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クラウドバックアップとは?セキュリティ対策やおすすめ製品も紹介

クラウドバックアップとは?セキュリティ対策やおすすめ製品も紹介

クラウドバックアップサービスはオンラインストレージとして活用されるとともに、高いセキュリティ性を保持しつつBCP対策としても有効です。この記事では、クラウドデータバックアップの基本概要や必要性、メリット・デメリットなどを解説します。おすすめのサービスも比較紹介するので、選定時の参考にしてください。各社製品の一括資料請求も可能です。

この記事は2025年2月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    クラウドバックアップとは

    クラウドバックアップサービスとは、企業データをインターネット上で保存するサービスです。災害や人為的ミス、サイバー攻撃などによって消失したデータを復元する目的で、データを複製しておきサーバ上に保管します。

    バックアップの方法には、USBや社内サーバなどを活用してデータを保存するオンプレミス型方式もあります。しかしオンプレミス型のバックアップは、初期費用や保守運用のコストが負担になるうえ、災害時に社内システムが破損した場合にはデータ消失のリスクがあるなどのデメリットもあるでしょう。

    クラウドのバックアップサービスは、比較的自然災害の少ない土地のデータセンターや複数サーバを活用し、高いセキュリティ環境のもとでデータ管理をしています。以下の記事では、おすすめのデータバックアップサービスを紹介しているので、参考にしてください。

    関連記事 データバックアップサービス比較10選!タイプ別の選び方も解説

    クラウドバックアップの種類

    クラウドバックアップには、「イメージバックアップ」「ファイルバックアップ」の2種類があります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

    イメージバックアップファイルバックアップ
    特徴データやアプリなどのOSすべてをスナップショットし、網羅的にバックアップする方法ファイル単位でコピーしてバックアップする方法
    メリットOSのインストールやアカウント設定などが不要なため、復旧に必要な時間が数十分と早く工数もかからない必要なファイルを選択でき、ファイルやフォルダ単位でリカバリできる
    デメリットバックアップファイルが破損したらすべてのデータも消失する復旧時はOSやアプリケーションのインストールからはじめるため、半日~1日を要するうえ工数がかかる

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    クラウドバックアップの必要性

    自社データは、社内外の各種要因によって消失や情報漏えいなどのリスクを抱えています。一般的なリスクとしては、従業員の過失によりデータを削除したり上書きしたりするなど、人為的ミスによるものが挙げられます。

    また地震や火災などの自然災害によって社内サーバが破損し、事業停止を余儀なくされるケースも。さらに、不正アクセスやランサムウェアなどのサイバー攻撃によって、ファイルが利用不能になったり機密情報が流出する危険性もあるでしょう。

    これらの危険性を回避するためにはクラウドバックアップサービスを利用し、定期的なバックアップやBCP対策、セキュリティ対策を取る必要があります

    クラウドバックアップの導入メリット

    クラウドバックアップサービスは、運用のコストを抑えつつ、定期的なバックアップの手間もかかりません。上述してきたセキュリティやBCPの面におけるメリットについても、以下で詳しく解説します。

    サーバの定期的なバックアップが不要になる

    自社サーバをバックアップに利用している場合、定期的にバックアップを取る必要があります。一方でクラウドバックアップサービスを利用すれば、保存や更新が自動で行われるため手間が省けるでしょう。また、容量が不足した場合には、追加購入やクラウドへのデータ移行により容易に拡張できる点がメリットです。

    運用コストを抑えられる

    クラウドバックアップサービスを利用すれば、運用コストを大幅に削減できます。例えば、従来必要であった社内設置型ストレージが不要になるため、運用やメンテナンスに伴う維持費が削減可能です。さらに新規導入時には、サーバ調達が不要なため初期費用が抑えられるほか、運用管理をベンダーに一任できるのもメリットです。

    BCP対策ができる

    BCP(Business Continuity Planning)とは、地震や火事などの災害発生時における業務継続のための体制構築を目的としています。クラウドバックアップサービスを利用すれば、データが社外のデータセンターに保存され、消失リスクが低減されます。さらにオンラインストレージにより、インターネット環境があればどこでも迅速なアクセスと復旧が可能となるため、事業継続性が向上します。

    マルウェア対策になる

    マルウェアの一種であるランサムウェアに感染した場合、データの窃取やシステムロックといった深刻な被害が発生するリスクがあります。ランサムウェアはネットワークを同一とするすべてのデバイスにおいて感染爆発を起こすため、LANから分離され安全なクラウド環境へのデータ保管が望ましいでしょう。クラウドバックアップサービスは、社外の信頼性の高いクラウド上にデータを保管できるうえ、多層的なセキュリティ機能が実装されているため、マルウェア対策として有効です。

    ヒューマンエラーによるデータ損失を防げる

    クラウドバックアップは、定期自動バックアップにより、従業員の誤操作によるデータ削除や上書きを防ぎます。この仕組みにより、ヒューマンエラーのリスクや運用負担を大幅に低減します。さらにバージョン管理機能により、誤って削除・上書きされたデータを迅速に復元可能です。個別のストレージ管理が不要になるため、バックアップ漏れや保存場所の混乱といったエラーを回避し、安全に管理します。

