使いにくいと感じるサイト内検索ツールの特徴
サイト内検索ツールの使いにくさは、検索する訪問者と、設定を行う管理者のどちらの立場で感じるかによって内容が異なります。それぞれの立場で使いにくさにつながる特徴を整理し、比較の際に確認したい点を紹介します。
訪問者が使いにくいと感じる検索画面
訪問者が使いにくいと感じる例として、表記が少し違うだけで0件になる、関係の薄いページが上位に並ぶ、結果の表示に時間がかかるといった状態が挙げられます。検索結果にページの内容が分かる説明が表示されず、どれを開けばよいか判断できない画面も、訪問者の負担を増やします。
こうした状態は、ツールの機能不足だけでなく、辞書や並び順の設定が不十分な場合にも起こります。導入前のデモでは、自社でよく検索される言葉を入力し、結果の並びや表示内容を訪問者の立場で確かめましょう。
管理者が使いにくいと感じる管理画面
管理者にとって使いにくい製品では、辞書の登録や上位表示の設定がどの画面にあるか分かりにくい、設定の反映に時間がかかるといった不便が生じる場合があります。設定結果を公開前に確認できないと、変更のたびに本番の検索結果を見て確かめる手間も増えます。
画面の用語が専門的で説明が少ない場合も、担当者が替わった際に操作を覚えるまで時間がかかります。トライアルで日常の作業を実際に行い、迷った箇所や作業にかかった時間を記録して、製品ごとに比べておきましょう。複数の担当者で運用する場合は、権限ごとに表示される画面の違いも確認が必要です。
サイト内検索ツールの初期設定でつまずきやすい点
サイト内検索ツールの初期設定の難しさは、製品の仕組みや自社サイトの構成によって変わります。タグを貼るだけで検索窓は表示できても、検索の質を整えるには追加の設定が必要な場合があります。つまずきやすい3つの作業を紹介します。
検索対象の範囲と除外の設定
初期設定で最初につまずきやすいのが、どのページを検索対象に含め、どのページを除外するかの設定です。古いキャンペーンページや、社内向けのテストページが検索結果に表示されると、訪問者の混乱につながります。
除外の設定方法は、URLの一部を指定する方法や、ページに目印となるタグを入れる方法など、製品によって異なります。サイトの構成を整理したうえで、除外したいページの一覧を作り、ベンダーに設定方法を確認しながら進めると安心です。
サイトのデザインにあわせる調整
検索窓や検索結果の画面をサイトのデザインにそろえる作業も、つまずきやすい点の一つです。管理画面で色や文字の大きさを選ぶだけで調整できる製品もあれば、HTMLやCSSを編集する必要がある製品もあります。
社内にWebの制作経験がある担当者がいない場合は、制作会社への依頼やベンダーの支援が必要となる場合があります。どこまでを設定だけで調整でき、どこから専門的な作業が必要かを、導入前に確認しておきましょう。
初期辞書の準備
導入直後は検索ログが少ないため、どの言葉を同義語辞書に登録すべきか判断しにくい場合があります。自社の商品名の略称や業界用語、よく問い合わせのある言葉などを事前に洗い出しておくと、初期辞書を準備しやすくなります。
製品によっては、よく使われる同義語の辞書をあらかじめ備えていたり、初期辞書の作成を支援したりする場合があります。支援の範囲と費用を確認し、自社で準備する部分とベンダーに任せる部分を分けておくと、初期設定の負担を抑えられます。
サポートの回答に時間がかかる場合の要因と備え
サイト内検索ツールのサポート対応が遅いと感じる場面には、提供会社の体制だけでなく、問い合わせの内容や時期など複数の要因が関係する場合があります。回答を待つ時間を短くするために、要因と備え方を知っておきましょう。
回答まで時間がかかる要因
サポートの回答に時間がかかる要因として、受付時間外の問い合わせや、原因の調査に技術部門の確認が必要な内容であることが考えられます。症状を再現できる条件が分からない場合も、調査に時間を要することがあります。
契約プランによって、問い合わせの手段や回答までの目安時間が異なる製品もあります。メールのみの受付か、電話やチャットでも相談できるか、回答の目安時間が示されているかを、契約前に確認しておきましょう。障害と操作方法の質問で窓口が分かれている場合もあるため、連絡先の使い分けも把握しておくと安心です。
問い合わせ前に準備しておく情報
回答までの時間を短くするには、問い合わせの際に必要な情報をそろえて伝えることが効果的です。発生した日時、検索したキーワード、表示された画面、使用した端末やブラウザ、直前に行った設定変更などを整理しておきましょう。
画面のスクリーンショットを添えると、状況が伝わりやすくなります。よくある質問やマニュアルで解決策を探せる製品であれば、問い合わせる前に自社で対処できる場合もあります。社内で問い合わせの履歴を共有しておくと、同じ質問を繰り返す手間も省けます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でサイト内検索ツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
スマホでサイト内検索を使う際の制限と注意点
サイトの訪問者にはスマートフォンを使う人も含まれるため、スマホでの検索のしやすさも確認が欠かせません。画面の小ささや入力方法の違いによって、パソコンでは問題のない機能が使いにくくなる場合があります。
画面サイズによる表示の制約
スマートフォンでは画面が小さいため、パソコンと同じ量の情報を検索結果に表示すると、読みにくくなる場合があります。絞り込みの条件が画面の多くを占め、検索結果が下に押し出されてしまうケースも考えられます。
