インターネットの利用にかかわる5つの課題
日常業務の中でインターネットを利用する場合、ウイルス感染や不正アクセスに関連した課題に直面します。その中でも特に下記5つの課題は、情報漏えいの原因にもなるため、速やかに解決しなければなりません。
- ●スパムメールを開封して、悪意のあるサイトへ誘導されたり、ウイルスの仕込まれた添付ファイルを開いてしまう
- ●一部の社員が個人向けの無料ソフトなど、セキュリティリスクが高いツールを無断で利用している
- ●USBフラッシュメモリや外付けHDDといった外部メディアを頻繁に利用するため、ウイルス感染や感染範囲拡大のリスクが大きい
- ●マルウェアの種類を特定することができず、有効な対策を講じることができない
- ●マルウェアによる被害の範囲を把握できないため、被害の拡大をおさえることができない
こうした情報セキュリティ上の脅威となる課題を解決する製品が、ウイルス対策ソフトです。
それでは、ウイルス対策ソフトが、これらの課題をどう解決するのか、導入メリットとともに確認していきましょう。
ウイルス対策ソフトの5つのメリット
上で挙がった課題は、ウイルス対策ソフトの導入で、どのように解決されるのでしょうか。ここからは、ウイルス対策ソフト導入のメリットを、解決できる課題とともにご紹介していきます。
1. スパムメールを自動的に仕分けする
スパムメール対策機能を備えたウイルス対策ソフトは、危険性のある受信メールを自動的に、ゴミ箱やアーカイブへと移動します。そのため、悪意あるサイトへアクセスする可能性や、ウイルス感染した添付ファイルを開封するリスクを軽減できます。
2. 特定のソフトウェアや機能の使用を制限できる
機能制限機能を有するウイルス対策ソフトでは、情報セキュリティ上のリスクを抱えたソフトウェアや機能を制限することができます。そのため、セキュリティ面で脆弱性を抱えたツールの使用を、確実に規制することが可能です。
3. 外部メディアのウイルス感染もチェックできる
ウイルス対策ソフトでは、PCのみならず外部メディアもスキャンし、マルウェア感染の可能性をチェックできます。また万が一、マルウェアへの感染が発覚した場合には、悪意あるプログラムなどを駆除することもでき安心です。
4. マルウェアの種類を特定できる
既知のウイルスに関する情報を記録した、パターンファイルを持つウイルス対策ソフトは、マルウェアの種類を正確に特定できます。そのため万が一、マルウェアに感染しても、マルウェアの種類と特性に合致した、効果的な対策を講じることができます。また、マルウェアの感染範囲や影響度も予測することも可能です。
5. 被害の範囲を特定できる
高性能なウイルス対策ソフトでは、マルウェアの感染源を特定したうえで、感染範囲を特定できるものも存在します。こうしたソフトでは、マルウェアに感染したPCなどに対して、ピンポイントでマルウェア駆除活動を実施できます。
高度化するマルウェアと不正アクセスの手口
IT技術が発達するにつれ、マルウェアのプログラムや、不正アクセスをもたらす手口も高度化しています。つまり、情報セキュリティ上のリスクも、年を追うごとに大きくなっていると言えるでしょう。
またこうした環境においては、情報セキュリティ上の課題解決に役立つ、ウイルス対策ソフトの重要性も増しているため、未導入の方はぜひこの機会に検討しましょう。
またこちらの記事では、ウイルス対策ソフトの選び方について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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