資料請求リスト
0

図面管理(EDM)の選定で失敗しないUI評価とデモ活用法

図面管理(EDM)の選定で失敗しないUI評価とデモ活用法

図面管理(EDM)の導入後に「思ったより使われない」という問題が生じる原因の多くは、製品選定フェーズでのUI評価が不十分だったことにあります。カタログ比較だけで製品を決めると、現場担当者が実際に操作したときに初めて使いにくさに気づきます。本記事では、デモを最大限活かしてUI・操作性を正しく評価するための手順と観点を解説します。

\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次
    ジーエン図面
    ジーエン図面
    営業製作所株式会社
    図面から製造・調達革命

    UI評価を選定フェーズに組み込む理由

    機能比較表やベンダー提案書の確認と並行して、UI評価を選定プロセスに明示的に組み込むことが、導入成功の分岐点です。なぜUI評価が必要なのかを整理します。

    カタログ比較では見えない操作の実態

    製品資料に記載されている機能一覧は、そのシステムが「何ができるか」を示すものであり、「どれだけ素早く・迷わず操作できるか」を伝えるものではありません。検索機能があると記載されていても、入力フォームの配置や検索結果の表示方法によって、実際の操作時間は大きく変わります。機能が同等に見える複数の製品でも、日常業務での操作効率に大きな差が出ることがあります。

    UI評価を組み込むことで、操作時のストレスや習得コストを事前に把握できます。特に製造現場では、CADオペレーターや品質担当者など多様な職種が日常的にEDMを使います。全員が快適に操作できるUIかどうかは、カタログではなくデモ環境でのみ確認できます。

    この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです。あわせて参考にしてください。

    関連記事 図面管理システム16選!製造業・建設業向けおすすめ製品を比較

    UIの不満が定着失敗の主因になる構造

    EDMの導入後に活用が進まない理由として、現場担当者から最も多く挙がるのが「操作が面倒」という感想です。必要な図面にたどり着くまでの画面遷移が多い、検索条件の設定が煩雑、版数の確認に複数ステップが必要といった問題は、機能要件の確認では見落とされがちです。

    使われないシステムはコストだけを生み続けます。ライセンス費や保守費を支払い続けながら、担当者は結局Excelや紙の運用に戻るケースは珍しくありません。このリスクを選定段階で排除するには、UIの評価を「感覚的な好み」ではなく「業務フローへの適合度」という定量的な軸で行うことが必要です。

    デモ評価を設計する前の準備作業

    デモを依頼する前に、評価基準と評価者を明確にしておくことで、デモの時間を最大限に活用できます。事前準備の内容を確認します。

    自社の業務フローと操作シナリオの整理

    まず、EDMで日常的に行う操作をリストアップします。「図面の新規登録」「品番での図面検索」「版数確認と最新版のダウンロード」「承認ワークフローの実行」「外部関係者への共有」など、自社で頻度の高い操作を5~7個程度洗い出してください。これがデモ時の評価シナリオとして機能します。

    次に、操作する担当者の職種と ITリテラシーレベルを想定します。CAD担当者・製造現場の作業者・品質部門・営業技術など、職種によって利用頻度と操作の目的が異なります。最もITリテラシーが低い担当者が操作することを前提にシナリオを設計すると、評価の精度が上がります。

    評価項目と採点シートの作成

    デモを複数ベンダーで実施する場合、評価項目を統一しないと製品間の比較ができません。下記の観点を参考に、評価シートをあらかじめ作成しておきましょう。

    評価観点の例として、「目的の図面にたどり着くまでのクリック数(5回以内か)」「検索結果一覧での版数・承認状況の視認性」「新規図面の登録操作に要する時間(5分以内か)」「エラー時のメッセージのわかりやすさ」「スマートフォン・タブレットでの操作性」などが挙げられます。各項目を5段階で採点し、複数の評価者が独立して記入する形式にすると、個人の好みではなく集団としての客観的な評価が得られます。

    この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです。あわせて参考にしてください。

    関連記事 図面管理アプリのおすすめ5選!メリットや選び方を紹介

    評価に参加させるべき社内メンバーの選び方

    デモの評価者は、情報システム部門や導入推進者だけでなく、実際に現場でEDMを操作する担当者を必ず含めてください。現場担当者は「操作が直感的かどうか」を肌感覚で判断できます。ITリテラシーが高いシステム担当者は使いやすいと感じても、現場作業者には難しいと感じるUIは存在します。

