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インストール型ウィルス対策ソフトの導入手順と端末配布の注意点

インストール型ウィルス対策ソフトの導入手順と端末配布の注意点

インストール型のウィルス対策ソフトは、パソコンなどの端末にソフトを入れて使う形式です。法人は端末の台数が多いため、事前の確認や配布の進め方が、導入の成否を左右します。この記事では、ウィルス対策ソフトのインストール前の準備から、配布、初期設定、導入後の管理までを順に解説します。

この記事は2026年11月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■管理方法別
    ■導入の対象・方法別

    インストール型のウィルス対策ソフトの特徴

    インストール型は、端末ごとにソフトを導入して保護する形式です。仕組みと管理の方法を理解すると、導入の手順を組み立てやすくなります。

    端末にソフトを入れて保護する仕組み

    インストール型は、各端末にソフトを導入して、その端末のファイルや通信を監視する形式です。ネットワークに接続していない状況でも、端末内で検知の処理を行える製品もある点が特徴です。

    一方で、導入と更新を端末ごとに行う必要があります。台数が増えるほど、管理の手間が大きくなるため、管理の仕組みも含めて検討します。端末が増えた際に、担当者が追加で必要になるかも見通しておくと安心です。

    クラウド型との違いと選び分け

    クラウド型は、提供会社のサーバで検知や管理を行う形式で、端末に入れる作業が少ない製品もあります。インストール型は、端末側で処理を行うぶん、端末の性能の影響を受ける場合があります。

    どちらが適しているかは、端末の数、働き方、運用できる担当者の人数によって異なります。両方の特徴を比べて、自社の環境にあう形を選びましょう。

    管理サーバや管理画面の有無

    法人向けの製品には、複数の端末をまとめて管理する管理サーバや管理画面を備えたものがあります。端末の保護状態の確認や、設定の一括変更ができるかが、運用の負担を左右します。

    個人向けの製品では、端末単位での管理が中心となる場合があります。端末ごとに更新状況を調べる作業が発生し、見落としも起こりやすくなります。法人で使う場合は、管理機能の有無を最初に確認しておきましょう。

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    ウィルス対策ソフトをインストールする前の確認事項

    導入前の確認を怠ると、動作の不具合や業務への影響が出る場合があります。インストールの前に、端末と環境を確認しておきましょう。

    OSとスペックの対応状況

    ソフトには、動作するOSのバージョンや、必要なメモリ、空き容量などの条件があります。古い端末では、条件を満たさない場合や、動作が遅くなる場合があります。

    導入対象の端末を一覧にして、条件を満たしているかを確認します。条件を満たさない端末は、入れ替えや別の対策を検討しましょう。条件を満たさないまま導入すると、業務の効率が落ちる場合があります。

    既存のウィルス対策ソフトとの競合

    すでに別のウィルス対策ソフトが入っている端末に、新しいソフトを重ねて入れると、動作が不安定になる場合があります。製品によっては、切り替え前に古いソフトの削除が必要です。

    削除の手順や、データへの影響は、製品の案内で確認します。削除から導入までの間に、無防備な時間ができないよう、作業の順序も計画しておきましょう。

    業務ソフトとの相性の確認

    業務で使う専用のソフトや、古いシステムは、ウィルス対策ソフトの監視によって、動作が遅くなったり停止したりする場合があります。事前に検証できる環境で試すことが重要です。

    問題が見つかった場合は、特定のフォルダや処理を監視の対象から外す設定を検討します。除外の範囲を広げすぎると保護が弱まるため、必要最小限にとどめます。判断が難しい場合は、提供会社や業務ソフトの提供元に相談しましょう。

    インストール台数が多い場合の配布方法

    端末が数台なら手作業でも対応できますが、数十台を超えると、効率的な配布の方法が必要です。台数と環境にあわせて、方法を選びます。

    1台ずつ手作業で導入する方法

    1台ずつインストーラーを実行する方法は、特別な準備が不要で、少ない台数なら確実に進められます。ただし、台数が増えると、作業に時間がかかり、設定の抜けも起こりやすくなります。

    設定の手順を文書にまとめ、作業のたびに確認する方法もあります。作業者によって設定が異なる状態を避ける工夫が必要です。設定の確認用に、チェックリストを用意しておくと抜けを減らせます。

