受付システムに求められる連携性とは
受付システムの連携性とは、既存のスケジュール管理ツールやチャットツールと情報を共有し、担当者への取り次ぎを自動化できる仕組みを指します。連携範囲が広いほど、受付担当者の手作業が減り、来客対応の質も安定します。
カレンダー連携で来客予定を一元管理する仕組み
カレンダー連携に対応した受付システムでは、Google カレンダーやOutlookに登録された来客予定を自動で読み込み、受付端末に表示できます。担当者が来客のたびに予定を手入力する必要がなくなり、対応漏れを防ぎやすくなります。
特に来客数が多い企業では、予定表とのずれが取り次ぎの遅れにつながりやすいため、連携範囲がどこまでか事前に確認することが大切です。カレンダー側の変更が受付システムに即時反映されるかどうかも、あわせて確認しておきたい点です。
SlackやTeamsへの通知連携で対応漏れを防ぐ
来客が受付端末で操作すると、担当者のSlackやTeamsへ自動で通知が届く受付システムがあります。社内チャットツールに直接届くため、担当者が離席していてもスマートフォンで来客の到着に気づけます。
通知連携がない場合、内線電話やアナウンスに頼ることになり、取り次ぎまでに時間がかかる場合があります。導入前には、通知先を部署単位やチーム単位で振り分けられるかも確認しておくと安心です。既読・未読の管理機能があれば、対応漏れにも気づきやすくなります。
入退室管理システムとの連携でセキュリティを高める
来訪者の入退室管理システムやセキュリティゲートと連携できる受付システムを選ぶと、来客対応と入退館管理を一つの流れで運用できます。連携の有無によって、館内のセキュリティレベルが大きく変わります。
入退室管理システムとの連携でセキュリティレベルを高める
入退室管理システムと連携できる受付システムでは、受付で発行した来訪者証にゲート通過の権限を紐づけられます。これにより、許可されたフロアや会議室のみへ入館を制限でき、社内情報の管理にもつながります。
連携が不十分な場合、受付担当者が別途ゲートの開錠操作をする必要があり、業務負担が増えます。入退室管理側のメーカーやプロトコルによって連携できる範囲が異なるため、事前の適合確認が欠かせません。既存設備を入れ替えずに連携できるかどうかも、予算面で重要な判断材料になります。
セキュリティゲートとの連携で不正入館を防ぐ仕組み
セキュリティゲートと連携する受付システムでは、来訪者証や顔認証データをゲートの認証情報として利用でき、受付を通過していない人物の入館を制限しやすくなります。医療機関やデータセンターなど、来訪者管理を厳格にしたい施設で選択肢になります。
ゲート連携には専用の通信規格が必要になる場合が多いため、既存設備との互換性を導入前に確認することが重要です。互換性がない場合は、ゲート側の改修が必要になることもあります。
API連携で受付システムの柔軟性を広げる
営業活動や顧客管理を効率化したい企業では、API連携への対応状況も受付システム選びの判断材料になります。連携方法の対応範囲が広いほど、自社独自の業務フローに組み込みやすくなります。
API連携のしやすさを見極めるチェックポイント
API連携に対応した受付システムでは、社内の勤怠管理システムや会議室予約システムと情報をやり取りし、独自の業務フローを構築できます。APIの仕様が公開されているかどうかで、開発のしやすさが変わります。
API連携を検討する場合は、開発ドキュメントの充実度やサポート体制も確認しておくとよいでしょう。社内に開発リソースがない場合は、連携実績のあるベンダーを選ぶことで導入後の負担が軽くなる場合があります。既存の連携事例が公開されているかどうかも、開発期間の見積もりに役立ちます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品で比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で受付システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
企業規模や業種で異なる受付システムの連携ニーズ
受付システムに求められる連携性は、企業の規模や業種によって異なります。自社の来客数や業務体制にあわせて、必要な連携範囲を見極めることが大切です。
中小企業が連携機能を選ぶ際に注意したい点
中小企業では、来客数がそれほど多くない一方で、担当者が受付対応の専任ではないケースが多くあります。そのため、チャット通知やカレンダー連携など、少ない工数で運用できる機能を優先するとよいでしょう。
連携範囲が広いシステムは費用が高くなる傾向があるため、自社に必要な連携範囲を洗い出したうえで、過不足のないプランを選ぶことが重要です。担当者一人でも設定できるほど操作がわかりやすいかも、あわせて確認しておくとよいでしょう。
病院やクリニックなど専門施設での連携活用例
病院やクリニックでは、来訪者管理に加えて患者や取引業者の入退室管理を厳格にする必要があります。入退室管理システムやセキュリティゲートとの連携に対応した受付システムを選ぶことで、施設全体の管理体制を統一しやすくなります。
