サイト内検索ツールの料金体系の基本
サイト内検索ツールの料金は、導入時にかかる費用と、利用期間中に継続してかかる費用に分かれます。さらに、月額費用はサイトの規模や利用量によって変わる仕組みが採用されている場合があります。まずは料金の構成要素を押さえておきましょう。
初期費用と月額費用の内訳
初期費用には、アカウントの開設や検索対象の登録、検索窓と結果画面のデザイン調整などの作業費が含まれる場合があります。初期費用がかからない製品もあれば、導入支援の内容に応じて金額が変わる製品もあります。
月額費用は、検索機能の利用料に加え、サポートやレポート機能の利用料が含まれるかどうかで金額が変わります。見積もりを比べる際は、どの作業や機能が料金に含まれているかを項目ごとに確認しましょう。支援の範囲を広げると初期費用が増える場合もあるため、社内で対応できる作業との切り分けも大切です。
ページ数や検索回数で変わる料金
クラウド型のサイト内検索ツールでは、検索対象として登録するページ数や商品数、月間の検索回数に応じて料金プランが分かれている場合があります。サイトの規模が大きいほど上位のプランが必要となり、月額費用も上がる傾向です。
プランの上限を超えた場合に、自動で上位プランへ切り替わるのか、超過分が追加で請求されるのかは製品によって異なります。現在のページ数と検索回数を把握し、1~2年後の増加も見込んでプランを選ぶと、想定外の費用を避けやすくなります。
導入形態によるサイト内検索ツールの費用の違い
サイト内検索ツールには、クラウド型やオンプレミス型、無料で使える検索サービスなど、いくつかの導入形態があります。形態によって費用のかかり方が大きく異なるため、自社の要件にあう形態を選んだうえで製品を比べましょう。
クラウド型の月額費用の考え方
クラウド型は、提供会社のサーバ上で検索機能を利用する形態で、自社でサーバを用意する必要がありません。月額費用を支払う形が中心で、初期費用を抑えて始められる製品もあります。
月額費用の目安は、ページ数や検索回数、利用する機能によって幅があり、料金を公開していない製品も存在します。公開されている料金表と見積もりの両方を確認し、同じ条件で複数製品を比べることが大切です。月額費用に含まれるサポートの範囲も製品によって異なるため、あわせて確認しましょう。
オンプレミス型や個別開発の費用
オンプレミス型は、自社のサーバに検索ソフトウェアを導入する形態です。ソフトウェアのライセンス費用に加え、サーバの購入や保守、運用担当者の人件費がかかる点を考慮する必要があります。
オープンソースの検索エンジンを使って自社で構築する方法もありますが、ライセンス費用がかからない代わりに、開発や保守に専門の技術者が必要です。社内の技術体制や外部委託の費用も含めて、総額で比較しましょう。検索の細かな調整や大規模なデータへの対応など、独自の要件がある場合に検討される形態です。
無料の検索サービスを使う場合の注意点
Googleが提供するProgrammable Search Engineのように、無料で利用できるサイト内検索サービスもあります。費用をかけずに導入できる点がメリットですが、無料版では検索結果に広告が表示されます。
また、同義語辞書の細かな設定や検索結果の並び順の調整、検索ログの詳しい分析などは、有料の専用ツールと比べて対応範囲が限られる場合があります。広告の表示が自社サイトの方針にあうか、必要な機能を満たせるかを確認してから選びましょう。
サイト内検索ツールの費用を抑えて導入する方法
費用を抑えることは大切ですが、必要な機能まで削ってしまうと、導入の効果が得られません。ここでは、機能と費用のバランスを取りながら導入コストを抑える方法を2つ紹介します。どちらも契約前の準備で取り組める方法です。
無料トライアルで必要な機能を見極める
無料トライアルを提供しているサイト内検索ツールもあります。提供の有無は公式サイトや資料で確認できます。トライアル期間中に自社サイトで実際に検索を試し、どの機能が必要で、どの機能は使わないかを見極めると、過剰なプランの契約を避けられます。
トライアルの期間や利用できる機能の範囲は製品によって異なるため、事前に確認しておきましょう。有料プランへ移行する条件や、トライアルで行った設定を引き継げるかも確認しておくと、本契約後の作業を減らせます。
必要な機能から小さく始める
導入当初から多くの機能を備えた上位プランを契約すると、使わない機能の費用まで負担することがあります。まずは同義語辞書や検索ログの確認など、課題の解消に直結する機能を持つプランから始める方法があります。
運用を続けるなかで、レコメンドやパーソナライズなどの機能が必要になった段階で、上位プランへの切り替えを検討しましょう。プランの変更に手数料がかかるか、契約期間の途中で変更できるかも事前に確認が必要です。切り替えの判断材料として、検索ログで利用状況を定期的に確認しておきましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でサイト内検索ツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
コストパフォーマンスを判断する基準
「安いツール」と「コストパフォーマンスのよいツール」は同じではありません。費用に対してどれだけの効果が得られるかを判断するには、あらかじめ測る指標を決めておくことが重要です。判断の基準と、安さだけで選ぶ場合の注意点を紹介します。
費用対効果を測る指標
費用対効果を判断する指標には、0件ヒットの割合や、検索を利用した訪問者の購入率・問い合わせ率、検索後の離脱率などが挙げられます。導入前の数値を記録しておけば、導入後にどれだけ変化したかを比べられます。