    理想的には「情報システム担当1名+設計担当1名+製造現場担当1名」の構成でデモに参加させ、それぞれが独立して評価シートを記入します。評価後に意見交換を行うことで、立場ごとの使いやすさの差異を可視化でき、製品選定の根拠が明確になるため、社内合意も取りやすくなります。

    デモ当日の進め方と確認ポイント

    ベンダーが実施するデモは、製品の長所が前面に出るよう設計されています。自社の業務に即した確認を行うには、デモの進め方を事前に設計しておく必要があります。

    ベンダー主導デモと自社操作デモを使い分ける

    ベンダーが行う説明中心のデモは、製品の全体像を把握するのに適しています。一方で、「この操作ができますか」という質問だけでは、実際の操作時の複雑さを確認できません。ベンダー主導デモの後に、評価者が自分でシステムを操作する時間を必ず設けてください。

    自社操作デモでは、事前に準備したシナリオ通りに操作を進めます。ベンダー担当者には「ヒントを出さずに見守ってほしい」と依頼し、操作に詰まった箇所や迷った点を記録します。詰まりが多い操作ほど、現場定着のリスクが高い部分です。後で詰まりが生じた原因をベンダーに確認し、設定やカスタマイズで改善できるかを検証します。

    検索機能の実力を測る確認手順

    EDMの日常利用で最も頻度が高い操作は図面の検索です。検索機能の評価は特に丁寧に行う価値があります。確認すべき観点は「あいまい検索・部分一致の精度」「複数条件(品番+工程+版数など)を組み合わせた検索のしやすさ」「検索結果の表示速度と件数上限」「図面内のテキスト検索への対応」の4点です。

    実際の業務データに近いサンプルデータ(品番の形式・命名規則など)をデモ環境に入れてもらい、そのデータを使って検索操作を試します。自社データに似た条件での検索精度は、汎用サンプルデータでの検索とは結果が異なることがあるため、可能な限り実務に近い条件で評価することが重要です。

    この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです。あわせて参考にしてください。

    関連記事 クラウド型図面管理システム11選!CADデータ管理の課題を解決する製品を比較検討

    デモで見落としがちな評価の盲点

    デモ時に確認すべき観点の中には、操作画面の見やすさとは別に見落とされやすい要素があります。選定後に後悔しないための確認事項を整理します。

    権限設定と承認ワークフローの柔軟性

    図面の閲覧・編集・承認それぞれに対して細かく権限を設定できるかは、実際の運用で重要な要素です。部門ごとに閲覧可能な図面を制限したい場合、職種ごとに操作できる機能を絞りたい場合など、自社の組織構造に合わせた権限設定ができるかをデモで確認してください。

    承認ワークフローについては「並列承認と直列承認の使い分け」「承認者が変更になった場合の対応」「承認状況のステータス表示方法」を実際に画面で確認します。承認フローが固定されていて変更できない製品では、自社のルールに合わせた運用ができない可能性があります。

    他システムとの連携操作の確認

    EDMは単独で使われるのではなく、ERPや生産管理システム、CADソフトと連携して使われることが多くなっています。連携時の操作性もデモで確認しておく必要があります。「CADから直接EDMに図面を保存できるか」「ERPの品番マスタとEDMの属性を同期できるか」「連携時のエラーハンドリングがわかりやすいか」を確認してください。

    API連携の場合は、自社のシステム担当者がAPIドキュメントを事前に確認した上でデモに臨み、連携実装の難易度を技術的な観点から評価することをすすめます。連携が難しいと判明した場合の代替手段(CSV連携・手動同期など)についても確認しておきましょう。

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて、複数の製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で図面管理(EDM)の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討しましょう。

    図面管理(EDM)システム の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    デモ評価後の比較・意思決定の進め方

    複数ベンダーのデモが終わったら、評価結果を整理して意思決定に結びつけるプロセスが必要です。感覚的な印象に流されず、根拠のある選定を行う手順を確認します。

    評価スコアの集計と優先度の重み付け

    各評価者が記入した評価シートをもとに、項目ごとの平均スコアを集計します。その上で、自社にとっての重要度に応じて各評価項目に重みを付けます。例えば「図面検索の操作性」を最重要とするなら重み係数を2、「モバイル対応」を中程度とするなら係数を1とする形で加重集計を行います。

