ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■管理方法別
- 管理コンソールやサーバーで端末を一元管理する製品:WithSecureBusinessSuite、SymantecEndpointProtection、ServerProtectforLinux、TrendMicroPortableSecurity3、AvastBusinessAntivirus
- クラウドの管理画面で端末を管理する製品:ExosphereEndpointProtection
- ■導入の対象・方法別
- サーバーに導入できる製品:AppGuard、ServerProtectforLinux
- インストールなしで検査できる製品:TrendMicroPortableSecurity3
- 導入や更新をリモートで行える製品:FortiClient
インストール型のウィルス対策ソフトの特徴
インストール型は、端末ごとにソフトを導入して保護する形式です。仕組みと管理の方法を理解すると、導入の手順を組み立てやすくなります。
端末にソフトを入れて保護する仕組み
インストール型は、各端末にソフトを導入して、その端末のファイルや通信を監視する形式です。ネットワークに接続していない状況でも、端末内で検知の処理を行える製品もある点が特徴です。
一方で、導入と更新を端末ごとに行う必要があります。台数が増えるほど、管理の手間が大きくなるため、管理の仕組みも含めて検討します。端末が増えた際に、担当者が追加で必要になるかも見通しておくと安心です。
クラウド型との違いと選び分け
クラウド型は、提供会社のサーバで検知や管理を行う形式で、端末に入れる作業が少ない製品もあります。インストール型は、端末側で処理を行うぶん、端末の性能の影響を受ける場合があります。
どちらが適しているかは、端末の数、働き方、運用できる担当者の人数によって異なります。両方の特徴を比べて、自社の環境にあう形を選びましょう。
管理サーバや管理画面の有無
法人向けの製品には、複数の端末をまとめて管理する管理サーバや管理画面を備えたものがあります。端末の保護状態の確認や、設定の一括変更ができるかが、運用の負担を左右します。
個人向けの製品では、端末単位での管理が中心となる場合があります。端末ごとに更新状況を調べる作業が発生し、見落としも起こりやすくなります。法人で使う場合は、管理機能の有無を最初に確認しておきましょう。
ウィルス対策ソフトをインストールする前の確認事項
導入前の確認を怠ると、動作の不具合や業務への影響が出る場合があります。インストールの前に、端末と環境を確認しておきましょう。
OSとスペックの対応状況
ソフトには、動作するOSのバージョンや、必要なメモリ、空き容量などの条件があります。古い端末では、条件を満たさない場合や、動作が遅くなる場合があります。
導入対象の端末を一覧にして、条件を満たしているかを確認します。条件を満たさない端末は、入れ替えや別の対策を検討しましょう。条件を満たさないまま導入すると、業務の効率が落ちる場合があります。
既存のウィルス対策ソフトとの競合
すでに別のウィルス対策ソフトが入っている端末に、新しいソフトを重ねて入れると、動作が不安定になる場合があります。製品によっては、切り替え前に古いソフトの削除が必要です。
削除の手順や、データへの影響は、製品の案内で確認します。削除から導入までの間に、無防備な時間ができないよう、作業の順序も計画しておきましょう。
業務ソフトとの相性の確認
業務で使う専用のソフトや、古いシステムは、ウィルス対策ソフトの監視によって、動作が遅くなったり停止したりする場合があります。事前に検証できる環境で試すことが重要です。
問題が見つかった場合は、特定のフォルダや処理を監視の対象から外す設定を検討します。除外の範囲を広げすぎると保護が弱まるため、必要最小限にとどめます。判断が難しい場合は、提供会社や業務ソフトの提供元に相談しましょう。
インストール台数が多い場合の配布方法
端末が数台なら手作業でも対応できますが、数十台を超えると、効率的な配布の方法が必要です。台数と環境にあわせて、方法を選びます。
1台ずつ手作業で導入する方法
1台ずつインストーラーを実行する方法は、特別な準備が不要で、少ない台数なら確実に進められます。ただし、台数が増えると、作業に時間がかかり、設定の抜けも起こりやすくなります。