画面サイズにあわせて表示を切り替える仕組みに対応しているか、絞り込みの条件を折りたたんで表示できるかを確認しましょう。実際のスマートフォンで検索し、ボタンの押しやすさや文字の読みやすさを確かめておくと安心です。縦向きと横向きの両方で表示を確認しておくことも大切です。
入力方法の違いへの配慮
スマートフォンでは、画面上のキーボードで入力するため、パソコンとは異なる入力ミスが起こる場合があります。入力途中で候補を表示するサジェストや、入力ミスを補正する機能があると、訪問者の手間を減らせます。
ただし、画面上のキーボードが候補の表示と重なって見えにくくなる場合や、日本語の変換を確定する前の入力に候補が反応しない場合もあります。音声入力で検索する訪問者も想定し、複数の端末とブラウザで動作を確認しておきましょう。
つまずきを減らす支援体制を確かめたい検索製品
初期設定の負担や導入後の相談先、スマートフォンでの入力補助といった観点から比較できるサイト内検索ツールを紹介します。サポートの受付方法や回答までの目安は、契約前に確認しておきましょう。
Rtoaster GenAI
- 感覚的・自然な言葉での検索を実現
- マーケターを悩ます「0件ヒット」を解消
- 閲覧履歴がなくてもレコメンドできるアイテム軸AI
株式会社ブレインパッドが提供する「Rtoaster GenAI」は、AIが文脈を解析し、関連アイテムを見出し付きで提案するレコメンド機能を持つサービスです。JavaScriptの組み込みだけで実装できるため、初期設定の作業を抑えたい場合に比較の候補となります。自然な言葉による検索とサジェスト表示に対応しており、入力の手間を減らす工夫として検討できます。アクセス解析、0件キーワード分析も備えています。
NaviPlusサーチ
- 安定した機能を提供する高機能で多機能な最先端の検索サービス
- 豊富な導入実績で培った充実した導入・最適化サポートの提供
- 「NaviPlusシリーズ」との連携でユーザー体験の最適化が可能
株式会社DGビジネステクノロジーが提供する「NaviPlusサーチ」は、SaaS型のサイト内検索サービスです。導入と最適化のサポートを受けられるため、初期設定でつまずいた際にも相談しながら進められます。入力途中で候補を示すサジェスト表示や、入力ミスを補うスペル訂正に対応しています。スマートフォンでの入力補助として使えるかは、実機で確かめるとよいでしょう。アクセス解析や0件キーワード分析、重み付けによるロジックチューニングも利用できます。
ZETA SEARCH
- 迅速かつ正確な検索を実現!サイト内の検索スピードを向上
- ユーザーのニーズや利用傾向に合わせた精度の高い検索結果を実現
- 継続的な運用改善で、利便性向上・利益最大化をサポート
ZETA株式会社が提供する「ZETA SEARCH」は、高速な処理能力とAIによる自動最適化を特徴とする検索エンジンです。サイト内検索やEC商品検索に対応し、ユーザーのニーズや利用傾向にあわせた検索結果を返します。サジェスト表示、スペル訂正、0件キーワード分析に対応しています。継続的な運用改善の支援を受けられるため、導入後に使いにくさを感じた場合も、改善の方向性を相談できる体制を確認しておくとよいでしょう。
ファインドアイテム (株式会社ネコシステム)
- 検索語入力時に関連候補や予測を表示し、検索を効率化する機能。
- 多様な絞り込みで欲しい商品へスムーズに誘導
- 検索履歴等のデータを分析し、サイト改善に役立てる。
i-search (株式会社スカラコミュニケーションズ)
- 検索結果の画像表示で視覚的にページを把握できる機能
- 検索ログやランキングの集計・分析で運用改善を支援
- 関連表示やSEOで誘導を強化。
Googleカスタム検索エンジン (グーグル合同会社)
- サイトのイメージにあわせてデザインをカスタマイズ
- Googleアナリティクスとの連携でユーザーデータを分析
- オートコンプリートや絞り込み機能で検索をサポート
サイト内検索ツールの使いにくさに関するよくある質問
サイト内検索ツールの使いにくさについて、導入を検討する方が抱きやすい疑問と回答をまとめました。
- Q1:初期設定は専門知識がないと難しいですか?
- 検索窓の設置だけであれば、タグを貼り付けるだけで進められる製品もあります。一方で、デザインの細かな調整や外部システムとの連携には、HTMLやAPIの知識が必要となる場合があります。自社で対応できる範囲を確認し、必要に応じてベンダーの支援を検討しましょう。
- Q2:導入後に使いにくいと感じたら、どうすればよいですか?
- まずは、使いにくさの原因が設定にあるのか、製品の仕様にあるのかを切り分けましょう。辞書や並び順の設定で改善できる場合もあるため、ベンダーに相談して改善策を確認することが大切です。改善が難しい場合は、契約期間や解約条件を確認したうえで、別の製品への切り替えを検討します。
- Q3:管理画面はスマホから操作できますか?
- 製品によって異なります。管理画面がスマートフォンの表示に対応していない製品では、外出先からの設定変更がしにくい場合があります。スマートフォンから操作する予定がある場合は、対応状況を事前に確認しましょう。
- Q4:使いにくさを導入前に見抜く方法はありますか?
- デモや無料トライアルで、日常の作業と訪問者の検索を実際に試す方法が有効です。操作する担当者本人が参加し、複数の端末で確認すると、資料だけでは分からない使いにくさに気づきやすくなります。
まとめ
サイト内検索ツールの使いにくさは、製品の機能だけでなく、初期設定の不足やサポートの体制、スマホでの表示や入力など複数の要因から生じる場合があります。訪問者と管理者の両方の立場で使いにくさが生じやすい場面を知り、デモやトライアルで事前に確かめることが大切です。複数製品の資料請求を行い、初期設定の支援範囲やサポート体制、スマホへの対応を比較検討しましょう。

