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XRシステム導入で規模とのずれから起きる懸念点|活用機会・作成の手間・一斉利用

XRシステム導入で規模とのずれから起きる懸念点|活用機会・作成の手間・一斉利用

XRシステムの検討でつまずきやすいのは、機能や価格だけを見て、実際にどれだけ使うかを見積もらなかった場合です。機器とコンテンツの両方に費用がかかるため、活用の機会が限られると効果を実感しにくくなります。この記事では規模とのずれから生じる懸念と、確認の手順を解説します。

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目次

    規模とXRシステムの要件がずれる理由

    XRとは、現実に情報を重ねるAR、仮想の空間を体験するVR、両者を組み合わせるMRをまとめた呼び方です。ずれは、利用の見込みを立てないまま選定を進めた場合に生じやすくなります。

    活用の頻度を見積もらないまま選ぶ場合

    効果の大きさは、誰が何回使うかによって変わります。年に1回の研修だけに使う場合と、日常の作業で毎日使う場合では、投じた費用に対する効果の感じ方が異なります。

    検討の前に、想定する用途ごとに、対象となる人数と実施の回数を書き出しましょう。研修であれば年間の実施回数と受講者数、作業支援であれば1日あたりの利用回数といった形です。この見込みがあると、機器の台数やコンテンツの本数も具体的に検討できます。

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    コンテンツの用意を含めずに検討する場合

    システムと機器を導入しても、表示する内容がなければ利用は始まりません。コンテンツの作成にかかる費用と期間を含めずに計画すると、導入後に追加の予算が必要になる可能性があります。

    検討の段階で、必要なコンテンツの本数と、それぞれの作成方法を整理しましょう。既存の資料や設計データを使えるもの、撮影が必要なもの、一から作成するものに分けると、工数の見込みが立てられます。作成を依頼する場合の費用と期間も、この段階で確認しておくことをおすすめします。

    小規模企業で活用機会が限られる場合

    機能の幅が広い構成は多くの用途に対応できますが、利用の機会が少ない企業では持て余す部分が出ます。

    費用が効果に見合わなくなる場面

    従業員50名前後で、年に数回の研修にだけ使う環境では、機器の購入費用とコンテンツの作成費用に対して、利用の回数が少なく感じられる可能性があります。年間の利用料が固定されている契約では、その傾向が強まります。

    避けるには、機器を必要な期間だけ借りられるか、短い期間から契約できるかを確認しましょう。既製のコンテンツを利用できる形であれば、作成の費用を抑えられる場合もあります。見積もりを受け取ったら、想定する年間の利用回数で1回あたりの費用を試算し、他の方法と比べてみてください。

    使いこなせずに利用が止まる場面

    設定や作成の項目が多い製品は、細かな調整ができる一方で、扱える担当者がいないと活用が進みません。導入したものの、最初に用意したコンテンツのまま更新されない状態になる可能性があります。

    導入前に、試用の機会でコンテンツの作成を実際に試してみると、運用できる範囲を把握できます。あわせて、作成を依頼できるか、依頼できる範囲はどこまでかを提供会社へ確認しましょう。担当者が異動した場合に引き継げるかという観点も、体制を考えるうえで重要です。

    連携や作成の機能が不足する場合

    費用を抑えることを優先した結果、必要な機能を含まない構成を選ぶと、作業量が増える可能性があります。

    設計データを扱えない場面

    従業員100名規模で、既存の設計データを使ってコンテンツを作りたい場合に、その形式を取り込めない製品を選ぶと、一から作り直す作業が発生します。データの変換を外部へ依頼する費用も加わる可能性があります。

    選定の段階で、現在使用しているデータの形式とおおよその大きさを伝え、取り込みの可否と必要な作業を確認しましょう。取り込めても、部品の名称や属性の情報が引き継がれるかは製品によって異なります。実際のデータで試せる機会があるかも、あわせて聞いておくと判断しやすくなります。

    作成や更新の仕組みが足りない場面

    コンテンツを自社で編集できない構成では、内容を更新するたびに外部へ依頼することになります。手順が変わるたびに費用と期間がかかると、更新が滞る可能性があります。

    確認したいのは、編集の画面が用意されているか、部分的な修正ができるか、版を管理できるかという点です。更新の頻度が高い用途では、この部分の自由度が運用を左右します。あわせて、作成した内容を複数の機器へ配信する仕組みがあるかも確認しておきましょう。更新の作業にかかる時間の目安も、試用の段階で把握しておくと計画を立てやすくなります。

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    大規模環境で一斉に利用する場合

    多数の機器を同じ場所で同時に使う場面では、通信の環境が使い勝手を左右します。

    接続が不安定になる場面

    研修などで数十台の機器を同じ部屋で使うと、無線の通信に負荷が集中します。接続が途切れる、内容の読み込みに時間がかかるといった状況が生じる可能性があります。原因は機器側だけでなく、その場所の通信環境や、他の機器の利用状況にも左右されます。

    確認したいのは、必要となる通信の条件、内容をあらかじめ機器へ保存しておけるか、同時に接続できる台数の目安という点です。あらかじめ保存しておける仕組みであれば、通信への依存を減らせます。実施する場所で、想定する台数を使った確認を事前に行うことをおすすめします。