    さまざまなメリットをもつクラウドデータバックアップサービスは、こちらから一括資料請求できます。さっそく資料を取り寄せ各社製品を比較したい方は、ぜひご利用ください。

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    クラウドバックアップのデメリットや注意点

    さまざまなメリットをもつクラウドバックアップサービスですが、利用するうえでは以下の点に注意する必要があります。

    ■インターネット環境が必要
    クラウドのためオフラインでは利用できない。
    ■バックアップや復元に時間がかかる場合も
    インターネットを介してバックアップするため、データ量が多い場合は格納や復元に時間がかかるケースもある。
    ■セキュリティはベンダーに依存
    サービスによってセキュリティ機能は異なる。自社のセキュリティポリシーを満たすものを選定する。

    クラウドバックアップサービスに自社の情報資産を預けるため、サービス選びは慎重に行いましょう。2021年9月に総務省が発表した「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン」では、サービスの利用者と提供者が把握すべきリスクについて言及しています。あわせてチェックしてみましょう。

    参考:クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第3版)|総務省

    クラウドバックアップサービスにおけるセキュリティ対策と選び方

    クラウド上にデータバックアップをする際、セキュリティに対する不安が先立つでしょう。安全なサービスにはどのようなセキュリティ対策が施されているのでしょうか。サービス比較時にチェックしておきたいポイントを紹介します。

    データ・通信の暗号化

    暗号化とは、一般的にはネット上でデータをやり取りする際に用いられ、第三者に通信内容を傍受されないよう情報を加工することです。暗号化には、長さ・方式・場所の3要素があります。

    ■長さ
    暗号化した文章の長さのこと。長いほど解析されにくく、安全性が高い。
    ■方式
    暗号化のアルゴリズムのこと。共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式に大別される。米国のAESという標準暗号化方式が頻繁に用いられる。
    ■場所
    暗号化と復号が行われる場所のこと。基本的にローカル環境でこれらの作業を行い、インターネット上では常に暗号化された状態を維持する。

    暗号化の強度は、暗号鍵の長さや使用するアルゴリズムの方式によって決まります。AES-256のような長い鍵を用いる暗号化方式を採用しているかを確認することで、データの安全性を高められます。

    暗号鍵の厳重管理

    暗号鍵とは、データを暗号化・復号するためのアルゴリズムです。データの復号に欠かせないため、データの利用者は保持しておく必要があります。

    クラウドサービスにバックアップをする際は、暗号化するのも復号するのもユーザーです。そのため、暗号鍵はユーザー自身が保管しておかなければなりません。クラウドバックアップを利用する際は、暗号鍵をユーザーが保持できる仕組みか、クラウドサービス側が鍵を保持しない仕様かを確認しましょう。鍵がサービス側に渡るとデータ流出のリスクが高まるため、ローカル環境やユーザー専用の安全な領域に保存するのが理想的です。

    アクセス権限の適切な管理

    クラウドバックアップのセキュリティを強化するためには、適切なアクセス権限の設定が不可欠です。権限管理が不十分な場合、本来権限をもたないユーザーがデータにアクセスし、情報漏えいや不正利用のリスクが高まります。

    クラウドバックアップサービスを選定する際は、ユーザーや役職ごとに細かくアクセス権限を設定できる機能があるか確認しましょう。また、多要素認証(MFA)を利用できるかも重要なポイントです。さらに、定期的な権限見直しと不要なアカウントの削除を行うことで、セキュリティを一層強化できます。

    おすすめのクラウドバックアップサービス比較

    ここからは、ITトレンド編集部がおすすめするクラウドデータバックアップサービスを比較紹介します。気になる製品は緑色の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加をしておき、あとでまとめて資料請求が便利です。

    FIT-Cloudバックアップサービス 使えるクラウドバックアップ
    全体評価点
    FIT-Cloudバックアップサービスのロゴ

    使えるクラウドバックアップのロゴ
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    提供形態 クラウド/パッケージソフト クラウド/SaaS
    従業員規模 全ての規模に対応 全ての規模に対応
    3つのポイント
    • ①専用線不要で簡単に導入できます。
    • ②まるごとバックアップ
    • ①簡単!たった5分の設定でOSを含めた全てのデータを守ります。
    • ②安全!AES-256で暗号化しデータを転送。アクセスも厳重に管理。
    • ③デバイスの一括管理、自宅から遠隔で会社PC操作で効率化
    機能
    • データリカバリ
    • データ復旧
    • データアーカイブ
    • データリカバリ
    • データ復旧
    • データアーカイブ
    お試し
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    FIT-Cloudバックアップサービス

    北電情報システムサービス株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 専用線不要で簡単に導入できます。
    2. まるごとバックアップ

    北電情報システムサービス株式会社が提供する「FIT-Cloudバックアップサービス」は専用線不要で、導入のしやすさと低コストが特徴のバックアップサービスです。バックアップ元のサーバだけでなく、フォルダやファイルといった細かい区分指定にも対応しています。またどこでもリストアできるため、他社クラウドでもOSの復元が可能です。

