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IaaSの会計処理方法を解説!SaaS・PaaSの処理方法も紹介

IaaSの会計処理方法を解説!SaaS・PaaSの処理方法も紹介

IaaSを利用した、あるいは提供した場合、どのように会計処理すればよいのでしょうか。資産になるのか、費用として処理するのか分からず困っていませんか。

この記事では、IaaSと同じくクラウドサービスであるPaaS、SaaSとの違いも紹介し、IaaSの会計処理方法をユーザー・ベンダーに分けて解説します。さらにSaaSやPaaSにも適用できる考え方を解説するので、ぜひ会計処理の参考にしてください。

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クラウドサービスのSaaS・PaaS・IaaSとは

クラウドサービスの会計処理はSaaS・PaaS・IaaSによって異なります。それぞれのサービスの特長を見ていきましょう。

SaaS・PaaS・IaaS
SaaS
「Software as a Service」の略で、サービスとしてソフトウェアが提供されます。ソフトウェアをパッケージで購入するのではなく、インターネットを介して利用します。あらかじめ作成されたアプリケーションを利用できるため、自社内でシステムを構築する必要もありません。
PaaS
「Platform as a Service」の略で、プラットフォームが提供されます。SaaSはすでに完成したアプリケーションが提供されますが、PaaSではそのアプリケーションの開発環境が提供されるため、その作成はユーザーが行います。
IaaS
「Infrastructure as a Service」の略で、OSやサーバなどのインフラが提供されます。PaaSのように開発環境として整ったものが提供されるわけではありませんが、その分自由度が高いのが特長です。
関連記事 【IaaSサービス一覧】16製品を比較!導入メリット・選び方も紹介

IaaSを利用した場合の会計処理方法

IaaSの場合はどのような方法で会計処理すればよいのでしょうか。

サービスの利用部分を費用計上

IaaSではインターネットを介してインフラが提供され、利用量に応じてライセンス料金を支払うため、この料金を費用に計上します。あくまでベンダーの所有するインフラを借りているだけなので、自社の資産にはなりません。

アプリケーションの構築部分を資産計上

IaaSで提供されたインフラの上に構築したアプリケーションは、基本的に自社の資産として計上されます。ただし、作成したアプリケーションの利用目的によって異なる場合があるため要注意です。

たとえば、外部から受注してアプリケーションを作成した場合、無形資産ではなく工事契約に基づき役務収益と工事原価を計上します。また、IaaSを利用して作成したアプリケーションを外部に販売する場合は、自社開発のれんとして無形資産に計上します。

税務上は繰延資産扱い

クラウドサービスの導入費用が高額な場合、税務上は繰延資産として扱います。会計上は一括の費用として計上しますが、複数年に渡って損金算入していきます。つまり、税務上は減価償却超過額が発生しているということです。

損金を把握し、繰越償却超過額として翌期に繰り越しましょう。

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IaaSを提供した場合の会計処理方法

IaaSをベンダーとして提供した場合の会計処理方法を解説します。

サービス提供部分を資産計上

構築したIaaSを提供して収益を得る場合、サービス提供部分は完成後に有形固定資産として取得原価または再評価額で計上します。そして、見込販売量や見込販売収益に基づいて減価償却されます。

ただし、設備資産を賃貸で調達している場合は、ファイナンスリースまたはオペレーティングリースとして処理しましょう。

サービスの提供時に収益を計上

サービス提供による売り上げは、ユーザーがサービスを利用可能になった時点で収益として計上します。

基本的に、物品販売においてはリスクと経済価値が顧客に移転した時点で収益を認識します。クラウドサービスも例外ではなく、ユーザーがサービスを利用できるようになった(会員登録などが完了した)タイミングで収益認識しましょう。

そして、その後は発生主義に基づき、月額利用料で契約する場合は毎月の利用料を収益計上します。

SaaS・PaaSを利用した場合の会計処理方法

SaaSやPaaSを利用した場合の会計処理はどうすればよいのか解説します。

SaaSの利用時は費用計上

SaaSを利用するときは、すべて費用計上とします。

この場合も、自社が所有するものは資産、ベンダーが提供するものは費用処理する考え方は同じです。SaaSはアプリケーションまですべてベンダーが提供するため、自社で所有する部分がありません。そのため、結果的にすべて費用計上することになります。

初期導入費用やカスタマイズ費用もベンダー側の所有物として扱われ、費用として処理されます。

PaaSはIaaSの処理方法と同じ

PaaSとIaaSの処理方法は基本的に同じです。

PaaSとIaaSの違いは、アプリケーションの開発環境が提供内容に含まれているかどうかです。提供される部分に対する利用料は費用、自社で構築した部分は資産になる点は変わりません。受注開発や販売目的開発の場合の処理も、基本的にIaaSと同じ考え方で処理します。

IaaSの会計処理方法を理解し、正確な帳簿作成を!

IaaSを利用した場合、提供された部分は費用、自社で構築した部分は資産として計上します。ただし、構築目的が受注や販売である場合は項目が変わるため、あらかじめ目的を明確にしておきましょう。逆にベンダーとして提供する場合は、資産と収益に分けて計上します。

SaaSやPaaSも基本的に考え方は同じです。これらを参考にして、適切な会計処理をしてください。

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IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「IaaSの会計処理方法を解説!SaaS・PaaSの処理方法も紹介」というテーマについて解説しています。IaaS(Infrastructure as a Service)の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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