【比較表】おすすめのデータバックアップサービス
ここでは、ITトレンド編集部がおすすめするデータバックアップサービスを比較しています。参考価格や無料トライアルの有無などを紹介しているので、製品選びの参考にしてください。
また、各製品の詳細情報については、記事後半で紹介しているので、気になる製品をチェックしてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ITトレンドおすすめ!データバックアップサービス
ITトレンド編集部が厳選したおすすめのデータバックアップサービスを比較し、紹介します。
製品・サービスのPOINT
- 安価かつ手軽に遠隔地バックアップを実現
- セキュアなネットワークにも対応
- 自社データセンターによる運営ときめ細やかなサービス
株式会社石川コンピュータ・センターが提供している「BCPリモートバックアップサービス」はインターネットのほかに、VPNを利用したデータバックアップも実施しています。導入のコンサルティングからシステム構築までサポートに対応している点も魅力です。小容量から利用できるため、スモールスタートしたい企業にもおすすめでしょう。
さらに、外部保管が必要なデータはNAS(ネットワーク接続ハードディスク)に保存するだけで、遠隔地にあるデータセンターに自動バックアップするクラウドサービスも搭載されています。障害・災害発生時には、迅速なデータ復元で素早い業務の再開が実現するでしょう。
製品・サービスのPOINT
- 簡単!たった5分の設定でOSを含めた全てのデータを守ります。
- 安全!AES-256で暗号化しデータを転送。アクセスも厳重に管理。
- デバイスの一括管理、自宅から遠隔で会社PC操作で効率化
「使えるクラウドバックアップ」は使えるねっと株式会社が提供しており、最高基準のセキュリティーポリシーをもつバックアップサービスです。ランサムウェアをはじめ、未知の脅威や攻撃を検知し遮断します。
データはもちろんアプリケーションやユーザーアカウント、OSを含むシステム全体に対応し、簡単に復元が可能で複雑な設定や構築作業は必要ありません。200GBの容量で1か月1,870円から運用できます。
製品・サービスのPOINT
- 専用線不要で簡単に導入できます。
- まるごとバックアップ
北電情報システムサービス株式会社が提供する「FIT-Cloudバックアップサービス」は自然災害の少ない富山県にデータセンターを構えたデータバックアップサービスです。専用回線の工事は不要で、リーズナブルに運用できます。まるごとバックアップでは、どこからでもOSごとデータの複製や復元が可能です。
100GBの容量から利用でき、オプションでVPNゲートウェイの提供もしています。
《mitene Backup Cloud》のPOINT
- 震災・水害・火災などの物理的な災害からデータを守る
- 自動化・一元管理により、担当者の負担を削減できる
- 遠隔地でのバックアップ・データ復元が可能
「mitene Backup Cloud」はミテネインターネット株式会社が提供しており、高速なバックアップと復元が強みのクラウド型バックアップサービスです。ブロック単位のバックアップ方式を採用しているため、ファイル数に依存しない迅速な処理が実現します。
また、レプリケーション機能を有効にすれば、HDDやNASにバックアップすると直ちにクラウドストレージにもコピーが作成され、短時間の復元も可能です。ストレージ容量100GBで月額2,000円から利用でき、必要な分だけ容量を増加できます。
《MR-ClientBackup》のPOINT
- インターネットへ接続時、任意データを自動でバックアップ
- データの復元ができるので、間違って消してしまっても安心
- もしパソコンが壊れても、新しいパソコンへデータ復元が可能
「MR-ClientBackup」は株式会社テクノルが提供するバックアップサービスで、1台のパソコンから利用可能です。エージェントをインストールするだけで、クラウドに自動でデータをバックアップします。管理者による利用者操作権限や端末の利用場所の特定など詳細な設定が可能です。
なお、容量無制限でバックアップデータへのアップロードやダウンロード時の課金は必要ありません。1か月の無料トライアルも実施しています。
《MR-ClientBackup for M365》のPOINT
- Microsoft 365 スイート全体のバックアップで安心!