また、問い合わせ件数の変化や、運用担当者の作業時間の増減も効果の一つです。指標は多すぎると管理が難しくなるため、3つ程度に絞って定期的に確認しましょう。月額費用とこれらの変化を並べて評価すると、ツールの費用に対して十分な効果が出ているかを社内に説明しやすくなります。
安さだけで選んだ場合のリスク
月額費用の安さだけで選ぶと、必要な機能が不足し、手作業での対応が増える場合があります。例えば、辞書を一括登録できない、検索ログを出力できないといった制約があると、運用担当者の工数が増える可能性があります。
結果として人件費を含めた総額が高くなることもあるため、ツールの費用だけでなく、運用にかかる時間も含めて比較しましょう。サポートの対応範囲が限られる製品では、トラブル時の対応に時間がかかる点も考慮が必要です。
従業員50名規模の会社が年間費用を見積もる手順
ここでは、従業員50名規模の会社を例に、サイト内検索ツールの年間費用を見積もる手順を紹介します。企業規模が同じでもサイトの条件によって費用は変わるため、自社の数値をあてはめて試算してください。
サイトの条件から必要なプランを割り出す
最初に、検索対象とするページ数や商品数、月間の検索回数、必要な機能を整理します。50名規模の会社でも、コーポレートサイトだけを対象にする場合と、数千点の商品を扱うECサイトを対象にする場合では、必要なプランが大きく異なります。
整理した条件を複数の提供会社に伝え、同じ条件で見積もりを依頼しましょう。アクセス解析ツールで検索回数を確認できない場合は、サイト全体のアクセス数から推計した値を伝える方法もあります。
初期費用と運用工数を含めて試算する
年間費用は、月額費用の12か月分に初期費用を加えて算出します。年払いにすると割引がある製品や、最低契約期間が定められている製品もあるため、支払い方法と契約期間もあわせて確認しましょう。
さらに、辞書の調整やレポート確認にかかる社内の作業時間も、人件費として試算に含めると実際の負担に近づきます。複数年での利用を想定する場合は、2年目以降にかからない初期費用を分けて比べると、製品間の差が分かりやすくなります。
料金体系を資料で比べておきたいサイト内検索ツール
費用の見積もりを進める際に、提供形態や含まれる機能を比較しておきたいサイト内検索ツールを紹介します。料金は利用条件によって変わるため、資料請求や見積もり依頼で最新の内容を確認してください。
NaviPlusサーチ
- 安定した機能を提供する高機能で多機能な最先端の検索サービス
- 豊富な導入実績で培った充実した導入・最適化サポートの提供
- 「NaviPlusシリーズ」との連携でユーザー体験の最適化が可能
株式会社DGビジネステクノロジーが提供する「NaviPlusサーチ」は、クラウドで提供されるSaaS型のサイト内検索サービスです。サジェスト表示やスペル訂正、アクセス解析、0件キーワード分析、リンク切れの把握、重み付けによるロジックチューニングに対応しています。導入と最適化のサポートも受けられます。見積もりの際は、どこまでの支援が料金に含まれるかを確認しておくと、年間コストを比べやすくなるでしょう。
Rtoaster GenAI
- 感覚的・自然な言葉での検索を実現
- マーケターを悩ます「0件ヒット」を解消
- 閲覧履歴がなくてもレコメンドできるアイテム軸AI
株式会社ブレインパッドが提供する「Rtoaster GenAI」は、AIが文脈を解析して関連アイテムを見出し付きで提案する、レコメンド機能を備えたサービスです。JavaScriptの組み込みだけで最短数日で実装できるため、初期の開発作業を抑えたい場合に比較の候補となります。自然な言葉による検索に対応し、サジェスト表示、アクセス解析、0件キーワード分析も備えています。クラウド、SaaSで提供されます。
ZETA SEARCH
- 迅速かつ正確な検索を実現!サイト内の検索スピードを向上
- ユーザーのニーズや利用傾向に合わせた精度の高い検索結果を実現
- 継続的な運用改善で、利便性向上・利益最大化をサポート
ZETA株式会社が提供する「ZETA SEARCH」は、高速な処理能力とAIによる自動最適化を特徴とする検索エンジンです。サイト内検索やEC商品検索に対応し、ユーザーのニーズや利用傾向にあわせた検索結果を返します。サジェスト表示、スペル訂正、0件キーワード分析に対応しています。継続的な運用改善の支援を受けられるため、費用対効果を判断する際は、ツールの利用料だけでなく支援内容も含めて比較するとよいでしょう。
Googleカスタム検索エンジン (グーグル合同会社)
- サイトのイメージにあわせてデザインをカスタマイズ
- Googleアナリティクスとの連携でユーザーデータを分析
- オートコンプリートや絞り込み機能で検索をサポート
i-search (株式会社スカラコミュニケーションズ)
- 検索結果の画像表示で視覚的にページを把握できる機能
- 検索ログやランキングの集計・分析で運用改善を支援
- 関連表示やSEOで誘導を強化。
GENIEE SEARCH for コーポレート (ビジネスサーチテクノロジ株式会社)
- JavaScript埋め込みで簡単に運用スタート!
- 多言語対応で国内・海外問わないサービス展開に対応!
- 検索結果と一緒に指定ページを表示しCV率向上!
まとめ
サイト内検索ツールの費用は、ページ数や検索回数、利用する機能、導入形態によって決まります。一律の相場に頼らず、自社サイトの条件を整理し、同じ条件で複数製品の見積もりを比べることが大切です。無料トライアルで必要な機能を見極め、運用工数も含めた年間費用で比較すると、自社にとって費用対効果のよい製品を選びやすくなります。まずは候補となる製品の資料請求を行い、料金体系を比較しましょう。

