「楽楽精算」を導入したことで、都度行っていた「紙ベースでの申請・回覧・印鑑承認」が無くなり、各事前申請と様式及び承認も全てデータで管理できるようになったことで、業務効率化と内部統制の2点で改善効果がありました。
業務効率化の面では、申請内容との比較が容易になった事で財務経理業務の簡略化ができるようになりました。具体的には「楽楽精算」上で申請とチェック・承認が会社指定精算日よりも前に完了することが可能となりました。
内部統制の面では、未承認伝票や差戻し伝票に対する催促メール機能を使用する事で、漏れを無くすことができました。こちらは財務経理側での効果となりますが、「楽楽精算」で経費を透明化することにより、会社全体としても内部統制強化につながったと感じています。
「楽楽精算」の導入によって、これまで経費精算の3時間ほどかかっていた作業が30分に短縮されました。その他の副次的な効果として、クラウドシステムを全社的に利用することで、社員のITリテラシーの向上にも繋がったではないかと思っています。
また、電子帳簿保存法を活用したことでも効果がありました。以前は、申請する社員たちが領収書を見やすいよう順番に並べた上でホッチキス止めして提出していましたが、今は「楽楽精算」へ領収書等のデータをアップロードするだけです。アップロードしたデータは経費精算の際に事前の申請内容と直接紐付けることが可能なので、経費精算にかかるストレスは軽減され、未精算を無くすこともできました。
新しい事を始める時は必ず抵抗勢力が現れます。しかし、私たち財務経理部門が必要としていた機能や運用のし易さ、ランニングコスト等の条件が社内決裁を早め、その導入主旨や目的を明確にさせてくれるメリットや、他の社員を納得させる材料がそろっているのが、この『楽楽精算』だと思います。