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データバックアップサービス導入で起こりやすい問題点|属人化から移行・復旧まで

データバックアップサービス導入で起こりやすい問題点|属人化から移行・復旧まで

データバックアップサービスは、導入しただけでは復旧対応の属人化が解消しない場合や、移行時につまずくケースがあります。導入前の期待どおりに運用が進むとは限らない点に注意が必要です。いざという時に復旧できるかどうかも、事前の検証が欠かせません。この記事では、導入時に起こりやすい問題点と対策の考え方を整理して解説します。

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目次

    導入だけでは解決しない問題が起こる背景

    データバックアップサービスを導入しても、運用設計や検証が不十分だと、期待していた効果が得られない場合があります。まずは、こうした問題が生じる背景を整理しておくことが重要です。製品選びだけでなく、導入プロセス全体に目を向けることが求められます。

    導入だけでは解決しない属人化のリスク

    製品を導入しても、復旧手順や設定内容が特定の担当者にしか分からない状態では、属人化のリスクが残ります。ツールを変えるだけで、運用の仕組みまで変わるとは限りません。

    これは、製品の機能不足だけでなく、導入時の運用設計や引き継ぎ体制の不備も関係します。製品の機能を生かすためには、社内の運用ルールもあわせて見直すことが重要です。手順書の整備や複数人での共有を、導入と同時に進めることが望ましいといえます。導入プロジェクトの計画段階から、運用ルールの整備を組み込んでおくと後戻りが少なくなります。

    移行や運用設計の不備が影響する可能性

    移行時の計画が不十分だと、導入後に想定外の不具合や運用の混乱が生じる恐れがあります。移行のスケジュールや検証期間を十分に確保しないまま本番運用に切り替えると、こうした問題が顕在化しやすくなります。

    この可能性を減らすには、移行前に十分な検証期間を設け、想定される問題点を洗い出しておくことが有効です。段階的に移行を進め、問題が発生した際に切り戻せる体制を用意しておくことも重要な対策です。関係部署と移行スケジュールを共有し、業務への影響を事前に説明しておくことも欠かせません。

    復旧対応の属人化が解消しない

    データバックアップサービスを導入しても、復旧対応が特定の担当者に依存したままでは、属人化するリスクは解消しません。仕組みで解消する視点が重要になります。導入前の期待と、導入後の実態にずれが生じやすい典型的な例といえます。

    属人化が残る要因

    属人化が残る要因は、製品の操作性だけでなく、社内の運用ルールが整備されていないことにも起因します。導入時に手順書を作成しても、運用が定着しなければ、結局特定の担当者に頼る状態が続くことになります。

    また、担当者の異動や退職によって知識が引き継がれないまま運用が続くと、属人化がより深刻になる可能性もあります。定期的に運用ルールを見直し、関係者間で共有する機会を設けることが有効です。異動が決まった時点で、後任者への引き継ぎ期間を十分に確保することも大切です。

    仕組みで解消する視点

    属人化を解消するには、復旧手順を画面上で案内してくれる機能を活用し、誰が対応しても一定の水準で作業できる状態を目指すことが有効です。ツールの機能を活用しつつ、社内ルールも並行して整備することが重要です。

    あわせて、対応履歴を記録し、後から振り返れる仕組みを作ることも有効です。特定の担当者の経験に頼らず、組織としてノウハウを蓄積する意識を持つことが、属人化の解消につながります。記録を残す文化を根付かせることが、長期的な運用の安定につながります。

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    自社サーバーからクラウド移行で起こる失敗

    自社サーバーからクラウド型データバックアップサービスへ移行する際、計画不足によって想定外のトラブルが起こる場合があります。これに関しては、段階的な移行が有効な対策になります。移行は一度きりの作業であるため、事前の準備がその後の運用に大きく影響します。

    移行時に生じやすい問題点

    移行時には、データ量や回線環境によって想定より時間がかかることや、一部データの移行漏れが発生するケースがあります。移行対象の洗い出しが不十分な場合、重要なデータが移行対象から漏れる可能性もあります。長年運用してきたシステムほど、対象範囲の全容を把握しづらい傾向も見られます。

    こうした問題は、移行計画の不備、検証不足、関係者間の情報共有不足など複数の要因が関係します。単一の原因に限定せず、移行プロセス全体を見直しながら準備を進めることが重要です。移行対象のシステムが多いほど、確認すべき項目も増える点に注意が必要です。

    移行を円滑に進める視点

    移行を円滑に進めるには、まず一部のデータやシステムから試験的に移行し、問題がないかを確認する進め方が有効です。全データを一度に移行するのではなく、段階的に範囲を広げることで、想定外のリスクを早期に発見しやすくなります。試験移行の結果を関係者で共有し、次の段階に活かすことも重要な進め方です。

    あわせて、移行期間中は旧環境と新環境の両方でバックアップを並行して取得しておくと、万一の際にも安心です。移行完了後も、一定期間は旧環境のデータを保持しておくことが望ましいといえます。旧環境をすぐに廃止せず、一定の猶予期間を設けることでトラブル時の備えにもなります。

    関連記事 クラウド型データバックアップとは?機能やメリット、選び方を解説

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    いざという時に復旧に失敗する可能性に対して

    バックアップを取得していても、実際の復旧時にうまくいかない場合があります。事前の検証不足が主な要因として挙げられます。日頃の運用では気付きにくい問題だからこそ、意識的な確認が求められます。