    重み付けは、導入目的と現場の業務課題をもとに設定します。「現場作業者の検索時間を削減する」ことが主目的なら検索機能の重みを高くし、「設計変更の承認プロセスを電子化する」ことが主目的なら承認ワークフローの重みを高くします。目的を明確にしておくと、評価結果の解釈がぶれません。

    POC(概念実証)が必要なケースの見極め

    デモ評価で甲乙つけがたい場合や、連携機能の実現可否に不確実性がある場合は、POC(概念実証)の実施を検討してください。POCでは、本番環境に近い条件で限定的な運用テストを行い、デモでは確認できなかった実運用上の課題を洗い出します。

    POCを実施する際は「期間(1~3か月が目安)」「評価指標(図面検索の平均時間、登録操作のエラー率など)」「参加させる現場担当者の人数と職種」を事前に定義します。POC後に評価指標と照合することで、感覚的な評価ではなく数値に裏付けられた製品選定が可能です。ベンダーによってはPOC期間中のサポート体制が手厚い場合があり、その対応の丁寧さも選定の参考情報として活用できます。

    この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです。あわせて参考にしてください。

    関連記事 「ジーエン図面」が選ばれる理由!(営業製作所株式会社)【PR】

    EDM選定デモに関するよくある疑問(FAQ)

    EDMのデモ評価や製品選定で担当者からよく上がる疑問をまとめました。選定作業の参考にしてください。

    ■Q1:デモは何社程度受ければ十分ですか?
    一般的には3~5社のデモを受けることで、UI・操作性の差異を客観的に判断できます。1~2社では比較基準が定まりにくく、6社以上では評価に要する工数と時間が膨大になり、選定作業が停滞するリスクがあります。まずRFI(情報提供依頼)で候補を絞り込み、3~5社に絞ってからデモを依頼するのが効率的です。
    ■Q2:デモで自社データを使ってもよいですか?
    機密性の低いサンプルデータや匿名化したデータであれば、デモ環境への持ち込みは一般的に可能です。実務に近いデータを使うことで、検索精度や属性マッピングの適合度を現実に即した条件で確認できます。機密性の高い図面は持ち込まず、品番の形式・命名規則・ファイル形式だけを再現したダミーデータを作成する方法も有効です。
    ■Q3:デモと実際の製品では操作性が変わることがありますか?
    ベンダーのデモ環境は最適化された状態で提供されることがあり、実際の導入後とは多少異なる場合があります。確認方法として、デモ環境のバージョンが最新製品と一致するかを確認し、導入実績のある企業へのヒアリング(ベンダーの紹介が可能か確認する)を実施することをすすめます。導入後の操作性の変化についてベンダーに直接質問し、回答の具体性と誠実さも評価基準にしてください。

    まとめ

    図面管理(EDM)の選定において、UIの適切な評価は導入成功を左右する最重要プロセスのひとつです。評価シナリオと採点シートを事前に準備し、現場担当者を含む複数の評価者でデモに臨むことで、カタログ比較では見えない操作性の実態を把握できます。ベンダー主導のデモだけでなく自社操作の時間を確保し、検索機能・権限設定・他システム連携も含めて評価観点を設定してください。デモ後はスコアを集計・重み付けし、必要に応じてPOCに進む判断を行うことで、現場に定着するEDMの選定が実現します。

    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    新NISAに関する実態調査アンケート

    アンケート回答者の中から毎月抽選で10名様に

    Amazonギフトカード1,000円分が当たる!

    電球

    ITトレンドMoneyみんなのおサイフ事情では

    「新NISAに関する実態調査」をしております。

    ぜひご協力ください。

    it-trend moneyロゴ
    新nisaアンケートロゴ
    \匿名OK!カンタン2分で完了/アンケートに答える
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「図面管理(EDM)の選定で失敗しないUI評価とデモ活用法」というテーマについて解説しています。図面管理(EDM)システムの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    認知度、利用経験率No.1のITトレンド 図面管理(EDM)システム上半期ランキング
    ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
    図面管理(EDM)システムの製品をまとめて資料請求