設定の手順を文書にまとめ、作業のたびに確認する方法もあります。作業者によって設定が異なる状態を避ける工夫が必要です。設定の確認用に、チェックリストを用意しておくと抜けを減らせます。
配布ツールを使った一括導入の方法
管理サーバや、端末管理のツールを使うと、ネットワーク経由で複数の端末に一括して導入できる場合があります。作業の手間を減らし、設定を統一しやすくなります。
利用できる配布の方法は、製品や社内の環境によって異なります。情報システム部門や提供会社に、自社で使える方法を確認しましょう。
在宅勤務の端末への配布
在宅勤務の端末は、社内ネットワークに接続していないため、社内の配布ツールが使えない場合があります。インターネット経由で導入できる方法や、利用者自身が手順に沿って導入する方法を用意します。
利用者向けに、画面つきの手順書と問い合わせ先を用意します。導入作業の途中で止まった場合の連絡方法も、あわせて案内しておきます。導入後は、管理画面で、導入が完了した端末を確認しましょう。導入が終わっていない端末には、個別に連絡して対応します。
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ウィルス対策ソフトの初期設定と動作確認
ソフトを入れただけでは、十分な保護が整ったとは限りません。初期設定と動作確認まで行って、はじめて導入が完了したといえます。
最新の定義ファイルへの更新設定
インストール直後は、最新の情報に更新されていない場合があります。更新を自動で行う設定になっているか、最新の状態になっているかを確認します。
更新の頻度や、更新時の通信量も、ネットワークへの負荷として確認しておきます。多数の端末が同時に更新すると、通信が混み合う場合があります。更新の時間をずらす設定ができるかも、あわせて確認しましょう。
スキャンの実行時間帯と検査対象の設定
全ファイルを調べる検査は、端末の動作が重くなる場合があります。検査を毎日行うか週1回とするかは、端末の性能と業務の状況から決めます。業務の時間帯を避けて実行する設定にして、業務への影響を抑えます。
検査の対象に、外付けの記憶装置を含めるかどうかも決めます。社内の方針にあわせて、設定を統一しておきましょう。外付けの記憶装置から感染する場合もあるため、検査の対象に含める運用もあります。
管理画面への登録と保護状態の確認
管理画面から、導入した端末が登録され、保護が有効になっているかを確認します。登録されていない端末や、保護が無効になっている端末がないかを、一覧で確認します。
動作の確認は、提供会社が許可する方法で行います。疑似的なウイルスを使った試験は、自由に行えるとは限らないため、事前に確認しましょう。
インストール型を使い続けるときの管理のポイント
導入した後も、ソフトの契約や端末の増減に応じた管理が続きます。見落としが起きないよう、定期的な確認の仕組みを整えます。
ライセンスの期限と台数の管理
ライセンスには、利用できる期間と端末の台数に上限があります。期限が切れると、更新が止まり、保護が弱まるおそれがあります。
契約の更新時期を、担当者の予定表に登録しておきます。更新の手続きが遅れると、保護が途切れるおそれがあるため、余裕を持って準備します。新しい端末の追加や、退職者の端末の回収にあわせて、台数も見直しましょう。
端末の入れ替えや退職時の対応
端末を入れ替える際は、古い端末からソフトを削除し、ライセンスを解放する手順を決めておきます。新しい端末には、導入の手順に沿って、速やかにソフトを入れます。
退職や異動のときに端末をどう扱うかも、ルールにしておきます。管理画面で、使われていない端末が残っていないかを確認しましょう。不要な端末が残ると、ライセンスの無駄にもつながります。
バージョンアップの適用方法
ソフトの新しいバージョンが提供された場合は、機能の追加や不具合の修正を適用します。一斉に適用すると、不具合が全体に広がるおそれがあるため、一部の端末から段階的に進めます。
適用の前後で、業務ソフトの動作に問題がないかを確認します。手順と担当者を決めて、定期的に実施しましょう。担当者の不在時にも作業を進められるよう、複数人で手順を共有しておきます。
インストール型ウィルス対策の特徴一覧
端末やサーバーへ導入するタイプのウィルス対策について、管理の方法や導入の進め方が分かるように、特徴を一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| AppGuard | 定義ファイル不要のOSプロテクト型。Windowsのクライアント版とサーバ版を用意 |