    復旧テスト不足によるリスク

    バックアップの取得が正常に完了していても、実際に復元してみると、想定したデータが復元できないという可能性があります。取得できていることと、正しく復元できることは別の問題として捉える必要があります。復元して初めて気付く不具合もあるため、取得完了の通知だけで安心しないことが重要です。

    この問題は、設定ミス、データの整合性の問題、復元手順の不備など複数の要因が関係します。定期的に復元テストを実施し、想定通りに復元できるかを確認しておくことが重要です。テストの結果を記録し、想定と異なる点があれば早期に是正することも欠かせません。

    事前検証で防ぐ視点

    事前検証を行うには、本番環境に影響を与えない検証環境を用意し、定期的に復元テストを実施することが有効です。ベンダーが推奨する検証方法に沿って実施することで、安全に確認を進めやすくなります。検証環境の準備が難しい場合は、ベンダーに相談しながら方法を検討するとよいでしょう。

    あわせて、検証結果を記録し、問題があった場合は原因を特定して改善につなげることが重要です。検証を一度きりで終わらせず、定期的に繰り返すことで、いざという時の安心感を高めやすくなります。システム構成が変わった際は、あらためて検証を実施することも忘れずに行いたい対応です。

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    大量データのバックアップで速度が低下する可能性

    データ量が増えるにつれて、バックアップにかかる時間が長くなり、業務への影響が深刻化する場合があります。速度低下の要因を理解し、対策を講じることが重要です。事業の成長に伴ってデータ量が増える会社ほど、早めの対策が求められます。

    速度低下が起こる要因

    速度低下は、データ量の増加だけでなく、回線環境、サーバー性能、バックアップ方式など複数の要因が関係します。原因を一つに絞らず、複数の観点から状況を確認することが重要です。原因を切り分けずに対策を講じると、期待した改善が得られない場合もあります。

    特に、全データを毎回まとめて保存する方式では、データ量が増えるほど処理時間が長くなる傾向があります。増分バックアップなど、変更分のみを保存する方式への切り替えも検討材料になります。データの種類によって重要度が異なる場合は、バックアップ方式を使い分けることも有効な対策です。

    関連記事 データバックアップの種類とは?フル・増分・差分など方式別の特徴を解説

    速度低下を抑える工夫

    速度低下を抑えるには、バックアップの実行時間を業務時間外に設定する、対象データを重要度に応じて分割するなどの工夫が有効です。すべてのデータを同じ頻度・方式で処理する必要はありません。優先度の低いデータは頻度を下げるなど、メリハリをつけた運用も選択肢になります。

    あわせて、回線状況やサーバー性能に見合った容量プランを選ぶことも重要です。導入後にデータ量が想定より増加した場合は、プランの見直しや処理方式の変更を検討することが望ましいといえます。定期的にデータ量の推移を確認しておくと、見直しのタイミングを判断しやすくなります。

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    導入後の失敗を防ぎたい製品の候補

    復旧テストのしやすさや大容量データへの対応など、導入時のリスクを減らすうえで検討したい製品を紹介します。

    使えるデータプロテクト

    使えるねっと株式会社
    《使えるデータプロテクト》のPOINT
    1. 簡単!たった5分の設定でOSを含めた全てのデータを守ります。
    2. 安全!AES-256で暗号化しデータを転送。アクセスも厳重に管理。
    3. デバイスの一括管理、自宅から遠隔で会社PC操作で効率化

    使えるねっと株式会社が提供する「使えるデータプロテクト」は、10名以上1,000名未満の企業を対象としたデータ保護サービスです。バックアップ計画の自動化に対応しており、導入時の設定負担を抑えながら、復旧手順が特定の担当者に偏る属人化を軽減しやすい設計です。ランサムウェア対策などのセキュリティ機能も一つの管理画面にまとめて確認できるため、移行後の運用状況も把握しやすくなります。サポートは電話・メール・チャットに対応しており、導入時の相談にも応じています。

    瞬間復元 (ウィンバード株式会社)

    《瞬間復元》のPOINT
    1. UEFI対応で最新PC環境でも利用可能。
    2. 既存のウイルス対策ソフトと併用可能。
    3. サーバー機器不要で初期費用を大幅軽減。

    PowerProtectCyberRecovery (デル・テクノロジーズ株式会社)

    《PowerProtectCyberRecovery》のPOINT
    1. サイバーボールトと論理エアギャップでデータを隔離。
    2. 保持ロック付きの不変コピーを自動生成・同期。
    3. 分析ツールで活動特定、復旧を迅速化。

    QuantumDXiシリーズ・バックアップ・アプライアンス (日本クアンタムストレージ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. 可変長重複排除と圧縮で70倍以上のデータ削減が可能。
    2. 1Uオールフラッシュで最大480TB、小規模〜大規模DCに対応。
    3. 物理/仮想アプライアンス対応、3-2-1-1戦略を支援。

    まとめ

    データバックアップサービスは、導入しただけでは属人化の解消や移行の成功、確実な復旧が保証されるわけではありません。運用設計、段階的な移行、定期的な復旧テストを組み合わせることで、こうした問題点を減らしやすくなります。導入後も継続的に見直しを行うことが重要です。複数の製品を比較する際は、資料請求を通じて具体的な導入支援の内容や検証方法を確認することをおすすめします。

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    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「データバックアップサービス導入で起こりやすい問題点|属人化から移行・復旧まで」というテーマについて解説しています。データバックアップ製品の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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    09月14日(月)更新
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