デジタルサイネージの市場規模は?
デジタルサイネージに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。そこで、ITトレンドの掲載状況から市場の広がりを見ると、4製品が掲載され、提供企業も4社と、製品ごとに別の企業が提供しています。製品は、表示する内容を配信・管理するソフトから、再生装置やディスプレイの選定、設置・保守まで含めて提供するものまで分かれます。
ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、デジタルサイネージの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP4】いま注目されるデジタルサイネージ
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のデジタルサイネージは再生装置から配信ソフトまでそろえる「デジサイン」が資料請求ランキング1位です。2位は専門知識がなくても使えるソフトのKI Sign、3位は設置から保守まで全国で対応するリコーデジタルサイネージでした。ソフトだけの製品と、機器や保守まで含めて提供する製品が、同じ候補の中で比べられている点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP4です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | デジサイン | クラウド・オンプレミスなど/別途お問い合わせ | 再生装置・配信管理ソフト・コンテンツサービスなど、サイネージに必要なものを一括で提供。 |
| 2位 | KI Sign | オンプレミス・クラウドなど/別途お問い合わせ | 画像・動画・PDF・CSVに対応し、専門知識がなくても更新できるサイネージソフト。 |
| 3位 | リコーデジタルサイネージ | クラウド・SaaS/別途お問い合わせ | ディスプレイ選定からコンテンツ制作・配信、保守までを一括で提供するクラウド型。 |
| 4位 | FiT サイネージ | クラウド・SaaS/別途お問い合わせ | Android端末を使い、画像や動画などを一括で配布・管理するサイネージシステム。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※デジタルサイネージのカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているデジタルサイネージは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のデジタルサイネージ市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている4製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.ソフトだけか、機器や保守まで含めるかで製品が分かれる
製品ページの紹介を見ると、4製品は提供する範囲がそれぞれ違います。デジサインは再生装置から配信管理ソフトまで、リコーデジタルサイネージはディスプレイ選定から設置・保守までを一括で提供します。一方、KI Signはサイネージのソフトウェアとして提供されています。機器の調達から任せたいか、ソフトだけを選びたいかで、候補が変わることがうかがえます。
2.4製品すべてがクラウドに対応、2製品はオンプレミスにも対応
製品一覧の掲載内容を見ると、4製品すべてがクラウドに対応しています。オンプレミスにもあわせて対応するのは、デジサインとKI Signの2製品です。この2製品は、スタンドアロンでの運用にも対応すると製品ページで紹介しています。参考価格は4製品とも「別途お問い合わせ」で、金額を示す製品はありませんでした。
3.専門知識がなくても運用できる手軽さを掲げる
4製品のうち3製品が、製品ページで操作の手軽さを掲げています。KI Signは専門知識なしで現場担当者も使える操作を、リコーデジタルサイネージは業種別のテンプレートで簡単にデザインできる点を挙げます。FiT サイネージも、直感的に操作できる管理コンソールで端末を一元管理できるとしています。表示する内容を現場で更新し続けられるかに、関心が集まっていることがうかがえます。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■再生装置や配信ソフトなど、必要なものをまとめてそろえたい企業
- デジサイン
- ■ディスプレイ選定から設置・保守まで、多くの拠点で任せたい企業
- リコーデジタルサイネージ
- ■ソフトを選び、自社の環境や端末に応じて運用したい企業
- KI Sign / FiT サイネージ
同じランキング上位でも、製品が提供する範囲はそれぞれ違います。この分野では機器を含むかどうかで費用や準備が変わるため、ディスプレイや再生装置を自社で用意するかを先に決めると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、使い勝手は資料やデモで確かめる必要がある
- ●ソフトだけの製品と機器・保守を含む製品があり、費用に含まれる範囲をそろえて比べる
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、設置する場所や台数、表示したいコンテンツ、更新を担当する人に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うデジタルサイネージを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、デジタルサイネージの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の設置環境や運用に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、デジタルサイネージソフトを、無料の製品やクラウド対応の配信型ソフトも含めて比較しています。あわせてご覧ください。

