DMP・DSP・SSPのそれぞれの機能
DMP・DSP・SSPそれぞれの機能を解説します。
データ蓄積・一元管理を目的とした「DMP」
DMPは「Data Management Platform」の略で、データの蓄積と一元管理を目的としたプラットフォームです。以下の機能を備えています。
- ■データ収集
- ■データ分析
- ■データ利用
データ収集では、Webサイトのアクセス解析や顧客属性データなどを収集します。オープンDMPでは、他社が提供するデータを利用することも可能です。データ分析では、集めたデータを分類し、顧客の興味関心の程度を数値化します。
データ利用では、分析したデータを用いて、適切なアプローチを導きます。顧客の属性に合わせてメルマガを送るなど、One to Oneマーケティングが実現できるでしょう。
広告主の収益最大化を目的とした「DSP」
DSPは「Demand Side Platform」の略で、広告主の収益最大化を目的としたツールです。アドネットワークや個別媒体をまとめて管理し、自動で広告を出稿できます。
アドネットワークとは、複数のメディアの広告枠をまとめたものです。これを利用することにより、広告主は自社の広告を出す場所を、自力で探さずに済みます。ただし、広告主が自分で出稿先を選ぶことはできないため、コスパが良くありません。
それを解決するのがDSPです。DSPは顧客のデータを元に運用されており、企業がターゲットとしたい属性の顧客にピンポイントでアプローチできます。つまり、DSPはアドネットワークの半自動性と、ターゲットを狙うOne to Oneの性質を両立したものといえます。
広告枠提供側の収益最大化を目的とした「SSP」
SSPは「Supply Side Platform」の略で、広告枠提供側の収益最大化を目的としたツールです。
広告枠となるメディアの運営者は、SSPにメディアを登録します。その際に、どのような広告主にどのくらいの価格で広告枠を販売したいのか設定しましょう。設定した広告枠には、SSPとDSPを介して広告が配信されます。
SSPは、広告枠提供側が設定した条件を満たす広告の中で、最も収益性の高い広告を自動で選びます。そのため、少ない手間で収益最大化が見込めるのが特徴です。
また、広告はメディア訪問者の属性を踏まえて選びだされます。そのため、ユーザーに合った広告を自動で表示できます。さまざまな属性のユーザーが訪れるメディアで真価を発揮するでしょう。
DMP・DSP・SSPの関係性
DMP・DSP・SSPは、それぞれどのように関係しているのでしょうか。
SSP・DSP間で広告表示のやり取りを行う
SSPとDSPの間では、どの広告を表示するのか交渉が行われています。DSPは広告出稿側の視点で最適なメディアを、SSPは広告枠提供側の視点で最適な広告を選出します。具体的には、以下の流れでやり取りが行われています。
- 1.SSPはメディアから受け取ったサイト訪問者の情報を、連携しているDSP群に提示
- 2.各DSPはその訪問者に合った広告をSSPに提示
- 3.SSPはその中から、広告枠提供者の収益を最大化できる広告を選択
これらのやり取りが、ユーザーがサイトを訪問してから広告が表示されるまでのわずかな時間に行われています。
SSP・DSP間の広告表示の仕組み=RTB
上述したSSP・DSP間のやり取りによる広告表示の仕組みを、RTB(Real Time Bidding)と呼びます。
この仕組みは、2010年にニューヨークで誕生し、日本では翌年2011年に初めて導入されました。少ないコストで広告出稿したい企業と、できる限り多くの収益を得たいメディア運営者の要望を両立するシステムです。
DMPはSSPとDSP間のやり取りを効率化する
DMPは、SSPとDSPのやり取りを効率化する存在です。SSPとDSPのやり取りには、メディア訪問者のユーザー情報が欠かせません。DSPはユーザー情報をもとに広告を出稿すべきか判断するので、できるだけ多くの情報を必要とします。
SSP側にとっても、多くのユーザー情報があったほうがDSPから提示される広告が増えるため有益です。そこで必要になるのが、ユーザー情報を蓄積しているDMPです。SSPとDSPはDMPに格納された情報を参照することで、取引を円滑にします。
DMP・DSP・SSPの特徴を理解し効率的に導入しよう!
DMP・DSP・SSPはそれぞれ以下のようなプラットフォームです。
- DMP
- データの蓄積や一元管理をし、DSPとSSPに情報提供する
- DSP
- 広告主の利益を最大化するため、広告枠を選ぶ
- SSP
- 広告枠提供者の利益を最大化するため、広告を選ぶ
この3者のやり取りにより配信広告が決まることを、RTBと呼びます。ぜひこれらの特徴を理解して導入し、効率的なマーケティングを目指してください。