IBM FileNet Content Managerとは
IBM FileNet Content Managerは文書を筆頭に社内のさまざまなコンテンツを管理するシステムです。拡張性に優れ、コンテンツのライフサイクル管理や統合、アプリケーション開発などを効率化します。
IBM FileNet Content Managerでできること
IBM FileNet Content Managerにはどのような機能が備わっているのでしょうか。代表的なものを紹介します。
◇他のビジネスソリューションとの統合
IBM FileNet Content Managerは、Microsoft SharePointやMicrosoft Officeといった他社製のソリューションと統合可能。利便性をさらに高め、業務を効率化できます。
◇情報ガバナンスの強化
企業が情報を取り扱うに当たって、重視すべきなのは利便性だけではありません。IBM FileNet Content Managerは全社的なデータ保存機能を備え、情報のガバナンスを支援します。
◇カスタムAPI
カスタムAPIを備え、既存のコンテンツからアプリケーションを開発できるプログラミングツールが提供されます。業務に合わせた柔軟なソリューションの構築が可能です。
◇エンタープライズ管理
OSやデータベース、Webアプリケーションサーバなどに対応。すべての一元的に管理することで一貫性のあるユーザー体験を実現します。
◇ソーシャルコンテンツの管理
IBM FileNet Content Managerが提供するのは、データの保存機能だけではありません。管理している対象にコメントを追加したり「いいね」を付与したりすることで、コンテンツを介した社内コミュニケーションを促進します。また、ユーザーは文書にソーシャルタグを追加し、文書を整理できます。
◇役割に基づく編集
ユーザーの役割に応じて必要な情報とそうでないものを分け、必要なものだけに絞った状態で表示します。これにより、応答時間が減るとともにセキュリティが強固になります。
IBM FileNet Content Managerの強み
IBM FileNet Content Managerには次の4つの強みがあります。
◇コグニティブ検索
コグニティブとは、特定の事象に対してコンピュータが自ら考えて答えを出す認知能力のことです。IBM FileNet Content Managerでは、IBM Watson Explorerがコグニティブな検索能力を持ち、コンテンツの場所や種類を問わず迅速にユーザーが欲するデータを探し出します。
◇コンテンツの統合
保管場所がばらばらになっているコンテンツを統合的に管理できます。コンテンツを移動させて一元化する場合もあれば、保管場所がばらばらなまま、統合的な管理を実現することもあります。
◇コンテンツへのアクセス性
コンテンツはデバイスやチャネルで同期され、ユーザーは常にデータにアクセスできます。モバイルからの利用も可能です。
◇文書管理
文書や資料を管理する機能です。シンプルなデータはもちろん、大量で複雑な文書も効率的に管理できます。