現地法人での債権・債務管理のお困りごと
タイを含め多くのASEAN地域ではインボイス制度となっており、出荷の都度請求書 = Invoiceを発行し、債権として管理が必要となります。
日本では、各社の「締め日」を基準に入金予定 / 支払予定を月次で設定することがほとんどですが、タイを含めInvoice制度の国ではInvoiceごとに異なる支払予定日を設定することが多く見受けられます。
例)Invoice発行日の◯日後を支払い期限とする
そのため、仕入/販売の多い企業様では債権債務の管理が煩雑となりがちで、それらをExcelで管理する場合、転記ミスや情報の更新漏れなどで正確な情報への更新に時間がかかり、資金繰りに影響が出てしまうケースがあります。
また現地の商習慣により、得意先様のローカル経理スタッフ様の中には「支払いをできるだけ遅らせるのが自分の仕事」と認識されている方もいらっしゃるため、請求Invoiceごとの支払い期限をしっかりメンテナンスしておかないと、債権の回収漏れにより資金繰りの悪化を招いてしまう可能性があります。
自社のローカルスタッフ様だけでは債権/債務を管理しきれない、というケースでは、日本本社様の経理・財務ご担当者様が遠隔でサポートされている、というケースもありますが、メールなどでの情報共有や申請・承認に時間がかかり、時差や言葉の壁によりコミュニケーションが円滑にいかない、と言った課題も発生します。
債権・債務管理システム『swifT』でできること
タイの会計基準に準拠して開発された、タイ政府(歳入局)からも承認されている会計パッケージより、債権債務管理機能を切り出してご提供いたします。
債権の発生元であるInvoiceの発行機能を備えているため、
現地法人様でswifTを利用してInvoiceを作成・発行していただければ、リアルタイムに債権として記録・計上することが可能です。
外貨対応・レート登録が可能なため、より正確な債権管理を実現します。
※同様に、仕入れInvoiceをswifTへ登録いただければ、債務として計上されます。
システムへのダイレクトのInvoice登録のほか、外部システムで作成した出荷データをインポートすることも可能です。
インポートしたデータより債権データを自動生成し、swifT内で最ケイン管理を行うことが可能です。
債権・債務レポート機能により、
指定日時点の債権・債務残高をExcel出力することができます。
先月末・先々月末時点での債権債務状況を簡単にレポート出力できるほか、
各Invoiceごとの入金(支払)予定日を参照し、今月の入金予定額・支払予定額を簡単にご確認いただくことが可能です。
また、入金(支払)予定日を遅延しているInvoiceにはハイライト表示されるため、債権の回収漏れをいち早く発見することができ、得意先様へ督促・交渉することが可能となります。
入金消込登録、支払登録にて債権・債務を消し込み可能です。
その際、入出金日レートを登録できるため、為替差損益も自動計算することができます。
日本本社から現地法人へのサポート・監査体制の強化
クラウドの債権・債務管理システム『swifT』を導入いただくことで、
日本の経理・財務担当者様が、現地法人の資金繰りをサポートしやすい環境を構築することができます。
また、請求書 (Invoice) をすべてデータベース化することができるため、社内統制の強化、リモートでの簡易監査を行いやすい体制にすることができます。
現地でのシステム導入・運用サポートは弊社にお任せください。
システムの操作トレーニング・運用サポートをお客様の専任担当者が実施いたします。(日本語 / タイ語 / 英語)