    一契約で何台でもバックアップできるため、バックアップソフトウェアを統一します。また、自然災害の少ない富山にデータセンターがあるのでセキュリティ面も安心です。

    使えるクラウドバックアップ

    使えるねっと株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 簡単!たった5分の設定でOSを含めた全てのデータを守ります。
    2. 安全!AES-256で暗号化しデータを転送。アクセスも厳重に管理。
    3. デバイスの一括管理、自宅から遠隔で会社PC操作で効率化

    使えるねっと株式会社が提供している「使えるクラウドバックアップ」は、バックアップとあわせてパソコンやシステムのセキュリティ対策もできるサービスです。ランサムウェアやマルウェアなど未知の脅威や攻撃を検知し、遮断します。

    バックアップデータもAES-256で暗号化してからデータセンターに転送。重要データのほかアプリケーションやアカウント、ユーザー設定、OSなどシステムの完全バックアップが実現します。なお、バックアップのみの利用にも対応可能です。

    MR-ClientBackup

    株式会社テクノル
    《MR-ClientBackup》のPOINT
    1. インターネットへ接続時、任意データを自動でバックアップ
    2. データの復元ができるので、間違って消してしまっても安心
    3. もしパソコンが壊れても、新しいパソコンへデータ復元が可能

    「MR-ClientBackup」は株式会社テクノルが提供しており、インターネットに接続されると、自動的にデータのバックアップをします。パソコンにエージェントをインストールするだけで利用でき、バックアップの詳細はクラウドの管理コンソールで設定します。

    1台のパソコンから契約できるため、重要な情報を取り扱う端末だけの利用もしやすいでしょう。容量無制限のバックアップに対応しており、ダウンロードやアップロードも課金は不要です。

    ここまで紹介した製品は、こちらから資料請求(無料)も可能です。複数製品をじっくり比較したい方はぜひご利用ください。

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    BackStore

    株式会社BackStoreが提供する「BackStore」は、全自動クラウドバックアップが特徴のサービスです。アラートやレポートも自動で送信されるため、管理者の手間を削減できます。回線・サーバの設定も不要で、最短10分でBCP対策が行えます。また、サーバからクラウドアプリまで幅広いデータを対象としているため、バックアップサービスの使い分けが不要なのも魅力です。

    Secure Storage

    株式会社クロノスが提供する「Secure Storage」は暗号化やクライアント証明書、IPSによるウイルス対策など、高度なセキュリティ機能が特徴の法人向けオンラインストレージサービスです。マルチデバイスに対応し、モバイル端末からも気軽に利用できます。また、ユーザー数無制限で利用でき、企業の費用対効果に優れているのも魅力です。

    Box

    boxが提供している「Box」はパソコンやスマホ、タブレットなど、多様な端末から時間や場所を選ばずバックアップできるオンラインストレージサービスです。10GBのストレージが無料で提供され、画像や動画などのあらゆる種類のファイルに対応しています。さらにオンライン・オフライン問わずファイルを共有・編集できるのも特徴です。

    GigaCC

    日本ワムネット株式会社が提供している「GigaCC」は、企業間のファイル転送・共有サービスです。高いセキュリティ機能を備え、メールに添付できないような重要データのやり取りに適しています。なおデータのバックアップは、オプションの「全件バックアップ機能」によって対応しています。

    OneDrive

    Microsoftが提供している「OneDrive」は、個人利用でも広く知られるオンラインストレージサービスですが、法人向けでは3つのプランから選択できます。1ユーザーあたり月額749円から利用でき、プランによっては1TBの個人用クラウドストレージも提供しています。

    torocca! byGMO

    GMOインターネットグループ株式会社が提供している「torocca! byGMO」は安全性と迅速性を両立したWebサイト・データのバックアップサービスです。HTMLファイルやデータベースをバックアップし、マルウェアなどの脅威から守ります。また、月額550円(税込み)から契約でき、スモールスタートも可能です。

    AOSBOX Business Pro

    AIデータ株式会社が提供する「AOSBOX Business Pro」は、セキュリティ対策に強みをもつクラウドバックアップサービスです。AWSサーバーを採用し、軍事レベルの暗号化技術でデータを保護します。データ容量による契約で、ユーザー数無制限で利用できます。データの世代管理にも対応しており、過去データも復元が可能です。

    ITトレンドで取り扱っているクラウドバックアップサービスの最新ランキングは、以下のボタンからチェックできます。あわせてご覧ください。

    安全なクラウドサービスでデータバックアップを行おう

    企業が保持するデータは定期的なバックアップにより、万が一のデータ損失に備えられます。ただし、クラウドサービスはインターネットを介する以上、セキュリティには注意が必要です。データの暗号化方式や暗号鍵の管理などに留意し、安全性の高いサービスを選定しましょう。以下のボタンから、おすすめのデータバックアップ製品の資料を一括(無料)できます。ぜひご利用ください。

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