無料プランのあるチャットシステム
まずは無料プランの用意されたチャットシステムを紹介します。無料で使える製品には機能やユーザー数の制限がありますので、利用規模に応じて無料トライアルのある他製品と比較しながら有料プランも検討しましょう。
Zoho SalesIQ
「Zoho SalesIQ」はゾーホージャパン株式会社が提供するWeb接客ツールで、チャットボットによる自動応答やチャット機能が搭載されています。無料プランのほか、有料プランも15日間のトライアル期間があります。ブラウザのほか専用アプリからの利用も可能です。
HubSpot
HubSpot Japanによる「HubSpot」は無料のCRMツールですが、チャットボット作成機能が搭載されています。顧客データをもとに、個別のメッセージの送信が可能です。また、目的に応じたテンプレートがあるので導入も簡単でしょう。
最新の人気ランキングも製品選びの参考にしてください。
無料トライアル可能!おすすめ製品の比較表
この記事で紹介している一部製品の比較表を紹介します。各製品の詳細情報については、後ほど紹介していますので、気になる製品をチェックしてみてください。また、ITトレンドは無料で資料資料請求する事が可能であり、資料請求した製品の比較表をダウンロードする事が可能です。社内検討する際に活用してみてください。
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製品名 |
提供形態 |
参考価格 |
無料トライアル |
レビュー評価 |
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チャットプラス |
オンプレミス / クラウド / アプライアンス / SaaS / ASP / サービス |
ミニマム:月契約:1,980円 |
○ |
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sinclo |
クラウド / SaaS |
9,440円 ~ |
○ |
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RICOH Chatbot Service |
サービス / クラウド / SaaS |
18,000円 ~ |
○ |
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OfficeBot |
SaaS |
プレミアムプラン:100,000円/月 |
○ |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
無料トライアルが可能なチャットシステム
チャットシステムの人気製品のうち、無料トライアルで使用感を試せる製品を紹介します。利用人数や利用回数・機能に制限なく、本格的にビジネスチャットを活用していきたいと考えている方におすすめです。
《チャットプラス》のPOINT
- 月額1,500円から利用可能
- 1,800社を超える導入実績
- 安いのに機能最多な最強チャットボットツール
チャットプラス株式会社の「チャットプラス」は月額1,500円から使えるAI搭載型チャットシステムです。有人対応、チャットボットの両方に対応しており、履歴からリード数や満足度を定量的にレポーティングします。なお10日間の無料トライアルが可能です。
《sinclo》のPOINT
- サイト訪問者に合わせた話しかけ(オートメッセージ機能)
- ブラウザ同期やドキュメント共有による店頭レベルのWeb接客
- 一括ヒアリング(署名整形)などの入力フォーム最適化でCV向上
メディアリンク株式会社提供の「sinclo」は14日間の無料トライアルが可能なチャットボット型Web接客ツールです。ブラウザ同期機能により、サイト訪問者がみているページをマウス位置まで共有し、双方向で操作できます。実店舗にいるようなリアルな接客を叶えます。
《RICOH Chatbot Service》のPOINT
- 3STEPで簡単に導入できて、すぐ使える
- 使うたびに精度がアップし、より運用が捗る
- ニーズを可視化したグラフィカル表示が魅力
「RICOH Chatbot Service」はリコージャパン株式会社が提供している自動回答サービスです。Excelがあればすぐに始められるだけでなく、業種別テンプレートに基本的なQAがまとめられているので導入準備がスムーズでしょう。なお、無料トライアル期間は30日間です。
《OfficeBot》のPOINT
- FAQだけでなく社内文書も活用して自動応答が可能!
- FAQを登録するだけですぐに使える!社内問合せ対応が大幅改善!
- わからないことはBOTが自動で社員に聞き回り回答!
ネオス株式会社提供の「OfficeBot」は独自開発のFAQ学習AIが搭載されたチャットボットシステムです。検索語句の設定や学習作業は不要で、導入から運用にかかるまでの工数が大幅に少ないのが魅力でしょう。またレポート機能で答えられなかった質問やどのような質問が多いのかも分析できます。
無料チャットシステムを使う注意点
ここからは無料で利用できるチャットシステムについて、注意点を解説します。
機能が制限されている
無料で利用できるチャットシステムの多くは、機能制限があります。例えば営業時間の設定の可否や利用状況に応じたレポート分析機能、セキュリティ機能、チャット送信の回数制限などがあげられます。また、容量に制限がある場合があり、データの送受信が多かったりするとすぐに容量に達してしまうため、ビジネスに支障をきたしてしまうかもしれません。
日本語に対応していない場合がある
無料製品の中には日本語に対応していない製品も多いです。FAQシステムやチャットボットならまだしも、リアルタイムで顧客とのやりとりをする可能性の高い、Web接客ツールやチャットツールの機能を使いたい場合、インターフェイスが日本語非対応だとスタッフが使いこなせない可能性もあるでしょう。
こんな時は有償ツールを使ってみよう!
トライアル期間や機能の制限をかけることで無料で使用できるチャットシステムを紹介してきましたが、ここでは有料版ツールを利用すべきケースを紹介していきます。チャットシステムをビジネスで効率的に活用するためにも理解しておきましょう。
メッセージや行動履歴など多くの機能を必要とするケース
問い合わせ内容から顧客ニーズやアプローチ方法を分析したい場合も多いです。しかし無料チャットシステムでは、ユーザーとのメッセージ履歴やサイト内での行動履歴などの機能はほぼ提供されていません。顧客対応で蓄積されたデータを次のアクションに活かしたいのであれば有料製品を検討しましょう。
有料版ではユーザーごとの会話履歴や行動・購買履歴などのさまざまなアクションを記録・分析し、ユーザーに合わせた接客を実現します。
サイト訪問者数が多いケース
無料チャットシステムではチャットができる人数に制限がある場合が多く、Webサイトの訪問者が多いケースだと無料版では対応できなくなるおそれがあります。無料で利用可能なチャットの利用の上限を超えてしまっては、ユーザーに対して適切な接客を行うことはできず、潜在的な顧客を取り逃がしてしまう可能性があるでしょう。
チャットシステムの本格的な導入を検討しているのであれば、無料版ではなく有料版の導入の検討をおすすめします。
安価で使えるチャットシステムの製品比較をしたい方はこちらの記事も参考にしてください。
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無料トライアルを活用してチャットシステム導入を検討しよう
チャットシステムを本格的に導入するとなると、無料製品では機能面やセキュリティなどに課題があるかもしれません。無料トライアルを複数製品活用し、使い勝手を比較してみたうえでビジネスに最適なチャットシステムを選定しましょう。価格や必要な機能を比較し、自社に最適な製品を見つけてください。