ファイアウォールのフリーソフトが必要な場合は?
ファイアウォールのフリーソフトの導入を検討すべき場面を解説していきます。
パソコンのバージョンが古い
パソコンのバージョンが古い場合は導入を検討しましょう。現在販売されているWindows、Mac、Linuxには、OSにファイアウォールが標準搭載されています。
しかし、機能が不十分な可能性があります。また、MacとLinuxはほとんどのパッケージでファイアウォールが搭載されていますが、Windows Millennium Edition以前のバージョンでは搭載されていません。
Windows XPはインバウンド通信のみファイアウォール機能を搭載しているので、アウトバウンド通信はソフトの導入が必要です。Windows Vista以降はインバウンドとアウトバウンドの両方ともファイアウォール機能が導入されています。
まずはパソコンのバージョンを確認してみましょう。
標準搭載のファイアウォール機能を拡張したい
標準搭載のファイアウォールが十分でない場合、フリーソフトで機能を拡張できます。ファイアウォールソフトは以下の3種類に分けられます。
- ■基本的な機能を提供(OSに搭載されているファイアウォールと同等の機能)
- ■機能の拡張を提供
- ■ウイルス対策などのセキュリティ機能を提供
また、詳細な設定が可能な製品や自動化されている製品もあります。これらは、自社のセキュリティ要件を踏まえた選定をするためのポイントになるでしょう。
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無料で利用できるフリーファイアウォールをご紹介していきます。
【標準タイプ】フリーファイアウォール5製品
標準機能を提供するフリーファイアウォールをご紹介します。
Privatefirewall
PWI, Inc.から提供され、無料で利用できるファイアウォールソフトです。ソフトは日本語非対応です。標準的な機能を搭載しており、フリーでセキュリティ強化を図りたい企業におすすめ。
- ■信号アイコンでファイアウォールのオン・オフの切り替えが可能
- ■スライドバーを動かすだけでセキュリティ強度の設定が可能
- ■アプリやプロセスごとに通信可否を設定できる
ZoneAlarm 無料ファイアウォール (チェックポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社)
- 送受信を監視する双方向ファイアウォール機能
- 不正アクセスを防ぎ、端末を外部から見えにくくする設計。
- プログラム毎の通信制御によりデータ漏えいを防止。
GlassWire (Domotz Inc.)
- 通信状況をグラフで可視化、ネットワークの動きを把握
- 新規通信や異常を検知し、アラートで通知機能を搭載
- アプリ単位で通信制御可能なファイアウォール機能
Comodo ファイアウォール (株式会社コモドソリューションズ)
- 通信ルールに基づきネットワーク通信を制御
- 外部からの不正アクセス対策に対応
- 通信の許可・遮断を詳細に設定可能
PC Tools Firewall Plus
PC Toolsが提供する更新が終了しているフリーファイアウォールソフトです。日本語対応済み。遠隔攻撃やマルウェアの侵入から守り、あらゆる脅威からネットワークを守りたい企業におすすめです。
- ■ログの取得が可能
- ■パケットフィルタリングによるアプリケーションの通信制限が可能
【機能拡張タイプ】フリーファイアウォール3製品
既存のファイアウォールの機能を拡張できるフリーソフトをご紹介します。
Firewall App blocker
Sordum.orgが提供するWindowsのファイアウォールの機能を拡張できるフリーソフトです。日本語対応済み。設定の簡便化を図りたい企業におすすめです。
- ■インストール不要で利用可能
- ■シンプルなユーザーインターフェイスを採用
→操作しやすい - ■許可したアプリ以外の通信を遮断可能
→強固なセキュリティ対策を実現
Windows ファイアウォール コントロール (Malwarebytes Inc.)
- Windows Firewallの機能を拡張して管理を支援。
- Windowsファイアウォールの設定を一元管理し効率化。
- 通信ごとに許可・ブロックのルールを詳細に設定可能。
Windows Firewall Notifier
Wokhanが提供するWindowsのファイアウォールの操作性を改善できるフリーソフトです。日本語には非対応。ファイアウォールのアウトバウンドを強化したい企業におすすめです。
- ■アウトバウンド通信発生時、ポップアップで表示
→アウトバウンド通信の管理がしやすい - ■アプリごとの通信設定が可能
→詳細な管理ができる
ここまで無料で使える製品を紹介しましたが、無料プランは機能や利用規模、サポート範囲に制限があることが多く、運用目的によっては有料製品のほうが管理しやすい場合があります。どのような製品が自社に合うか迷う方や、どんな観点で製品を選べばいいかわからない方には、無料の診断ページの活用がおすすめです。
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Windows10でフリーソフトは利用できる?
ファイアウォールが搭載されたWindowsでフリーソフトは利用できるかを解説していきます。
ソフトによって作動しないことがある
フリーソフトのなかには、Windows11など最新OSに対応していない場合があります。また、標準搭載のOSと併用ができない場合もあり注意が必要でしょう。対応OSが制限されているフリーソフトもあるため、導入時に確認しましょう。
また、最新OSのファイアウォールは高機能です。そのため、ファイアウォールソフトをインストールするとパソコン内でファイアウォールが競合する可能性があります。そうすると、処理速度や通信速度の低下につながる場合があるため注意が必要です。
機能拡張タイプはほぼ利用可能
機能を拡張するファイアウォールソフトは、どのOSにもほぼ対応しているでしょう。
しかし、製品のなかには環境によっては動作が不安定だったり、特定の通知をブロックしてしまう事例もあります。また、アンインストール後に設定がおかしくなる場合もあるため注意が必要です。
機能の拡張が可能なソフトは標準搭載ファイアウォールの通信ルールや各種設定がしやすいです。動作状況に応じて製品導入の検討をしましょう。
フリーファイアウォールの必要性を見極め、対策を万全に!
フリーファイアウォールはパソコンのOSが古く、また搭載されているファイアウォールの機能が不十分な場合に導入の検討が必要です。しかし、対応OSが限られている場合や、パソコンのパフォーマンスを低下させてしまう可能性もあります。
導入の必要性を慎重に検討し、セキュリティ対策の向上をはかりましょう。