| FortiClient | 導入・更新作業をリモートで完結できる。USBデバイス制御にも対応 |
| WithSecureBusinessSuite | ポリシーマネージャーで一元管理。エンドポイントからサーバーまで保護 |
| ExosphereEndpointProtection | 1つのエージェントとクラウド管理コンソールで、端末の状況を一元可視化 |
| SymantecEndpointProtection | オンプレミス型。クライアントとサーバーを統合管理するコンソールを提供 |
| ServerProtectforLinux | Linuxのファイルサーバー向け。WebコンソールやApex Centralで集中管理 |
| TrendMicroPortableSecurity3 | ソフト不要のUSBメモリ型。USB接続でマルウェアをオンデマンドに検査できる |
| AvastBusinessAntivirus | クラウド・オンプレ構成で、管理コンソールから複数デバイスを一元管理できる |
導入と管理の方法で選ぶウィルス対策製品
管理コンソールで一元管理する製品、サーバーに導入できる製品、インストールなしで検査できる製品など、導入の進め方が異なるものを取り上げます。配布にかけられる手間とあわせて選びましょう。
AppGuard
- 定義ファイル不要の「OSプロテクト型」
- 未知・既知を問わず、高度なサイバー攻撃による侵害を未然に防止
- 端末に対して悪いコトをさせず、「攻撃の無効化」を実現
DAIKO XTECH株式会社が提供する「AppGuard」は、定義ファイルを持たず、OSに害のある動きをブロックするOSプロテクト型のセキュリティ製品です。マルウェアかどうかを判断するのではなく、不正なプログラムの起動や、ハイリスクなアプリケーションからのシステム侵害を制御します。クライアント版とサーバ版があり、対象はWindowsのPCとサーバーです。管理コンソールへのアクセスには固定グローバルIPが必要なため、導入前にネットワーク環境の確認が欠かせません。
FortiClient (フォーティネットジャパン合同会社)
- 感染時の隔離を自動化!企業のコンプライアンスを自動で確立!
- ソフトウェアのライセンス管理まで一挙に実現!
- 導入・更新作業がリモートで完結!在宅ワークでもらくらく導入!
WithSecureBusinessSuite (ウィズセキュア株式会社)
- エンドポイントからクラウドまで自動保護。
- ポリシーマネージャーで一元管理し、全セキュリティを統合制御。
- オンサイト制御で、企業向け要件に応える総合的な保護。
ExosphereEndpointProtection (株式会社JSecurity)
- 軽量1エージェントで中小企業でも簡単に導入可能。
- 情報漏えい対策を統合し、外部メディア制御にも対応。
- クラウド管理で端末のセキュリティ状況を一元可視化。
SymantecEndpointProtection (Broadcom Inc.)
- マルウェア対策、侵入防止などの多層防御機能を搭載。
- クライアントとサーバーを統合管理するコンソールを提供
- ポリシー適用とログ収集でエンドポイントの状態を可視化。
ServerProtectforLinux (トレンドマイクロ株式会社)
- ウイルス/スパイウェアをリアルタイムで検索・削除。
- マルチスレッド検索で性能低下を抑制。
- WebコンソールとApex Central連携で集中管理。
TrendMicroPortableSecurity3 (トレンドマイクロ株式会社)
- ソフト不要、USB接続でオンデマンド検査
- LED表示でスキャン結果を視覚的に確認可能。
- ログ・資産・更新を集中管理で一元化
AvastBusinessAntivirus (株式会社ノートンライフロック)
- ファイル、ウェブ、メール、挙動監視で脅威を遮断。
- サイバーキャプチャー/サンドボックスで不審ファイルを安全分析
- クラウド・オンプレ構成で端末を一元管理。
まとめ
インストール型のウィルス対策ソフトは、端末ごとに導入するため、事前の確認と配布の計画が大切です。OSや業務ソフトとの相性を確かめ、台数にあわせた配布の方法を選びましょう。導入後も、更新とライセンスの管理を続ける必要があります。管理の方法は製品ごとに異なるため、資料請求で比べてみてください。