- サイトレベルでロールバック実行!データ復元・回復がカンタン
- 1日最大4回自動バックアップを実施
株式会社テクノルが提供する「MR-ClientBackup for M365」は、 Microsoft社がオンライン利用時にデータ保証をしていない範囲も、Microsoft 365 スイート全体を対象として保護するバックアップソリューションです。ファイルデータはもちろん、Teamsの履歴やSharePointアクセス権なども保持や復元、回復が可能です。
また、暗号化された通信とバックアップファイルはウイルススキャンするため安心といえるでしょう。1か月の無料トライアルが用意されています。
クラウドバックアップ BackStore
株式会社BackStoreが提供する「クラウドバックアップ BackStore」は、業務中やサーバー稼働中でもクラウドにバックアップします。差分バックアップに自動で対応しているので回線を圧迫しません。また、手作業での同期やサーバ・回線の工事は必要なく、最短10分でBCP対策が可能です。さらにBCPや情報漏えい、ランサムウェアなど幅広い脅威に対応できるのも魅力です。
Secure Storage
株式会社クロノスが提供する「Secure Storage」は優れたコストパフォーマンスと高度なセキュリティが魅力のバックアップサービスです。256bitのSSL暗号化通信を行うことで、データの傍受を阻止します。データは厳格な入館管理で保護されている堅牢なデータセンターにて管理されています。
Box
box社が提供している「Box」は10GBの無料ストレージのほか、プランによってストレージ容量無制限で使用できるオンラインストレージサービスです。パソコンやスマートフォン、タブレットから、時間や場所を選ばずにデータを保存・共有・編集できます。リンクへのパスワード設定や有効期限設定など、アクセス制御機能も多数備えています。
GigaCC
日本ワムネット株式会社が提供している「GigaCC」は企業間ファイル共有・転送サービスです。オプションで、すべてのデータをバックアップする機能を追加できます。ファイルの共有は高い利便性があるといえますが、利用者全員がアカウントをもつ必要があります。アカウントをもたない相手にデータを渡す際は、受取URLからダウンロードできるファイル送信機能を利用しましょう。
OneDrive
「OneDrive」はMicrosoft社が提供する4つのプランから選べるストレージサービスです。プラン1ではファイルの共有、プラン2ではさらにセキュリティ機能を利用できます。契約は年単位で、最小構成の場合ユーザーあたり月額540円から利用可能です。
torocca! byGMO
GMOが提供している「torocca! byGMO」はWebサイトデータやデータベースを保存できるサービスです。HTMLファイルなどのバックアップ・復元に対応し、24時間365日の監視体制で、マルウェアなどの脅威から防御するなど、Webサイトの運営を守ります。
AOSBOX Business Pro
AOSデータ株式会社が提供する「AOSBOX Business Pro」は、ユーザー数無制限で使用できるデータバックアップサービスです。通常ストレージのほかにコールドストレージバックアップを選択可能で、低コストでのバックアップを実現します。復元時には解凍に時間を要しますが、安価で大量にデータを保存したい企業におすすめです。
NetVault Plus
Questが提供している「NetVault Plus」はシンプルで高機能なデータバックアップサービスです。物理・仮想環境の両方にあるサーバやプラットフォームに対応しています。粒度の細かい検索機能やWebベースの使いやすいコンソール、広範なストレージオプションなどが魅力です。
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データバックアップサービスの選び方
データバックアップサービスの選定ポイントを3つ紹介します。
データ容量はどれくらいあるのか
データ容量はできるだけ大きいほうが望ましいといえますが、コストは高くなる傾向にあります。そのため、自社でどのくらいの容量が必要なのか、サービス選定前に確認しましょう。
データ容量は、1アカウントあたりの使用容量とアカウント数で大まかに算出できます。主として扱うファイルがテキストか、画像や動画なのかによって必要容量は異なるでしょう。
また、容量無制限のサービスを選ぶのもよいでしょう。このタイプでは、一定量を超えると従量課金される料金体系が一般的です。繁忙期と閑散期で使用容量が変わる場合は、このように柔軟性のあるものにしたほうがよいでしょう。
セキュリティ対策が行われているのか
例えば、データ送信時にパスワードをかけられるかどうか確認しましょう。ビジネスでデータをやり取りする際には、送信時にパスワードをかけるのが一般的です。万が一送信先を誤っても、パスワードを通知していなければダウンロードされません。
また、自社のセキュリティポリシーをチェックすることも大切です。ファイルを社外のストレージに保存してよいかなど、バックアップサービスを使用するうえで問題がないか確認しましょう。
ベンダーが用意するクラウドサーバへのデータ保存を避けたい場合は、クラウドではなくオンプレミスを選ぶなどの選択肢があります。
適切な利用料金であるか
料金の相場として、同じような機能を備えたサービスであれば、およそ同じくらいの価格で利用できる傾向があります。そのため、コストを抑えるには、自社に必要な機能が最低限搭載された製品を選ぶことです。
また、クラウドデータバックアップサービスはユーザー数が増えるほどコストが上がる料金設定になっている場合が多い傾向にあります。
将来的に企業が成長する中で利用ユーザーが増えるかもしれません。その際にコストを理由にリプレースを余儀なくされることがないよう、事前に想定し、最適な料金設定のサービスを選ぶことが大切です。
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自社にあった適切なデータバックアップサービスを選定しよう
データバックアップサービスを使えば、災害や万が一の事態にも自社の重要なデータを損失することなく、安全な保存ができます。災害時の復旧を可及的速やかに進められれば、企業の存続はより安泰なものとなります。また近年では、ランサムウェア対策としても注目度が高いといえるでしょう。
データバックアップサービスには、ファイルだけを対象とした製品やシステム全体をバックアップできるサービスなどさまざまです。自社の目的や利用範囲に適した製品を比較し、気になる製品は資料請求を実施して導入を検討してください。