    配布ツールを使った一括導入の方法

    管理サーバや、端末管理のツールを使うと、ネットワーク経由で複数の端末に一括して導入できる場合があります。作業の手間を減らし、設定を統一しやすくなります。

    利用できる配布の方法は、製品や社内の環境によって異なります。情報システム部門や提供会社に、自社で使える方法を確認しましょう。

    在宅勤務の端末への配布

    在宅勤務の端末は、社内ネットワークに接続していないため、社内の配布ツールが使えない場合があります。インターネット経由で導入できる方法や、利用者自身が手順に沿って導入する方法を用意します。

    利用者向けに、画面つきの手順書と問い合わせ先を用意します。導入作業の途中で止まった場合の連絡方法も、あわせて案内しておきます。導入後は、管理画面で、導入が完了した端末を確認しましょう。導入が終わっていない端末には、個別に連絡して対応します。

    関連記事 失敗しないウィルス対策の選び方とは?3つのポイントから理解しよう!

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    ウィルス対策ソフトの初期設定と動作確認

    ソフトを入れただけでは、十分な保護が整ったとは限りません。初期設定と動作確認まで行って、はじめて導入が完了したといえます。

    最新の定義ファイルへの更新設定

    インストール直後は、最新の情報に更新されていない場合があります。更新を自動で行う設定になっているか、最新の状態になっているかを確認します。

    更新の頻度や、更新時の通信量も、ネットワークへの負荷として確認しておきます。多数の端末が同時に更新すると、通信が混み合う場合があります。更新の時間をずらす設定ができるかも、あわせて確認しましょう。

    スキャンの実行時間帯と検査対象の設定

    全ファイルを調べる検査は、端末の動作が重くなる場合があります。検査を毎日行うか週1回とするかは、端末の性能と業務の状況から決めます。業務の時間帯を避けて実行する設定にして、業務への影響を抑えます。

    検査の対象に、外付けの記憶装置を含めるかどうかも決めます。社内の方針にあわせて、設定を統一しておきましょう。外付けの記憶装置から感染する場合もあるため、検査の対象に含める運用もあります。

    管理画面への登録と保護状態の確認

    管理画面から、導入した端末が登録され、保護が有効になっているかを確認します。登録されていない端末や、保護が無効になっている端末がないかを、一覧で確認します。

    動作の確認は、提供会社が許可する方法で行います。疑似的なウイルスを使った試験は、自由に行えるとは限らないため、事前に確認しましょう。

    インストール型を使い続けるときの管理のポイント

    導入した後も、ソフトの契約や端末の増減に応じた管理が続きます。見落としが起きないよう、定期的な確認の仕組みを整えます。

    ライセンスの期限と台数の管理

    ライセンスには、利用できる期間と端末の台数に上限があります。期限が切れると、更新が止まり、保護が弱まるおそれがあります。

    契約の更新時期を、担当者の予定表に登録しておきます。更新の手続きが遅れると、保護が途切れるおそれがあるため、余裕を持って準備します。新しい端末の追加や、退職者の端末の回収にあわせて、台数も見直しましょう。

    端末の入れ替えや退職時の対応

    端末を入れ替える際は、古い端末からソフトを削除し、ライセンスを解放する手順を決めておきます。新しい端末には、導入の手順に沿って、速やかにソフトを入れます。

    退職や異動のときに端末をどう扱うかも、ルールにしておきます。管理画面で、使われていない端末が残っていないかを確認しましょう。不要な端末が残ると、ライセンスの無駄にもつながります。

    バージョンアップの適用方法

    ソフトの新しいバージョンが提供された場合は、機能の追加や不具合の修正を適用します。一斉に適用すると、不具合が全体に広がるおそれがあるため、一部の端末から段階的に進めます。

    適用の前後で、業務ソフトの動作に問題がないかを確認します。手順と担当者を決めて、定期的に実施しましょう。担当者の不在時にも作業を進められるよう、複数人で手順を共有しておきます。

