り込む仕組みを提供します。手書きや画像もAIが認識し、非定型書類の入力・チェック作業を自動化。セルとの対応箇所を可視化し、転記ミスを抑えて作業精度と効率を向上させます。
【参考価格】スタータープラン:初期費用無料、月額基本料6,000円~/人
AnyForm OCR (株式会社ハンモック)
- ノンプログラミングで誰でも帳票設計が可能
- マスタ参照や明細自動演算処理等、実践的で使いやすい機能が豊富
- 認証精度が高いので、変更・修正の回数が少なく済む
株式会社ハンモックが提供する「AnyForm OCR」は、活字の日本語・英数字に対して99.97%の精度を誇る帳票データ化ソフトです。帳票設計デザイナーやOCR結果の確認・修正機能、帳票振り分けツールなど、必要な機能が一体化されています。また、ノンプログラミングで誰でも帳票設計が可能なため、自社内で運用ができ、短期間で利用を開始できるのもメリットです。
【参考価格】お問い合わせください
DenHo (株式会社インフォディオ)
- AI-OCRが自動で分類・データ化し、データの手打ち入力が不要に
- 種類問わず全ての帳票で電⼦帳簿保存法の要件に対応可能
- 学習コストがかからず、操作が簡単で誰でもすぐに使いこなせる
「DenHo」は、株式会社インフォディオが提供するAI‐OCRクラウドサービスです。紙文書のスキャンやスマートフォンで撮影してアップロードするだけで、文字をデータ化できます。画像内にあるテキストも検索が可能で、ファイル名や保存先が不明な場合でもデータを探しやすいでしょう。また、電子帳簿保存法に対応している点も特徴です。
【参考価格】月額9,000円~
以下のボタンから、ITトレンド編集部がおすすめするAI-OCRの各社製品資料を一括請求できます。さっそく製品を比較したい方はぜひご利用ください。
AIRead
「AIRead」は、アライズイノベーション株式会社が提供するAI-OCRです。AIによる帳票の仕分けから拡大・縮小、回転補正、罫線の抽出・除去など必要な機能を幅広く備えています。拡張性に優れており、RPAやETL、ローコード開発ツールなど、既存システムとの連携が可能な点も強みです。また、クラウドやオンプレミス、LGWANなどさまざまな提供形態に対応しています。
【参考価格】クラウドSaaS版:初期費用220,000円、月額13,200円~(税込み)
トレード帳票DXシリーズ
株式会社リコーが提供する「トレード帳票DXシリーズ」は、紙やPDFの請求書・納品書を電子テキスト化するAI-OCRです。独自の帳票解析技術と画像処理技術により、AIが事前の設定を必要とすることなく書類を電子化します。会計システムや仕入管理システムなどとCSVファイルを介して連携可能です。また、人の目視によるBPOサービスも提供されています。
【参考価格】初期費用5,000円、月額3,000円~
AI よみと~る
NTT東日本株式会社が提供する「AI よみと~る」は、96.71%の読み取り精度と、RPAとの連携による高度な業務効率化が特徴の帳票データ化サービスです。税理士法人における入力業務の効率化や流通業における出荷伝票の入力作業の自動化など、幅広い導入実績をもちます。無料デモ体験も可能なため、使用感を確認してから導入を検討できます。
【参考価格】初期費用無料、月額33,000円~
NOC AI-OCR
「NOC AI-OCR」は、芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社が提供するシステム・サービスです。AI-OCRとRPAを組み合わせることで高度な業務自動化が実現します。初心者でも簡単に扱えるインターフェースや、国産製品ならではのわかりやすさが特徴です。また、手厚い導入支援や無料トライアルもあるため、安心して導入できるでしょう。
【参考価格】初期費用無料、月額基本料30,000円~
AI-OCRの導入事例を紹介
NECネッツエスアイ株式会社では従来、調達本部の発注プロセスのやり取りはすべて紙で行われていました。業務効率化を推進するなかで稼働分析を行ったところ、書類処理の負担が大きいことが判明したそうです。そこで、AI-OCRである「DX Suite」を導入し、業務効率化を図りました。
「DX Suite」を活用した新しい自動化プロセスによって、従来の処理工数が年間5,267時間から3,107時間へ短縮。59%の工数削減につながりました。またペーパーレス化も促進し、4人がかりで1日1時間かかっていた郵送書類の開封業務も不要になったそうです。
参考:導入事例:AI-OCR DX Suite(NECネッツエスアイ株式会社)|ITトレンド
AI-OCRの注意点
メリットの多いAI-OCRですが、導入には注意点もあります。まず、自社で活用している帳票の型がバラバラで、それぞれの量が少ない場合はAI-OCRを最大限活用できません。AI-OCRは読み取りの回数を重ねることで認識精度を高めます。そのため、読み取らせる帳票の量が少ないと十分に学習できず、高精度の認識が実現できません。このような場合は、AI-OCRの導入にあわせて自社内の帳票を整理・統一してみるのもおすすめです。
また、AI-OCRでも読み取り精度を100%にするのは難しいので、目視での確認が必要です。帳票の確認・修正をベンダーに一任できる製品もあるため、自社の運用体制にあわせて選定しましょう。このほか、事前に帳票登録が必要なものや縦書きの読み取りに弱いものなど、製品によって特徴があります。導入検討時には各社製品の特徴や機能・サポート体制などをよく比較し、自社に適した製品を選びましょう。
まとめ
AI-OCRツールを活用すると、手入力や目視確認の負担が軽減され、従業員はより生産性の高い業務に集中できるようになります。紙書類を電子化したい、書類関連の業務を効率化したいと考えている方は、この機会にAI-OCRの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
以下のボタンからAI-OCR製品の資料請求ができます。機能や価格など詳細情報をもとに製品を比較したい方はぜひご活用ください。



