適性検査とは
適性検査とは、特定の職業に対して適性の有無を判断する検査です。この検査における適性には、知能や学力、性格や感情、仕事に対する意欲、価値観など、さまざまな内的性質を対象としています。適性検査は、人物像を効率よく判断し、求める人材とのミスマッチが起きないよう、就職活動や企業内での異動時などで活用されています。
以下の記事では、適性検査について詳しく解説しているので、参考にしてください。
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適性検査サービス導入時の注意点
適性検査サービスを利用する際に、注意すべきことを2つ紹介します。
データのみで判断しない
適性検査は、他の定性的な判断よりも定量的データを得られるのが強みです。検査を実施する側の主観を排除し、受検者のことを客観的に把握できます。
しかし、客観的だからといって正確とは限りません。例えば、パーソナリティを調べる適性検査では、受検者が自分のことを良く見せるために、本来の性格とは異なる回答をすることがあります。また、何らかの方法で検査の内容を事前に知っていれば、自分の能力を高く見せることもできるでしょう。
そのため、適性検査サービスから得られるデータだけを頼りに人材を判断すべきではありません。面接など、別の方法と組み合わせて総合的に判断することが大切です。
一時的にではなく継続的に利用する
適性検査はそう頻繁に実施するものではありません。例えば、新卒採用で利用するのなら使われるのは年に1度だけです。そのため、毎回異なるサービスを利用したり、利用する年・しない年を作ったりする可能性があります。
しかし、せっかく導入した適性検査サービスは継続的に利用しましょう。なぜなら、データが蓄積されるからです。「検査で〇〇だった人は入社後活躍している」といったデータが蓄積されれば、採用基準や人材配置を見直すヒントを得られます。
適性検査サービスの選び方
適性検査サービスを比較・選定する際には、どのような点に着眼すればよいのでしょうか。
人事利用の目的で選ぶ
近年、人事目的で適性検査サービスを利用する企業が増えています。特に増加が著しいのが、採用プロセスの1つとして取り入れている例です。一昔前と比較してオンラインでの応募が増え、全国から大量の応募が集まるようになったため、その数を面接可能な人数に絞り込むために適性検査が利用されます。
一方、同じ人事利用でも、社員の適性を分析し、適材適所な人材配置を行うために適性検査サービスを使う例もあります。また、社員に業務のフィードバックをするに当たって、検査結果のデータは指導の客観的根拠としても役立つでしょう。
このように、適性検査サービスの用途は多岐にわたります。そして、それぞれの用途に特化した適性検査サービスも存在します。まず、自社ではどのような目的で導入したいのかを考え、それに適したサービスを選定することが大切です。
受検形式で選ぶ
適性検査には以下の受検形式があります。自社に合うものを選びましょう。
- ■筆記
- 学校の学力テストと同様に、紙とペンを用いた形式です。オフラインの会場で検査を行うため、カンニングなどの不正行為が起きづらい半面、人件費や会場の設営費といったコストが発生します。
- ■テストセンター
- 適性検査サービスの提供会社が用意する会場で行う形式です。パソコンを使いますが、オフラインの会場を使う点は筆記と同様です。自社で設営する必要はないものの、会場の運営委託料金が発生します。
- ■インハウス
- 自社で独自に会場を設け、そこでパソコンを用いて検査を行う形式です。すべて自社で管理するため柔軟性が高く、検査直後に結果を確認しながら採用面接を行うといった、スピーディーな活用が可能です。
- ■Webテスト
- インターネットを通じて自宅から受検してもらう形式です。不正行為を防ぎにくいのが難点ですが、その反面非常に手軽に実施できます。
なお、おすすめの適性検査サービスは、こちらから一括資料請求も可能です。興味のある方はぜひお申し込みください。
費用と受検時間が適正かどうかで選ぶ
適性検査サービスの料金体系はサービスによってさまざまです。基本的には、検査が高精度なほど料金は高額です。正確さを優先するか、コストの安さを重視するかは、目的にあわせて決めるとよいでしょう。
一方、受検時間も重要な要素です。1人の検査が10分程度で終わる簡単なものもあれば、30分以上もの長時間を要するものもあります。時間が長いほど詳しいデータを得られますが、受検者にかかる負担は増加するため、これもどちらを優先すべきか考えたうえでサービスを選定しましょう。
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ITトレンド厳選!おすすめの適性検査サービス
おすすめの適性検査サービスを紹介します。
《PETⅡ》のPOINT
- 人事業務未経験者でもわかりやすい診断結果のフィードバック
- 診断実施~結果確認まで、WEB上でスピーディに実施可能
- 安心・手軽なオペレーション、信頼の利用実績
株式会社ベクトルが提供。受検者のリーダー・マネジャー適性を測定する検査です。規模や官民、業種業態を問わない800組織で利用されてきた実績を持ちます。組織文化への適合度や、ストレス耐性をはじめとしたメンタル面、トラブルのリスクなどを測定し、レーダーチャートやマトリクス図にして可視化します。
《株式会社イングの適性検査》のPOINT
- 厳選された評価項目と科学的裏付け
- スピーディーな運用と柔軟な仕様
- インターネットでも設問紙でもご利用頂け、即座にご覧頂けます
株式会社イングが提供。科学的な検証を経てリリースされた、採用活動向けの適性検査です。1,000社を超える企業の人事担当者に聞き、採用時に知りたい項目を厳選しています。コミュニケーションやストレス耐性、抑うつ傾向などを、約20分という短時間で調べることが可能です。採否の判断に必要な情報が1つのシート上にまとまって表示されます。
《ミキワメ 適性検査》のPOINT
- 自社の社風を分析し、採用基準を策定
- 貴社で活躍できる人材がひと目でわかる
- コンサルタントが組織を成功に導きます
株式会社リーディングマークが提供。自社で活躍している社員を分析し、そのデータをもとに、求職者の中から有望な人材を見つけ出すための適性検査です。調べる対象は性格面のみであり、ストレス耐性やコミュニケーション、レジリエンスを分析します。1受検500円のローコストと、わずか10分という短い受検時間も特徴です。
おすすめの適性検査サービスを比較表でチェック
おすすめの適性検査サービスについて、価格や特徴などでまとめました。
製品名 |
価格 |
特徴 |
対象規模 |
PETⅡ |
1,500円~ |
受検者のリーダー・マネジャー適性を測定 |
すべての規模 |
株式会社イングの適性検査のサービス |
ー |
コミュニケーションやストレス耐性、抑うつ傾向などを、約20分で測定 |
すべての規模 |
ミキワメ |
ー |
調べる対象は性格面のみ、ストレス耐性やコミュニケーション、レジリエンスを分析 |
すべての規模 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
適性検査サービスを比較し、業務効率化を図ろう!
適性検査サービスを比較・選定する際には以下のポイントに留意しましょう。
- ・目的は何か
- ・受検形式は目的に合っているか
- ・費用と受検時間は適正か
また、検査結果を利用する際には、データのみで判断しないことと、一時的にではなく継続的に利用する点にに注意が必要です。自社に適したサービスを導入・活用し、業務の効率を高めましょう。