専門施設では、部署ごとに来訪者の対応ルールが異なる場合も少なくありません。連携機能に加えて、部署単位で通知や権限を細かく設定できるかどうかも確認しておきたいポイントです。
受付システム導入前に確認したい連携性のチェックポイント
受付システムを導入する前には、実際の業務フローに沿って連携機能を試すことが欠かせません。無料プランやトライアルを活用し、運用イメージを事前につかんでおくと安心です。
無料プランやトライアルで連携機能を試す方法
多くの受付システムには、無料プランや期間限定のトライアルが用意されています。本格導入の前にカレンダー連携やチャット通知の動作を実際に確認しておくと、導入後の運用イメージのずれを小さくしやすくなります。
無料プランでは連携できる範囲が制限されている場合もあるため、有料プランで対応できる連携内容とあわせて比較しておくことが大切です。
順番待ち管理との連携で来客対応を効率化する
来客数が多い施設では、順番待ちシステムと連携できる受付システムを選ぶことで、待ち時間の案内や呼び出しを自動化できます。受付担当者が個別に声かけをする手間を減らし、来客の待機ストレスも軽減できます。
順番待ち管理との連携がない場合、混雑時に対応が追いつかず、来客対応の質が下がることがあります。来客数の多い施設ほど、この連携機能の有無を重視して選ぶとよいでしょう。
連携性を軸にした受付システムの比較ポイント
受付システムを比較する際は、機能の豊富さだけでなく、自社が求める連携範囲に対応しているかを軸に検討することが重要です。連携性の観点を整理すると、比較検討がしやすくなります。
| 連携対象 | 確認したいポイント |
|---|---|
| カレンダー・チャットツール | 予定の自動反映や通知の即時性、通知先の振り分けができるか |
| 入退室管理・セキュリティゲート | 既存設備との通信規格の互換性、権限設定の細かさ |
| API連携 | 対応システムの種類、開発ドキュメントの有無やサポート体制 |
連携範囲で製品を比較する視点
製品ごとに対応できる連携範囲は異なるため、自社が利用しているツールとの組み合わせで比較することが欠かせません。連携範囲が広い製品ほど対応できる機能が増える一方で、自社に不要な連携が含まれている場合は費用面で見合わないこともあります。
比較する際は、実際に使う連携機能を洗い出し、対応の有無を一覧で整理すると判断がしやすくなります。導入後の追加費用が発生しないかも、あわせて確認しておくとよいでしょう。
導入後の運用体制も含めて比較する
連携機能があっても、設定や運用に専門知識が必要な場合、社内での定着に時間がかかることがあります。サポート体制やマニュアルの充実度も比較の材料に加えることが重要です。
導入後に連携設定の変更が必要になった場合、自社で対応できるのか、ベンダーのサポートが必要なのかを事前に確認しておくと、運用開始後のトラブルを防ぎやすくなります。
連携機能で選ぶ受付システムの具体例
カレンダーや入退室管理などとの連携性を重視する場合、実際にどのような連携に対応した製品があるかを確認しておくと選定の参考になります。
RECEPTIONIST
- 受付のプロが11年間の受付経験を活かし、受付業務をシステム化
- 日程調整や来客受付、会議室の予約管理までワンストップ
- 洗練されたデザインで操作画面がわかりやすく、お客様も安心
株式会社RECEPTIONISTが提供する「RECEPTIONIST」は、クラウド型の受付システムです。来訪者が受付のiPadを操作すると、担当者のモバイルアプリやSlack、Chatworkなどのビジネスチャットへ通知が届き、内線電話を使わずに取り次げます。Googleカレンダーやアウトルックカレンダーとの連携で来客予定を自動反映できるほか、日程調整ツール「調整アポ」や会議室予約システム「予約ルームズ」、Salesforceとも連携でき、来客対応から営業管理まで幅広い業務フローに組み込めます。
Envoy (EnvoyProjectAuthors.)
- 来訪受付を自動化し、安全で効率的な入館手続きを実現。
- 事前登録・通知機能で訪問者管理をスムーズに統合。
- コンプライアンス対応と施設安全性向上に貢献。
企業受付forSota (株式会社ユニキャスト)
- 「かわいい!」「おもしろい!」とご好評多数。
- 受付業務の業務中断を防ぎスタッフはより高度な業務へ移行。
- 受付タブレットのロゴ・表示内容を設定可能
NOMOCa-Stand (株式会社GENOVA)
- 業界最小クラスの省スペース設計。
- 2,000台以上の実績とノウハウで最適な運用を提案。
- 手数料を抑え、患者ニーズの高いキャッシュレス決済に対応。
まとめ
受付システムの連携性は、カレンダーやチャットツール、入退室管理システム、管理システムやAPIとの連携範囲によって、業務効率やセキュリティの水準が大きく変わります。自社の業務フローや来客対応の課題を洗い出したうえで、必要な連携機能を備えた製品を比較検討してください。