    準備と回収に時間がかかる場面

    台数が多いほど、充電、内容の更新、配布と回収にかかる時間も増えます。研修の直前にまとめて準備すると、間に合わない可能性があります。

    確認したいのは、まとめて充電や更新ができる機器が用意されているか、複数の機器へ一括で内容を配信できるか、機器の状態を一覧で確認できるかという点です。準備にかかる時間を試用の段階で計測し、実施の計画へ反映しましょう。当日に不具合が出た機器の代替をどうするかも、あらかじめ決めておくと安心です。

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    規模にあう構成を選ぶ確認手順

    ここまでの懸念点を踏まえ、導入前に確認しておきたい項目を整理します。

    規模ごとに注意したい点を整理する

    下表は、企業規模ごとに生じやすい懸念と、事前に確認したい項目をまとめたものです。自社の状況に近い行を起点に、確認の計画を立ててください。

    企業規模生じやすい懸念事前に確認したい項目
    50名前後利用の回数が少なく費用に見合う効果を得にくい機器の貸与、短期の契約、既製コンテンツの利用可否
    50名前後扱える担当者がおらず更新が止まる試用時の作成のしやすさ、依頼できる範囲、引き継ぎの方法
    100名前後既存の設計データを取り込めない対応形式と容量、引き継がれる情報、実データでの検証
    100名前後更新のたびに外部への依頼が必要になる編集画面の有無、部分修正、版の管理、配信の仕組み
    大規模一斉利用で接続が不安定になる通信の条件、機器への事前保存、同時接続台数の目安
    大規模準備と回収に時間がかかる一括充電と更新、状態の一覧確認、代替機の手配

    確認を進める順序を決める

    効率よく進めるには、用途の整理、要件の確認、比較、検証という順序で作業するとよいでしょう。用途の整理では対象人数と実施回数、要件の確認では必要なコンテンツと機器の台数を書き出します。

    比較の段階では、同じ条件を複数社へ提示し、機器とコンテンツを含めた見積もりをそろえて並べます。検証の段階では、実際に使う場所で、想定する台数を使った確認を行いましょう。判断が難しい項目については、情報システム部門や専門事業者へ相談してください。各段階の結果を記録しておくと、社内で説明する際の資料としても使えます。

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    利用の形にあわせて選ぶXRシステム

    専用の機器を配って体験してもらう形と、手元の端末で閲覧してもらう形では、必要な台数も費用の考え方も変わります。

    Tours

    株式会社Tours
    《Tours》のPOINT
    1. 360度空間を歩き回り企業文化を体験的に伝達
    2. クリック操作で社員紹介やクイズを組み込める
    3. バーチャル見学からシームレスにエントリーへ誘導

    株式会社Toursが提供する「Tours」は、360度の高精細な映像で空間を再現する採用向けのサービスです。閲覧に専用の機器を必要としないため、機器の台数を前提とした構成にはなりません。想定する公開の範囲と更新の頻度を伝えたうえで、条件を確認するとよいでしょう。

    HoloLens2 (日本マイクロソフト株式会社)

    《HoloLens2》のPOINT
    1. Windows 10搭載ホログラフィックPC
    2. MicrosoftのクラウドとAIで強化
    3. 商用対応の管理機能付き

    Spacely (株式会社スペースリー)

    《Spacely》のPOINT
    1. 初めてでも30分でVRコンテンツが作れる簡単操作!
    2. 成約率を2倍にも向上させるほどのセールスマーケティング効果!
    3. 「バーチャル家具」で実際の入居イメージをアピール!

    AR100 (セイコーエプソン株式会社)

    《AR100》のPOINT
    1. ハンズフリーで映像・資料・音声を遠隔共有。
    2. シースルー表示で作業手順を確認
    3. 用途に合わせたアプリ連携、開発環境を用意。

    XRシステムに関するFAQ

    企業規模とXRシステムの懸念点について、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

    Q1: 利用の回数が少ないと導入の効果は小さいですか?
    費用に対する効果は利用回数に左右されます。機器を必要な期間だけ借りられるか、既製のコンテンツを使えるかを確認し、1回あたりの費用で比べてみてください。
    Q2: 既存の設計データは使えますか?
    対応する形式によって変わります。現在のデータの形式と大きさを伝え、取り込みの可否と、部品の情報が引き継がれるかを確認しましょう。
    Q3: 数十台を同時に使っても問題ありませんか?
    通信の環境に左右されます。内容をあらかじめ機器へ保存しておける仕組みがあるかを確認し、実施する場所で事前に確認することをおすすめします。
    Q4: 準備にどのくらい時間がかかりますか?
    台数と更新の方法によって変わります。一括で充電や配信ができる仕組みがあるかを確認し、試用の段階で実際の所要時間を計測しておきましょう。

    まとめ

    XRシステムと企業規模のずれは、活用の頻度、コンテンツの用意にかかる工数、一斉利用時の通信環境という3点を確認することで抑えられます。小規模では契約の形と作成の負担、100名前後ではデータの取り込みと更新の自由度、大規模では事前保存と準備の時間が論点です。自社の用途を整理したうえで、複数の製品資料を取り寄せて比較検討を進めてください。

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    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「XRシステム導入で規模とのずれから起きる懸念点|活用機会・作成の手間・一斉利用」というテーマについて解説しています。XR(AR・VR・MR)システムの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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    09月07日(月)更新
    Tours
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