    関連記事 ウィルス対策の4つの機能とは?基本から丁寧に解説

    インストール型ウィルス対策の特徴一覧

    端末やサーバーへ導入するタイプのウィルス対策について、管理の方法や導入の進め方が分かるように、特徴を一覧にまとめました。

    製品名特徴
    AppGuard定義ファイル不要のOSプロテクト型。Windowsのクライアント版とサーバ版を用意
    FortiClient導入・更新作業をリモートで完結できる。USBデバイス制御にも対応
    WithSecureBusinessSuiteポリシーマネージャーで一元管理。エンドポイントからサーバーまで保護
    ExosphereEndpointProtection1つのエージェントとクラウド管理コンソールで、端末の状況を一元可視化
    SymantecEndpointProtectionオンプレミス型。クライアントとサーバーを統合管理するコンソールを提供
    ServerProtectforLinuxLinuxのファイルサーバー向け。WebコンソールやApex Centralで集中管理
    TrendMicroPortableSecurity3ソフト不要のUSBメモリ型。USB接続でマルウェアをオンデマンドに検査できる
    AvastBusinessAntivirusクラウド・オンプレ構成で、管理コンソールから複数デバイスを一元管理できる

    導入と管理の方法で選ぶウィルス対策製品

    管理コンソールで一元管理する製品、サーバーに導入できる製品、インストールなしで検査できる製品など、導入の進め方が異なるものを取り上げます。配布にかけられる手間とあわせて選びましょう。

    AppGuard

    DAIKO XTECH株式会社
    《AppGuard》のPOINT
    1. 定義ファイル不要の「OSプロテクト型」
    2. 未知・既知を問わず、高度なサイバー攻撃による侵害を未然に防止
    3. 端末に対して悪いコトをさせず、「攻撃の無効化」を実現

    DAIKO XTECH株式会社が提供する「AppGuard」は、定義ファイルを持たず、OSに害のある動きをブロックするOSプロテクト型のセキュリティ製品です。マルウェアかどうかを判断するのではなく、不正なプログラムの起動や、ハイリスクなアプリケーションからのシステム侵害を制御します。クライアント版とサーバ版があり、対象はWindowsのPCとサーバーです。管理コンソールへのアクセスには固定グローバルIPが必要なため、導入前にネットワーク環境の確認が欠かせません。

    FortiClient (フォーティネットジャパン合同会社)

    《FortiClient》のPOINT
    1. 感染時の隔離を自動化!企業のコンプライアンスを自動で確立!
    2. ソフトウェアのライセンス管理まで一挙に実現!
    3. 導入・更新作業がリモートで完結!在宅ワークでもらくらく導入!

    WithSecureBusinessSuite (ウィズセキュア株式会社)

    《WithSecureBusinessSuite》のPOINT
    1. エンドポイントからクラウドまで自動保護。
    2. ポリシーマネージャーで一元管理し、全セキュリティを統合制御。
    3. オンサイト制御で、企業向け要件に応える総合的な保護。

    ExosphereEndpointProtection (株式会社JSecurity)

    製品・サービスのPOINT
    1. 軽量1エージェントで中小企業でも簡単に導入可能。
    2. 情報漏えい対策を統合し、外部メディア制御にも対応。
    3. クラウド管理で端末のセキュリティ状況を一元可視化。

    SymantecEndpointProtection (Broadcom Inc.)

    製品・サービスのPOINT
    1. マルウェア対策、侵入防止などの多層防御機能を搭載。
    2. クライアントとサーバーを統合管理するコンソールを提供
    3. ポリシー適用とログ収集でエンドポイントの状態を可視化。

    ServerProtectforLinux (トレンドマイクロ株式会社)

    《ServerProtectforLinux》のPOINT
    1. ウイルス/スパイウェアをリアルタイムで検索・削除。
    2. マルチスレッド検索で性能低下を抑制。
    3. WebコンソールとApex Central連携で集中管理。

    TrendMicroPortableSecurity3 (トレンドマイクロ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. ソフト不要、USB接続でオンデマンド検査
    2. LED表示でスキャン結果を視覚的に確認可能。
    3. ログ・資産・更新を集中管理で一元化

    AvastBusinessAntivirus (株式会社ノートンライフロック)

    《AvastBusinessAntivirus》のPOINT
    1. ファイル、ウェブ、メール、挙動監視で脅威を遮断。
    2. サイバーキャプチャー/サンドボックスで不審ファイルを安全分析
    3. クラウド・オンプレ構成で端末を一元管理。

    まとめ

    インストール型のウィルス対策ソフトは、端末ごとに導入するため、事前の確認と配布の計画が大切です。OSや業務ソフトとの相性を確かめ、台数にあわせた配布の方法を選びましょう。導入後も、更新とライセンスの管理を続ける必要があります。管理の方法は製品ごとに異なるため、資料請求で比べてみてください。

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    11月02日(月)更新
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