クライアントPC管理ツールの市場規模は?
クライアントPC管理ツールと同じく社内の端末の管理を支える分野では、調査会社のITRがユニファイド・エンドポイント管理の市場規模を発表しています。同社によると、国内のユニファイド・エンドポイント管理市場は2025年度に565億3,000万円で、前年度比10.7%増でした。2025〜2030年度のCAGR(年平均成長率)は6.6%で、2028年度に700億円に達すると予測されています。ベンダー各社がPC向けの機能を強化している分野ですが、クライアントPC管理ツールそのものの数字ではありません。
ITトレンドの製品一覧には3製品が掲載され、提供企業も3社です。このうちOPTiM Biz Premiumが、端末管理(MDM/UEM)のサービスにあたります。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、クライアントPC管理ツールの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP5】いま注目されるクライアントPC管理ツール
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のクライアントPC管理ツールは「SKYSEA Client View」が資料請求ランキング1位です。2位はメーカー保守が終わったIT機器を支える第三者保守サービスで、3位はAssetView Cloud +でした。4位には、端末管理サービスのOPTiM Biz Premiumが入っています。PC管理のツールに加えて、機器の保守やセキュリティ対策のコンサルティングまで検討されている点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP5です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | SKYSEA Client View | — | — |
| 2位 | 第三者保守サービス[つなぎ保守] | サービス・オンプレミスなど/別途お問い合わせ | メーカー保守が終わったサーバーやPCなどのIT機器を、第三者保守で支えるサービス。 |
| 3位 | AssetView Cloud + | — | — |
| 4位 | OPTiM Biz Premium | クラウド・SaaS/980円〜 | 社給PCを中心に、スマホやID・SaaSなどの資産もまとめて管理できる端末管理サービス。 |
| 5位 | SCS評価制度対応コンサルティング | サービス/別途お問い合わせ | SCS評価制度への対応を、ガバナンス整備からCSIRT構築まで一貫して支援する。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※SKYSEA Client ViewとAssetView Cloud +は、資料請求リストに追加できない製品のため、提供形態などは「—」としています。
※クライアントPC管理ツールのカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているクライアントPC管理ツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のクライアントPC管理ツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドの製品一覧に掲載されている3製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.PC管理のツールと、保守・コンサルのサービスが並ぶ
資料請求ランキングの上位5製品を見ると、PCや端末を管理するツールと、周辺のサービスが混在しています。製品一覧の3製品のうち、端末管理のツールはOPTiM Biz Premiumだけです。ほかの2製品は、メーカー保守が終わった機器の第三者保守と、SCS評価制度への対応のコンサルティングでした。PCの管理を、保守や体制づくりも含めて検討する動きがうかがえます。
2.セキュリティと統制の強化を掲げる製品が目立つ
製品一覧の3製品のうち2製品が、製品ページでセキュリティの強化を掲げています。OPTiM Biz Premiumは、アプリ配信や機能制限、ログ取得でセキュリティと統制を強化するとしています。SCS評価制度対応コンサルティングは、サプライチェーン全体のセキュリティ対策を支援します。端末の管理とセキュリティ対策が、一体で検討されていることがうかがえます。
3.サービス型が多く、価格を示すのは1製品
製品一覧の掲載内容を見ると、3製品のうち2製品がサービスとして提供されています。第三者保守サービスはオンプレミスやハードウェアにも対応し、クラウドに対応するのはOPTiM Biz Premiumです。参考価格を金額で示すのはOPTiM Biz Premiumの「980円〜」だけで、2製品は「別途お問い合わせ」でした。対象の企業規模は、3製品とも「全ての規模に対応」です。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■社給PCを中心に、スマホやID・SaaSなどの資産もまとめて管理したい企業
- OPTiM Biz Premium
- ■メーカーの保守が終わったPCやサーバーなどを使い続けたい企業
- 第三者保守サービス[つなぎ保守]
- ■SCS評価制度への対応など、セキュリティの体制づくりを進めたい企業
- SCS評価制度対応コンサルティング
同じランキング上位でも、製品の役割はそれぞれ違います。この分野ではツールと保守・コンサルのサービスが並んでいるため、PCの管理・保守・体制づくりのどこに課題があるかを先に決めると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●ランキングには、ITトレンドで資料請求リストに追加できない製品も含まれる
- ●端末管理のツールと保守・コンサルのサービスで役割が違うため、順位だけで比べない
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、自社で管理するPCの台数や運用の体制、求めるセキュリティ対策に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うクライアントPC管理ツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、クライアントPC管理ツールの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社のPCの管理や運用の課題に合うかを確かめてみてください。

